涙袋 ~現代居酒屋千夜一夜物語~

与四季団地

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   第76夜・『勝負の日✕激闘✕あらぬ噂』

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 昨日は、昼の仕事をしている午後1時ぐらいの時点で、夜の店の売上げを想像し、「2月末日の今日こそ、勝負の日だ!」と定めていて、数日前まで上方修正を繰り返した末の、目標売上げのンン万円まで稼ぐことを肝に命じていた。
 かなり厳しい金額であった。
 でも、絶対に達成すると決めたので、精神的には、その態勢でいた。
 団体常連の小野ッチやトモミンなどに甘えて来店してもらうなんて考えもよぎるのだが、お二方には既に充分甘えている^^;
 と言いますか、私は、個別にお客さんを呼んだことはない^^(ツンさんは別^^;)...
 けして、お客さんを半強制的には呼ばない・・・、そこには私のプライドがある。

    最終的には、お客さんの自由意思で来店して欲しいからだ。
    もし、客が来なかったら、それが私の実力だと考えることにした。

 激闘だった。
 かなりの数のお客さんが入り乱れた。
 店の灯を消したのは、午前の2時半。
 ・・・結果として、目標達成はならなかった。
 非常に悔しかった。
 でも、実現の難しい額に、驚くほど肉薄していた。
 あと、5人ほどの、うちの店で言うところの「団体さん^^;」が来てくれたら、達成できたであろう^^

     ◇

 最近、なんか、私に関する変な噂があって、なかなか楽しい。
 私が、とある女性Aが連れてきた友人の女性Bにちょっかいを出したというのだ^^;
 いや、ぞれが事実だったらしゃーないのだが、根も葉もないのである^^;
 私は、そのBさんの名前さえもろくに覚えられないでいたほどだ^^;
 でも、ある種の女性の猪突猛進の偏見の先入観は、その人の頭の中では、それは紛れもない事実となってしまっていて、たぶん、どんなに否定しても、それは覆せないようなのだ^^;

     まあ、とても楽しい^^

 で、そのAさんが、それをもとにして、私の噂を、更に色んなおまけの話をつけて広めるものだから、
「そいつはけしからん奴だ!」と言う奴が来店してくるのだ^^;
 でも、それって逆の結果を生む。
 私は、私に文句を言いに来た奴が来店したら、逆にその人をお客さんにしてしまうだけのテクニックを持っているぞ^^v
 ・・・てゆーか、昨夜遅かったので、起きたのが今、日曜日は午後一時からの営業なので、そろそろお店を開けに出勤します!
 さあ、新しい月のはじまりだ!
                         ・・・(2015/03/01)
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