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王城 祝賀パーティー
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「おお!よくぞ参ったレジナルドよ。我が孫ルカの『祝福』に」
「そりゃもう。わが子ですからね。それで僕の長男はどこですか?」
王様からの大歓待を受けた僕は真っ先に我が子の所在を確認する。彼は王城の後宮にある、それはもうゴージャスな専用ベビールームで乳母たちにより養育されているのだが、到着したその部屋に姿が無かったのだ。
「うむすまぬ。ルカには王妃が骨抜きでな。今も抱きかかえたままどこかを散歩しておるよ」
「じゃあ探しに行ってきますね。アル、案内よろしく」
「仰せのままに」
図らずも王城デートとなってしまった…。だが、孵化、養育が始まってから彼とも落ち着いて時間が取れなかったからちょうど良かったのかもしれない。電話を引くための電波塔の設置など、打ち合わせたいことは山ほどあるのだ。
僕にもアルにも、パパママ以外の顔がある。
真面目な話をしながら長い回廊を歩くうちに、目を覚ましたフィンが兄弟の気配を察し僕の腕で暴れはじめた。
「ちょ、落ちる!落ちるってばフィン!」
「バブー!ブバブブ!」
「ほらレジー、母とルカだよ」
「あらレジナルド。いらしたのね。ではお茶にしましょう、そこにかけて頂戴」
隣り合わせに座るルカとフィン。似たような顔に見せかけて耳がある分フィンの方が幼く見える。…って、二人とも幼いんだけど…。
なーんかこう、ルカの方がキリっとしてるんだよね。不思議。
「アブー」ナデナデ
「ブブブ!」
「うあ!ルカがフィンをナデナデしてる…」
「弟だって分かるのかな」
い、いいや!ナデナデしている先は耳じゃないか。…モフラーの血がルカに受け継がれてしまった…。ま、まぁフィンもまんざらでも無い顔してるからいっか。
「五つ子といっても一人一人個性があるのですわね。フィンとエルウィン様はともかく普通の子であるルカ、ラシエール、グリージオも少しづつ顔立ちが違いましたもの」
「はは…それはまぁ…」
「父が違いますからね」
アルの視線が痛い。でも僕のせいじゃないですから。
「明日は神殿に向かうが『祝福』を受けるまでも無くこの子は光の属性だと確信しているよ」
「あー、僕もあの光球の輝き見てたらそれしかないって気がします」
「ところでレジー」
「ん?」
「今日は泊っていくんだろう?」
「いいですけどね…」
微笑ましそうな王妃様の視線がどうにも…。人前で何言ってんだか。
けどまあシュバルツといい嬉しそうな顔して…、何がとは言わないが人より丈夫で良かったと思う今日この頃である…。
さて、翌日滞りなく神殿で大神官様による『祝福』を終え、ルカ、そしてフィンを披露する大ガーデンパーティーが始まった。未だ大変な僕の体力と子供たちに考慮してのランチパーティだ。夜には帰らなくちゃならないからね。明後日はウエストエンドで『祝福』だし、僕はホントに忙しいのだ。
「よう、レジー」
「オスカー。ねえバイヤールに聞いた?フィンは弟弟子になるんだよ。これからよろしくね」
「聞いた聞いた。言っとくが俺は手加減しないからな」
「なにそれ?反省の意味も込めて?」
「言うなよ」
「フィンに手加減は要らないよ。ねーフィン」
「バブー!!」
やる気満々である。
話ながらやって来たのはアルバートとローランド。
ローランドからはウエストエンドで散々祝われたうえ、山ほどのお祝いを頂いたのだが、それはきっと義兄への祝いという意味だけじゃなく、彼は自分もパウルと子を持てるよう、エルダーに便宜を図ってもらいたいのだろう。会話の節々にそれが見て取れる。まぁその時は相談に乗らないでもない。
「ローランド、二日ぶり。アル、王妃様はいいの?」
今日のルカは主賓である。王と王妃様がつきっきりで来賓に披露していたはずだけど…
「それが…ルカがこちらに来たがってね。落ち着くよう少しだけ」
「んー?ママが恋しいのかな?ほらおいで」スカッ「あ、あれ?」
「おや…」
「お目当てはフィンか…」
「アブアブ…」
「ンブ?」
「ルカ、弟の耳を食べてはいけないよ」
「気持ちは分かるけど…」
ま、まぁこれも兄弟仲が良いってことで…オケ?
「そりゃもう。わが子ですからね。それで僕の長男はどこですか?」
王様からの大歓待を受けた僕は真っ先に我が子の所在を確認する。彼は王城の後宮にある、それはもうゴージャスな専用ベビールームで乳母たちにより養育されているのだが、到着したその部屋に姿が無かったのだ。
「うむすまぬ。ルカには王妃が骨抜きでな。今も抱きかかえたままどこかを散歩しておるよ」
「じゃあ探しに行ってきますね。アル、案内よろしく」
「仰せのままに」
図らずも王城デートとなってしまった…。だが、孵化、養育が始まってから彼とも落ち着いて時間が取れなかったからちょうど良かったのかもしれない。電話を引くための電波塔の設置など、打ち合わせたいことは山ほどあるのだ。
僕にもアルにも、パパママ以外の顔がある。
真面目な話をしながら長い回廊を歩くうちに、目を覚ましたフィンが兄弟の気配を察し僕の腕で暴れはじめた。
「ちょ、落ちる!落ちるってばフィン!」
「バブー!ブバブブ!」
「ほらレジー、母とルカだよ」
「あらレジナルド。いらしたのね。ではお茶にしましょう、そこにかけて頂戴」
隣り合わせに座るルカとフィン。似たような顔に見せかけて耳がある分フィンの方が幼く見える。…って、二人とも幼いんだけど…。
なーんかこう、ルカの方がキリっとしてるんだよね。不思議。
「アブー」ナデナデ
「ブブブ!」
「うあ!ルカがフィンをナデナデしてる…」
「弟だって分かるのかな」
い、いいや!ナデナデしている先は耳じゃないか。…モフラーの血がルカに受け継がれてしまった…。ま、まぁフィンもまんざらでも無い顔してるからいっか。
「五つ子といっても一人一人個性があるのですわね。フィンとエルウィン様はともかく普通の子であるルカ、ラシエール、グリージオも少しづつ顔立ちが違いましたもの」
「はは…それはまぁ…」
「父が違いますからね」
アルの視線が痛い。でも僕のせいじゃないですから。
「明日は神殿に向かうが『祝福』を受けるまでも無くこの子は光の属性だと確信しているよ」
「あー、僕もあの光球の輝き見てたらそれしかないって気がします」
「ところでレジー」
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微笑ましそうな王妃様の視線がどうにも…。人前で何言ってんだか。
けどまあシュバルツといい嬉しそうな顔して…、何がとは言わないが人より丈夫で良かったと思う今日この頃である…。
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「なにそれ?反省の意味も込めて?」
「言うなよ」
「フィンに手加減は要らないよ。ねーフィン」
「バブー!!」
やる気満々である。
話ながらやって来たのはアルバートとローランド。
ローランドからはウエストエンドで散々祝われたうえ、山ほどのお祝いを頂いたのだが、それはきっと義兄への祝いという意味だけじゃなく、彼は自分もパウルと子を持てるよう、エルダーに便宜を図ってもらいたいのだろう。会話の節々にそれが見て取れる。まぁその時は相談に乗らないでもない。
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「それが…ルカがこちらに来たがってね。落ち着くよう少しだけ」
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