102 / 277
連載
133 彼は成長する
しおりを挟む
まさか王都訪問の最後の最後にあんなサプライズがあっただなんて…、本気で驚いたよ!
多分あの後妻こそがカルロッタさんを壊した張本人だ。マテアスなんかそのための道具の一つにすぎない。狙いはなんだ…、爵位か?領地か…?いや。マテアスが公爵位を継げない以上それは無い…。マテアスを取られた恨み?地位への妬み?
…違う違う!全部違う!理由なんかない!カルロッタさんを壊す、それこそが望みなんだ!
でもカルロッタさんはもう居ない…。なら次に壊そうとするのは…
WEB小説が頭をよぎる…。毒公爵を深淵に堕としたあんなことやこんなこと、それらすべてがあの後妻の企てだとしたら…?でも何故?そんなの決まってる。WEB小説の最後はどうなった?〝世界を恨んだ毒公爵の大魔法によって世界は腐り崩壊へと向かう”んだ!
ラスボスはあいつなのか⁉
崩壊した世界でどうやって生き延びるつもりだ…?国境を越えて違うお話にでも行くつもりか?崩壊後の聖王国ってどうなっちゃうの?
ああー…、どうして最後までちゃんとweb小説読み込まなったんだ、自分…。もしかしたら勇者の続編、冒険譚にも何か記述があったのかも…。毒公爵が倒されてからはテンション下がっちゃって…、ああー…
とは言えものは考えよう…ピンチはチャンス、いつだってこれは僕の大事なポリシー。
前世の祖母も言ったのだ。
「「何事も出来っこないと思うのはあなたが何もしないからです。」
まったくもってその通りだ。放置すればいつまでたっても危険なまま何一つ好転しない。むしろ早く知れて良かったとも言える。悪い芽を摘むなら早いに越したことは無い。
すべきことことなんか3年前からとうに決まってる。僕はユーリを護り抜いて、このリッターホルムを二人の桃源郷にするんだ!そのためには一瞬だって怯んだりしない!
僕はいつだってすべきことをする!今世こそ…
「ヘンリックさん!良いとこで会った!っていうかどうしたの?こんなとこで…」
「こんなとこって…ここは王宮じゃないか。それはともかく、私を呼び出したのはユーリウス様だ…」
「あっ!」
「その顔は…聞いたんだね。すまない。だが私に断る術は…」
「ヘンリックさんは悪くないよ!ごめんね、ユーリが無茶言って。ん?呼び出されたってことは…、まさか…」
そのまさかだった。
もうユーリってば!夫夫の営みについて他人に話しちゃいけません!って、散々言っといたのに!
かといって力関係的にヘンリックさんからユーリにNOとは言えない…どうする?どうせまた呼び出すに決まってる…そうだ!
「あー、ヘンリックさん。よければ今後お姫様に社会の事教えてあげてもらえないかな?国の事、民の事、それから「大いなる力には、大いなる責任がともなう」ってことも。」
これは僕の好きだったアメコミヒーローの言葉…、僕にとっての金言だ。だがすべてに通じるはず!
「高貴なる者の義務のことだね。構わないが…姫殿下はどう言っているんだい?」
「お姫様自身が望んでるんだ。王さまは刺繍や編み物しかさせなかったから。けど例の件とかあるから誰でもって訳にはいかなくって。それにお姫様の指南役始めたって言えばこれからは呼び出されないかもよ?」
「私に任せたまえ!」
ひょんなところでゲットした、うってつけの指南役。ヘンリックさんならぴったりだ。頭が良くて性格も良くて、爽やかで、…そして顔も良い。まさに太陽の貴公子。
それを伝えにロココ部屋へとやって来たら、そこには先客、(蔓)薔薇の貴公子ケネスがいた。
「あれ、王子も来てたの?ふぅん、そうしてると流石に兄妹、よく似てるね。言いたくないけど…認めたくないけどっ、…綺麗な兄妹だ…くっ!」
「何故そこで悔しそうにするのだ!素直に賛美出来ないのかっ!」
「おぉっと、お姫様の前で無様な真似をさらしたいのかな?」
「ふふん、やれるものならやってみろ」
なんだ…?この妙な自信は…
「蔓薔r」
「〝拘束”」
こ、拘束だと!長の長子と同じスキルじゃないかっ!ス、スキルが変化したって言うのか ⁉なんで ⁉あ…、ああ。拘束しすぎたからか…っていうかどうなのそれって…。でもね…
「はい残念でした。だから僕には聖約がかかってるから効・き・ま・せ・ん!拘束は制約の上級スキルでしょ?ほんっとバカだねっ!これで今夜もまたお仕置き決定だ!」
「そんなっ…!」
「…けどまぁ、スキルアップをお祝いして3時間のところ2時間にしてあげよう」
「ほ、本当か⁉…はぁ助かった…」
「お、お兄様、助かったのですか?それは…」
「てな訳だから今日のところは2時間で。」
「殿下…本当にもうっ…もうっ!はぁ…」
「まぁまぁ、あれでも大分変わったよ?もちろん良い方に」
「それはまぁ…」
本当に変わった。相変わらずバカはバカだけど投げやりな様子は無くなった。一応理解しようと努めているし、覚えようと工夫している。稚拙ながら自分なりに治世の事も考えている。
その大半はノールさんの手柄だ。良くも悪くも憎まれ役は必要なのだ。そして憎まれ役の真価はいつだって、成功した後に気付くのだ。
「あとはイルマリさん達に今度こそ頑張ってもらおうよ。サルミアッキも持たせたし」
「そうだね」
「って事でノールさんにも宿題。」
「宿題?」
「屋敷に置いてある絵画とか壁画とかもろもろ…、〝偽装”して欲しい。スキルの派生、サーダさんはやった。王子だってスキルアップしたんだ。ノールさん、負けてられないよ!」
「〝造形偽装”…、サーダも殿下も…。うん、負けてられないね、やってみるよ!」
確信がある。ノールさんの負けず嫌いはきっとスキルの派生を成功へと導くだろう。
「ねぇアッシュ、アレクシから聞いたんだ。ペルクリット伯爵夫人…彼女に会ったと…」
「マジで?…アレクシさん…」ジト…
「……」ペコリ…
あれほどユーリには内緒だって言っといたのに…。
でもまぁ予想はしてた。アレクシさんが仕えるのはユーリであって僕じゃない。問い詰められたら黙り続けるなんて出来っこない。
「君が私を関わらせまいとしていることは分かってる。だからその気持ちを今まで汲んできた。色々な事も…君が隠したがっているから知らないふりをしていたけどね、…彼女が出てきた以上これは私の問題だ。」
「ユーリ…」
「もういいだろう?君の口から聞きたいんだ。君が何をしようとしているのか、何を恐れているのか、そして私は何をすればいいか…、君が戦おうとしている何かと…、私も戦いたい。」
「でも僕はユーリを…」
「アッシュ、私はもう怯えて部屋に閉じこもるだけの子供じゃない。君が私の手を取り外へと連れ出してくれた。食事を味わうことも花を愛でることも、自然の壮大さも全て君が教えてくれた。私が気付かなかっただけでそこには私を気遣うアレクシやオスモ、いいやそれだけじゃない。ノールやヴェストたち、私を恐れない者がちゃんと居ることも気付かせてくれた。狭い世界に居ては何も…、広い世界に出てこそ可能性は広がるのだと私は知ったんだ。」
ああ…、あの日ぼくの目の前で声を押し殺し嗚咽をあげてた彼はもう居ない。今ここに居るのは、真っすぐに顔をあげ、強い意志のこもった濃紫の瞳で僕を見つめる立派な公爵閣下、ちょっとエッチな…僕の旦那様だ。
「私は君と共に戦いたい。」
僕のしてきたことは…今、確かな実りの時を迎えた…
多分あの後妻こそがカルロッタさんを壊した張本人だ。マテアスなんかそのための道具の一つにすぎない。狙いはなんだ…、爵位か?領地か…?いや。マテアスが公爵位を継げない以上それは無い…。マテアスを取られた恨み?地位への妬み?
…違う違う!全部違う!理由なんかない!カルロッタさんを壊す、それこそが望みなんだ!
でもカルロッタさんはもう居ない…。なら次に壊そうとするのは…
WEB小説が頭をよぎる…。毒公爵を深淵に堕としたあんなことやこんなこと、それらすべてがあの後妻の企てだとしたら…?でも何故?そんなの決まってる。WEB小説の最後はどうなった?〝世界を恨んだ毒公爵の大魔法によって世界は腐り崩壊へと向かう”んだ!
ラスボスはあいつなのか⁉
崩壊した世界でどうやって生き延びるつもりだ…?国境を越えて違うお話にでも行くつもりか?崩壊後の聖王国ってどうなっちゃうの?
ああー…、どうして最後までちゃんとweb小説読み込まなったんだ、自分…。もしかしたら勇者の続編、冒険譚にも何か記述があったのかも…。毒公爵が倒されてからはテンション下がっちゃって…、ああー…
とは言えものは考えよう…ピンチはチャンス、いつだってこれは僕の大事なポリシー。
前世の祖母も言ったのだ。
「「何事も出来っこないと思うのはあなたが何もしないからです。」
まったくもってその通りだ。放置すればいつまでたっても危険なまま何一つ好転しない。むしろ早く知れて良かったとも言える。悪い芽を摘むなら早いに越したことは無い。
すべきことことなんか3年前からとうに決まってる。僕はユーリを護り抜いて、このリッターホルムを二人の桃源郷にするんだ!そのためには一瞬だって怯んだりしない!
僕はいつだってすべきことをする!今世こそ…
「ヘンリックさん!良いとこで会った!っていうかどうしたの?こんなとこで…」
「こんなとこって…ここは王宮じゃないか。それはともかく、私を呼び出したのはユーリウス様だ…」
「あっ!」
「その顔は…聞いたんだね。すまない。だが私に断る術は…」
「ヘンリックさんは悪くないよ!ごめんね、ユーリが無茶言って。ん?呼び出されたってことは…、まさか…」
そのまさかだった。
もうユーリってば!夫夫の営みについて他人に話しちゃいけません!って、散々言っといたのに!
かといって力関係的にヘンリックさんからユーリにNOとは言えない…どうする?どうせまた呼び出すに決まってる…そうだ!
「あー、ヘンリックさん。よければ今後お姫様に社会の事教えてあげてもらえないかな?国の事、民の事、それから「大いなる力には、大いなる責任がともなう」ってことも。」
これは僕の好きだったアメコミヒーローの言葉…、僕にとっての金言だ。だがすべてに通じるはず!
「高貴なる者の義務のことだね。構わないが…姫殿下はどう言っているんだい?」
「お姫様自身が望んでるんだ。王さまは刺繍や編み物しかさせなかったから。けど例の件とかあるから誰でもって訳にはいかなくって。それにお姫様の指南役始めたって言えばこれからは呼び出されないかもよ?」
「私に任せたまえ!」
ひょんなところでゲットした、うってつけの指南役。ヘンリックさんならぴったりだ。頭が良くて性格も良くて、爽やかで、…そして顔も良い。まさに太陽の貴公子。
それを伝えにロココ部屋へとやって来たら、そこには先客、(蔓)薔薇の貴公子ケネスがいた。
「あれ、王子も来てたの?ふぅん、そうしてると流石に兄妹、よく似てるね。言いたくないけど…認めたくないけどっ、…綺麗な兄妹だ…くっ!」
「何故そこで悔しそうにするのだ!素直に賛美出来ないのかっ!」
「おぉっと、お姫様の前で無様な真似をさらしたいのかな?」
「ふふん、やれるものならやってみろ」
なんだ…?この妙な自信は…
「蔓薔r」
「〝拘束”」
こ、拘束だと!長の長子と同じスキルじゃないかっ!ス、スキルが変化したって言うのか ⁉なんで ⁉あ…、ああ。拘束しすぎたからか…っていうかどうなのそれって…。でもね…
「はい残念でした。だから僕には聖約がかかってるから効・き・ま・せ・ん!拘束は制約の上級スキルでしょ?ほんっとバカだねっ!これで今夜もまたお仕置き決定だ!」
「そんなっ…!」
「…けどまぁ、スキルアップをお祝いして3時間のところ2時間にしてあげよう」
「ほ、本当か⁉…はぁ助かった…」
「お、お兄様、助かったのですか?それは…」
「てな訳だから今日のところは2時間で。」
「殿下…本当にもうっ…もうっ!はぁ…」
「まぁまぁ、あれでも大分変わったよ?もちろん良い方に」
「それはまぁ…」
本当に変わった。相変わらずバカはバカだけど投げやりな様子は無くなった。一応理解しようと努めているし、覚えようと工夫している。稚拙ながら自分なりに治世の事も考えている。
その大半はノールさんの手柄だ。良くも悪くも憎まれ役は必要なのだ。そして憎まれ役の真価はいつだって、成功した後に気付くのだ。
「あとはイルマリさん達に今度こそ頑張ってもらおうよ。サルミアッキも持たせたし」
「そうだね」
「って事でノールさんにも宿題。」
「宿題?」
「屋敷に置いてある絵画とか壁画とかもろもろ…、〝偽装”して欲しい。スキルの派生、サーダさんはやった。王子だってスキルアップしたんだ。ノールさん、負けてられないよ!」
「〝造形偽装”…、サーダも殿下も…。うん、負けてられないね、やってみるよ!」
確信がある。ノールさんの負けず嫌いはきっとスキルの派生を成功へと導くだろう。
「ねぇアッシュ、アレクシから聞いたんだ。ペルクリット伯爵夫人…彼女に会ったと…」
「マジで?…アレクシさん…」ジト…
「……」ペコリ…
あれほどユーリには内緒だって言っといたのに…。
でもまぁ予想はしてた。アレクシさんが仕えるのはユーリであって僕じゃない。問い詰められたら黙り続けるなんて出来っこない。
「君が私を関わらせまいとしていることは分かってる。だからその気持ちを今まで汲んできた。色々な事も…君が隠したがっているから知らないふりをしていたけどね、…彼女が出てきた以上これは私の問題だ。」
「ユーリ…」
「もういいだろう?君の口から聞きたいんだ。君が何をしようとしているのか、何を恐れているのか、そして私は何をすればいいか…、君が戦おうとしている何かと…、私も戦いたい。」
「でも僕はユーリを…」
「アッシュ、私はもう怯えて部屋に閉じこもるだけの子供じゃない。君が私の手を取り外へと連れ出してくれた。食事を味わうことも花を愛でることも、自然の壮大さも全て君が教えてくれた。私が気付かなかっただけでそこには私を気遣うアレクシやオスモ、いいやそれだけじゃない。ノールやヴェストたち、私を恐れない者がちゃんと居ることも気付かせてくれた。狭い世界に居ては何も…、広い世界に出てこそ可能性は広がるのだと私は知ったんだ。」
ああ…、あの日ぼくの目の前で声を押し殺し嗚咽をあげてた彼はもう居ない。今ここに居るのは、真っすぐに顔をあげ、強い意志のこもった濃紫の瞳で僕を見つめる立派な公爵閣下、ちょっとエッチな…僕の旦那様だ。
「私は君と共に戦いたい。」
僕のしてきたことは…今、確かな実りの時を迎えた…
547
あなたにおすすめの小説
有能すぎる親友の隣が辛いので、平凡男爵令息の僕は消えたいと思います
緑虫
BL
第三王子の十歳の生誕パーティーで、王子に気に入られないようお城の花園に避難した、貧乏男爵令息のルカ・グリューベル。
知り合った宮廷庭師から、『ネムリバナ』という水に浮かべるとよく寝られる香りを放つ花びらをもらう。
花園からの帰り道、噴水で泣いている少年に遭遇。目の下に酷いクマのある少年を慰めたルカは、もらったばかりの花びらを男の子に渡して立ち去った。
十二歳になり、ルカは寄宿学校に入学する。
寮の同室になった子は、まさかのその時の男の子、アルフレート(アリ)・ユーネル侯爵令息だった。
見目麗しく文武両道のアリ。だが二年前と変わらず睡眠障害を抱えていて、目の下のクマは健在。
宮廷庭師と親交を続けていたルカには、『ネムリバナ』を第三王子の為に学校の温室で育てる役割を与えられていた。アリは花びらを王子の元まで運ぶ役目を負っている。育てる見返りに少量の花びらを入手できるようになったルカは、早速アリに使ってみることに。
やがて問題なく眠れるようになったアリはめきめきと頭角を表し、しがない男爵令息にすぎない平凡なルカには手の届かない存在になっていく。
次第にアリに対する恋心に気づくルカ。だが、男の自分はアリとは不釣り合いだと、卒業を機に離れることを決意する。
アリを見ない為に地方に移ったルカ。実はここは、アリの叔父が経営する領地。そこでたった半年の間に朗らかで輝いていたアリの変わり果てた姿を見てしまい――。
ハイスペ不眠攻めxお人好し平凡受けのファンタジーBLです。ハピエン。
悪役神官の俺が騎士団長に囚われるまで
二三@冷酷公爵発売中
BL
国教会の主教であるイヴォンは、ここが前世のBLゲームの世界だと気づいた。ゲームの内容は、浄化の力を持つ主人公が騎士団と共に国を旅し、魔物討伐をしながら攻略対象者と愛を深めていくというもの。自分は悪役神官であり、主人公が誰とも結ばれないノーマルルートを辿る場合に限り、破滅の道を逃れられる。そのためイヴォンは旅に同行し、主人公の恋路の邪魔を画策をする。以前からイヴォンを嫌っている団長も攻略対象者であり、気が進まないものの団長とも関わっていくうちに…。
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新!
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新!
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
巻き戻りした悪役令息は最愛の人から離れて生きていく
藍沢真啓/庚あき
BL
11月にアンダルシュノベルズ様から出版されます!
婚約者ユリウスから断罪をされたアリステルは、ボロボロになった状態で廃教会で命を終えた……はずだった。
目覚めた時はユリウスと婚約したばかりの頃で、それならばとアリステルは自らユリウスと距離を置くことに決める。だが、なぜかユリウスはアリステルに構うようになり……
巻き戻りから人生をやり直す悪役令息の物語。
【感想のお返事について】
感想をくださりありがとうございます。
執筆を最優先させていただきますので、お返事についてはご容赦願います。
大切に読ませていただいてます。執筆の活力になっていますので、今後も感想いただければ幸いです。
他サイトでも公開中
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
嫌われ魔術師の俺は元夫への恋心を消去する
SKYTRICK
BL
旧題:恋愛感情抹消魔法で元夫への恋を消去する
☆11/28完結しました。
☆第11回BL小説大賞奨励賞受賞しました。ありがとうございます!
冷酷大元帥×元娼夫の忘れられた夫
——「また俺を好きになるって言ったのに、嘘つき」
元娼夫で現魔術師であるエディことサラは五年ぶりに祖国・ファルンに帰国した。しかし暫しの帰郷を味わう間も無く、直後、ファルン王国軍の大元帥であるロイ・オークランスの使者が元帥命令を掲げてサラの元へやってくる。
ロイ・オークランスの名を知らぬ者は世界でもそうそういない。魔族の血を引くロイは人間から畏怖を大いに集めながらも、大将として国防戦争に打ち勝ち、たった二十九歳で大元帥として全軍のトップに立っている。
その元帥命令の内容というのは、五年前に最愛の妻を亡くしたロイを、魔族への本能的な恐怖を感じないサラが慰めろというものだった。
ロイは妻であるリネ・オークランスを亡くし、悲しみに苛まれている。あまりの辛さで『奥様』に関する記憶すら忘却してしまったらしい。半ば強引にロイの元へ連れていかれるサラは、彼に己を『サラ』と名乗る。だが、
——「失せろ。お前のような娼夫など必要としていない」
噂通り冷酷なロイの口からは罵詈雑言が放たれた。ロイは穢らわしい娼夫を睨みつけ去ってしまう。使者らは最愛の妻を亡くしたロイを憐れむばかりで、まるでサラの様子を気にしていない。
誰も、サラこそが五年前に亡くなった『奥様』であり、最愛のその人であるとは気付いていないようだった。
しかし、最大の問題は元夫に存在を忘れられていることではない。
サラが未だにロイを愛しているという事実だ。
仕方なく、『恋愛感情抹消魔法』を己にかけることにするサラだが——……
☆お読みくださりありがとうございます。良ければ感想などいただけるとパワーになります!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。