41 / 91
41.お茶会という名の女子会
しおりを挟む
翌日、サフィーナの紹介で仲良くなった令嬢達とのお茶会がアストロ公爵家で開催された。
もちろん、一番の話題はセルジオの結婚式だった。
「セルジオ様は素敵でしたわ~!
ライラ様とお二人で誓い合っている姿なんて、神々しくて!!」
「本当に素晴らしかったですわ~!
その後の披露宴でも仲睦まじく、片時も離れず寄りそう姿はまさに理想のお二人でしたわ!!」
「サフィ様もアリスティア様も、ご準備されていたと伺いましたわ!あんな素敵なお式のお手伝いなんて凄いですわ!」
きゃぁ!きゃぁ!と、乙女たちの話に花が咲き続けていく。
そして、それは自然とお目当ての男性への話へと変わっていった。
「アリスティア様のお兄様のアレクシス様!
素敵すぎて見惚れてしまいましたわ!」
「ダンスをお願いしたところ、快く受けてくださって…!感動いたしました!
私、絶対に忘れませんわ!」
「それに、かの有名なレオンハルト王子にも初めてお会いいたしましたが…本当にお綺麗な方ですわね~!」
「ええ、ええ!彼の方の周りだけ光り輝いておりましたわ!」
「それに、今回…あのジェイデン王子殿下も参列しておりましたし!!
本当に顔面偏差値の高い素晴らしいお式でしたわ~!!」
「本当ですわよね!
ジェイデン王子殿下が公の場に顔お出すのはいつぶりだったかしら?」
「でも、本当に素敵でしたわ~」
「「「「はぁ~っ♡」」」」
本人が居なくても、惚けるような黄色い声が飛び交った。
いつの間にか、お喋りの内容が、ここトロワ王国第三王子であるジェイデン王子殿下の話題で持ち切りになった。
______トロワ王国第三王子ジェイデン
彼は、セルジオの妻となった、第二王女ライラの3つ上の兄にあたる。
とても頭が切れる上に、眉目秀麗で他国にまでその容姿が轟く程の人気ぶりだ。
しかし、当の本人は日頃からめったに人前に顔を出さない。
その為、たまたま居合わせたりと、その姿を拝見した時の令嬢方の反響は凄まじかった。
ジェイデンが動くたびに、キャーーーッ!!!っと、黄色い声が上がる。
お陰で、どこに誰が移動したのかなんて、まるわかりだった。
中には、姿を拝見しただけで気絶する者から、出血して倒れる者、神のように崇めたてる者まで出てくる始末だ。
あまりの熱狂ぶりに、うんざりしたジェイデンは益々姿を現さなくなっていった。
そして、この度の結婚式である。
あの彼が、妹姫であるライラの結婚式に参列するという噂は瞬く間に広がり、セルジオとライラの式には国内の貴族令嬢がほぼ全員参列するという、前代未聞の式となった。
もちろん、披露宴には招待した方のみだった為、終日問題なく進行された。
「そこまで人気があるのですね。ジェイデン王子殿下は…」
はて、どの方だったかしら…?
唯一、アリスティアだけはジェイデン王子殿下の話についていけなかった。
それもそのはず。
アリスティアは顔も知らなければ、結婚式で挨拶も交わしていなかったのだ。
夜会などでは、臣下が王族へ挨拶に向かうが結婚式などは代表者のみの挨拶で済まされることが多かった。
その為、親族側として参列したアリスティア達は列席者への対応で忙しく挨拶は家長のみでおこなわれていたのだ。
結局、顔がわからないアリスティアは集まった令嬢達から、思い思いのジェイデン像を聞くはめになった。
もちろん、一番の話題はセルジオの結婚式だった。
「セルジオ様は素敵でしたわ~!
ライラ様とお二人で誓い合っている姿なんて、神々しくて!!」
「本当に素晴らしかったですわ~!
その後の披露宴でも仲睦まじく、片時も離れず寄りそう姿はまさに理想のお二人でしたわ!!」
「サフィ様もアリスティア様も、ご準備されていたと伺いましたわ!あんな素敵なお式のお手伝いなんて凄いですわ!」
きゃぁ!きゃぁ!と、乙女たちの話に花が咲き続けていく。
そして、それは自然とお目当ての男性への話へと変わっていった。
「アリスティア様のお兄様のアレクシス様!
素敵すぎて見惚れてしまいましたわ!」
「ダンスをお願いしたところ、快く受けてくださって…!感動いたしました!
私、絶対に忘れませんわ!」
「それに、かの有名なレオンハルト王子にも初めてお会いいたしましたが…本当にお綺麗な方ですわね~!」
「ええ、ええ!彼の方の周りだけ光り輝いておりましたわ!」
「それに、今回…あのジェイデン王子殿下も参列しておりましたし!!
本当に顔面偏差値の高い素晴らしいお式でしたわ~!!」
「本当ですわよね!
ジェイデン王子殿下が公の場に顔お出すのはいつぶりだったかしら?」
「でも、本当に素敵でしたわ~」
「「「「はぁ~っ♡」」」」
本人が居なくても、惚けるような黄色い声が飛び交った。
いつの間にか、お喋りの内容が、ここトロワ王国第三王子であるジェイデン王子殿下の話題で持ち切りになった。
______トロワ王国第三王子ジェイデン
彼は、セルジオの妻となった、第二王女ライラの3つ上の兄にあたる。
とても頭が切れる上に、眉目秀麗で他国にまでその容姿が轟く程の人気ぶりだ。
しかし、当の本人は日頃からめったに人前に顔を出さない。
その為、たまたま居合わせたりと、その姿を拝見した時の令嬢方の反響は凄まじかった。
ジェイデンが動くたびに、キャーーーッ!!!っと、黄色い声が上がる。
お陰で、どこに誰が移動したのかなんて、まるわかりだった。
中には、姿を拝見しただけで気絶する者から、出血して倒れる者、神のように崇めたてる者まで出てくる始末だ。
あまりの熱狂ぶりに、うんざりしたジェイデンは益々姿を現さなくなっていった。
そして、この度の結婚式である。
あの彼が、妹姫であるライラの結婚式に参列するという噂は瞬く間に広がり、セルジオとライラの式には国内の貴族令嬢がほぼ全員参列するという、前代未聞の式となった。
もちろん、披露宴には招待した方のみだった為、終日問題なく進行された。
「そこまで人気があるのですね。ジェイデン王子殿下は…」
はて、どの方だったかしら…?
唯一、アリスティアだけはジェイデン王子殿下の話についていけなかった。
それもそのはず。
アリスティアは顔も知らなければ、結婚式で挨拶も交わしていなかったのだ。
夜会などでは、臣下が王族へ挨拶に向かうが結婚式などは代表者のみの挨拶で済まされることが多かった。
その為、親族側として参列したアリスティア達は列席者への対応で忙しく挨拶は家長のみでおこなわれていたのだ。
結局、顔がわからないアリスティアは集まった令嬢達から、思い思いのジェイデン像を聞くはめになった。
3
あなたにおすすめの小説
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
王妃の仕事なんて知りません、今から逃げます!
gacchi(がっち)
恋愛
側妃を迎えるって、え?聞いてないよ?
王妃の仕事が大変でも頑張ってたのは、レオルドが好きだから。
国への責任感?そんなの無いよ。もういい。私、逃げるから!
12/16加筆修正したものをカクヨムに投稿しました。
結婚初夜、「何故彼女が死んでお前が生きているんだ」と夫に言われました
ましゅぺちーの
恋愛
侯爵令嬢のアリサは婚約者だった王太子テオドールと結婚した。
ちょうどその半年前、アリサの腹違いの妹のシアは不慮の事故で帰らぬ人となっていた。
王太子が婚約者の妹のシアを愛していたのは周知の事実だった。
そんな彼は、結婚初夜、アリサに冷たく言い放った。
「何故彼女が死んでお前が生きているんだ」と。
婚約破棄された公爵令嬢ですが、戻らなかっただけです
鷹 綾
恋愛
王太子カイル殿下から、社交界の場で婚約破棄を言い渡された公爵令嬢リュシエンヌ。
理由は――
「王太子妃には華が必要だから」。
新たに選ばれたのは、愛らしく無邪気な義妹セシリア。
誰もが思った。
傷ついた令嬢は泣き、縋り、やがて戻るのだと。
けれどリュシエンヌは、ただ一言だけ告げる。
「戻りません」
彼女は怒らない。
争わない。
復讐もしない。
ただ――王家を支えるのをやめただけ。
流通は滞り、商会は様子を見始め、焦った王太子は失点を重ねる。
さらに義妹の軽率な一言が決定打となり、王太子妃候補の座は静かに消えた。
強いざまあとは、叫ぶことではない。
自らの選択で、自らの立場を削らせること。
そして彼女は最後まで戻らない。
支えない。
奪わない。
――選ばれなかったのではない。
彼女が、選ばなかったのだ。
これは、沈黙で勝つ公爵令嬢の物語。
王妃を蔑ろにし、愛妾を寵愛していた王が冷遇していた王妃と入れ替わるお話。
ましゅぺちーの
恋愛
王妃を蔑ろにして、愛妾を寵愛していた王がある日突然その王妃と入れ替わってしまう。
王と王妃は体が元に戻るまで周囲に気づかれないようにそのまま過ごすことを決める。
しかし王は王妃の体に入ったことで今まで見えてこなかった愛妾の醜い部分が見え始めて・・・!?
全18話。
愛人を選んだ夫を捨てたら、元婚約者の公爵に捕まりました
由香
恋愛
伯爵夫人リュシエンヌは、夫が公然と愛人を囲う結婚生活を送っていた。
尽くしても感謝されず、妻としての役割だけを求められる日々。
けれど彼女は、泣きわめくことも縋ることもなく、静かに離婚を選ぶ。
そうして“捨てられた妻”になったはずの彼女の前に現れたのは、かつて婚約していた元婚約者――冷静沈着で有能な公爵セドリックだった。
再会とともに始まるのは、彼女の価値を正しく理解し、決して手放さない男による溺愛の日々。
一方、彼女を失った元夫は、妻が担っていたすべてを失い、社会的にも転落していく。
“尽くすだけの妻”から、“選ばれ、守られる女性”へ。
静かに離婚しただけなのに、
なぜか元婚約者の公爵に捕まりました。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる