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正攻法と搦め手
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「リオネル、男爵の目論見はなんだと思う?」
「簡単なことですよ。我がコーニンレイク国の財政は前々王による政策の失敗が尾を引き余裕がありません」
だからこそ資産家のブルジョワジー相手に男爵位を売っていたりするのだが…何度も言うがこれは悪手だ。
「それは世間に関心を持たない農民以外、誰もが知る話です」
「まあね。つまり?」
「金を貸し付けたいのでしょう。他でもない王宮に」
「…ふむ…」
王宮が民間人から金を借りるなど馬鹿な、…と思うだろうが、実はそうでもない。
宮廷の維持費、他国との戦争、諸々によって財政は困窮する。そして王の私財と宮廷予算は別のものだ。さあ困ったな、そこで登場するのが民間の金貸しである。
が、さすがに相手は王宮。取引の出来る商業金融業者は厳選されている。バーリー男爵はそこに食い込みたいのだろう。
恐らくお布施を積み上げ男爵位を手に入れたのも計画のうちだ。
「バーリー男爵の金融商会はかなりの高利で教会から何度も勧告を受けています。当然大臣も把握済みでしょう。簡単に宮廷との取引が出来るとは思えませんが」
僕はリオネルに男爵のことを詳しく調べさせている。
あの男爵は父親から受け継いだ店の資産を、瞬く間に三倍にも四倍にも増やしたかなりのやり手だ。
が、支払いの滞った相手の妻や娘を一夜差し出させるような下衆でもある。
つまり現状だと正攻法で王宮に出入り出来る可能性はほぼ皆無。
「ならディディエ。男爵が必要とするのは何だと思う?」
「えっ?…えーと…城に出入り出来て議会に顔の利くお仲間とか世間からの良い評判…か?」
「よくできました」
僕の従者は順調に成長中だ。
「男爵はそのための人脈づくりをあの別邸でおこなってるんだよ」
ミレイユによる接待付きで。
あーヤダヤダ。僕の崇高なる衆道とは雲泥の差だ。その精神性が。
「では公共施設への支援を信用の土台にしたいのですね」
フー「あの場所は理想的な立地だ。僕だってここは譲れない。リオネル、計画書は?」
「万事抜かりなく」
リオネルが大丈夫というなら大丈夫なのだろう。
僕は抜け目ない商売人。金貸しなんぞに負ける気はない。
そして二週後、入札当日である。今日もお供はルーブロア侯爵。貴族位をもたないリオネルとディディエはお城に連れては来られないし、一見子供の(真実子供)僕は保護者無しで登城出来ないのだ。残念ながら。
本日ここには三組の購入希望者が集まっている。
僕にとって幸いだったのは下位貴族バーリー男爵自身はこの場に不在ってとこだ。この場には表向きの計画立案者であるノルマンディ侯爵が来ている。
彼は序列下の上あたりの侯爵だが、正直言ってその領内資産は彼の代より目減りを続けている。それは偏に彼が、領地経営を家令に丸投げして帳簿の一つも確認しない抜作だからだ。
彼が下位貴族であればきっとアシルの投資話に乗ったことだろう。だが高位貴族である彼はアシルごときの話には興味を示さなかった。
というか、集まるクラブも違うしアシルは若手狙いだったから偉そうな侯爵閣下様は範疇外だったんだよね。
そこに目をつけたのがバーリー男爵だ。侯爵はあっという間に取り込まれた。
「ルーブロア侯爵はノルマンディ侯爵と面識は?」
「もちろんあるが好かぬ男だよ。彼は好色でね。サロン・クローズに出入りするような男だ」
サロン・クローズ(閉じた客間)、それは教会が道徳に目を光らせるこのコーニンレイク国において、暗黙の了解となっている、限りなく娼館に近い疑似恋愛を楽しむサロンのことだ。
はぁ~好き者が。そりゃぁミレイユの居る別邸にも通い詰めるはずだ。
「財務上でルーブロアがノルマンディを抜き去るのも時間の問題ですよ」
「すべては君のおかげだよベルナール殿」
彼ルーブロア侯爵は僕の勧めで騎士見習いとなったフィリップの父親である。
そのフィリップは日々順調に同輩とも先輩とも絆を深めており、きっと来夏も僕の目を楽しませてくれることだろう。
そのお礼も兼ねて僕は侯爵にはいくつか間違いのない投資先を教えて差し上げたのだ。またそれ以後も細やかに助言を差し入れている。
おかげでルーブロアの財政はかなり上向きつつあるという…
「手を携える相手は見極めねばならんと言うことだな」
「そもそも阿呆と手は携えませんけどね。僕は」
「はっはっは。これはこれは」
と言ってる間にも入札は始まる。
影の薄い一人はどこかの慈善団体による代表者だ。計画は基金を募る非営利アソシエーションの拠点を作りたいと言うもの。だが慈善なのだから売値を抑えて欲しいなどと要望しているあたり問題外だ。
つまり一騎打ち!
…先行は僕だ。もう何度目かになるあの計画を、僕はさらに洗練された表現で再度語って聞かせた。
文化、技術、交易、そして家族の絆、百貨の店は未来を見据えた夢の発信地なのだと。
そして最後の発表…ノルマンディ侯爵である。
侯爵の提出した計画とは、一部はそのまま広場として現在の風情を生かし、その周囲に宮殿の回廊風な建物を建造し、そこを憂国の士が枠を超えて集まり議論し理念を語り合う集会場にしようというもの。
要するに、大部分は美観の為に宮廷が整えさせた現存の庭園を使い、おまけに回廊のような建物、集会場ときたら…
大して上物予算はかけず体裁を整えたい、ってことだな。
ほら見ろ。ほーらやっぱり。所詮とってつけた計画。底が浅い。
「ノルマンディ侯爵。理念を語り合う場であれば商業区に社交クラブがありますが?」
「あれは趣味嗜好、理念ごとに別れているではないか。それでは有意義な討議は出来ぬ。そもそも入会金や審査が必要では参加できる者が限られる。違うかねアランブールのお孫殿」
アランブールのお孫殿。随分見下した言い草だな!
「ではノルマンディ侯爵は審査も入会金も無く誰でも受け入れよと?」
「そうだ。君は権威主義かね、アランブールのお孫殿」
「大臣。僕が思うにこれは大きな危険をはらみます。よく熟考を」
「危険だと?何が危険だ!子供のくせに生意気な…引っ込んでおれ!」
ムッ「…」
言っておくが、僕がこの七年ほどで儲けた配当金はノルマンディ侯爵の資産より格段に多い。舐められる謂れはない。
「お孫殿の提案は未来を見据えた夢の発信地…でしたかな?ははは!なんとも子供らしく無邪気な提案ではないか」
ピク「…」
こいつは僕の弁舌の間、話しも聞かないでずっと手元にある自分の計画書を読み返していた。これは計画をかみ砕いて理解していないと言うこと、つまりすべてがバーリー男爵主導ってことだ。
ハー「まったく違いますよ。この百貨の店は国にも民にも大きな益をもたらします。それが分かりませんか?」
「未来への益と言うのであれば理念を語り合う討議こそ必要ではないか!」
「甘い!」
甘すぎるわ若造!
思わず僕は立ちあがった。畳みかけるなら今だ!
身分社会である以上、人には置かれた立場によってそれぞれ物の見方がある。支配層と庶民層ではそもそも価値観が違うのだ。
交わらない価値観を横に並べてどちらも満足する話し合いなど出来るだろうか?答えは否だ。
するとどうなるか。不平不満とはいつ何時も持たぬ者から、下から出るものである。
それは少人数であれば酒場の愚痴で済むだろう。だが大勢集まればそれは歪な力になりうねりになる。そう。一揆の始まりだ。
「ですので枠を超えた討議をするにはもっと市民が成熟しなければ。危険の意味をお分かりくださいますか大臣」
「…うむ。分かるぞベルナール殿。革命が起こるやもしれぬ危惧だな」
「その通りです」
少々飛躍しすぎなのは否めないが、可能性はゼロではない!
「な…」ガタッ!「それは些か大袈裟ではないか!」
「お座り下さい侯爵」
「だ、だが…大臣!」
「あなたの発案はこの国に火のついた石を投じる」
「ぐ…」
所詮傀儡、ノルマンディ侯爵はそれ以上何も言えなかった。小刻みに震える侯爵をしり目に入札は終わり…
そして一週間後。
僕の手には落札通知が握られていた。やったね!
「簡単なことですよ。我がコーニンレイク国の財政は前々王による政策の失敗が尾を引き余裕がありません」
だからこそ資産家のブルジョワジー相手に男爵位を売っていたりするのだが…何度も言うがこれは悪手だ。
「それは世間に関心を持たない農民以外、誰もが知る話です」
「まあね。つまり?」
「金を貸し付けたいのでしょう。他でもない王宮に」
「…ふむ…」
王宮が民間人から金を借りるなど馬鹿な、…と思うだろうが、実はそうでもない。
宮廷の維持費、他国との戦争、諸々によって財政は困窮する。そして王の私財と宮廷予算は別のものだ。さあ困ったな、そこで登場するのが民間の金貸しである。
が、さすがに相手は王宮。取引の出来る商業金融業者は厳選されている。バーリー男爵はそこに食い込みたいのだろう。
恐らくお布施を積み上げ男爵位を手に入れたのも計画のうちだ。
「バーリー男爵の金融商会はかなりの高利で教会から何度も勧告を受けています。当然大臣も把握済みでしょう。簡単に宮廷との取引が出来るとは思えませんが」
僕はリオネルに男爵のことを詳しく調べさせている。
あの男爵は父親から受け継いだ店の資産を、瞬く間に三倍にも四倍にも増やしたかなりのやり手だ。
が、支払いの滞った相手の妻や娘を一夜差し出させるような下衆でもある。
つまり現状だと正攻法で王宮に出入り出来る可能性はほぼ皆無。
「ならディディエ。男爵が必要とするのは何だと思う?」
「えっ?…えーと…城に出入り出来て議会に顔の利くお仲間とか世間からの良い評判…か?」
「よくできました」
僕の従者は順調に成長中だ。
「男爵はそのための人脈づくりをあの別邸でおこなってるんだよ」
ミレイユによる接待付きで。
あーヤダヤダ。僕の崇高なる衆道とは雲泥の差だ。その精神性が。
「では公共施設への支援を信用の土台にしたいのですね」
フー「あの場所は理想的な立地だ。僕だってここは譲れない。リオネル、計画書は?」
「万事抜かりなく」
リオネルが大丈夫というなら大丈夫なのだろう。
僕は抜け目ない商売人。金貸しなんぞに負ける気はない。
そして二週後、入札当日である。今日もお供はルーブロア侯爵。貴族位をもたないリオネルとディディエはお城に連れては来られないし、一見子供の(真実子供)僕は保護者無しで登城出来ないのだ。残念ながら。
本日ここには三組の購入希望者が集まっている。
僕にとって幸いだったのは下位貴族バーリー男爵自身はこの場に不在ってとこだ。この場には表向きの計画立案者であるノルマンディ侯爵が来ている。
彼は序列下の上あたりの侯爵だが、正直言ってその領内資産は彼の代より目減りを続けている。それは偏に彼が、領地経営を家令に丸投げして帳簿の一つも確認しない抜作だからだ。
彼が下位貴族であればきっとアシルの投資話に乗ったことだろう。だが高位貴族である彼はアシルごときの話には興味を示さなかった。
というか、集まるクラブも違うしアシルは若手狙いだったから偉そうな侯爵閣下様は範疇外だったんだよね。
そこに目をつけたのがバーリー男爵だ。侯爵はあっという間に取り込まれた。
「ルーブロア侯爵はノルマンディ侯爵と面識は?」
「もちろんあるが好かぬ男だよ。彼は好色でね。サロン・クローズに出入りするような男だ」
サロン・クローズ(閉じた客間)、それは教会が道徳に目を光らせるこのコーニンレイク国において、暗黙の了解となっている、限りなく娼館に近い疑似恋愛を楽しむサロンのことだ。
はぁ~好き者が。そりゃぁミレイユの居る別邸にも通い詰めるはずだ。
「財務上でルーブロアがノルマンディを抜き去るのも時間の問題ですよ」
「すべては君のおかげだよベルナール殿」
彼ルーブロア侯爵は僕の勧めで騎士見習いとなったフィリップの父親である。
そのフィリップは日々順調に同輩とも先輩とも絆を深めており、きっと来夏も僕の目を楽しませてくれることだろう。
そのお礼も兼ねて僕は侯爵にはいくつか間違いのない投資先を教えて差し上げたのだ。またそれ以後も細やかに助言を差し入れている。
おかげでルーブロアの財政はかなり上向きつつあるという…
「手を携える相手は見極めねばならんと言うことだな」
「そもそも阿呆と手は携えませんけどね。僕は」
「はっはっは。これはこれは」
と言ってる間にも入札は始まる。
影の薄い一人はどこかの慈善団体による代表者だ。計画は基金を募る非営利アソシエーションの拠点を作りたいと言うもの。だが慈善なのだから売値を抑えて欲しいなどと要望しているあたり問題外だ。
つまり一騎打ち!
…先行は僕だ。もう何度目かになるあの計画を、僕はさらに洗練された表現で再度語って聞かせた。
文化、技術、交易、そして家族の絆、百貨の店は未来を見据えた夢の発信地なのだと。
そして最後の発表…ノルマンディ侯爵である。
侯爵の提出した計画とは、一部はそのまま広場として現在の風情を生かし、その周囲に宮殿の回廊風な建物を建造し、そこを憂国の士が枠を超えて集まり議論し理念を語り合う集会場にしようというもの。
要するに、大部分は美観の為に宮廷が整えさせた現存の庭園を使い、おまけに回廊のような建物、集会場ときたら…
大して上物予算はかけず体裁を整えたい、ってことだな。
ほら見ろ。ほーらやっぱり。所詮とってつけた計画。底が浅い。
「ノルマンディ侯爵。理念を語り合う場であれば商業区に社交クラブがありますが?」
「あれは趣味嗜好、理念ごとに別れているではないか。それでは有意義な討議は出来ぬ。そもそも入会金や審査が必要では参加できる者が限られる。違うかねアランブールのお孫殿」
アランブールのお孫殿。随分見下した言い草だな!
「ではノルマンディ侯爵は審査も入会金も無く誰でも受け入れよと?」
「そうだ。君は権威主義かね、アランブールのお孫殿」
「大臣。僕が思うにこれは大きな危険をはらみます。よく熟考を」
「危険だと?何が危険だ!子供のくせに生意気な…引っ込んでおれ!」
ムッ「…」
言っておくが、僕がこの七年ほどで儲けた配当金はノルマンディ侯爵の資産より格段に多い。舐められる謂れはない。
「お孫殿の提案は未来を見据えた夢の発信地…でしたかな?ははは!なんとも子供らしく無邪気な提案ではないか」
ピク「…」
こいつは僕の弁舌の間、話しも聞かないでずっと手元にある自分の計画書を読み返していた。これは計画をかみ砕いて理解していないと言うこと、つまりすべてがバーリー男爵主導ってことだ。
ハー「まったく違いますよ。この百貨の店は国にも民にも大きな益をもたらします。それが分かりませんか?」
「未来への益と言うのであれば理念を語り合う討議こそ必要ではないか!」
「甘い!」
甘すぎるわ若造!
思わず僕は立ちあがった。畳みかけるなら今だ!
身分社会である以上、人には置かれた立場によってそれぞれ物の見方がある。支配層と庶民層ではそもそも価値観が違うのだ。
交わらない価値観を横に並べてどちらも満足する話し合いなど出来るだろうか?答えは否だ。
するとどうなるか。不平不満とはいつ何時も持たぬ者から、下から出るものである。
それは少人数であれば酒場の愚痴で済むだろう。だが大勢集まればそれは歪な力になりうねりになる。そう。一揆の始まりだ。
「ですので枠を超えた討議をするにはもっと市民が成熟しなければ。危険の意味をお分かりくださいますか大臣」
「…うむ。分かるぞベルナール殿。革命が起こるやもしれぬ危惧だな」
「その通りです」
少々飛躍しすぎなのは否めないが、可能性はゼロではない!
「な…」ガタッ!「それは些か大袈裟ではないか!」
「お座り下さい侯爵」
「だ、だが…大臣!」
「あなたの発案はこの国に火のついた石を投じる」
「ぐ…」
所詮傀儡、ノルマンディ侯爵はそれ以上何も言えなかった。小刻みに震える侯爵をしり目に入札は終わり…
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僕の手には落札通知が握られていた。やったね!
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