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「アッシュ…、君がロビンに慕われすぎて毎日不安で仕方無い…。慰めて」
ここ最近毎日毎日、何言ってるんだろうかユーリは…。
不安なら言えって言ったよ?そりゃ確かに言ったけど…意味が違うでしょうが!
大体ロビンって…あれがそういう類のものじゃないことぐらい分かってるくせに!
「慰めてくれるんだろう?さあ。」
「……」
「どうやって慰めてくれるんだろう…、楽しみだな」
「…あのねぇ…」
「自分の言葉に責任を持つんだろう?君が言ったんだ」
あ、これ相当怒ってるわ。
ま、まぁ…この数日散々ロビンに二人きりのところを邪魔されてたからな。さすがにあの事件の後ではユーリも責任を感じて文句は言えなかったみたいだけど…。その分内に溜めてたのか…恐ろしい…。
仕方ない…。『女には理解不能 男のロマン7選』あの中でエロの章にはなんて書かれてたっけ…確か…
彼女の手料理…はとっくにごちそうした。
ドン引きするくらいベタな出会いとか…したした。
丸見えよりもチラリズム…、彼シャツもうやった、意図せずに…
ミニスカポリスやお色気ナースのコスプレ…無いっつーの、そんな職業この世界に!
なんだ。ユーリってば着々と男のロマンを叶えてるじゃないか…ズルイ、自分ばっかり…
なら…あれしかないな。僕にとってのロマン…
「じゃぁ支度があるから30分後にもう一度部屋に来て」
「お帰りなさいませ!ご主人様♡」
「アッシュ…その姿は…」
想像を絶するほど恥ずかしい…、いいや!無だ!心を無にするんだ!こういうのは頭で考えたら負けだ!
それに見てよほら。
絶句したユーリは徐々に真っ赤になって…、お?思ったよりいい反応じゃない?
僕のロマンはメイドカフェ。…まぁ行きたかった側であってなりたかったわけじゃないけど…でもその準備は簡単だったよ。
メイドカフェといえばオムライス。まず僕はパパっと厨房でそれを用意して、ついでにラテアートでハートを描いたエスプレッソも用意した。
今この屋敷にメイドさんは居ない。けど過去には居たからお仕着せは存在する。
クラシックタイプのそれを着てふと考える…。
ユーリは女性が無理目なんだからスカートはまずいか…。
なので最近では慣れっこになった短パン、お小姓スタイルにフリフリのエプロンとフリフリの髪飾りだけすることにする。
いや待てっ!メイドカフェと言ったらツインテールだよな?どうする…?この長さで出来るのか…?
…モンス〇ーズイ〇クのブーみたいになってしまった…。可愛いのか?これ…
………、まぁいい。気をとりなおして花でも飾っとくか。
「いいよー!入ってきてー!」
そして今に至る…
そこに居るのは白いエプロンをつけたアッシュだった…。
一瞬裸にエプロンかと思い…正直とても焦ったのだが、如才なく短めのブリーチズを履いていた…残念、あ、いや。
いつも少し跳ね気味の髪は両側で小さく結ばれている。何か意味があるのだろうか?…可愛いから全く以て問題ないが…。
言われるがままにそこにかければテーブルにはすでに昼食の用意が済まされている。
「ご主人様♡今日の昼食はピヨピヨピヨコのおむらいちゅデス♡お好きな絵を描かせていただきますね♡」
「おむらいちゅ…」
「何が良いですか?あっ、難しいのはダメですよ~ご主人様♡」
「お任せで…」
語尾の全てが甘いのは気のせいじゃないだろう…。こ、これは気恥しい…
そこに描かれたのは大きくて真っ赤なハートのマーク。アッシュが教えてくれた…これは愛情を示すマークだ…。
「え、えと、オプション失礼しますねご主人様♡」
膝にのせられたアッシュの重み。そ、そこで食べさせてくれるつもりか…そっ!…少しも味が分からない…
「では次にエスプレッソです♡お砂糖は何杯入れますか~?」
「1杯で…」
「じゃ、愛情は何杯入れますか♡」
「一杯で!」
同じくハートの描かれたエスプレッソ。アッシュはその前で両の指を使ってハートのマークを作って見せる。ハートだらけだ…
「じゃ、行きますよ~『萌え萌え~…キュン!』バチコンッ!
「うっ!」
アッシュの両手から放たれるハートの攻撃に思わず私は撃沈した…
「アッシュ!もう我慢できない!」
「へっ?あっ!あー!メイドに悪戯はやめてください!いけませんご主人様!やめっ!やめてぇ、あっ、あぁん!」
「ふふ、ご主人様に逆らうつもりかい?悪い子だ」
「だって…あっ…ユーリ!やぁん!」
「おや?ご主人様を名前で呼ぶとは…君にはお仕置きが必要だね」
ノリノリっ⁉ ユーリノリノリなのっ?うそっ!あ…そんな…うそぉん!
「あっ!あふ、んっ、やっ、あ…そこはっ!」
「ここ?ここがいいの?可愛い…アッシュ、可愛い…」
「ユーリィのばかぁぁぁっ…あぁんっっ!」
「アッシュ!」
く、くそぅ…、18禁のお店になってしまった…。こんなはずじゃなかったのに…健全な萌えはどこへ?
それにしても満足そうなユーリ…。まぁそれならいいんだけどね、結果オーライ…。オーライ?
ここ最近毎日毎日、何言ってるんだろうかユーリは…。
不安なら言えって言ったよ?そりゃ確かに言ったけど…意味が違うでしょうが!
大体ロビンって…あれがそういう類のものじゃないことぐらい分かってるくせに!
「慰めてくれるんだろう?さあ。」
「……」
「どうやって慰めてくれるんだろう…、楽しみだな」
「…あのねぇ…」
「自分の言葉に責任を持つんだろう?君が言ったんだ」
あ、これ相当怒ってるわ。
ま、まぁ…この数日散々ロビンに二人きりのところを邪魔されてたからな。さすがにあの事件の後ではユーリも責任を感じて文句は言えなかったみたいだけど…。その分内に溜めてたのか…恐ろしい…。
仕方ない…。『女には理解不能 男のロマン7選』あの中でエロの章にはなんて書かれてたっけ…確か…
彼女の手料理…はとっくにごちそうした。
ドン引きするくらいベタな出会いとか…したした。
丸見えよりもチラリズム…、彼シャツもうやった、意図せずに…
ミニスカポリスやお色気ナースのコスプレ…無いっつーの、そんな職業この世界に!
なんだ。ユーリってば着々と男のロマンを叶えてるじゃないか…ズルイ、自分ばっかり…
なら…あれしかないな。僕にとってのロマン…
「じゃぁ支度があるから30分後にもう一度部屋に来て」
「お帰りなさいませ!ご主人様♡」
「アッシュ…その姿は…」
想像を絶するほど恥ずかしい…、いいや!無だ!心を無にするんだ!こういうのは頭で考えたら負けだ!
それに見てよほら。
絶句したユーリは徐々に真っ赤になって…、お?思ったよりいい反応じゃない?
僕のロマンはメイドカフェ。…まぁ行きたかった側であってなりたかったわけじゃないけど…でもその準備は簡単だったよ。
メイドカフェといえばオムライス。まず僕はパパっと厨房でそれを用意して、ついでにラテアートでハートを描いたエスプレッソも用意した。
今この屋敷にメイドさんは居ない。けど過去には居たからお仕着せは存在する。
クラシックタイプのそれを着てふと考える…。
ユーリは女性が無理目なんだからスカートはまずいか…。
なので最近では慣れっこになった短パン、お小姓スタイルにフリフリのエプロンとフリフリの髪飾りだけすることにする。
いや待てっ!メイドカフェと言ったらツインテールだよな?どうする…?この長さで出来るのか…?
…モンス〇ーズイ〇クのブーみたいになってしまった…。可愛いのか?これ…
………、まぁいい。気をとりなおして花でも飾っとくか。
「いいよー!入ってきてー!」
そして今に至る…
そこに居るのは白いエプロンをつけたアッシュだった…。
一瞬裸にエプロンかと思い…正直とても焦ったのだが、如才なく短めのブリーチズを履いていた…残念、あ、いや。
いつも少し跳ね気味の髪は両側で小さく結ばれている。何か意味があるのだろうか?…可愛いから全く以て問題ないが…。
言われるがままにそこにかければテーブルにはすでに昼食の用意が済まされている。
「ご主人様♡今日の昼食はピヨピヨピヨコのおむらいちゅデス♡お好きな絵を描かせていただきますね♡」
「おむらいちゅ…」
「何が良いですか?あっ、難しいのはダメですよ~ご主人様♡」
「お任せで…」
語尾の全てが甘いのは気のせいじゃないだろう…。こ、これは気恥しい…
そこに描かれたのは大きくて真っ赤なハートのマーク。アッシュが教えてくれた…これは愛情を示すマークだ…。
「え、えと、オプション失礼しますねご主人様♡」
膝にのせられたアッシュの重み。そ、そこで食べさせてくれるつもりか…そっ!…少しも味が分からない…
「では次にエスプレッソです♡お砂糖は何杯入れますか~?」
「1杯で…」
「じゃ、愛情は何杯入れますか♡」
「一杯で!」
同じくハートの描かれたエスプレッソ。アッシュはその前で両の指を使ってハートのマークを作って見せる。ハートだらけだ…
「じゃ、行きますよ~『萌え萌え~…キュン!』バチコンッ!
「うっ!」
アッシュの両手から放たれるハートの攻撃に思わず私は撃沈した…
「アッシュ!もう我慢できない!」
「へっ?あっ!あー!メイドに悪戯はやめてください!いけませんご主人様!やめっ!やめてぇ、あっ、あぁん!」
「ふふ、ご主人様に逆らうつもりかい?悪い子だ」
「だって…あっ…ユーリ!やぁん!」
「おや?ご主人様を名前で呼ぶとは…君にはお仕置きが必要だね」
ノリノリっ⁉ ユーリノリノリなのっ?うそっ!あ…そんな…うそぉん!
「あっ!あふ、んっ、やっ、あ…そこはっ!」
「ここ?ここがいいの?可愛い…アッシュ、可愛い…」
「ユーリィのばかぁぁぁっ…あぁんっっ!」
「アッシュ!」
く、くそぅ…、18禁のお店になってしまった…。こんなはずじゃなかったのに…健全な萌えはどこへ?
それにしても満足そうなユーリ…。まぁそれならいいんだけどね、結果オーライ…。オーライ?
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