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222 彼は日常の中へ ②
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ようやく諸々落ち着きはじめ、僕のフォレストもメープルから塩コショウ、生姜から唐辛子まで復活を見せ、騒動前の日課が日課として戻ってきた今日この頃。
いつもの書庫、いつもの時間、いつもの匂いに、いつものエスター。そのエスターは僕の顔を見ながらニヤニヤしている。
あー…あの件か。
「それでエスター、何が欲しいって?」
「さすがだ。察しが良いね。実は子爵が言うには、あの大海を渡った果ての果て、その向こうにある加羅や高句麗といった神秘の国はこの国が出来るよりも遥かに昔から存在したというんだ。」
「あー、子爵そう言えば加羅の焼き物好きだっけ」
「それだけじゃない。海に面したボルティス国、シービショップの住むあの国から海を渡った向こう果てにはグリースやローマヌスといった、高句麗よりも古い国も存在するらしい。」
「まぁ…そうね」
「なんだい、アッシュきみ知ってたのか。とにかくそれらの国の歴史書、…と言っても羊皮紙の巻物だけどね、それらが時折海を渡ってこちらに流れ着くというんだ。当然状態は良くないが」
「どっちも荒っぽい世界観だからねぇ…。海岸線で戦いがあればそう言うこともあるかもね」
「子爵が本物を見つけ次第知らせてくれる手筈になっている。」
「ふんふん、なるほど」
「ただし尋常じゃないくらい…」
「お高いのね…。分かった。見つけたらすぐ言って」
「いいのかい」
「いいのかいも何も…、レア、それからスーパーレアは即決即買いが基本だよ。」
「さすがアッシュだ。話が分かる。いやあ楽しみだ」
この国にもう目ぼしい本は無いと思ってたんだけどな。海外の古書ときたか…その手があったなんて…、やるなエスター…負けたよ…
「ノールさーん!子爵いるー?あれ?ヘンリックさん…」
子爵は今リッターホルムのお役人としてせっせと仕事に励んでいる。子爵の仕事はカレッジに併設となったリッターホルム領営博物館および美術館の統括者。要はキュレーターだ。
例の壁画があった公爵家の倉庫。せっかくなのであの美術品の数々を展示してみたのだ。美術館に博物館、この世界では初の試み。でも文化事業は大切だから。
そして月の半分、外部のお仕事として今まで通り王都にある大公の商会に鑑定をしに出向いてもいる。
今回子爵とノールさんが担った役割はかなり重要だったとしてその報奨もとても大きなものになった。
2人はそれを使って王都の屋敷を買い戻した。ホントに良かったよね、先代から続くお屋敷を買い戻せて…。
とまぁ、そんなわけでカレッジまで子爵を訊ねてきたわけなのだが、もちろんエスターの件で。
「何してんのヘンリックさん?」
呪いの溶けたシグリット姫はカレッジに関心があるみたいだ。
そう言えば前から視察に来たいって言ってたっけ。当時は呪いの発作もあって実現しなかったけど…
「姫はね、いずれ王都にも身分を問わず誰もが学べる学舎を作りたいのだよ。そしてそれが上手くいくようならいずれは各領へと広め、庶民の子供たちに教育の機会を与えたいらしい」
「平民への識字教育とか?大切な事だけど、でも農村ではなかなか難しいよ?農家では子供も働き手だからね。それに読み書きの重要性すら分かってない」
「それでもだ。理想を持つのは大切だろう?」
確かに。千里の道も一歩よりって言うしね。だからこそ学校運営を知るために、シグリット姫は定期的にカレッジへ訪れる事を考えているようだ。
「今日はその相談に来たんだ。人目を避けられる屋敷の用意も必要でね」
人目………ピーン!
「何か秘め事があるってわけね。このリッターホルムで」
「あ、いや…」
コーネイン侯爵だって口を割ったこの僕の誘導に青二才のヘンリックさんが敵う訳など無く、あっさり白状したその中身ときたら…なんだってー!
シグリット姫の想い人は王宮の使用人、な、なな、なんと!子供の頃からの両思いだって言うんだからこれはまたなんとも…。そしてヘンリックさんとは偽装カップル…、ああ、姫があの時言ってた共犯者ってそういう…。
あの前王が姫は嫁に出さん!とばかりに婚姻の話を切り捨ててきたのが幸いしたというか何と言うか…
「彼は王宮のメッセンジャーだ。手書きの文書を方々に届けるのがお役目。姫は彼をその別邸の専属にするつもりだ。別邸と王宮、別邸とカレッジ、カレッジと王宮、伝令の仕事なら山ほどある」
さ、さては別荘を逢瀬の現場にするつもりだな…。恐ろしや覚醒した姫君…。実は肉食系だったのか…
いや待て、考えても見ろ、兄はあの女好きなケネス…、従兄弟とは言え、もと弟はあのエッチなユーリ…し、しごく当然か…
「仕方ないだろう?王宮ではどう忍んだところで人の目や耳を避けきれはしない。王家にこれ以上余計な醜聞は御免だ。ようやく平静を取り戻したというのに」
「あ!だからカレッジに!な、なんて不純な動機なんだ!よくそんなんであのお堅いノールさんが首を縦に…」
「姫がここへ通うと言うことは私も同行すると言うことだ。何しろ私は近く姫殿下との婚約を発表する予定だからね。姫が王都を離れここにくる際、私が同行しない訳にはいくまい。つまり…」
「つまり?」
「あの手この手でノールを説得したのさ。君も実感しただろう?距離と時間は重要だってね。こう見えて私も必死なんだ」
太陽の貴公子ヘンリックさんのなりふり構わない猛アピール…、シグリット姫といい、愛って人を動かす凄いパワーだ…
ほとほと感心しながら夕食の後それをユーリに話したところ、ユーリは目を細めながら僕に手招きをした。
ソファの横に腰掛けると僕の腰に手を回しながら、何を今更…とそうきり出した。
「愛ゆえに、か…。それこそ君はいつだってそうだったじゃないか。あの翼竜の停泊所で君を見つけたあの時の事を私はけっして忘れない…。12,いや13になっていたのだったか、そんな歳で高価な翼竜に乗って空を飛んで、農家の子である君が現公爵である私をたった一人で訪ねてくる…、考えられない事だ。改めて君に聞くよ。何故私の為にそこまで?」
「そんなの決まってる。僕はユーリを守るって一目見た瞬間に決意したんだから。男はそんな簡単に決意なんて言葉使わないんだよ」
「だから一目でそう決意したのは何故?」
「それは…」
「それは?」
「一目で恋に落ちたからだよ!言わせないでよそんな事!僕はユーリに会う前からユーリの事が大好きだったんだから仕方ないじゃん!」
「出会う前から…、ああそうか、生まれてきたことに絶望するばかりの日々だったが私には初めから君と言う救済が用意されていた…そうだったのか…」
「ユーリ?」
「君はクルポックルが私の為に用意してくれた私の為の救済なんだろう…。まさしく彼は救済の賢者だ…。」
僕がユーリを救済するためにここに呼び寄せられたって言うの?なんだか兄さんもそんなようなことを…。でも…
…違う、違うよユーリ…救われたのは…
「ユーリ、それならユーリはクルポックルが用意してくれた僕を救うための〝毒公爵”だよ。僕はユーリを失いたくなくて…、それでこんなに必死になれたんだから。それは僕にこんなにたくさんの仲間をくれて…ユーリありがとう…」
それ以上言葉は必要なかった。僕の言葉もユーリの言葉も、お互いの唇に飲み込まれてしまったから…
いつもの書庫、いつもの時間、いつもの匂いに、いつものエスター。そのエスターは僕の顔を見ながらニヤニヤしている。
あー…あの件か。
「それでエスター、何が欲しいって?」
「さすがだ。察しが良いね。実は子爵が言うには、あの大海を渡った果ての果て、その向こうにある加羅や高句麗といった神秘の国はこの国が出来るよりも遥かに昔から存在したというんだ。」
「あー、子爵そう言えば加羅の焼き物好きだっけ」
「それだけじゃない。海に面したボルティス国、シービショップの住むあの国から海を渡った向こう果てにはグリースやローマヌスといった、高句麗よりも古い国も存在するらしい。」
「まぁ…そうね」
「なんだい、アッシュきみ知ってたのか。とにかくそれらの国の歴史書、…と言っても羊皮紙の巻物だけどね、それらが時折海を渡ってこちらに流れ着くというんだ。当然状態は良くないが」
「どっちも荒っぽい世界観だからねぇ…。海岸線で戦いがあればそう言うこともあるかもね」
「子爵が本物を見つけ次第知らせてくれる手筈になっている。」
「ふんふん、なるほど」
「ただし尋常じゃないくらい…」
「お高いのね…。分かった。見つけたらすぐ言って」
「いいのかい」
「いいのかいも何も…、レア、それからスーパーレアは即決即買いが基本だよ。」
「さすがアッシュだ。話が分かる。いやあ楽しみだ」
この国にもう目ぼしい本は無いと思ってたんだけどな。海外の古書ときたか…その手があったなんて…、やるなエスター…負けたよ…
「ノールさーん!子爵いるー?あれ?ヘンリックさん…」
子爵は今リッターホルムのお役人としてせっせと仕事に励んでいる。子爵の仕事はカレッジに併設となったリッターホルム領営博物館および美術館の統括者。要はキュレーターだ。
例の壁画があった公爵家の倉庫。せっかくなのであの美術品の数々を展示してみたのだ。美術館に博物館、この世界では初の試み。でも文化事業は大切だから。
そして月の半分、外部のお仕事として今まで通り王都にある大公の商会に鑑定をしに出向いてもいる。
今回子爵とノールさんが担った役割はかなり重要だったとしてその報奨もとても大きなものになった。
2人はそれを使って王都の屋敷を買い戻した。ホントに良かったよね、先代から続くお屋敷を買い戻せて…。
とまぁ、そんなわけでカレッジまで子爵を訊ねてきたわけなのだが、もちろんエスターの件で。
「何してんのヘンリックさん?」
呪いの溶けたシグリット姫はカレッジに関心があるみたいだ。
そう言えば前から視察に来たいって言ってたっけ。当時は呪いの発作もあって実現しなかったけど…
「姫はね、いずれ王都にも身分を問わず誰もが学べる学舎を作りたいのだよ。そしてそれが上手くいくようならいずれは各領へと広め、庶民の子供たちに教育の機会を与えたいらしい」
「平民への識字教育とか?大切な事だけど、でも農村ではなかなか難しいよ?農家では子供も働き手だからね。それに読み書きの重要性すら分かってない」
「それでもだ。理想を持つのは大切だろう?」
確かに。千里の道も一歩よりって言うしね。だからこそ学校運営を知るために、シグリット姫は定期的にカレッジへ訪れる事を考えているようだ。
「今日はその相談に来たんだ。人目を避けられる屋敷の用意も必要でね」
人目………ピーン!
「何か秘め事があるってわけね。このリッターホルムで」
「あ、いや…」
コーネイン侯爵だって口を割ったこの僕の誘導に青二才のヘンリックさんが敵う訳など無く、あっさり白状したその中身ときたら…なんだってー!
シグリット姫の想い人は王宮の使用人、な、なな、なんと!子供の頃からの両思いだって言うんだからこれはまたなんとも…。そしてヘンリックさんとは偽装カップル…、ああ、姫があの時言ってた共犯者ってそういう…。
あの前王が姫は嫁に出さん!とばかりに婚姻の話を切り捨ててきたのが幸いしたというか何と言うか…
「彼は王宮のメッセンジャーだ。手書きの文書を方々に届けるのがお役目。姫は彼をその別邸の専属にするつもりだ。別邸と王宮、別邸とカレッジ、カレッジと王宮、伝令の仕事なら山ほどある」
さ、さては別荘を逢瀬の現場にするつもりだな…。恐ろしや覚醒した姫君…。実は肉食系だったのか…
いや待て、考えても見ろ、兄はあの女好きなケネス…、従兄弟とは言え、もと弟はあのエッチなユーリ…し、しごく当然か…
「仕方ないだろう?王宮ではどう忍んだところで人の目や耳を避けきれはしない。王家にこれ以上余計な醜聞は御免だ。ようやく平静を取り戻したというのに」
「あ!だからカレッジに!な、なんて不純な動機なんだ!よくそんなんであのお堅いノールさんが首を縦に…」
「姫がここへ通うと言うことは私も同行すると言うことだ。何しろ私は近く姫殿下との婚約を発表する予定だからね。姫が王都を離れここにくる際、私が同行しない訳にはいくまい。つまり…」
「つまり?」
「あの手この手でノールを説得したのさ。君も実感しただろう?距離と時間は重要だってね。こう見えて私も必死なんだ」
太陽の貴公子ヘンリックさんのなりふり構わない猛アピール…、シグリット姫といい、愛って人を動かす凄いパワーだ…
ほとほと感心しながら夕食の後それをユーリに話したところ、ユーリは目を細めながら僕に手招きをした。
ソファの横に腰掛けると僕の腰に手を回しながら、何を今更…とそうきり出した。
「愛ゆえに、か…。それこそ君はいつだってそうだったじゃないか。あの翼竜の停泊所で君を見つけたあの時の事を私はけっして忘れない…。12,いや13になっていたのだったか、そんな歳で高価な翼竜に乗って空を飛んで、農家の子である君が現公爵である私をたった一人で訪ねてくる…、考えられない事だ。改めて君に聞くよ。何故私の為にそこまで?」
「そんなの決まってる。僕はユーリを守るって一目見た瞬間に決意したんだから。男はそんな簡単に決意なんて言葉使わないんだよ」
「だから一目でそう決意したのは何故?」
「それは…」
「それは?」
「一目で恋に落ちたからだよ!言わせないでよそんな事!僕はユーリに会う前からユーリの事が大好きだったんだから仕方ないじゃん!」
「出会う前から…、ああそうか、生まれてきたことに絶望するばかりの日々だったが私には初めから君と言う救済が用意されていた…そうだったのか…」
「ユーリ?」
「君はクルポックルが私の為に用意してくれた私の為の救済なんだろう…。まさしく彼は救済の賢者だ…。」
僕がユーリを救済するためにここに呼び寄せられたって言うの?なんだか兄さんもそんなようなことを…。でも…
…違う、違うよユーリ…救われたのは…
「ユーリ、それならユーリはクルポックルが用意してくれた僕を救うための〝毒公爵”だよ。僕はユーリを失いたくなくて…、それでこんなに必死になれたんだから。それは僕にこんなにたくさんの仲間をくれて…ユーリありがとう…」
それ以上言葉は必要なかった。僕の言葉もユーリの言葉も、お互いの唇に飲み込まれてしまったから…
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