イケメン大好きドルオタは異世界でも推し活する

kozzy

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決断の時編

最後の関門

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だけど、…爆発か…珠、壊れちゃわないかな…

「どうやって爆発させるんですか?聖魔力に影響ないですか?代わりは…ないんですよ?」
「ふむ、とても小さな爆発だ。爆発と言うから誤解をしておるが珠の中で小さく破裂させる。それで珠の中の魔力は使い果たせるであろう。とても繊細な魔力操作だが…お前が居る。助けてくれるな?」
「…!…共同作業ですね。えへへ。任せてください!」

まず、小さく圧縮したアグラナダ様の炎を珠の中に。それから中の風魔力を取りこむ。そ~っとそ~っと。細心の注意を払って。
風魔力を取り込んだ真っ赤な炎は次第に黄色く次第に白く…そして最後には青い炎に変化する。

「ふーー…。ここからだね。」


チロチロと燻ぶるうす濁った水の魔力。ここに青い炎を…

ジュワッ「ひゃっ!」「大丈夫だ、力を抜けアデル、そう慎重にだ」

珠の中が蒸気で真っ白になる。珠の表面がビリビリしてくる。
後ろからグラナダ様が僕を抱え込んでくれている。
けっこう時間がかかるけど…焦っちゃダメだ…小さな弱い、だけど高温の青い炎をじっと維持する僕。
小さく見えてもこれは圧縮された高濃度の魔力。グラナダ様じゃなきゃこうはいかないんだ。

カタ…カタカタ…ガタガタ……ボンッ‼

「うゎっ!ぐ、グラナダ様…?」
「どれ。うむ、良いぞ、消えておる…」
「ほんとに?ああ、良かったぁ…」

うっすら濁ってたはずのニセ生誕珠…ドノヴァン王の魔力を消したら真っ白な球になった。
これが、聖魔力の塊かぁ。安心したら全身の力が抜けた…

「ベッドまで連れてって。僕もう歩けない…」
「ふっ、何を甘えておるのやら。よかろう、ほら」

軽々と僕を抱きかかえるたくましい旦那様。ずっとずっとこうしていてね。

さあ、後は魔方陣をしいて…大丈夫、きっと上手くいく。







う~ん良く寝た。ここしばらく頭を悩ませていた問題が解決して久しぶりに熟睡出来た気がする。
あれ?隣を見るとぽっかりと空いている。

「お目覚めですかなアデル様。旦那様は早朝よりの執務がお有りになりすでに邸を出ておられますぞ。」
「おはよう、トマスさん。グラナダ様の姿がないから驚いちゃったよ」

にこやかに朝の用意をして待っててくれるトマスさん。
珍しいなぁ、こんな朝早くからどこ行ったんだろう。今そんな重要案件あったっけ?


「さぁさぁダイニングにてアベニア様がお待ちでございますよ。早くお仕度なさいませ」
「はぁ~い」


今日もいつもと変わらない平和な一日が始まる。




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