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137 彼とブレインストーミング
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良くも悪くも結婚式から領民達のユーリを見る目はそれとわかるくらい変化した。
「やっぱり王子に頼んだのも良かったのかな?ちぇ、みんな権威に弱いんだから…」
「まぁまぁ、あれでも殿下だもの。人を惹きつけるものがあるんだよ、多分…」
「二人とも殿下への敬意はどこへ…?」
「アレクシ、そんなものは必要ないし問題ない」
僕があれ程心をくだいてもケネスの一言には敵わない…その事実にちょっとばかり凹みながら僕とユーリ、それからノールさんは今領都に近い、荘園端の荒れ地に来ている。おっと、当然アレクシさんも一緒だ。
ここに今からカレッジを作るのだ、基礎からね。そう考えると途方もないが、チッチッチッ、この世界にはいろんなスキル持ちが居るのだよ?だから重機が無い割には早いんだよね。設計図は僕が引いた。『製図の全てがわかる本』あれに書かれてたサンプルを丸パクリ、著作権なんかくそくらえだ。早く出来ないかな。
「ノールさん初代教育長官だね」
「ふふ、殿下があんな風に仰ってくださるなんて、嬉しいな。でもその気持ちに応えるためにも立派な人材を育てなくてはね!」
「あっ、あー…ソウダネ」
…世の中には知らない方が良いこともある。何も言うまい。
折しも披露宴にきてたノールさんやヘンリックさんのご学友が学術院の卒業に合わせてここに来たいと連絡をくれた。それも二人とも。やっぱり初対面で健気に泣いて見せたのが効いたのか?なんてね。
「こっちの区画が甜菜で、あそこからあっちまでにトウモロコシを植えて…」
アレクシさん相手にあーでもないこーでもないと僕の経営シミュレーションが炸裂する。
これからこのリッターホルムでは甜菜とトウモロコシを2大生産物にする予定だ。そして材木。なにしろ山ならあるんだ、山なら。
森林破壊をする気はないけど、それにしたってもう少しくらい切り拓かなくては…。
「やることが一杯だよ。何年かかるだろう。でもいいよね。僕とユーリには一杯時間があるんだから。ずぅぅっと先まで未来があるんだから」
「そうだともアッシュ、急ぐことは無い。だが確実に豊かにしよう。このリッターホルムを」
「ん?ん!んーんー!ぷはっ、ちょっと!ここ公衆の面前!」
「いいじゃないか。夫夫なんだし」
「ユーリ!恥じらいはっ!」
「分かった…。屋敷で思う存分するとしよう」
「思う存分…」
そんな僕とユーリの姿に、土起こし中の農夫たちは作業の手を止め苦笑いを浮かべていた…
その日の晩、いつもの裏庭に面した大きなサロン。あそこは急遽役員会議室になった。
ついにユーリが参戦する。善は急げだ。夕食後、屋敷の頭脳を総集し、真相究明と対策のための意見交換会を始めたのだ。
参加者は小説を知る僕、寓話の書、神殿の記録を解読したエスターとノールさん、そして事の当事者であるユーリだ。
当然そこにはアレクシさんとヴェストさんが控えているし、北の生まれだというナッツも(サーダさんは多分何の役にも立たないから)念のためにと同席させた。
「うぅ~ん、ごちゃごちゃしててどこからまとめればいいのか…」
「よし。じゃぁ時系列で行こう。まずは神殿の記録からだ」
「エスターは年代分けほんと好きだよね」
「ですがこの場合は最善です」
「はいはい」
「アッシュ君ハイは一回だよ。お行儀悪い…」
「はい…」
こうしてエスターによる神殿の記録朗読がはじまった。
エスターの話し方には無駄が無い。装飾も無く寄り道もせず淡々と進むから理解しやすい。そんな中、最初に声をあげたのはナッツだった。
「クルポックル!」
「そうさ、ナッツ、君が言ってた精霊の出所は彼さ。驚いたかい?」
「へぇー、ナッツはクルポックル知ってたんだ?」
「知ってるよ~。だって北の村の守り神だもの~。まるでアッシュみたいなんだよ~。草木のことなら何でも知ってて、その知識で村人を助けてくれて~。それですごく小さ、なんでもない」
「不穏な単語が聞こえた気がするけど…ナッツ、後で話そうか。それでその北の村からリッターホルムは離れてるの?呪術師の里ってここの事なんでしょ?なるほど…ここが元呪術師の里…」
「ならば納得だ。荒廃林にある神殿跡、あの作り…聖王国では見られない。この国の神殿は多くの支柱が建てられる。残された石壁はそこに神殿があったとは思えないほどわずかで…、そう、石柱が少しも無いなど風化したにしても不自然だ。」
「うっ!さ、さすが僕のユーリ…カッコよすぎて胸が…。まぁユーリがカッコいいのはは当然として、元から入り口しかなかったんだとしたら?あの神殿は多分あそこから扉を開けて地下深くに広がるんだよ。」
「さりげなくのろけるよね」
「ふふ、さすがの私もアッシュの域にはなかなか到達できない」
「のろけてない。事実しか言って無い。事実と言えば神殿跡もだ」
色々と腑に落ちると言えば腑に落ちる。
あの網の目のような地下道。呪術と真っ暗な地下ってイメージドンピシャ。呪術の儀式は大体地下か洞窟か…、よくて密室。
それに今思えばあの地下には妙にたくさん石があって、石壁の辺りにはセージやフェンネルなんかも自生してた…。
『世界の密教 呪術の全て』が、僕に答えを教えてくれる。呪術にセージやフェンネル、浄化のハーブは多用される。それに石は怪しい儀式につきものだ。積んでみたり並べてみたり、ひび割れの形で何かを占ってみたり…。
参ったな…。石とハーブ…、見えてなかっただけで呪術の痕跡はそこにあった…。
「地下神殿…、アッシュ君言ってたよね。呪物は恐ろしいものばかりじゃないって。中には聖なるものもあるって」
「…そうだよ。古代の人は何かにつけて呪術に頼った。呪術はね、呪いだけじゃない。本来祈りでもありお祓いでもあったなずなんだ。失せ物を探すにも、病気を治すのも、進むべき道を示すのも、そして悪しきものを払うのも呪術だった。北の里でもそうやって使ってたはず。なのに…」
「まったく運命はいたずらだ。さあ夜は短い。次に進もう」
ここに激高するタイプが居ないのが本当に幸いだ。話は無駄なく進んでいく。
ここからは寓話の書ですでに知った展開。でも新たに分かったこともある。
「特別な武具…、くだらない!そんなもののために…」
「仕方ないよユーリ。価値観や文化は国によって違う…。でも…なんの根拠も無いんだけどその半死半生で助かった案内人…エスターの、というか、教授の祖先だったりしないかな…」
「…なんだって?いや…、なんであれ可能性までは否定できないね」
呪物を見たがってた黒の賢者。彼の代わりに生き残った自分が…なんてね。それにヘイチ…教授の口からもヘイチの名は聞いた気がする。
どうでもいい事だけど…、でもそうならいいなと思ってしまったのだ。報われなかった黒の賢者の…せめて意志だけは継がれたと…そう信じたい…。
「やっぱり王子に頼んだのも良かったのかな?ちぇ、みんな権威に弱いんだから…」
「まぁまぁ、あれでも殿下だもの。人を惹きつけるものがあるんだよ、多分…」
「二人とも殿下への敬意はどこへ…?」
「アレクシ、そんなものは必要ないし問題ない」
僕があれ程心をくだいてもケネスの一言には敵わない…その事実にちょっとばかり凹みながら僕とユーリ、それからノールさんは今領都に近い、荘園端の荒れ地に来ている。おっと、当然アレクシさんも一緒だ。
ここに今からカレッジを作るのだ、基礎からね。そう考えると途方もないが、チッチッチッ、この世界にはいろんなスキル持ちが居るのだよ?だから重機が無い割には早いんだよね。設計図は僕が引いた。『製図の全てがわかる本』あれに書かれてたサンプルを丸パクリ、著作権なんかくそくらえだ。早く出来ないかな。
「ノールさん初代教育長官だね」
「ふふ、殿下があんな風に仰ってくださるなんて、嬉しいな。でもその気持ちに応えるためにも立派な人材を育てなくてはね!」
「あっ、あー…ソウダネ」
…世の中には知らない方が良いこともある。何も言うまい。
折しも披露宴にきてたノールさんやヘンリックさんのご学友が学術院の卒業に合わせてここに来たいと連絡をくれた。それも二人とも。やっぱり初対面で健気に泣いて見せたのが効いたのか?なんてね。
「こっちの区画が甜菜で、あそこからあっちまでにトウモロコシを植えて…」
アレクシさん相手にあーでもないこーでもないと僕の経営シミュレーションが炸裂する。
これからこのリッターホルムでは甜菜とトウモロコシを2大生産物にする予定だ。そして材木。なにしろ山ならあるんだ、山なら。
森林破壊をする気はないけど、それにしたってもう少しくらい切り拓かなくては…。
「やることが一杯だよ。何年かかるだろう。でもいいよね。僕とユーリには一杯時間があるんだから。ずぅぅっと先まで未来があるんだから」
「そうだともアッシュ、急ぐことは無い。だが確実に豊かにしよう。このリッターホルムを」
「ん?ん!んーんー!ぷはっ、ちょっと!ここ公衆の面前!」
「いいじゃないか。夫夫なんだし」
「ユーリ!恥じらいはっ!」
「分かった…。屋敷で思う存分するとしよう」
「思う存分…」
そんな僕とユーリの姿に、土起こし中の農夫たちは作業の手を止め苦笑いを浮かべていた…
その日の晩、いつもの裏庭に面した大きなサロン。あそこは急遽役員会議室になった。
ついにユーリが参戦する。善は急げだ。夕食後、屋敷の頭脳を総集し、真相究明と対策のための意見交換会を始めたのだ。
参加者は小説を知る僕、寓話の書、神殿の記録を解読したエスターとノールさん、そして事の当事者であるユーリだ。
当然そこにはアレクシさんとヴェストさんが控えているし、北の生まれだというナッツも(サーダさんは多分何の役にも立たないから)念のためにと同席させた。
「うぅ~ん、ごちゃごちゃしててどこからまとめればいいのか…」
「よし。じゃぁ時系列で行こう。まずは神殿の記録からだ」
「エスターは年代分けほんと好きだよね」
「ですがこの場合は最善です」
「はいはい」
「アッシュ君ハイは一回だよ。お行儀悪い…」
「はい…」
こうしてエスターによる神殿の記録朗読がはじまった。
エスターの話し方には無駄が無い。装飾も無く寄り道もせず淡々と進むから理解しやすい。そんな中、最初に声をあげたのはナッツだった。
「クルポックル!」
「そうさ、ナッツ、君が言ってた精霊の出所は彼さ。驚いたかい?」
「へぇー、ナッツはクルポックル知ってたんだ?」
「知ってるよ~。だって北の村の守り神だもの~。まるでアッシュみたいなんだよ~。草木のことなら何でも知ってて、その知識で村人を助けてくれて~。それですごく小さ、なんでもない」
「不穏な単語が聞こえた気がするけど…ナッツ、後で話そうか。それでその北の村からリッターホルムは離れてるの?呪術師の里ってここの事なんでしょ?なるほど…ここが元呪術師の里…」
「ならば納得だ。荒廃林にある神殿跡、あの作り…聖王国では見られない。この国の神殿は多くの支柱が建てられる。残された石壁はそこに神殿があったとは思えないほどわずかで…、そう、石柱が少しも無いなど風化したにしても不自然だ。」
「うっ!さ、さすが僕のユーリ…カッコよすぎて胸が…。まぁユーリがカッコいいのはは当然として、元から入り口しかなかったんだとしたら?あの神殿は多分あそこから扉を開けて地下深くに広がるんだよ。」
「さりげなくのろけるよね」
「ふふ、さすがの私もアッシュの域にはなかなか到達できない」
「のろけてない。事実しか言って無い。事実と言えば神殿跡もだ」
色々と腑に落ちると言えば腑に落ちる。
あの網の目のような地下道。呪術と真っ暗な地下ってイメージドンピシャ。呪術の儀式は大体地下か洞窟か…、よくて密室。
それに今思えばあの地下には妙にたくさん石があって、石壁の辺りにはセージやフェンネルなんかも自生してた…。
『世界の密教 呪術の全て』が、僕に答えを教えてくれる。呪術にセージやフェンネル、浄化のハーブは多用される。それに石は怪しい儀式につきものだ。積んでみたり並べてみたり、ひび割れの形で何かを占ってみたり…。
参ったな…。石とハーブ…、見えてなかっただけで呪術の痕跡はそこにあった…。
「地下神殿…、アッシュ君言ってたよね。呪物は恐ろしいものばかりじゃないって。中には聖なるものもあるって」
「…そうだよ。古代の人は何かにつけて呪術に頼った。呪術はね、呪いだけじゃない。本来祈りでもありお祓いでもあったなずなんだ。失せ物を探すにも、病気を治すのも、進むべき道を示すのも、そして悪しきものを払うのも呪術だった。北の里でもそうやって使ってたはず。なのに…」
「まったく運命はいたずらだ。さあ夜は短い。次に進もう」
ここに激高するタイプが居ないのが本当に幸いだ。話は無駄なく進んでいく。
ここからは寓話の書ですでに知った展開。でも新たに分かったこともある。
「特別な武具…、くだらない!そんなもののために…」
「仕方ないよユーリ。価値観や文化は国によって違う…。でも…なんの根拠も無いんだけどその半死半生で助かった案内人…エスターの、というか、教授の祖先だったりしないかな…」
「…なんだって?いや…、なんであれ可能性までは否定できないね」
呪物を見たがってた黒の賢者。彼の代わりに生き残った自分が…なんてね。それにヘイチ…教授の口からもヘイチの名は聞いた気がする。
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