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59.想い想われたい
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アリスティアは、ライラに言われた言葉にハッとした。
そして、気付かされた。
臆病な自分を守るため、無意識のうちに、ジェイデン王子とレオンを比べていた事に…
『お兄様だけを見てほしい』
ライラから言われた言葉は、アリスティアの胸に突き刺さった。
そして、意を決した様に二人に向き直るとアリスティアは、自分の気持ちをはっきりと伝え始めた。
「二人に聞いてほしいの…」と言って。
* * *
アリスティアの話は、今までのレオンハルトとの関係…全てだった。
レオンハルトの何に惹かれ、
彼のどこが好きで
側にいれるなら身体の関係だけも
いいと思っていた事、
想いを伝える前に振られている事、
婚約者の打診も断られた事、
身体の関係だけが辛くなった事、
自分は彼の何なのか
そして…
想い続けても想われない辛さ
その全てを話した後、アリスティアは二人を見つめて…
"二人の幸せそうな姿が羨ましくなった"
と寂しそうに伝えた。
想い想われている関係が、堪らなく羨ましく感じた。
自分がずっと欲していたものは、やっぱり眩しかったと。
そして、それを渇望している自分がいるからこそ、次に踏み出すのが怖い。
今度の恋がダメになってしまったら?
次は、もう…立ち直れない、と。
アリスティアの話を最後まで黙って聞いていた、サフィーナとライラは静かにアリスティアを抱きしめた。
そして、二人はアリスティアに伝える。
"恋することを諦めないでほしい"と。
「ちなみに!きっとお兄様はティアに本気よ!絶対!」
急にライラが思い出した様にして、アリスティアにジェイデンの様子を伝え出した。
それに便乗するかの様に、サフィーナも普段の王子と全く違う旨と、令嬢をエスコートしている姿なんて何年ぶりだろう?と話し始める。
そんな二人の話に、アリスティアの頬はどんどん紅く染まっていく。
そして、とうとうあのガゼボで想いを伝えられた事を話した。
「「本当なの!?」」
「…えぇ、想いを寄せていただいてるわ」
「「・・・・・」」
「…殿下の気持ちには前向きに応えたいと思ってるわ。
…いいのよね?私でも…」
「「あたりまえじゃないっ!!」」
アリスティアの告白を聞いた、サフィーナとライラは涙を流しながら喜んだ。
ジェイデンへ、すぐに返事をすることはまだ出来ないが、アリスティアが前向きに考えていることが二人にはとても嬉しかった。
結局この日、三人は朝日が差し込む直前までサフィーナの部屋で語り明かした。
そして、気付かされた。
臆病な自分を守るため、無意識のうちに、ジェイデン王子とレオンを比べていた事に…
『お兄様だけを見てほしい』
ライラから言われた言葉は、アリスティアの胸に突き刺さった。
そして、意を決した様に二人に向き直るとアリスティアは、自分の気持ちをはっきりと伝え始めた。
「二人に聞いてほしいの…」と言って。
* * *
アリスティアの話は、今までのレオンハルトとの関係…全てだった。
レオンハルトの何に惹かれ、
彼のどこが好きで
側にいれるなら身体の関係だけも
いいと思っていた事、
想いを伝える前に振られている事、
婚約者の打診も断られた事、
身体の関係だけが辛くなった事、
自分は彼の何なのか
そして…
想い続けても想われない辛さ
その全てを話した後、アリスティアは二人を見つめて…
"二人の幸せそうな姿が羨ましくなった"
と寂しそうに伝えた。
想い想われている関係が、堪らなく羨ましく感じた。
自分がずっと欲していたものは、やっぱり眩しかったと。
そして、それを渇望している自分がいるからこそ、次に踏み出すのが怖い。
今度の恋がダメになってしまったら?
次は、もう…立ち直れない、と。
アリスティアの話を最後まで黙って聞いていた、サフィーナとライラは静かにアリスティアを抱きしめた。
そして、二人はアリスティアに伝える。
"恋することを諦めないでほしい"と。
「ちなみに!きっとお兄様はティアに本気よ!絶対!」
急にライラが思い出した様にして、アリスティアにジェイデンの様子を伝え出した。
それに便乗するかの様に、サフィーナも普段の王子と全く違う旨と、令嬢をエスコートしている姿なんて何年ぶりだろう?と話し始める。
そんな二人の話に、アリスティアの頬はどんどん紅く染まっていく。
そして、とうとうあのガゼボで想いを伝えられた事を話した。
「「本当なの!?」」
「…えぇ、想いを寄せていただいてるわ」
「「・・・・・」」
「…殿下の気持ちには前向きに応えたいと思ってるわ。
…いいのよね?私でも…」
「「あたりまえじゃないっ!!」」
アリスティアの告白を聞いた、サフィーナとライラは涙を流しながら喜んだ。
ジェイデンへ、すぐに返事をすることはまだ出来ないが、アリスティアが前向きに考えていることが二人にはとても嬉しかった。
結局この日、三人は朝日が差し込む直前までサフィーナの部屋で語り明かした。
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