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Chapter 2
70*報告
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舞台よりも、セザールとのイチャイチャを思う存分楽しんだナタリーは、とても嬉しそうに屋敷へと帰ってきた。
もちろん、側にはセザールがエスコートするかたちで立っている。
見るからに2人の距離が縮んでいることに、屋敷の者達は皆微笑ましく出迎えた。
そんな幸せいっぱいな両者へ、アシュリーからもたらされた話はかなり衝撃的なものだった。
「・・・は?」
「・・・・・」
聞かされた話に、ただただ驚くナタリー。
そして、その隣にはどこか呆然とした様子のセザールが寄り添うように立っていた。
アシュリーは、事後を思わせるほど仲睦まじく戻ってきた2人に対し、王城であった出来事を包み隠さず、それはそれは淡々と説明した。
本当は、セザールがいるところで話すつもりはなかったのだが…
たまたま戻りが被ってしまった為、すぐに報告することにしたのだ。
僅かな淡い期待を込めて…
アシュリーは言った。
『おかえり、ナタリー。
さっき王城でね、第七近衛部隊のハリス・ルタリオス様から貴女と間違えて求婚されたから、日を改めるようにと伝えておいたわ。近いうちに彼から連絡があるはずだから、対応よろしくね』
そう2人に伝えると、今にも消え入りそうな小さな声で、「・・・は?」と返事をしたナタリー。
そして、その横で呆然と立ち尽くしているセザールの様子から、アシュリーはセザールとナタリーの関係が上手くいったのだと確信したのだ。
そして、この勢いでいけばセザールもナタリーへ求婚するのではないか!?と、ふみセザールに発破をかけた。
「ハリス様は、とても良い方だったわ。何度も何度も間違いを謝罪して下さったし、彼の方、実は今とても人気のある方らしいの!
少し話をしていただけで、すぐ周りに令嬢達が集まってきて困ってしまったわ」
…と。
正直、アシュリーの性格から『妹に手を出して、やる事やってるんだからさっさと嫁にしろ!』ぐらいには、セザールに対し思っている。だから、これぐらいの意地悪なんて許容範囲だと思ってほしい…そう、アシュリーは思っていた。
しかし、アシュリーやナタリーの思いとは裏腹に…このあと、セザールが発した言葉によって周囲が凍りつくこととなる。
話を聞いたナタリーが「お断りします」と発したのとほぼ同時に、セザールが言ったのだ。
「確かに、第七近衛部隊のハリス・ルタリオス殿であればナタリー嬢にはお似合いですね」と。
その瞬間…
辺境伯家のエントランスは、まるでブリザードが吹き荒れる極寒の世界と化したのであった。
もちろん、側にはセザールがエスコートするかたちで立っている。
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「・・・は?」
「・・・・・」
聞かされた話に、ただただ驚くナタリー。
そして、その隣にはどこか呆然とした様子のセザールが寄り添うように立っていた。
アシュリーは、事後を思わせるほど仲睦まじく戻ってきた2人に対し、王城であった出来事を包み隠さず、それはそれは淡々と説明した。
本当は、セザールがいるところで話すつもりはなかったのだが…
たまたま戻りが被ってしまった為、すぐに報告することにしたのだ。
僅かな淡い期待を込めて…
アシュリーは言った。
『おかえり、ナタリー。
さっき王城でね、第七近衛部隊のハリス・ルタリオス様から貴女と間違えて求婚されたから、日を改めるようにと伝えておいたわ。近いうちに彼から連絡があるはずだから、対応よろしくね』
そう2人に伝えると、今にも消え入りそうな小さな声で、「・・・は?」と返事をしたナタリー。
そして、その横で呆然と立ち尽くしているセザールの様子から、アシュリーはセザールとナタリーの関係が上手くいったのだと確信したのだ。
そして、この勢いでいけばセザールもナタリーへ求婚するのではないか!?と、ふみセザールに発破をかけた。
「ハリス様は、とても良い方だったわ。何度も何度も間違いを謝罪して下さったし、彼の方、実は今とても人気のある方らしいの!
少し話をしていただけで、すぐ周りに令嬢達が集まってきて困ってしまったわ」
…と。
正直、アシュリーの性格から『妹に手を出して、やる事やってるんだからさっさと嫁にしろ!』ぐらいには、セザールに対し思っている。だから、これぐらいの意地悪なんて許容範囲だと思ってほしい…そう、アシュリーは思っていた。
しかし、アシュリーやナタリーの思いとは裏腹に…このあと、セザールが発した言葉によって周囲が凍りつくこととなる。
話を聞いたナタリーが「お断りします」と発したのとほぼ同時に、セザールが言ったのだ。
「確かに、第七近衛部隊のハリス・ルタリオス殿であればナタリー嬢にはお似合いですね」と。
その瞬間…
辺境伯家のエントランスは、まるでブリザードが吹き荒れる極寒の世界と化したのであった。
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