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第二章 中央大陸
拾われ子の覚悟
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すっかり日の落ちた森の中を、松明の明かりを頼りにスイはダニエルと歩いていた。隣にコハクはいない。
「……本当に引き受けて良かったのか?」
小声で訊ねてきたダニエルに、スイも小声で返した。
『はい。早く解決してくれないと、ボクも安心して旅が出来ませんし。どうせ襲われるなら、道中じゃなく頼れる人が何人か側にいる時の方が良いです』
「それはそうだが……」
ダニエルの表情は曇っている。エンブルクの町周辺で起きている惨殺事件の解決の為、スイが作戦に参加する事に反対したのだが、スイ自身が参加を表明した事により渋々受け入れた。
惨殺事件の被害者でもっとも遺体の状態が酷いのが子どもだ。ゲレオールはスイを囮にして犯人達を誘き寄せる作戦を立てた。
相手がアサシンレオウルフを知っていた場合、警戒されるのでコハクはスイとは別行動を取っている。
子どもが一人で森の中を歩くのも不自然なので、ダニエルとスイは親子を装う事になった。
やや拓けた場所に出て、スイはダニエルを見上げる。
『お父さん、お腹空いた』
「……あ、あぁ、それじゃあそろそろご飯にしようか」
『うん。ボク、薪を拾ってくるね』
「気をつけてな。何かあったら大きな声を出せよ」
『はーい』
木々の向こうに消えるスイの背中を、ダニエルが心配そうな顔で見送った。
「………………」
その様子を離れた所から見ていた影が、音も無くスイを追う。
左手に松明を持ち、拾った薪を右手でアイテムポーチに入れながら歩いていたスイが、足を止めた。ぐるりと辺りを見回して、暗闇に向かって話しかける。
『……誰?』
返事は無い。
『……ねぇ、誰?』
もう一度訊ねると、暗闇から人間が次々と出てきた。六人の男がスイを囲む様に立つ。
「勘の鋭いガキだ」
「結構整った顔だな。殺さずに売った方がいいんじゃないか?」
「いつも全員殺しちまうアイツもいねぇし、そうしようぜ。リーダーも賛成するだろ」
「でもこいつ、男と女どっちだ?」
六対の下卑た眼がスイを見る。
「……剥けばわかるだろ。どっちにしろ売れそうな見た目だし、なんなら仕込んでしまうか」
「そりゃあいい。溜まってたからな」
じりじりと近付いて来る六人の内、スイは前方にいる二人目掛けて氷魔法を放った。
『氷槍!』
「がぁぁあっ!?」
「ぐあぁぁっ!」
肩を貫かれた二人が絶叫する横を、スイが走って通り抜けた。アイテムポーチから取り出したショートソードを構えて、左手に魔力を集める。
「こいつ、魔法を使いやがる!」
「クソガキが……! サイレント!」
『!!』
相手の魔法を封印する無属性魔法が半透明の鎖と化す。襲いかかってきた魔力の鎖に、スイは反射的に左腕で顔を庇った。
瞬間、鎖が音を立てて壊れていく様に、全員が目を見開く。
『え? あっ……!』
スイは光を放っている自分の左手首を見て、驚愕と納得の声をあげた。
左手首に着けているのは、シュウから貰った防封印の腕輪だ。アメジストが紫色の光を発し、持ち主を護っている。
全員が戸惑って動きを止めた今が好機だと判断したスイは、大声で相棒を呼んだ。
『コハク!!』
《やっとか!!》
木の上から飛び降りてきたコハクが一人を踏み潰しながら仕留めた。
突然のアサシンレオウルフの出現に、生きている五人は恐慌状態に陥る。
『コハク、リーダーは他にいるみたい。多分ダニエルさんの方に行っているから、この人達は全員……』
一度言葉を止めたスイは、自分に言い聞かせる様に続けた。
『全員、殺しても構わない。生かせるなら生かした方がいいけど』
《……解った》
コハクはちらりとスイを見て頷くと、地魔法の大地の手錠で肩に穴を空けた二人を拘束する。
「う、動けねぇ……!」
「痛ぇぇぇえ……!」
一人は既にコハクが仕留めており、二人は戦線離脱。残る三人に、スイは左手に雷の魔力を集めた。雷が爆ぜる音に、三人の顔が強ばる。
『このまま大人しく捕まってくれるならそちらの二人の様にはしません。でも抵抗するなら』
三人の間を、雷が疾り抜ける。
『威力を上げた雷魔法を、あなた達に当てる事になります』
「……な、舐めんなクソガキがぁぁああ!!」
ククリナイフを振りかざしながら襲いかかってきた一人をスイが迎え撃つ。
コハクは残りの二人がスイに向かわない様に、唸りながら道を塞いだ。
「ア、アサシンレオウルフとは言え二対一なら倒せる筈だ……!」
「ぶっ殺す!」
《舐めるな!》
大地の棘を放ち、コハクは二人の足を縫い止める。絶叫が再び森の中に響き渡る中、一人の喉元に食らいついた。
「がっ…………」
どさりと地面に倒れ、血溜まりに顔を沈めていく男にもう一人の男の顔が蒼白になっていく。
逃げようと身体を捻るが、足が動かせずに痛みに呻くだけの男に近付くと、コハクは血に濡れる牙を見せびらかす様に口を開けた。
「ひっ……た、頼む……、い、命だけは……」
がたがたと震える男は完全に戦意を喪失している。
《(生かした方が良いなら、こいつは残しとくか)》
コハクは大地の手錠で男の四肢を拘束すると、スイの方に顔を向けた。
《スイ、こっちは終わったぞ!》
『流石……!』
「くそっ、情けねぇ奴等だ!!」
激昂した男からスイは離れた。
ククリナイフの間合いの外から氷礫を撃ち込む。ナイフで若干弾かれたが、多くは男に命中した。それでも男は倒れない。
『(しつこすぎる! だいぶ血を流してる筈なのに……!)』
追ってくる男から距離を取ろうと走り出そうとしたスイが、足に違和感を覚えたのと同時に前のめりに倒れかけた。
『!?』
せり上がって固まった地面に片足が呑まれている。
大地の手錠だが、放ったのは当然コハクではない。
スイは眼の前に立つ男を見上げた。
血走った眼で嗤う男は、獲物がかかった事に心底悦んでいる。
「漸く捕まえたぜ。ちょこまかしやがって……ぶっ殺す……!」
首を掴まれ、スイの息が詰まる。細い首にククリナイフが当たった。
《スイ!》
「獣如きが邪魔すんじゃねぇ!!」
焦ったコハクは岩槍が男に放つ。
それを同じ魔法で撃ち落とした男がコハクに向けていた顔をスイへ戻すと、首を押さえて咳き込みながら自分を睨むスイと眼があった。
「…………あ?」
スイの首を掴んでいた筈の男の手が無い。
肘から下が綺麗に無くなっていた。
風が周囲の草木を揺らす。
『…………いい加減、覚悟を決めるよ』
それは誰に向けて言ったのか。
宛先の判らない言葉を呟いて、男の腹に突き刺したショートソードが背中の皮膚を貫通した。
「て……テメェ……!!」
ククリナイフがスイの首目掛けて迫る中、スイは静かに唱える。
『爆雷』
雷が爆ぜる大きな音が森の中に響いた。
全身から煙を上げた男は静かになり、ぐらりと傾く。身体からスイがショートソードを抜くと、そのまま地面へと倒れた。
『………………』
スイは静かに長く息を吐く。近付いてきたコハクに顔を向けた。
《……大丈夫か?》
『……うん』
《……ごめん、オレが一緒に戦っていれば……》
迷ったが、スイ自身が踏ん切りをつける為にと敢えてギリギリまで手を貸さなかった事をコハクは後悔する。
謝るコハクに、スイは首を左右に振った。
『いつまでも躊躇ってたら駄目だから。これで良かったよ。…………後悔は、無い』
スイは眉を下げて、泣きそうな顔で微笑った。
『……この人達は私とコハクだけでは運べないし、ダニエルさんとヴァレンスさんに手伝ってもらおう』
《うん。向こうも終わってるみたいだ。こっちに走ってくる》
『良かった。無事みたいで――』
「凄いなぁ、アサシンレオウルフを従えてるとは言え、こいつらを倒しちゃうなんて」
『!?』
《誰だ!?》
弾かれたように、スイとコハクは同時に振り向く。
まったく気配を感じさせない男が一人、拍手をしながらスイを見て楽しそうに笑っていた。
「……本当に引き受けて良かったのか?」
小声で訊ねてきたダニエルに、スイも小声で返した。
『はい。早く解決してくれないと、ボクも安心して旅が出来ませんし。どうせ襲われるなら、道中じゃなく頼れる人が何人か側にいる時の方が良いです』
「それはそうだが……」
ダニエルの表情は曇っている。エンブルクの町周辺で起きている惨殺事件の解決の為、スイが作戦に参加する事に反対したのだが、スイ自身が参加を表明した事により渋々受け入れた。
惨殺事件の被害者でもっとも遺体の状態が酷いのが子どもだ。ゲレオールはスイを囮にして犯人達を誘き寄せる作戦を立てた。
相手がアサシンレオウルフを知っていた場合、警戒されるのでコハクはスイとは別行動を取っている。
子どもが一人で森の中を歩くのも不自然なので、ダニエルとスイは親子を装う事になった。
やや拓けた場所に出て、スイはダニエルを見上げる。
『お父さん、お腹空いた』
「……あ、あぁ、それじゃあそろそろご飯にしようか」
『うん。ボク、薪を拾ってくるね』
「気をつけてな。何かあったら大きな声を出せよ」
『はーい』
木々の向こうに消えるスイの背中を、ダニエルが心配そうな顔で見送った。
「………………」
その様子を離れた所から見ていた影が、音も無くスイを追う。
左手に松明を持ち、拾った薪を右手でアイテムポーチに入れながら歩いていたスイが、足を止めた。ぐるりと辺りを見回して、暗闇に向かって話しかける。
『……誰?』
返事は無い。
『……ねぇ、誰?』
もう一度訊ねると、暗闇から人間が次々と出てきた。六人の男がスイを囲む様に立つ。
「勘の鋭いガキだ」
「結構整った顔だな。殺さずに売った方がいいんじゃないか?」
「いつも全員殺しちまうアイツもいねぇし、そうしようぜ。リーダーも賛成するだろ」
「でもこいつ、男と女どっちだ?」
六対の下卑た眼がスイを見る。
「……剥けばわかるだろ。どっちにしろ売れそうな見た目だし、なんなら仕込んでしまうか」
「そりゃあいい。溜まってたからな」
じりじりと近付いて来る六人の内、スイは前方にいる二人目掛けて氷魔法を放った。
『氷槍!』
「がぁぁあっ!?」
「ぐあぁぁっ!」
肩を貫かれた二人が絶叫する横を、スイが走って通り抜けた。アイテムポーチから取り出したショートソードを構えて、左手に魔力を集める。
「こいつ、魔法を使いやがる!」
「クソガキが……! サイレント!」
『!!』
相手の魔法を封印する無属性魔法が半透明の鎖と化す。襲いかかってきた魔力の鎖に、スイは反射的に左腕で顔を庇った。
瞬間、鎖が音を立てて壊れていく様に、全員が目を見開く。
『え? あっ……!』
スイは光を放っている自分の左手首を見て、驚愕と納得の声をあげた。
左手首に着けているのは、シュウから貰った防封印の腕輪だ。アメジストが紫色の光を発し、持ち主を護っている。
全員が戸惑って動きを止めた今が好機だと判断したスイは、大声で相棒を呼んだ。
『コハク!!』
《やっとか!!》
木の上から飛び降りてきたコハクが一人を踏み潰しながら仕留めた。
突然のアサシンレオウルフの出現に、生きている五人は恐慌状態に陥る。
『コハク、リーダーは他にいるみたい。多分ダニエルさんの方に行っているから、この人達は全員……』
一度言葉を止めたスイは、自分に言い聞かせる様に続けた。
『全員、殺しても構わない。生かせるなら生かした方がいいけど』
《……解った》
コハクはちらりとスイを見て頷くと、地魔法の大地の手錠で肩に穴を空けた二人を拘束する。
「う、動けねぇ……!」
「痛ぇぇぇえ……!」
一人は既にコハクが仕留めており、二人は戦線離脱。残る三人に、スイは左手に雷の魔力を集めた。雷が爆ぜる音に、三人の顔が強ばる。
『このまま大人しく捕まってくれるならそちらの二人の様にはしません。でも抵抗するなら』
三人の間を、雷が疾り抜ける。
『威力を上げた雷魔法を、あなた達に当てる事になります』
「……な、舐めんなクソガキがぁぁああ!!」
ククリナイフを振りかざしながら襲いかかってきた一人をスイが迎え撃つ。
コハクは残りの二人がスイに向かわない様に、唸りながら道を塞いだ。
「ア、アサシンレオウルフとは言え二対一なら倒せる筈だ……!」
「ぶっ殺す!」
《舐めるな!》
大地の棘を放ち、コハクは二人の足を縫い止める。絶叫が再び森の中に響き渡る中、一人の喉元に食らいついた。
「がっ…………」
どさりと地面に倒れ、血溜まりに顔を沈めていく男にもう一人の男の顔が蒼白になっていく。
逃げようと身体を捻るが、足が動かせずに痛みに呻くだけの男に近付くと、コハクは血に濡れる牙を見せびらかす様に口を開けた。
「ひっ……た、頼む……、い、命だけは……」
がたがたと震える男は完全に戦意を喪失している。
《(生かした方が良いなら、こいつは残しとくか)》
コハクは大地の手錠で男の四肢を拘束すると、スイの方に顔を向けた。
《スイ、こっちは終わったぞ!》
『流石……!』
「くそっ、情けねぇ奴等だ!!」
激昂した男からスイは離れた。
ククリナイフの間合いの外から氷礫を撃ち込む。ナイフで若干弾かれたが、多くは男に命中した。それでも男は倒れない。
『(しつこすぎる! だいぶ血を流してる筈なのに……!)』
追ってくる男から距離を取ろうと走り出そうとしたスイが、足に違和感を覚えたのと同時に前のめりに倒れかけた。
『!?』
せり上がって固まった地面に片足が呑まれている。
大地の手錠だが、放ったのは当然コハクではない。
スイは眼の前に立つ男を見上げた。
血走った眼で嗤う男は、獲物がかかった事に心底悦んでいる。
「漸く捕まえたぜ。ちょこまかしやがって……ぶっ殺す……!」
首を掴まれ、スイの息が詰まる。細い首にククリナイフが当たった。
《スイ!》
「獣如きが邪魔すんじゃねぇ!!」
焦ったコハクは岩槍が男に放つ。
それを同じ魔法で撃ち落とした男がコハクに向けていた顔をスイへ戻すと、首を押さえて咳き込みながら自分を睨むスイと眼があった。
「…………あ?」
スイの首を掴んでいた筈の男の手が無い。
肘から下が綺麗に無くなっていた。
風が周囲の草木を揺らす。
『…………いい加減、覚悟を決めるよ』
それは誰に向けて言ったのか。
宛先の判らない言葉を呟いて、男の腹に突き刺したショートソードが背中の皮膚を貫通した。
「て……テメェ……!!」
ククリナイフがスイの首目掛けて迫る中、スイは静かに唱える。
『爆雷』
雷が爆ぜる大きな音が森の中に響いた。
全身から煙を上げた男は静かになり、ぐらりと傾く。身体からスイがショートソードを抜くと、そのまま地面へと倒れた。
『………………』
スイは静かに長く息を吐く。近付いてきたコハクに顔を向けた。
《……大丈夫か?》
『……うん』
《……ごめん、オレが一緒に戦っていれば……》
迷ったが、スイ自身が踏ん切りをつける為にと敢えてギリギリまで手を貸さなかった事をコハクは後悔する。
謝るコハクに、スイは首を左右に振った。
『いつまでも躊躇ってたら駄目だから。これで良かったよ。…………後悔は、無い』
スイは眉を下げて、泣きそうな顔で微笑った。
『……この人達は私とコハクだけでは運べないし、ダニエルさんとヴァレンスさんに手伝ってもらおう』
《うん。向こうも終わってるみたいだ。こっちに走ってくる》
『良かった。無事みたいで――』
「凄いなぁ、アサシンレオウルフを従えてるとは言え、こいつらを倒しちゃうなんて」
『!?』
《誰だ!?》
弾かれたように、スイとコハクは同時に振り向く。
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