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191 彼の進む先 ②
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「大変でしたわねミーミル様。」
「お姫様!どうしてここに!」
心臓が縮み上がるほど僕を驚かせたのは、全く予想もしなかった人物、なんとシグリット姫殿下だ!
「お兄様から聞きましたの。鎮魂の森に入りたいのでございましょう?ご一緒いたしますわね」
「そ、それは助かるけど、でもなんで…」
「ミーミル様が伯爵邸に囚われに行くと伺ってから、ヘンリック様に城下の様子を注視していただいておりましたのよ」
「ヘンリックさんに…」
「今朝がたどうも伯爵邸の様子がおかしいと聞き及びまして、わたくし城内の物見の塔から確認しておりましたの。この望遠鏡を使って…」
「そ、それって!」
「ええ、貴方様がユーリウス様に子供の頃差上げた望遠鏡ですわ。実は以前いらしたときユーリウス様がわたくしに下さいましたの。「君は今、何も無いと思ってるだろうが、見えていないだけで全てそこにある。広い世界に目を向けるがいい」そう仰って。」
「それって…」
「ふふ、貴方様に言われたのだと仰っていましたわ。そんな大事な物頂けないと言ったのですけど、ユーリウス様は、自分にはもう必要ないと…」
「ユーリってば、そんなことを…」
「とにかくこれで見ておりましたら王城の周りを伯爵家の者がウロウロと。ふふ、ヴェッティ王の件があってわたくしたちも伯爵家の家人は顔を覚えておりますのよ。それで思いましたの。きっとあなた様を探しているんじゃないかって」
「それでこの森の入り口で待っててくれたの?」
「そうでございますわ」
なんっっって優秀なんだ。同じ血が流れているとは思えない。そうか、お姫さまは世間知らずだっただけで素材は完璧だったのか。
「さぁ参りましょう。心を癒す鎮魂の森へ」
手を引かれてやってきたのは守衛小屋の前。そこでヘンリックさんはお付きの侍女数人と僕を待っていた。
「あ、ヘンリックさん!ヘンリックさんも居たんだ!そっか。お姫様一人でウロウロなんか出来ないよね」
「やぁアッシュ君。う!これは…、そうか、下水道を…。少し待つんだ。」
その場の全員が少し顔をしかめている。う…、いたたまれない…
太陽の貴公子たるヘンリックさんでさえたとえ一瞬でも後ずさるんだから、半日下水にまみれていた僕は今相当臭うんだろうな…。
そんな僕ににこやかに近づいたあげく手まで繋いでくれるなんて…、お姫さまは本物の女神かもしれない…。
少し待つとヘンリックさんは通りすがった物売りの子供から服を一式買い取って来てくれた。そう、売り物ではなく着ていた服だ。
着古した服が金貨に化けたのだから本人が大喜びで売ったであろうことは想像がつく。しかし…、パンイチで帰ったのだろうか、その子供は…。
そして物陰で着替える際、ヘンリックさんからもらったクラバットを風呂敷代わりに、荷物を全部その中に包むとやっぱりシャツの中で斜めに結び付けた。これがホントのボディバックってね。
そしてお姫さまと一緒に森の中へと無事立ち入ることが出来た僕はそこでようやく息をついた。
「お姫さ、ううん、シグリット姫、ヘンリックさんも…、すごく助かった。ありがとう。」
「ふふ、どういたしまして」
「それで任務は完了したのかい?」
「ばっちり!でも今からもう一つやることがあって…」
「浮かない顔だね。困った事なのだろうか?」
「困ったと言うか何と言うか…、でも悪いことじゃないよ。だから心配しないで」
「そうか。それならば良いが…」
「ミーミル様、申し訳ございませんがわたくし共はここまでですわ。承認も無い外出を長々とは出来ませんの。今はヘンリック様がいらっしゃるので皆が少し気を回して時間をくれたのです」
「お姫さまとヘンリックさんって…」
「ふふ、お考えのような仲ではありませんことよ。わたくしたちは共犯者ですの」
最高の友人ってことかな?でもいい関係なんだろうことは見たらわかる。
「ここからは大丈夫だよ。モクレンを目印にたどり着けると思う。そうだ!」
僕はもっていた黄金のリンゴをシグリット姫に手渡した。毒は二つとも手元にある。これの出番は無いだろう。
元々これはモルヒネ程度の意味しか無かったんだし…。
「まぁ…、良いんですの?わたくしまだ残っておりましてよ。これはミーミル様に必要では…」
「僕は大丈夫。それより次はいつ渡せるか分からないし持って行って。ヘンリックさん、頼りにしてる、頑張って!」
「ああ君も。そうだ。これを持って行きたまえ。」
「これは?」
「クラバットを留めていたブローチだ。だがこの石は私の誕生石で、…そして私のスキル、〝陽光”が込められている。何かあればこれを…」
「あ、ありがとう…。遠慮なくもらっていくね!」
本物の女神と太陽の貴公子、二人に見送られながらこうして僕は泉へと向かって歩を進める。
僕を見送る眩い光、それはきっと輝かしい未来を示唆する光なのだ…。
未だ踏ん切りの付かないままようやくたどり着いた厳かな泉。
「お腹すいたな…ラス1か…」
差し込む日差しを枝葉で遮り最後のクッキーに噛り付いてた時だった。
ぴぴぴぴ…
来た!
待ちに待った連絡が来た!
「ユーリ…すごく、すごく話したかった!」
「アッシュ、もちろん私もだ!だが深夜捜索をすると言っていたから朝は起こさないよう控えたんだ。なんだか様子が変だね。何かあったのかい?」
「昨日、ううん、もう今朝かな、ユーリの毒を見つけたよ。それで屋敷から逃げ出した。」
「アッシュ!それは本当か!」
「本当。それでね、しっ!」
ガサガサ…
「見つけたわ」
「アデリーナ…」
心臓を跳ね上げるアデリーナの登場。ヨルガオの向こうではユーリも密に息を詰めた…
「あなたが思うよりわたくしの執事は出来が良いの。見縊らないで頂戴。彼は王城の裏門から姫殿下が出ていくのをその眼で見ていたのよ。そして物売りの子供が服が金貨に化けたと大喜びしているところもね。所詮子供の浅知恵、この森に逃げこめばわたくしが追って来れないとでも思ったのかしら。」
「…ここは王族以外、侯爵しか入れないはず…」
「ホホホホホ、わたくしは正式な許可を持ってここに入ったのよ。見なさいな、これを」
「そっ、それは!」
その手に握られたのは前王の封蝋環。聖王!何やってんだあいつ!
「どうやって誑かした!前王は姫の命を天秤には乗せないはずだ!」
「クク…、天秤に乗せないからこそわたくしの手足となったのよ。どうやったかですって?良いことを教えて差し上げましたの。」
「良い事…?」
「ミーミルとやらの確証も無い解呪を待つより確かなモノがあると…」
「確かな…」
「不死の薬ですわ。そしてその不死の薬は…賢者の心臓から作られる!あーはっはっはっは!そう言ったら喜んで隠し持っていた毒とこの封蝋環を差し出したわ!お前の崇めるミーミルはまごう事無き賢者!賢者を捕まえ聖王の眼前に差し出してやると言ったら喜んでね!あはははは、愚かな男だこと!」
「その言葉には同意するよ…」
今分かった。どうしてアデリーナが同胞でもある北の賢者を悪いドワーフに売ったのか。
賢者の心臓が不死の材料…。そしてアデリーナは…
その身体に流れるのは黒の血か…
「さぁもう逃げられないわ。泉に沈むかわたくしの元へ来るか、好きな方をお選びなさい!」
兄さんからの手紙は燃やして捨てた。
アデリーナがこの泉の秘密を知る事はない。とは言え未だ疑心暗鬼で…、だけどアデリーナの言う通りだ。
目の前にはアデリーナとその使用人が10名程度。そして背後にあるのは泉だけ。
「ふぅ…僕は…」
この一部始終を今もユーリは聞いてるはず。ユーリ気付いて!気付いて!お願い!
「たとえ逆さづりにされたってお前の駒になんかなるもんか!約束したんだ!再開したら甘々のラムで乾杯しようって!いいか!僕は妻だ!もう一度言う、僕はユーリの妻だ!分かったか!」
「そう。意外に夢見がちなのね。お前たち!捕まえるのよ、あの子供を!」
ピチャッ!
「馬鹿ね、どこに逃げるつもりかしら。今よ、さぁおいきなさい!」
「くっ!『種子創造!』」
「無駄な抵抗を!皆わたくしを囲みなさい!」
バシャッ!
これは抵抗なんかじゃない。せめて男たちだけでも足止めして泉から遠ざけないと…。男たちさえこうやって木から吊るしておけば、裾の長いメイド服を着た女性たちは、そして当然アデリーナも泉の中までは追ってこれないだろう。
兄さん、タピオ兄さん。僕は行くよ、兄さんの言葉を信じて。何があってもきっと兄さんは助けてくれる…
「お、奥様!あの子供が泉の中へと沈んでいきます!」
「ど、ど、どうしましょう…わたしたちでは泉の中になど…」
「いいわ。泉を囲んでしばらくここで待つとしましょう。死にたくなければ浮かんでくるでしょうし、そうでなくてもいずれ浮かんでくるわ。ふふふ、すっかり息絶えてね。」
「お姫様!どうしてここに!」
心臓が縮み上がるほど僕を驚かせたのは、全く予想もしなかった人物、なんとシグリット姫殿下だ!
「お兄様から聞きましたの。鎮魂の森に入りたいのでございましょう?ご一緒いたしますわね」
「そ、それは助かるけど、でもなんで…」
「ミーミル様が伯爵邸に囚われに行くと伺ってから、ヘンリック様に城下の様子を注視していただいておりましたのよ」
「ヘンリックさんに…」
「今朝がたどうも伯爵邸の様子がおかしいと聞き及びまして、わたくし城内の物見の塔から確認しておりましたの。この望遠鏡を使って…」
「そ、それって!」
「ええ、貴方様がユーリウス様に子供の頃差上げた望遠鏡ですわ。実は以前いらしたときユーリウス様がわたくしに下さいましたの。「君は今、何も無いと思ってるだろうが、見えていないだけで全てそこにある。広い世界に目を向けるがいい」そう仰って。」
「それって…」
「ふふ、貴方様に言われたのだと仰っていましたわ。そんな大事な物頂けないと言ったのですけど、ユーリウス様は、自分にはもう必要ないと…」
「ユーリってば、そんなことを…」
「とにかくこれで見ておりましたら王城の周りを伯爵家の者がウロウロと。ふふ、ヴェッティ王の件があってわたくしたちも伯爵家の家人は顔を覚えておりますのよ。それで思いましたの。きっとあなた様を探しているんじゃないかって」
「それでこの森の入り口で待っててくれたの?」
「そうでございますわ」
なんっっって優秀なんだ。同じ血が流れているとは思えない。そうか、お姫さまは世間知らずだっただけで素材は完璧だったのか。
「さぁ参りましょう。心を癒す鎮魂の森へ」
手を引かれてやってきたのは守衛小屋の前。そこでヘンリックさんはお付きの侍女数人と僕を待っていた。
「あ、ヘンリックさん!ヘンリックさんも居たんだ!そっか。お姫様一人でウロウロなんか出来ないよね」
「やぁアッシュ君。う!これは…、そうか、下水道を…。少し待つんだ。」
その場の全員が少し顔をしかめている。う…、いたたまれない…
太陽の貴公子たるヘンリックさんでさえたとえ一瞬でも後ずさるんだから、半日下水にまみれていた僕は今相当臭うんだろうな…。
そんな僕ににこやかに近づいたあげく手まで繋いでくれるなんて…、お姫さまは本物の女神かもしれない…。
少し待つとヘンリックさんは通りすがった物売りの子供から服を一式買い取って来てくれた。そう、売り物ではなく着ていた服だ。
着古した服が金貨に化けたのだから本人が大喜びで売ったであろうことは想像がつく。しかし…、パンイチで帰ったのだろうか、その子供は…。
そして物陰で着替える際、ヘンリックさんからもらったクラバットを風呂敷代わりに、荷物を全部その中に包むとやっぱりシャツの中で斜めに結び付けた。これがホントのボディバックってね。
そしてお姫さまと一緒に森の中へと無事立ち入ることが出来た僕はそこでようやく息をついた。
「お姫さ、ううん、シグリット姫、ヘンリックさんも…、すごく助かった。ありがとう。」
「ふふ、どういたしまして」
「それで任務は完了したのかい?」
「ばっちり!でも今からもう一つやることがあって…」
「浮かない顔だね。困った事なのだろうか?」
「困ったと言うか何と言うか…、でも悪いことじゃないよ。だから心配しないで」
「そうか。それならば良いが…」
「ミーミル様、申し訳ございませんがわたくし共はここまでですわ。承認も無い外出を長々とは出来ませんの。今はヘンリック様がいらっしゃるので皆が少し気を回して時間をくれたのです」
「お姫さまとヘンリックさんって…」
「ふふ、お考えのような仲ではありませんことよ。わたくしたちは共犯者ですの」
最高の友人ってことかな?でもいい関係なんだろうことは見たらわかる。
「ここからは大丈夫だよ。モクレンを目印にたどり着けると思う。そうだ!」
僕はもっていた黄金のリンゴをシグリット姫に手渡した。毒は二つとも手元にある。これの出番は無いだろう。
元々これはモルヒネ程度の意味しか無かったんだし…。
「まぁ…、良いんですの?わたくしまだ残っておりましてよ。これはミーミル様に必要では…」
「僕は大丈夫。それより次はいつ渡せるか分からないし持って行って。ヘンリックさん、頼りにしてる、頑張って!」
「ああ君も。そうだ。これを持って行きたまえ。」
「これは?」
「クラバットを留めていたブローチだ。だがこの石は私の誕生石で、…そして私のスキル、〝陽光”が込められている。何かあればこれを…」
「あ、ありがとう…。遠慮なくもらっていくね!」
本物の女神と太陽の貴公子、二人に見送られながらこうして僕は泉へと向かって歩を進める。
僕を見送る眩い光、それはきっと輝かしい未来を示唆する光なのだ…。
未だ踏ん切りの付かないままようやくたどり着いた厳かな泉。
「お腹すいたな…ラス1か…」
差し込む日差しを枝葉で遮り最後のクッキーに噛り付いてた時だった。
ぴぴぴぴ…
来た!
待ちに待った連絡が来た!
「ユーリ…すごく、すごく話したかった!」
「アッシュ、もちろん私もだ!だが深夜捜索をすると言っていたから朝は起こさないよう控えたんだ。なんだか様子が変だね。何かあったのかい?」
「昨日、ううん、もう今朝かな、ユーリの毒を見つけたよ。それで屋敷から逃げ出した。」
「アッシュ!それは本当か!」
「本当。それでね、しっ!」
ガサガサ…
「見つけたわ」
「アデリーナ…」
心臓を跳ね上げるアデリーナの登場。ヨルガオの向こうではユーリも密に息を詰めた…
「あなたが思うよりわたくしの執事は出来が良いの。見縊らないで頂戴。彼は王城の裏門から姫殿下が出ていくのをその眼で見ていたのよ。そして物売りの子供が服が金貨に化けたと大喜びしているところもね。所詮子供の浅知恵、この森に逃げこめばわたくしが追って来れないとでも思ったのかしら。」
「…ここは王族以外、侯爵しか入れないはず…」
「ホホホホホ、わたくしは正式な許可を持ってここに入ったのよ。見なさいな、これを」
「そっ、それは!」
その手に握られたのは前王の封蝋環。聖王!何やってんだあいつ!
「どうやって誑かした!前王は姫の命を天秤には乗せないはずだ!」
「クク…、天秤に乗せないからこそわたくしの手足となったのよ。どうやったかですって?良いことを教えて差し上げましたの。」
「良い事…?」
「ミーミルとやらの確証も無い解呪を待つより確かなモノがあると…」
「確かな…」
「不死の薬ですわ。そしてその不死の薬は…賢者の心臓から作られる!あーはっはっはっは!そう言ったら喜んで隠し持っていた毒とこの封蝋環を差し出したわ!お前の崇めるミーミルはまごう事無き賢者!賢者を捕まえ聖王の眼前に差し出してやると言ったら喜んでね!あはははは、愚かな男だこと!」
「その言葉には同意するよ…」
今分かった。どうしてアデリーナが同胞でもある北の賢者を悪いドワーフに売ったのか。
賢者の心臓が不死の材料…。そしてアデリーナは…
その身体に流れるのは黒の血か…
「さぁもう逃げられないわ。泉に沈むかわたくしの元へ来るか、好きな方をお選びなさい!」
兄さんからの手紙は燃やして捨てた。
アデリーナがこの泉の秘密を知る事はない。とは言え未だ疑心暗鬼で…、だけどアデリーナの言う通りだ。
目の前にはアデリーナとその使用人が10名程度。そして背後にあるのは泉だけ。
「ふぅ…僕は…」
この一部始終を今もユーリは聞いてるはず。ユーリ気付いて!気付いて!お願い!
「たとえ逆さづりにされたってお前の駒になんかなるもんか!約束したんだ!再開したら甘々のラムで乾杯しようって!いいか!僕は妻だ!もう一度言う、僕はユーリの妻だ!分かったか!」
「そう。意外に夢見がちなのね。お前たち!捕まえるのよ、あの子供を!」
ピチャッ!
「馬鹿ね、どこに逃げるつもりかしら。今よ、さぁおいきなさい!」
「くっ!『種子創造!』」
「無駄な抵抗を!皆わたくしを囲みなさい!」
バシャッ!
これは抵抗なんかじゃない。せめて男たちだけでも足止めして泉から遠ざけないと…。男たちさえこうやって木から吊るしておけば、裾の長いメイド服を着た女性たちは、そして当然アデリーナも泉の中までは追ってこれないだろう。
兄さん、タピオ兄さん。僕は行くよ、兄さんの言葉を信じて。何があってもきっと兄さんは助けてくれる…
「お、奥様!あの子供が泉の中へと沈んでいきます!」
「ど、ど、どうしましょう…わたしたちでは泉の中になど…」
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―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
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