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番外 フラヴィオと義父
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今僕とフラヴィオはコレッティ家の居間で寛いでいるところだ。そして僕のヒザには現在フェルたんが居る。
一年に及ぶサルディーニャ生活の中で、フェルたんの記憶上書き保存は順調に進んでいる。
そして使用人含め大家族の中で可愛がられ、いっぱい話しかけられて育つ子供はお喋り好きになる。
「おにいちゃま、ここはどこ?」
「おにいちゃまの実家だよ」
「ふうん。とってもおおきいね」
「一回来てるはずだけど…覚えてない?」
「フェルわかんない…」シュン…
「あああっ!いーのいーの覚えて無くて!お父様なんて人の名前もすでに怪しいんだから!」
「あー、ゴホン!」
「イヴ!」
図星か…
「イヴァーノや…」
「なんですかお父様」
「フラヴィオ君がおじちゃまならお前はおばちゃまではないのかい?」
「!」
やったらやり返される…なるほどね。だが却下だ!
「おにいちゃま?ここネコちゃんいる?」
「んー居ないかな」
「フェルね、ここよりネコちゃんのいるおうちがいいな」コテン「ね、かえろ?」
はうぁ!五歳になるフェルたんったら!見てよ!チャーム全開!!!
「そだよねぇ~。家が良いよねぇ~」ナデナデ「でもちょっとだけ待っててね~」
お泊りの予定だったがキャンセルで。
「イヴァーノ。お前はいつまであの屋敷に住むつもりかね」
「永遠に」
ハァー…「まあいい。その件は追々話そう。ところで本題だが」
と、ここでフェルたんはロデじいとメイドさんに手を引かれ隣室でおやつタイムである。
今から僕とフラヴィオはフェルたんの将来について大事な話をしなくてはならない。
「お義父上。約束を撤回するようで大変気が引けるのだが…」
「いいや構わないとも。もともとあの爵位はイヴァーノが祖母から受け継いだ遺産なのだし、イヴァーノと君で好きなようにするがいい」
早い話、コレッティ家ではあんなちんけな爵位、不要だと。
これは何の話かというと、どうもフラヴィオは僕と結婚する時、いつかアスタリア王家に戻ることが出来れば(ギリ…)ビアジョッティの伯爵位をお父様に返すと約束していたんだとか。
「フラヴィオ…」ニッコリ「冗談でもそんな…許しませんよ?」ミシリ…
「あ、あれは君とまだ会う前の話なのでね」
「会って気持ちは変わりました?」
「ああ!もちろんだとも!」
「いつ?」
「え?」
「いつから?」
「その…」
「止めなさいイヴァーノ。仲がいいのは良いことだがお前は昔から嫉妬が過ぎる」
お父様の言う〝昔から”とはイヴァーノ時代のニコラとパンクラツィオのことだろう。あれはパンクラツィオにも大いに非があるため、お父様も当時それほどイヴァーノを叱らなかった。
けどイヴァーノの名誉のために訂正だけはしておきたい。
「あれは嫉妬じゃなくプライドの問題です。パンクラツィオと二コラに嫉妬ぉ?あーはっはっは!」
へそで茶が沸騰するわ!
「邪悪な笑い方は止めなさいイヴァーノ」
邪悪て…
けど動じないところを見るにオリジナルもこんな風に高笑ってたんだろう。イヴァーノ…
ゴホン「話を戻しますが…こうなった以上私はビアジョッテイ家を栄えさせたいと考えています。であれば後継者が必要になるでしょう。ですが」チラ
「…言わせたいですか?」
「いや。私はイヴ以外の妻を持つ気はない。となると残された道は血族からの養子…」
「うむ…」
僕は知らなかったのだが、このサルディーニャでは血縁に限り養子縁組のうえ爵位継承が認められるそうだ。
これはこの国がBLの国である都合上ね。僕以外にも愛人NG勢は絶対いるだろうし。
以前も話したが、フェルたんの偽祖父であるロデじいはペネロペ様のひいじいちゃんの又従兄の又従兄である。限りなく他人に近いが血縁関係じゃないとも言い切れない間柄だ。
かなり苦しいっちゃ苦しいが、王家は事情を知ってるアマーディオがとりなすだろうし、教会に出す書類上の問題だけなら、諸々の権威を振りかざせば何とか通るだろう。
「私は上の兄たちどちらかから養子をと考えていたのだがね」
それも一つの手ではあるのだが…、フラヴィオと第二王子は異母兄弟。その面差しにもうっすら似たところがある(らしい)。つまりそれは、フラヴィオとフェルたんにも言えるわけで。
由緒ある名門家系のお父様は、王家を崇高なものと考え血筋をとても大切にする。
「ああいった結末を迎えたとはいえ…罪なき王家の血は護られてしかるべき、私はそう考えるよ。第三王子殿下の子として王族に縁を持つのもやぶさかでない。もちろんこの国においては…だが」
アスタリアは自主出禁だよねー。
「ではお許しいただけるか。フェルナンを私とイヴの養子に迎え入れ後継として育てていくことを」
「あの子が貴族学院に上がる年頃にもなれば皆の様々な記憶も風化していよう。手続きを進めるがいい」
「ああ…!感謝しますお義父上!」
「いやなに。アスタリア王家と縁付いたことでコレッティ家の格もさらに上がってね。私の方こそ感謝すべきだろう。ハハハ」
コレッティ家は名門中の名門だが、そんなお父様でも王族公爵家であるタランティーノ公爵にはマウントを取られ続けてきた。きっとそこには社交界に渦巻くいやらしいあれやこれやがあるのだろう。
「アスタリア王家が存続出来たのは偏にイヴの功績です。何を仰いますか」
そーだそーだ!……まぁほとんどパンクラツィオのオートプレイだけど。
ガヤガヤ
おや?隣が賑わしい…あっ!
パタパタパタ「おじちゃま!おにいちゃま!おわった?おはなちおわった?も、かえる?」
「フェルナン走ってはいけないよ」
「可愛いからいいじゃん。でもフェルたん、転ばないよう気をつけてね」
「あい」
「フェルナン君はそれほどあの小さな屋敷が好きなのかね?コレッティの屋敷には走り回れる庭もあるのだよ?」
「コエッテのおじちゃま…あのね、フェルね、おうちにいたいの」
「フェルナン…」
「おうちがちゅきなの」
フェルたんが〝自分のお家”に固執する若干引きこもり予備軍なのは過去のトラウマによるものだろう。擁護院の記憶がどれほど薄くなっても無かった事にはならないんだから。
「フェルナン、たった今あの屋敷は君が受け継ぐと決まったのだよ」
「うけちゅぐ…?」
「もう何処へも行かなくていいと言う意味だ」
「フェルたん、あそこはずっとの屋敷になったんだよ」
「ずっと…わぁい!」パァァ
あうっ!眩しい笑顔!
第二王子と同じだと言うオレンジの髪に光が射して、まるで食用ハーブのナスタチウムみたいだ。
そして僕は知っている。ナスタチウムの花言葉は…『困難に打ち勝つ』!!!
「話しも終わったしもう帰ろうか。そうだ!貴族街によって美味しいもの買っていこう」
「おいちいもの?フェルね、フェルね、まんなかでブンブンちたい」
我が家の王子様は手を繋いでブランコせよと御所望らしい。へい!喜んで!
一年に及ぶサルディーニャ生活の中で、フェルたんの記憶上書き保存は順調に進んでいる。
そして使用人含め大家族の中で可愛がられ、いっぱい話しかけられて育つ子供はお喋り好きになる。
「おにいちゃま、ここはどこ?」
「おにいちゃまの実家だよ」
「ふうん。とってもおおきいね」
「一回来てるはずだけど…覚えてない?」
「フェルわかんない…」シュン…
「あああっ!いーのいーの覚えて無くて!お父様なんて人の名前もすでに怪しいんだから!」
「あー、ゴホン!」
「イヴ!」
図星か…
「イヴァーノや…」
「なんですかお父様」
「フラヴィオ君がおじちゃまならお前はおばちゃまではないのかい?」
「!」
やったらやり返される…なるほどね。だが却下だ!
「おにいちゃま?ここネコちゃんいる?」
「んー居ないかな」
「フェルね、ここよりネコちゃんのいるおうちがいいな」コテン「ね、かえろ?」
はうぁ!五歳になるフェルたんったら!見てよ!チャーム全開!!!
「そだよねぇ~。家が良いよねぇ~」ナデナデ「でもちょっとだけ待っててね~」
お泊りの予定だったがキャンセルで。
「イヴァーノ。お前はいつまであの屋敷に住むつもりかね」
「永遠に」
ハァー…「まあいい。その件は追々話そう。ところで本題だが」
と、ここでフェルたんはロデじいとメイドさんに手を引かれ隣室でおやつタイムである。
今から僕とフラヴィオはフェルたんの将来について大事な話をしなくてはならない。
「お義父上。約束を撤回するようで大変気が引けるのだが…」
「いいや構わないとも。もともとあの爵位はイヴァーノが祖母から受け継いだ遺産なのだし、イヴァーノと君で好きなようにするがいい」
早い話、コレッティ家ではあんなちんけな爵位、不要だと。
これは何の話かというと、どうもフラヴィオは僕と結婚する時、いつかアスタリア王家に戻ることが出来れば(ギリ…)ビアジョッティの伯爵位をお父様に返すと約束していたんだとか。
「フラヴィオ…」ニッコリ「冗談でもそんな…許しませんよ?」ミシリ…
「あ、あれは君とまだ会う前の話なのでね」
「会って気持ちは変わりました?」
「ああ!もちろんだとも!」
「いつ?」
「え?」
「いつから?」
「その…」
「止めなさいイヴァーノ。仲がいいのは良いことだがお前は昔から嫉妬が過ぎる」
お父様の言う〝昔から”とはイヴァーノ時代のニコラとパンクラツィオのことだろう。あれはパンクラツィオにも大いに非があるため、お父様も当時それほどイヴァーノを叱らなかった。
けどイヴァーノの名誉のために訂正だけはしておきたい。
「あれは嫉妬じゃなくプライドの問題です。パンクラツィオと二コラに嫉妬ぉ?あーはっはっは!」
へそで茶が沸騰するわ!
「邪悪な笑い方は止めなさいイヴァーノ」
邪悪て…
けど動じないところを見るにオリジナルもこんな風に高笑ってたんだろう。イヴァーノ…
ゴホン「話を戻しますが…こうなった以上私はビアジョッテイ家を栄えさせたいと考えています。であれば後継者が必要になるでしょう。ですが」チラ
「…言わせたいですか?」
「いや。私はイヴ以外の妻を持つ気はない。となると残された道は血族からの養子…」
「うむ…」
僕は知らなかったのだが、このサルディーニャでは血縁に限り養子縁組のうえ爵位継承が認められるそうだ。
これはこの国がBLの国である都合上ね。僕以外にも愛人NG勢は絶対いるだろうし。
以前も話したが、フェルたんの偽祖父であるロデじいはペネロペ様のひいじいちゃんの又従兄の又従兄である。限りなく他人に近いが血縁関係じゃないとも言い切れない間柄だ。
かなり苦しいっちゃ苦しいが、王家は事情を知ってるアマーディオがとりなすだろうし、教会に出す書類上の問題だけなら、諸々の権威を振りかざせば何とか通るだろう。
「私は上の兄たちどちらかから養子をと考えていたのだがね」
それも一つの手ではあるのだが…、フラヴィオと第二王子は異母兄弟。その面差しにもうっすら似たところがある(らしい)。つまりそれは、フラヴィオとフェルたんにも言えるわけで。
由緒ある名門家系のお父様は、王家を崇高なものと考え血筋をとても大切にする。
「ああいった結末を迎えたとはいえ…罪なき王家の血は護られてしかるべき、私はそう考えるよ。第三王子殿下の子として王族に縁を持つのもやぶさかでない。もちろんこの国においては…だが」
アスタリアは自主出禁だよねー。
「ではお許しいただけるか。フェルナンを私とイヴの養子に迎え入れ後継として育てていくことを」
「あの子が貴族学院に上がる年頃にもなれば皆の様々な記憶も風化していよう。手続きを進めるがいい」
「ああ…!感謝しますお義父上!」
「いやなに。アスタリア王家と縁付いたことでコレッティ家の格もさらに上がってね。私の方こそ感謝すべきだろう。ハハハ」
コレッティ家は名門中の名門だが、そんなお父様でも王族公爵家であるタランティーノ公爵にはマウントを取られ続けてきた。きっとそこには社交界に渦巻くいやらしいあれやこれやがあるのだろう。
「アスタリア王家が存続出来たのは偏にイヴの功績です。何を仰いますか」
そーだそーだ!……まぁほとんどパンクラツィオのオートプレイだけど。
ガヤガヤ
おや?隣が賑わしい…あっ!
パタパタパタ「おじちゃま!おにいちゃま!おわった?おはなちおわった?も、かえる?」
「フェルナン走ってはいけないよ」
「可愛いからいいじゃん。でもフェルたん、転ばないよう気をつけてね」
「あい」
「フェルナン君はそれほどあの小さな屋敷が好きなのかね?コレッティの屋敷には走り回れる庭もあるのだよ?」
「コエッテのおじちゃま…あのね、フェルね、おうちにいたいの」
「フェルナン…」
「おうちがちゅきなの」
フェルたんが〝自分のお家”に固執する若干引きこもり予備軍なのは過去のトラウマによるものだろう。擁護院の記憶がどれほど薄くなっても無かった事にはならないんだから。
「フェルナン、たった今あの屋敷は君が受け継ぐと決まったのだよ」
「うけちゅぐ…?」
「もう何処へも行かなくていいと言う意味だ」
「フェルたん、あそこはずっとの屋敷になったんだよ」
「ずっと…わぁい!」パァァ
あうっ!眩しい笑顔!
第二王子と同じだと言うオレンジの髪に光が射して、まるで食用ハーブのナスタチウムみたいだ。
そして僕は知っている。ナスタチウムの花言葉は…『困難に打ち勝つ』!!!
「話しも終わったしもう帰ろうか。そうだ!貴族街によって美味しいもの買っていこう」
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