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二人は揃って初オール
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惜しげもなく燭台を灯した明るい部屋、ここは古い衣類を全て保管してある衣裳部屋だ。その中で彼は何かを考え込んでいる。
「何か用ですかフラヴィオ」
「いや、ルイージが湯を終えたのでね。君を呼びに来たのだが…」
「今日の僕は風呂キャンセル界隈で。フラヴィオ入りたいなら一人でどうぞ」
「そうなのか…」
この、胸をよぎる落胆の感情は何なのだろう。私はルイージと違い世話が必要な子供ではない。風呂ぐらいは一人で入るべきなのは分かっているが…、…些か残念だ。
彼と歩いた庶民街。そこで私は己の中にある心の変化に気付き始めていた。
それを明確にするためにも二人でもっと話をしたい。湧き出るこの感情を一刻も早く共有したい。
そんな想いに眠ることも出来ず、寝室の扉が開くのを待ち続けたが…、気が付けばすでに外は白み始めている。
「一体何をしているんだい?もしかして寝ていないのかい?」
「あっ!丁度いいところに…、フラヴィオ、ちょっとこれ羽織って」
焦れて衣装部屋を訪れた私の肩に彼は一枚の上着を羽織らせる。それは恐らく前当主の遺していった着衣。だがそれは年代を感じさせないほど洗練されている。
「これは?」
「ここの家主が残してったジャケットだけど少しリメイクしました」
「君がこれを?」
「前の住人が物持ちよくて良かった~。見て!子供時代の服まで全部残ってるの。すごいラッキー!」
部屋中に古い衣装を広げいつになく無邪気な顔でイイヴァーノは言うが…まさか…!
彼は一晩中縫物をしていたと言うのか⁉
確かに貴族家の令嬢は刺繍や編み物を学ぶ。が、だからと言って衣装を仕上げたりはしない。なのにまさかお針子の真似を?
そう言えば初めて顔を合わせた翌日、彼の買い込んできた荷物の中には多くのレースやボタンがあったが…もしやこのために?
「もう一枚ぐらいあった方がいいでしょ?これなら馬鹿にされない、むしろ最先端だと思うんだけど…飾りとか付け替えて僕の記憶にある某アニメデザインでオリジナルアレンジしました。…どうかな?」
「あ、ああ!実に斬新で見事な出来栄えだ!」
「ふふん。でしょ?でしょ?気に入った?」
「とても…とても気に入ったよ!」
「袖が少し短いかな?フラヴィオ腕長いですね…。袖口のフリル増量して誤魔化しちゃおっかな?」
なんと彼は夜を徹して、これらの着衣を私のみならず子供たちの分まで手直ししていたのだ!
「リコたちの分は少年用の平服で…丈と袖だけつめました。おじいちゃんのは…そのままでいいですよね?」
「十分だ」
「ルイージ君のはねぇ~、一番気合入っちゃった!見てこれぇ~!」
「ふふ、とても優美だ。気に入ると思う。だがこれらの装飾は…」
私のジャケットやルイージのベストに施された見事な宝石。どこへ出ても見劣りしないであろうその宝石はこの屋敷には無かったものだ。
「えっと、コレッティのお屋敷から持ってきたお飾り使いました」
「ああイヴァーノ、そんな…」
彼はいくつものトランクに身の回り品、つまり夜会服や下着、室内着、そしてトランク一つ分の装飾品を持ってきたと話していたが…、それらを私やルイージの貴族服に使ったというのか。
「どーせ高いのは持ち出せなかったし…このわざとらしい輝き、多分安いのだから大丈夫。イミテーションジュエリー…的な?だから気にしないで。コス作成に妥協はしたくない」
まさか!
彼は私に気を遣わせないようそう言うのだろうが…、私は目利きに自信がある。これらは確かに家宝とするような逸品ではないが、市場に出ればそれなりの値が付く上等なものだ。それをつましい生活を強いられて尚、惜しげもなく私のために使うと言うのか…!夫である私に恥をかかせないために…!
「あ、そうだ。フラヴィオ、今日から僕のことはイヴって呼んで!」
動揺する私をさらに震わせるイヴァーノからの突如とした提案。
「ホントはオタ仲間にしかコスネームは呼ばせないんだけど…フラヴィオは特別だから…」
「特別?」
「…今日、商店街で。正直…いろいろ身に覚えの無いことで責められて…仕方ないって分かってても内心ちょっと凹んでたから…すごく嬉しかった!」
初めて見せるあどけない笑み。少しはにかむその表情から一秒たりとも目が離せない。
情けないことだが出会ったその日から迷惑をかけ続けてきた自覚はある。その私がまさか彼の特別になれるとは…これが歓びでなくてなんだというのか!
「ああイヴァーノ嬉しいよ!いやイヴ…良い響きだ…」
「…まさかコスネームが愛称と一緒だなんて偶然って怖い…これも運命かな?」
良く聞こえなかったが、運命…彼は私との出会いを運命だと感じているのか!
形ばかりの白い結婚で構わない、当初はそう考えていた婚姻だったが…今の私は名実ともに夫夫でありたい、それも誰よりも仲睦まじい夫夫に…そう考えるに至っていた。たった三日間過ごしただけだと言うのに私の心をここまで奪うイヴとは一体何者なのか!
「イヴ!ああイヴ…!」
「ちょ、フラヴィオな、ン、ンっ!」
気が付けば私は力任せに彼を抱きしめ口付けていた。
---------------------
その日夕食の席でじいさんから聞いたのは、この屋敷にも衣装部屋があるという事実。いや、うっかり忘れてたわ。
初日は顔合わせ済ませたあと寝室のホコリだけはらって寝ちゃったし…、昨日も今日も家の事じいさんに任せて外にいたからそれどころじゃなかったし。そうだよ。タンスがないなら衣裳部屋があるに決まってるじゃないか!
衣装部屋…、それは自作レイヤーにとってまさにワンダーランド…
コス作成、それは趣味と実益を兼ねた僕の生きがい。
きちんと習ったわけじゃない僕の洋裁技術は色々と間違っているだろう。けど…試行錯誤しながら思った通りの再現が出来たときの、あの感動っていったら…ドーパミン大放出だよ!
前家主は独身の着道楽だったのだろう。部屋の中には一人分の、それでもかなりの量の衣類が少年期からの衣類も含め、とても丁寧に保管されていた。
現代社会以外はまとめてファンタジーで括れる僕と違って、この世界的に言えば、晩年の服以外はかなり時代遅れの衣装なんだろう。
けど一着一着は豪華なんだし、服だと思うから古くさいんであって、布地とパーツ、そう思えば宝の海だ!
「えーと、この辺のパーツは全部取っ払って…そうしたら普段着になるかな?あ、ウエストのシルエットがダサイのか…じゃあここをちょっとつまんで…」
「こっちの金モールをこっちに付け替えて…、ルイージ君にはピンク系のキラキラが似合いそうだから…、あ、あったあった。ピンクのビーズ」
時間も忘れてどれくらいそこでチクチクしてたんだろう。
気が付いたら背後にフラヴィオが居て、彼は心配そうに僕の様子をうかがっている。
ジャケットを試着したフラヴィオは、まるでおとぎの国のお王子様みたいで…同じ王子でもニコラの奴隷その一、アマーディオとはえらい違いだ。
あっそうだ。フラヴィオにコスネームのこと言わなくちゃ。
〝イヴ”は僕を否定しない大切な仲間の証。僕をイヴと呼ぶのは家族とコス仲間だけだ。けどニコラによろめかなかったフラヴィオには僕を〝イヴ”と呼ぶ資格がある!
だからって…
キスする資格を与えた記憶は無い。なのに…
ナニガオキテルノ!?
「何か用ですかフラヴィオ」
「いや、ルイージが湯を終えたのでね。君を呼びに来たのだが…」
「今日の僕は風呂キャンセル界隈で。フラヴィオ入りたいなら一人でどうぞ」
「そうなのか…」
この、胸をよぎる落胆の感情は何なのだろう。私はルイージと違い世話が必要な子供ではない。風呂ぐらいは一人で入るべきなのは分かっているが…、…些か残念だ。
彼と歩いた庶民街。そこで私は己の中にある心の変化に気付き始めていた。
それを明確にするためにも二人でもっと話をしたい。湧き出るこの感情を一刻も早く共有したい。
そんな想いに眠ることも出来ず、寝室の扉が開くのを待ち続けたが…、気が付けばすでに外は白み始めている。
「一体何をしているんだい?もしかして寝ていないのかい?」
「あっ!丁度いいところに…、フラヴィオ、ちょっとこれ羽織って」
焦れて衣装部屋を訪れた私の肩に彼は一枚の上着を羽織らせる。それは恐らく前当主の遺していった着衣。だがそれは年代を感じさせないほど洗練されている。
「これは?」
「ここの家主が残してったジャケットだけど少しリメイクしました」
「君がこれを?」
「前の住人が物持ちよくて良かった~。見て!子供時代の服まで全部残ってるの。すごいラッキー!」
部屋中に古い衣装を広げいつになく無邪気な顔でイイヴァーノは言うが…まさか…!
彼は一晩中縫物をしていたと言うのか⁉
確かに貴族家の令嬢は刺繍や編み物を学ぶ。が、だからと言って衣装を仕上げたりはしない。なのにまさかお針子の真似を?
そう言えば初めて顔を合わせた翌日、彼の買い込んできた荷物の中には多くのレースやボタンがあったが…もしやこのために?
「もう一枚ぐらいあった方がいいでしょ?これなら馬鹿にされない、むしろ最先端だと思うんだけど…飾りとか付け替えて僕の記憶にある某アニメデザインでオリジナルアレンジしました。…どうかな?」
「あ、ああ!実に斬新で見事な出来栄えだ!」
「ふふん。でしょ?でしょ?気に入った?」
「とても…とても気に入ったよ!」
「袖が少し短いかな?フラヴィオ腕長いですね…。袖口のフリル増量して誤魔化しちゃおっかな?」
なんと彼は夜を徹して、これらの着衣を私のみならず子供たちの分まで手直ししていたのだ!
「リコたちの分は少年用の平服で…丈と袖だけつめました。おじいちゃんのは…そのままでいいですよね?」
「十分だ」
「ルイージ君のはねぇ~、一番気合入っちゃった!見てこれぇ~!」
「ふふ、とても優美だ。気に入ると思う。だがこれらの装飾は…」
私のジャケットやルイージのベストに施された見事な宝石。どこへ出ても見劣りしないであろうその宝石はこの屋敷には無かったものだ。
「えっと、コレッティのお屋敷から持ってきたお飾り使いました」
「ああイヴァーノ、そんな…」
彼はいくつものトランクに身の回り品、つまり夜会服や下着、室内着、そしてトランク一つ分の装飾品を持ってきたと話していたが…、それらを私やルイージの貴族服に使ったというのか。
「どーせ高いのは持ち出せなかったし…このわざとらしい輝き、多分安いのだから大丈夫。イミテーションジュエリー…的な?だから気にしないで。コス作成に妥協はしたくない」
まさか!
彼は私に気を遣わせないようそう言うのだろうが…、私は目利きに自信がある。これらは確かに家宝とするような逸品ではないが、市場に出ればそれなりの値が付く上等なものだ。それをつましい生活を強いられて尚、惜しげもなく私のために使うと言うのか…!夫である私に恥をかかせないために…!
「あ、そうだ。フラヴィオ、今日から僕のことはイヴって呼んで!」
動揺する私をさらに震わせるイヴァーノからの突如とした提案。
「ホントはオタ仲間にしかコスネームは呼ばせないんだけど…フラヴィオは特別だから…」
「特別?」
「…今日、商店街で。正直…いろいろ身に覚えの無いことで責められて…仕方ないって分かってても内心ちょっと凹んでたから…すごく嬉しかった!」
初めて見せるあどけない笑み。少しはにかむその表情から一秒たりとも目が離せない。
情けないことだが出会ったその日から迷惑をかけ続けてきた自覚はある。その私がまさか彼の特別になれるとは…これが歓びでなくてなんだというのか!
「ああイヴァーノ嬉しいよ!いやイヴ…良い響きだ…」
「…まさかコスネームが愛称と一緒だなんて偶然って怖い…これも運命かな?」
良く聞こえなかったが、運命…彼は私との出会いを運命だと感じているのか!
形ばかりの白い結婚で構わない、当初はそう考えていた婚姻だったが…今の私は名実ともに夫夫でありたい、それも誰よりも仲睦まじい夫夫に…そう考えるに至っていた。たった三日間過ごしただけだと言うのに私の心をここまで奪うイヴとは一体何者なのか!
「イヴ!ああイヴ…!」
「ちょ、フラヴィオな、ン、ンっ!」
気が付けば私は力任せに彼を抱きしめ口付けていた。
---------------------
その日夕食の席でじいさんから聞いたのは、この屋敷にも衣装部屋があるという事実。いや、うっかり忘れてたわ。
初日は顔合わせ済ませたあと寝室のホコリだけはらって寝ちゃったし…、昨日も今日も家の事じいさんに任せて外にいたからそれどころじゃなかったし。そうだよ。タンスがないなら衣裳部屋があるに決まってるじゃないか!
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コス作成、それは趣味と実益を兼ねた僕の生きがい。
きちんと習ったわけじゃない僕の洋裁技術は色々と間違っているだろう。けど…試行錯誤しながら思った通りの再現が出来たときの、あの感動っていったら…ドーパミン大放出だよ!
前家主は独身の着道楽だったのだろう。部屋の中には一人分の、それでもかなりの量の衣類が少年期からの衣類も含め、とても丁寧に保管されていた。
現代社会以外はまとめてファンタジーで括れる僕と違って、この世界的に言えば、晩年の服以外はかなり時代遅れの衣装なんだろう。
けど一着一着は豪華なんだし、服だと思うから古くさいんであって、布地とパーツ、そう思えば宝の海だ!
「えーと、この辺のパーツは全部取っ払って…そうしたら普段着になるかな?あ、ウエストのシルエットがダサイのか…じゃあここをちょっとつまんで…」
「こっちの金モールをこっちに付け替えて…、ルイージ君にはピンク系のキラキラが似合いそうだから…、あ、あったあった。ピンクのビーズ」
時間も忘れてどれくらいそこでチクチクしてたんだろう。
気が付いたら背後にフラヴィオが居て、彼は心配そうに僕の様子をうかがっている。
ジャケットを試着したフラヴィオは、まるでおとぎの国のお王子様みたいで…同じ王子でもニコラの奴隷その一、アマーディオとはえらい違いだ。
あっそうだ。フラヴィオにコスネームのこと言わなくちゃ。
〝イヴ”は僕を否定しない大切な仲間の証。僕をイヴと呼ぶのは家族とコス仲間だけだ。けどニコラによろめかなかったフラヴィオには僕を〝イヴ”と呼ぶ資格がある!
だからって…
キスする資格を与えた記憶は無い。なのに…
ナニガオキテルノ!?
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