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変わりゆく…
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さすがに王家の嫁探しに参加するオリーを野宿はさせられない。小さな宿に泊まりながらの道中は以前に比べ天国だ。
そうして辿り着いた王都で、俺たちはさっそくヘッドギルドへと向かっていた。
専売が可能だというこの世界のギルド制度。
これは利権に関わる複雑なもので、俺にイメージできたのは料亭の花板と見習いのような関係だ。
花板の元で何年も修行し、一人前と認められれば「〇〇の下で何年も修行した」を信用にのれん分けという形で店を構える。
それをより厳密にしたのがこの手工業ギルドなのだろう。
特定の分野においてエキスパートである〝親方”のもとに弟子入りする見習い。親方は見習いを指導し職人として育て上げ、その技術と雇用はギルド内で管理される。それが手工業ギルドの仕組みだ。
そして価格であったり販売であったり、市場のコントロールさえギルドによって独占されている。
売る側にとってこれは非常に都合の良い話だが、逆に経済の自由競争を抑えつけ発展を阻む排他的な面も併せ持つ。
「現代社会なら独占禁止法ってとこか」
「でもここでギルドは絶対なんだよ」
ギルドの是非はともかく、今の俺たちにとって決して少なくはない登録金を払い、ようやくロジンアクセサリーの製造販売に関し独占権を手にいれた。
「これで後は軌道に乗せるだけだ」
ゴク「まずは僕の出番だね…」
「ああ頼んだぞ」クシャ
「あっ!またクシャってした!」
「手を置くのにちょうどいい高さなんだよ」
「せっかくおしゃれっぽくしたのに!」
今まで身なりには無頓着だったオリー。だが王子様と会うのにこのままではマズイと思ったのだろう、彼は俺を見ながら見様見真似で髪のセットに挑戦している。
それは喜ばしい変化なんだろうが…誰かのために身支度をする、その事実が雛鳥の巣立ちを見守るようで少し寂しくもある。…複雑な気持ちだ。
じゃれあう俺たちの前に現れたのは人目を引く優男。
「久しぶりねぇオリヴィエちゃん。元気だった?」
「ヒューさん!」
「少し太った?」
「えへへ、食事事情が改善しまして…」
「その方がいいわね。で?ギルドには行ったの?」
「ああ。全部済ませてきた」
「どうだった?」
「問題ない。何度もやり直しじゃ手間だしな。助かったよヒュー」
ギルドの手続きに助言を求めた相手は何を隠そうこの男だ。
彼は理容院を営んでいる。つまりはギルドの組合員。働くことを良しとしない貴族のオリーやスターリング子爵より詳しいだろうと踏んだのだが…予想通り。使える男だ。
「じゃあ今夜は二人とも家に来てちょうだい」
「え?僕までご迷惑おかけするわけには…」
「何言ってんのよ水臭い!今夜は念入りに仕上げてあげるから覚悟なさい!」
オリーの一次通過を、まるで昔からの友人かのように喜んだヒュー。彼は貴族の子には珍しい素朴さを持つオリーに好感を持っているのだろう。そして彼のおかれた状況を憐れんでもいる。
「矜持だけあって金の無い貴族なんて一番悲惨よね」
同感だ。
こうして二次審査の会場である王家のコテージへ向かう前夜、オリーは先ほどからヒューのおもちゃにされている。
「眉毛もちょっとだけ整えましょうか?」
「え…眉なんて触るの初めて…」ドキドキ
「爪も貸してごらんなさい」
「爪ぇ?」ワクワク
クス…
「やりがいのある素材ね」そう言いながら張り切るヒューと、頬を紅潮させながら無邪気にはしゃぐオリー。
ヒューの持つ魔法の手により、まるで魔法のようにオリーは貴族の子へと変貌を遂げていく。
「おい!もうそれぐらいでいいだろ」
「何言ってんのよアンディ!周りは我こそは国一番の美女美人と思ってる自信家ばかりなのよ!これでも全然足りないくらいよ!」
「オリーは王子を射止めに行くんじゃない。場に浮かない程度で十分だ」
「社交界デビューの代わりなんでしょう?誰かの目に留まらなきゃいけなことに変わりはないでしょうが」
俺は何をムキになっているんだろう…、自分で提案しておきながらとんだ手のひら返しじゃないか。それでも変貌していくオリーを受け入れられない自分が居る。
「オリーは素朴なままでいいんだよ」
「そ、そうだよね。僕なんかがおしゃれしたってどうせ似合わない…」
「そうじゃない。いいからこいよオリー。今夜の食事を買いに行こう」
やれやれと肩をすくめるヒューを横目にオリーを連れ出す。
ヒューの店があるここは商業街。夜と言っても治安はそこまで悪くない。
「夜は雰囲気が違うんだね」
「街灯がいい味出してる。LEDより風情があるよな」
「アンディの部屋って観葉植物とか間接照明とかありそう」
「はは!観葉植物はあったな」
先ほどのやり取りなど忘れたかのようなオリーだが誤解は解いておく必要がある。彼はいろんな感情を心に押し隠す、そういう性質だ。
「さっきは悪かったオリー」
「さっき?」
「…俺はたださ、俺の好きなオリーじゃなくなるのが嫌だったんだよ。ガキ臭いな」
「…」
目を丸くしてポカンとするオリー。
「ほらこれ」
「これ…あっ!あの時のオニキス!」
畜魔法石を売ったついでに上乗せさせた小さな黒い石。お守りとしては人気だが決して高価な石ではない。それは前世もここでも変わらない。
「ペンダントにしてくれたの?」
「好きなんだろ?これは宣伝しなくていい。お前だけの石だ」
彼はその黒い石を指で撫でながら、どこか遠くを見ながら言葉を紡ぐ。
「昔ね…、あ、前世のことね。オニキスはネガティブなエネルギーを消すって聞いて…それでいつも身に着けてたの。強くなりたいなって、そう思って」
「それ…パワハラにあって会社辞めた頃か?」
「うんそう」
俯く彼の横顔にかかる過去の影。生き馬の目を抜く都会は彼のように純朴な人には水が合わなかったのだろう。そのうえパワハラ上司と来ては…彼の心情は想像似難くない。
「オリー、オリヴィエ。大丈夫だ。お前は十分強い」
「そんなことない」
「強いさ。辞めたんだろ?自分の意志で」
「逃げ出したんだよ…僕は弱いから」
「いいや違うな。逃げ出さないことが強さだなんて俺は思わない」
「アンディ…」
強さの形は様々だ。腕力の強さ…意思の強さ…忍耐強さ…。その中にあってオリーのこれは十分勇気と言えないだろうか。
「お前は自分の意志で自分を守った。それの何が悪い。周囲はなんとでも言うさ。特に自分で自分を「勝ち組だ」と思ってるような奴らはな。けど勝ち負けを決めるのは何時だって自分の心だろ?」
「自分を守った…そんな風に思ったこと無かった…」
「一人山中で星空を眺めるのを喜ぶお前が都会から逃げたなんて…俺は思わないね。お前は選んだんだよ。自分が自分らしく居られる場所を」
「自分らしく…」
「それが分からない奴は意外に多い。それに気付けたお前は強いし…誰より勝ち組だよ」
その後…涙の止まらないオリーを連れ戻った俺がヒューから大目玉を喰らったのは言うまでもないだろう。
そうして辿り着いた王都で、俺たちはさっそくヘッドギルドへと向かっていた。
専売が可能だというこの世界のギルド制度。
これは利権に関わる複雑なもので、俺にイメージできたのは料亭の花板と見習いのような関係だ。
花板の元で何年も修行し、一人前と認められれば「〇〇の下で何年も修行した」を信用にのれん分けという形で店を構える。
それをより厳密にしたのがこの手工業ギルドなのだろう。
特定の分野においてエキスパートである〝親方”のもとに弟子入りする見習い。親方は見習いを指導し職人として育て上げ、その技術と雇用はギルド内で管理される。それが手工業ギルドの仕組みだ。
そして価格であったり販売であったり、市場のコントロールさえギルドによって独占されている。
売る側にとってこれは非常に都合の良い話だが、逆に経済の自由競争を抑えつけ発展を阻む排他的な面も併せ持つ。
「現代社会なら独占禁止法ってとこか」
「でもここでギルドは絶対なんだよ」
ギルドの是非はともかく、今の俺たちにとって決して少なくはない登録金を払い、ようやくロジンアクセサリーの製造販売に関し独占権を手にいれた。
「これで後は軌道に乗せるだけだ」
ゴク「まずは僕の出番だね…」
「ああ頼んだぞ」クシャ
「あっ!またクシャってした!」
「手を置くのにちょうどいい高さなんだよ」
「せっかくおしゃれっぽくしたのに!」
今まで身なりには無頓着だったオリー。だが王子様と会うのにこのままではマズイと思ったのだろう、彼は俺を見ながら見様見真似で髪のセットに挑戦している。
それは喜ばしい変化なんだろうが…誰かのために身支度をする、その事実が雛鳥の巣立ちを見守るようで少し寂しくもある。…複雑な気持ちだ。
じゃれあう俺たちの前に現れたのは人目を引く優男。
「久しぶりねぇオリヴィエちゃん。元気だった?」
「ヒューさん!」
「少し太った?」
「えへへ、食事事情が改善しまして…」
「その方がいいわね。で?ギルドには行ったの?」
「ああ。全部済ませてきた」
「どうだった?」
「問題ない。何度もやり直しじゃ手間だしな。助かったよヒュー」
ギルドの手続きに助言を求めた相手は何を隠そうこの男だ。
彼は理容院を営んでいる。つまりはギルドの組合員。働くことを良しとしない貴族のオリーやスターリング子爵より詳しいだろうと踏んだのだが…予想通り。使える男だ。
「じゃあ今夜は二人とも家に来てちょうだい」
「え?僕までご迷惑おかけするわけには…」
「何言ってんのよ水臭い!今夜は念入りに仕上げてあげるから覚悟なさい!」
オリーの一次通過を、まるで昔からの友人かのように喜んだヒュー。彼は貴族の子には珍しい素朴さを持つオリーに好感を持っているのだろう。そして彼のおかれた状況を憐れんでもいる。
「矜持だけあって金の無い貴族なんて一番悲惨よね」
同感だ。
こうして二次審査の会場である王家のコテージへ向かう前夜、オリーは先ほどからヒューのおもちゃにされている。
「眉毛もちょっとだけ整えましょうか?」
「え…眉なんて触るの初めて…」ドキドキ
「爪も貸してごらんなさい」
「爪ぇ?」ワクワク
クス…
「やりがいのある素材ね」そう言いながら張り切るヒューと、頬を紅潮させながら無邪気にはしゃぐオリー。
ヒューの持つ魔法の手により、まるで魔法のようにオリーは貴族の子へと変貌を遂げていく。
「おい!もうそれぐらいでいいだろ」
「何言ってんのよアンディ!周りは我こそは国一番の美女美人と思ってる自信家ばかりなのよ!これでも全然足りないくらいよ!」
「オリーは王子を射止めに行くんじゃない。場に浮かない程度で十分だ」
「社交界デビューの代わりなんでしょう?誰かの目に留まらなきゃいけなことに変わりはないでしょうが」
俺は何をムキになっているんだろう…、自分で提案しておきながらとんだ手のひら返しじゃないか。それでも変貌していくオリーを受け入れられない自分が居る。
「オリーは素朴なままでいいんだよ」
「そ、そうだよね。僕なんかがおしゃれしたってどうせ似合わない…」
「そうじゃない。いいからこいよオリー。今夜の食事を買いに行こう」
やれやれと肩をすくめるヒューを横目にオリーを連れ出す。
ヒューの店があるここは商業街。夜と言っても治安はそこまで悪くない。
「夜は雰囲気が違うんだね」
「街灯がいい味出してる。LEDより風情があるよな」
「アンディの部屋って観葉植物とか間接照明とかありそう」
「はは!観葉植物はあったな」
先ほどのやり取りなど忘れたかのようなオリーだが誤解は解いておく必要がある。彼はいろんな感情を心に押し隠す、そういう性質だ。
「さっきは悪かったオリー」
「さっき?」
「…俺はたださ、俺の好きなオリーじゃなくなるのが嫌だったんだよ。ガキ臭いな」
「…」
目を丸くしてポカンとするオリー。
「ほらこれ」
「これ…あっ!あの時のオニキス!」
畜魔法石を売ったついでに上乗せさせた小さな黒い石。お守りとしては人気だが決して高価な石ではない。それは前世もここでも変わらない。
「ペンダントにしてくれたの?」
「好きなんだろ?これは宣伝しなくていい。お前だけの石だ」
彼はその黒い石を指で撫でながら、どこか遠くを見ながら言葉を紡ぐ。
「昔ね…、あ、前世のことね。オニキスはネガティブなエネルギーを消すって聞いて…それでいつも身に着けてたの。強くなりたいなって、そう思って」
「それ…パワハラにあって会社辞めた頃か?」
「うんそう」
俯く彼の横顔にかかる過去の影。生き馬の目を抜く都会は彼のように純朴な人には水が合わなかったのだろう。そのうえパワハラ上司と来ては…彼の心情は想像似難くない。
「オリー、オリヴィエ。大丈夫だ。お前は十分強い」
「そんなことない」
「強いさ。辞めたんだろ?自分の意志で」
「逃げ出したんだよ…僕は弱いから」
「いいや違うな。逃げ出さないことが強さだなんて俺は思わない」
「アンディ…」
強さの形は様々だ。腕力の強さ…意思の強さ…忍耐強さ…。その中にあってオリーのこれは十分勇気と言えないだろうか。
「お前は自分の意志で自分を守った。それの何が悪い。周囲はなんとでも言うさ。特に自分で自分を「勝ち組だ」と思ってるような奴らはな。けど勝ち負けを決めるのは何時だって自分の心だろ?」
「自分を守った…そんな風に思ったこと無かった…」
「一人山中で星空を眺めるのを喜ぶお前が都会から逃げたなんて…俺は思わないね。お前は選んだんだよ。自分が自分らしく居られる場所を」
「自分らしく…」
「それが分からない奴は意外に多い。それに気付けたお前は強いし…誰より勝ち組だよ」
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