20代女による一人暮らしエッセイ(仮)

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私はなんて馬鹿なのだろうか。

パンを食べたい。バターを塗れば更に美味しくなると考えた私は、冷蔵庫を開けて一番上を覗き、そこで初めて1週間以上前に購入した卵の10個パックが未開封のまま残っていることに気付いた。消費期限は2日後。まだ間に合う。そう思った次の瞬間には行動に移し、米を洗って炊飯器にセットした。炊き上がったところに卵を割って混ぜ、取り急ぎ6個消費。卵の存在をまた忘れることが無いよう、分かりやすいドアポケットに置き変えた。

それから1週間経ち、スーパーで買ってきた梅干しを入れようと冷蔵庫を開けた。そういえばあれから冷蔵庫を開けていなかったな、と思った。なぜなら消費期限が切れた卵4個が残っていたからだ。

加熱すれば食べられると思い、フライパンに4個全て落とした。砂糖を入れればどうにかなると思い、小さじ4杯入れて焼き、混ぜれば均等に加熱されると思いスクランブルエッグを作った。とても甘いスクランブルエッグが出来上がったので、今日の晩ご飯はこれにて終了。

いつも卵を使い切るのは消費期限が切れてから。捨てるよりかは良いだろうが、もっと新鮮なうちに食べておけば美味しかったろうに、と思う。

良かれと思い後回しにしたことに、近い未来追いかけられるのだろう。これもまた人生か。