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番外編 〜その後〜
*セシリアの両父*
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今日は、お義父様のお誕生日パーティが開かれる為、隣国のトラネスタ公爵家(お母様の実家)に来ていた。
父のジェイデンが亡くなった後、父からの頼みで母とグレナディーン公爵様を再婚させた。
正直、父からの申し出に兄のジャレッドも弟のジェイスも反対するかと思いきや、意外なほど賛同していた。
それ程までに、お母様の精神状態が危ぶまれたからだ。
私的には、お父様が決めたのならそれでいいと思っていた。
だって、誰が見てもお母様はお父様を愛していたから。
喪に耽っているあいだは、私達兄妹が必ず側に居ようと決めていた。
ボーっと外を眺めるお母様が、お父様を恋しがって追いかけないか不安で仕方なかったからだ。
案の定、部屋は常に薄暗く、あんなに好きだった庭にも出なくなっていった。
だから常に、お兄様の子供達や私の娘をお母様の側に居させた。
少しでも、孫達の明るさで元気を取り戻して欲しくて…
そして、喪が明け切る前に私達は動いた。
もう、限界だと感じたからだ。
ジャレッドが、グレナディーン公爵様のところへ話をした際、彼は泣いて父に感謝したという。
その姿を目にしたジャレッドも、話を聞いた私とジェイスも、そこまで母を想ってくれる彼に心から感謝した。
そして、決めた。
彼を"お義父様"と呼ぶことを。
そして、あの日___
お母様を前にした彼は、紛れもなく愛に溢れていた。
まるで、全身でお母様を"愛している"と言っているような…そんな感覚を覚える程だった。
お父様は、気づいていたのだろう。
彼が間違いなく、お母様を幸せにすると。
今、目の前には楽しそうに美しく微笑む母がいる。
その笑顔を向けられて、とても幸せそうに笑う義父がいる。
そんな二人の姿を、嬉しそうに眺めているアレクシス叔父様もいる。
そして、お父様の妹のライラ叔母様もその旦那様であるセルジオ叔父様、サフィーナ叔母様や母のご友人の方々…
皆さんの表情から、二人の幸せを心から喜んでいることが分かる。
トラネスタ家に掛けられている、幸せそうな亡き父と母の肖像画を見ながら私は微笑んだ。
「流石はお父様、英断でしたわね!」と。
すると、すぐ後ろからさも当然だと肯定された。
義父と母だ。
母は肖像画の父に向かって微笑むと
「フフッ、当たり前よね?」と言う。
義父も肖像画の父を眺めながら
「君には頭が上がらないよ」と言った。
そして、義父は父に向かって決意を新たにした様に宣言した。
「ティアは、必ず守るよ」と。
そして、私にニコリと微笑み足早に母の側へと戻っていった。
私は、改めて思う。
父:ジェイデン
義父:レオンハルト
___私の"両父"かっこいい!!!と。
父のジェイデンが亡くなった後、父からの頼みで母とグレナディーン公爵様を再婚させた。
正直、父からの申し出に兄のジャレッドも弟のジェイスも反対するかと思いきや、意外なほど賛同していた。
それ程までに、お母様の精神状態が危ぶまれたからだ。
私的には、お父様が決めたのならそれでいいと思っていた。
だって、誰が見てもお母様はお父様を愛していたから。
喪に耽っているあいだは、私達兄妹が必ず側に居ようと決めていた。
ボーっと外を眺めるお母様が、お父様を恋しがって追いかけないか不安で仕方なかったからだ。
案の定、部屋は常に薄暗く、あんなに好きだった庭にも出なくなっていった。
だから常に、お兄様の子供達や私の娘をお母様の側に居させた。
少しでも、孫達の明るさで元気を取り戻して欲しくて…
そして、喪が明け切る前に私達は動いた。
もう、限界だと感じたからだ。
ジャレッドが、グレナディーン公爵様のところへ話をした際、彼は泣いて父に感謝したという。
その姿を目にしたジャレッドも、話を聞いた私とジェイスも、そこまで母を想ってくれる彼に心から感謝した。
そして、決めた。
彼を"お義父様"と呼ぶことを。
そして、あの日___
お母様を前にした彼は、紛れもなく愛に溢れていた。
まるで、全身でお母様を"愛している"と言っているような…そんな感覚を覚える程だった。
お父様は、気づいていたのだろう。
彼が間違いなく、お母様を幸せにすると。
今、目の前には楽しそうに美しく微笑む母がいる。
その笑顔を向けられて、とても幸せそうに笑う義父がいる。
そんな二人の姿を、嬉しそうに眺めているアレクシス叔父様もいる。
そして、お父様の妹のライラ叔母様もその旦那様であるセルジオ叔父様、サフィーナ叔母様や母のご友人の方々…
皆さんの表情から、二人の幸せを心から喜んでいることが分かる。
トラネスタ家に掛けられている、幸せそうな亡き父と母の肖像画を見ながら私は微笑んだ。
「流石はお父様、英断でしたわね!」と。
すると、すぐ後ろからさも当然だと肯定された。
義父と母だ。
母は肖像画の父に向かって微笑むと
「フフッ、当たり前よね?」と言う。
義父も肖像画の父を眺めながら
「君には頭が上がらないよ」と言った。
そして、義父は父に向かって決意を新たにした様に宣言した。
「ティアは、必ず守るよ」と。
そして、私にニコリと微笑み足早に母の側へと戻っていった。
私は、改めて思う。
父:ジェイデン
義父:レオンハルト
___私の"両父"かっこいい!!!と。
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