涙袋 ~現代居酒屋千夜一夜物語~

与四季団地

文字の大きさ
160 / 299
第2章・この世界の片隅で

   第161夜・『腹痛 …尿管結石?』

しおりを挟む
 いやはや、一昨日から体の調子が悪くて、昨日の夜は、お客さんがいっぱい来ていたのだが、午後十時には、店の外の看板などの灯を落とした。
 腹がメチャクチャ痛いのだ。
 なぜか、来店する方のほとんどが、調理時間20分のパスタを頼むのが、いささか辛かった・・・^^;

 で、来ていたお客さんが帰り、でも、私は、立っていられなくて、店の椅子を並べて寝ていた。
 まあ、夜遅くに、ビビさんが来るようなことも言っていたので、待つ意味もあった(来なかった。てゆーか、来ても、電飾や看板がしまわれていたので、帰ったらしい)。...
 途中、何度か起きたが、とても帰宅するパワーがなくて、帰宅したのは、午前2時であった。
 それから、あらためて自室のベッドで寝た。
 私は、この痛みは尿管結石だと思っていた。
 なので、あきる野医療センターの泌尿器科に行った。
 町の医院に行こうとも思ったが、町の医院では、体内の結石を見つける設備がないように思えた。

 さすがに、大病院は面倒くさい・・・、全てが終わるまで3時間掛かった。
 結果、CTスキャンでもレントゲンでも、結石は見つからなかった。
 尿管結石ではなかったのだ。
 しかも、大病院の短所として、泌尿器科は泌尿器科での判断しかしてくれない。
 風邪とか食あたりなどの診察結果を出してくれないのだ。
 私は、なんの解決も得られず、内科の診察を待って、更に3時間掛かるのは嫌なので帰宅した。
 これが、町の医院ならば、違う結論を出してくれただろう。
 でも、町の医院にはCTスキャンはあるまい。
 ちなみに、この時の診察費は8500円だった・・・。
     8500円掛けて病名が分からないのだったら、
        ピンサロに行ったほうがマシだった^^;

 帰りに、いちお、なんか腹に入れておこうとサイゼリアに行った。
 そう言えば、二日前の深夜に、お客さんの娘っ子とサイゼリアに行った。
 なんか、えらく昔のことのように思えた。
 あの時から、すでに体の調子が悪く、我ながら、トークの歯切れが良くなかったように思う。
 ならば、この腹痛の原因は何なのだろう?
 私は、・・・食い過ぎのような気がしている。
 もともと、風邪気味なところに、昨日、昼に福泰厨房の「鶏から揚げの黒酢炒め定食」をご飯大盛りで食べて、その後に、サーティーワンの二段重ねを食い、帰宅して腹出して昼寝したのだ。
 それで腹がやられた可能性が大きい。
 一昨日来たO山さんが、ダイエットの秘訣として、「炭水化物を摂らないこと」と言っていたが、
 私はコメが大好きで、おかずだけの食事なんて考えられないんだよなぁ・・・。

            ・・・ (2015/02/26)
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

真面目な女性教師が眼鏡を掛けて誘惑してきた

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
仲良くしていた女性達が俺にだけ見せてくれた最も可愛い瞬間のほっこり実話です

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

処理中です...