草食系男子の旦那を誘惑してみました

ふくりあ

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媚薬2

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とりあえず裸になりました。空調効いてるけど、めっちゃ寒いです。 これ絶対ベッドで布団にくるまって、イチャイチャした方が良かったやん。

「さむい」

「すぐに暑くなるって……っ」

「!?」

あの、今起きている現状をすごく説明したいです。文字として残したいです。残したいんですけど!!はずい!!

……はい、説明します。

普通にソファに座ってたら、みっちーが隣に来ます。すぐに暑くなるよ発言します。押し倒されます。めっちゃ至近距離に顔があります。みっちーの……が当たってます。いやん恥ずかしい。

てかこれ文字にしちゃダメだ!!心臓持たねぇ!!

媚薬ってすごいね、私も飲めば良かったわ。そしたら何も考えずに二人で朝までアッハーン(はぁと)ができたのにね。その代わり朝起きたら二人とも顔面蒼白になってそうだけど。

「やばい!!一夜の過ちを犯してしまった!!」的なやつね。あれ、でも私たち夫婦だから過ちじゃなくね?でも犯してるよね……うん、考えたら負けだな、やめよ。

「藍華……」

「はいっ!?」

びっくりした、突然名前呼ばないでよもう……

「俺の事好き?」

「」

なぜ今それを聞いた!?確かに大事なことだよね、わかるよ、うん。でも今聞く!?

雰囲気作りのつもりなんですか??もう私照れ過ぎて言葉出ないんですけど??どうしてくれるんですか??

……犯しますね、はい。

「ねぇ、本当の事言って。確かに、俺も好きとかあんまり言わないけどさ、やっぱり言われないと不安になるんだよ……」

そんな甘くて切ない声で言うなぁぁぁ(泣)

君は捨てられた仔猫ですか?違いますよね?確かに猫っぽい性格してるけど、猫じゃないですよね??

ところでこれ絶対言わないとダメなパターンですよね。言うのか……あんまり言いたくない……ものすごぉぉぉく恥ずかしいんですよね()

ふぅ……よし、言うぞ。言うぞ!!気合入れろ自分!!ここまで来たんだ!!媚薬飲ませた!!あとは甘い言葉を吐いてやるのみ!!

「……まぁ、好き……かな」

言えた!!言えたよ!!愛華ちゃん大人!!すごい!!

「ほんと?もう一回言って」

「えっ()」

なんでやねーん!ワンモアタイムってやつ??拒否権ください。てか私の勇気返せや。

「俺は藍華の事、愛してるよ」

あ、君はサラッと言うのね。なんかチャラいわ。未経験なの知ってるけど。

うぅ……仕方ない、これで最後、これで最後……

「……大好き、だよ?」

どやぁぁぁ!?上目使いで大好きコール!!もう文句は言わせねぇ!!

「ふはっ……良かった、同じ気持ちで」

「う、うん……?」

「じゃあ、遠慮なく」

「ええええ!?」

みっちーの手が、私の胸に触れた。そういえば最近、ちょっとおやつ食べ過ぎちゃって、Eカップになったんだよね。もはや肉の塊だよこれ。

「……最後までするけど、本当にいい?」

「今更聞かないでよ……はっず」

あーあ、私も媚薬飲めば良かったなぁ。そしたら大好きとか簡単に言えたのに……そうとも限らないか。

胸元にあった手が、どんどん下に下りていく。それを感じているだけで、どうにかなりそうだ。

「……ぁ」

手が、ついに足の付け根まで行った。

「入れていい?」

「いや早くね!?」

「指だってば」

「あっ……はい」

だからなんで手順知ってんだよ。今度貴一君に聞いとこ。

私の中に指が入ってくる感覚で、一気に現実に引き戻された。なんていうか、気持ち悪いような、気持ちいいような……?とにかく違和感がすごい。女性たちはみんな、これを気持ちいいって言ってるのか。

だんだん違和感に慣れてきて、いつの間にか閉じていた目を開けると、みっちーの色っぽい視線とぶつかった。

「……気待ちいい?」

「う、ん……っ」

やばい、なんかもう、言葉では言い表せないレベルの感情。気持ち悪いっていうよりかは、おかしくなってる気分に近い、多分。

「みっちー……っ!」

「ん、大丈夫」

「あああぁっ……!」

次の瞬間、前身に鳥肌が立つような感覚と共に、下の穴から何かが出た感覚がした。

「……大丈夫?」

私の出した液体(?)みたいなのがついた指先を、みっちーがペロッと舐めながら聞いてきた。

もうなんなんですかその色気。素敵すぎて虜になりそう。あ、既になってるから結婚したのか。手遅れやん。

「はぁ……っはぁ……っ」

「あーごめん、呼吸整えてるところ悪いんだけどさ、そろそろ我慢出来ないからいれていい?」

「……」

ドSかよ。少しは思いやってほしかったな……別にいいけどさ。

みっちーがさっき持ってきたTシャツを私の下に置いて、足をM字に開かされる。この体制、思ってたよりめっちゃ恥ずかしいね!!

「……いい?怖くない?」

毎回聞かなくていい!!さっさと早く入れて!!答えるほど心の余裕無いし、今の私には恥ずかしさしか無いんだよ!!察して!?

必死に首をコクコク動かしていると、みっちーは少しだけ笑顔になった。

「……ありがと、大好き。痛いと思うけど、少しだけだから我慢してて……」

お腹の下らへんの、いつも生理痛で痛くなる場所に、大きな違和感と痛みが一気に押し寄せてき……あ、ダメだこれ、痛過ぎて死にそう。視界がほぼ消えてる。

「……っ!!」

「藍華」

あまりの痛みにもうダメだと思った時、みっちーが私の名前を呼んだ。ぼやけた視界と思考回路が止まりそうな中、柔らかい感触を唇に感じた。

そして、口の中に入ってきたもの……って、これディープキス!?

「んんっ!」

やばいやばい、もう驚きすぎて痛みなんかどっか飛んでいったわ。あ、ごめんちょっと話盛った、地味にまだ痛いです。

なんでいきなりディープキス?痛みを和らげるため?もしそうなら、すごい勇気だな。今まで普通のキスすら殆どしてなかったのに。

「んっ……まだ痛い?」

「……マシになってきたかも」

「じゃあ、最後までやるね……」










それからはもう、快感?っていうのかな。何も考えられなくて、気がついたら意識を失っていた。でも、私の中に何かが溢れ出た瞬間、みっちーが私をぎゅっとしてくれたのは覚えてる。

この夜、ずっと友達みたいな関係だったのが、やっと男女の夫婦になれた気がした。
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