あの大空の下で 二部 オカルティア・ワールド

KsTAIN

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第一章 外界編

四話 疾雷と似てる『婚約者』

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俺は薬局にて眼帯を買ってから家に帰った。
目に『1』の刻印がついているらしいから、眼帯はしないと化け物扱いされそうである。
とりあえずふざけてたら目を鉄柵の端にぶつけて目がぶっ潰れたとでも言っておこう。
あでも血が出てないな。
まあ洗ったとでも言うか
何も告げずに洗面所に行き手を洗う。
そしてそのまま洗面所で鏡を刻印のついていない右目で鏡を見ながら眼帯を左目につける。
「ふう」
鏡に写った自分をじぃーっと見つめる。
「…厨二病だな、こりゃ」
『かっこいいわよ?』
「うるさい」
『ひどい…』
うるさいエセ神を無視して2階の自分の部屋へ向かった。
リビングに行くと妹であるほむらがソファに座っていた。スマホをつついている。
「炎、ただいま」
「……」
俺の言葉を無視する炎。俺はそれを気にせず2階への階段を上がった
どうやら姉貴と母親は居ないようだ。
…炎、なんか俺のことを特異なものを見るような目で見ていたな。眼帯のせいか
まあ今度説明すればいいか。
俺は気楽に考えながら自分の部屋に入った
服すら着替えずにベッドにダイブする。机にあるディスプレイ付きのPCを一瞬見るが、今日はつかれたため別にPCを起動する気にはならなかった。
いつもなら即PCを起動するのだがな。
生命の波動で疲労を少々回復したが、あのときはアドレナリンのおかげで全く疲労を感じなかった。しかし家に帰ってくると流石にアドレナリンは無くなり、疲れが一気に襲いかかってきた。
「……疲れたし、寝るか」
小さく呟いて布団を首までかける。
「そこまで疲れたのは貴方の自業自得よね?」
姿を表したホルスが言う。
「ま~俺から仕掛けたからな、しゃーない」
自分から仕掛けたのは事実だからな。
でもあそこまで俺が追い詰められるとは思わなかった
そして挙句の果てには空を飛んで駅まで行ったから更に疲れた。
とりあえずは今日一日は休んでいたい
…叶うなら
いやでもブラックコーヒーくらいは飲みたいな
でも少し甘いコーヒーが飲みたい気もする
ただ甘すぎると飲みにくいからなあ
よしガムシロ一つだけ入れよう
俺はそう思い立ってベッドから頑張って出た。
「…ホルス、コーヒー淹れてくれ」
「私貴方の好みの淹れ方わからないわ」
俺は豆からコーヒーを淹れるタイプなのでいつもの淹れ方のほうがいいのは確かだな。
「チッ、使えねえなあ」
「酷すぎない?」
「冗談だ」
部屋の机の引き出しに入れていたガムシロップを一つ取り出す
部屋を出てドアを閉め、階段を降りる。ホルスは部屋に残っていた
リビングの奥のキッチンに行く
リビングにはまだ炎が居た。炎はおやつを食べていた。
俺はそれを一瞥しキッチンで水をやかんにいれる。
IHのコンロの上にやかんを置く。IHの火力を中くらいにして水を熱する。
その間スマホを開く。Youtubeという動画サイトを開く。
検索欄に『麻雀 河 読み』と打ち込む。
俺は麻雀が好きだが、せいぜい初めて4年だ。まだまだ下手な方だ。なのでそういう動画を見て勉強をしている
その検索で出てきた一つの動画を再生し終えるとやかんから湯気とキィィと高い音が聞こえた。スマホをズボンのポケットに仕舞い火を止めて愛用の陶磁器のカップを取り出す。その上にコーヒーフィルターを乗せてそこにコーヒー豆を入れる。
そこにやかんから湯を淹れる。
湯を入れ終えてコーヒーフィルターを流しに捨てる。
冷蔵庫から俺用のコンビニのロックアイスと部屋から持ってきたガムシロップを取り出しそれを入れた。そのカップを2階の部屋に運んだ。
ドアを開けて机にコーヒーを淹れたカップを簡素なコースターに置いた。
PCは起動しない。今日はPCゲームをやるほど集中できないだろう。
まあゲームと言ってもネット麻雀だがな。
あのゲームは一回一回とても集中しなければいけない。だからこそ今日はやらない。
アイスコーヒーを煽る。
やはり少し甘いのは好きだ。ケーキなどはあまり好きではないが。
甘すぎるスイーツなどは俺の口に合わぬ。
苦いものは好きだ
俺はチョコレートが好きだが、好きなのはカカオが70%以上含まれている苦いチョコレートだ。
…持ってくればよかったな、チョコレート。まあめんどくさいからいいや
「あら。アイスコーヒーなのね」
ホルスが俺のカップを見ながらそういった。
「もう春だからな。アイスコーヒーのほうが美味い季節だ」
静かにアイスコーヒーを一口飲む。ふうと息をつきカップをコースターの上に置いた。
スマホをもう一度開く。いつの間にかSNSの通知が来ていた。
送り主は姉貴。内容は『今日とある人が家に入るから、来たら炎と下のリビングに居といて』というものだった
何だ?俺らもリビングに居なきゃいけないのか?とすると俺らが会うべき相手ということか。まあどうでもいい。
ちなみにこの家は豪邸であると同時に庭がとんでもないくらい広い。学校のグラウンドくらい広い。たまにそこで運動できるので俺は気に入っている。
コーヒーの残りをすべて飲み干す。
…多分大物が俺らの家に来るのだろうなと考えた俺はその人のコーヒーを用意しようかと思ってキッチンに行った。
炎の分も必要かと思い、念の為ガムシロップとミルクを5つ持っていく
炎は確か甘いコーヒーが好みだったはずだからな
湯だけ沸かすと、ちょうど家のチャイムが鳴った
来たな。菓子は無いが別にいいだろう
そして
「ただいま」
「ただいま~」
という母親の声と姉貴の声。が聞こえる。そしてその次に
「お邪魔します」
「失礼します」
という二人の知らない男女の声が聞こえた。
声質から一人は高校三年生程度の割とガッチリ体型の男。もう一人はその母親らしき女の声だなと予測する
四人がリビングに入ってくる。
俺の予想は当たっていたらしく、母親と姉貴のあとにガッチリ体型の男と穏やかそうな母親らしき女が入ってきた
「おかえりお姉ちゃん、お母さん」
「…おかえり姉貴。いらっしゃいお客さん、コーヒー要りますか?」
炎の声に続いて低い声で俺はそう聞いた。
「じゃあいただこうかな。ホットコーヒーブラック2つで」
「5つにしてくれるかしら?私たちも飲みたいわ。ひとつはガムシロップとミルクを。」
男のあとに姉貴がそういった。
「了解しました」
俺はコップを5つ出して一つずつに丁寧にいつもどおりにコーヒーを注ぐ。
一つにガムシロップとミルクを2つずつと氷を入れる。
一つずつリビングに持っていく。
三人は既にソファの前の机を囲んでいた。炎も共に。
リビングは中央に机、その周りを壁に沿うようにソファがある。
炎、姉貴、母親が横に並び、その対面に男とその母が並んでいる
固い空気が流れる
「ブラックのホットコーヒーです。炎のはこれ。」
俺はコーヒーを5つ、みんなの前に置いていく。炎の前には甘いアイスコーヒーを置いた。
俺はそれだけやって上に行こうとする。
「待ってください」
男が俺を引き止める
足を止めて振り返る
「…なんでしょう」
疲れたんだよ寝させろという言葉を喉の奥で抑える
「いや、貴方のお母様から貴方のことを聞きましてね。少々気になるのですよ、貴方が」
それ、この場で言うか?
そんな思いも心に抑え込む。
「そうですか。」
俺はそれだけ言って机の近くに戻った。決して座らない。座ったら絶対母親に怒られるからだ
「座らないのですか?」
「いえ。結構です」
男の問にそっけなく返す。
「すみませんね、お菓子が無くて」
母親が猫なで声で言う。
「いえいえ。大丈夫ですよ、お母様。」
男がそういう。ん?お母様?こいつ俺の母親にお母様と言ったのか?
……そういやこいつ。そうとう洒落た格好しているな。スーツなんか着て。姉貴もきれいな格好をしている。こいつらなんなんだ。
雰囲気がどっかの小説で呼んだ結婚の挨拶みてえだなと思った
男が立って、その後頭を下げた
「俺は万物士郎ばんぶつしろうです。こちらは母親の万物加奈子です。今日は妹さんと弟さんに挨拶しに来ました。」
「挨拶、ですか」
…マジか。俺の予想は当たっていたらしいな
「ええ。結婚のあいさつにきました」
…結婚ね。姉貴にも婚約者ができたのか。
いや、万物氏といえば、割とでかい会社だったはず。名門ではなく、社長の家系だ。
…ただの婚約とは考えにくいな。
つまりこいつは姉貴の許嫁か。
炎の代わりに俺が喋る。こういうときは兄が喋るべきだ。
炎は口をモゴモゴしているが俺は無視して話を進めていく。姉の結婚について色々思うのだろう
それか俺が仕切っていることに不満を覚えているか、だな。
「…そういえば弟さん」
「疾雷です」
「疾雷さん、貴方ご年齢は?」
「15です。並木高校の一年生です」
「あ、僕の後輩なんですね。僕は並木高校の三年生なんですよ」
この男は姉貴の同級生らしい。そして俺の先輩、か。
「そうなんですか。そしたら敬語は外してください」
俺がそう言うと
「あ、いい?」
と万物は急に柔らかい口調に変えた。なんだこいつ。まあ敬語外せと言ったのは俺だからいいのだが。
「で疾雷君。その左目、どうしたんだい?」
万物は俺の眼帯を指さしながら言う。姉貴と母親もこちらを見やる
「え、」
姉貴が驚く。すっかり忘れてたわ。
「ああ。ふざけてたら目を鉄柵の端にぶつけて目が潰れただけですよ。大丈夫です」
何事もないかのように言い放つ。
「え、大丈夫なの?!」
姉貴が叫ぶ。え?そんなビビるか?
「姉貴、安心しろ。別に大事じゃあない。」
「大事件よ?!」
「まあまあ、本人が大丈夫って言ってるし、落ち着こうよ」
万物が姉貴を諭す。
「でも……」
「落ち着け姉貴。結婚話なのに当事者が慌ててどうする」
見かねた俺が姉貴に少し低い声で言う
「…わかったわよ」
少々納得できていない様子で姉貴がそういって黙った。よしそれでいい。
「さて疾雷君。俺は君の強さをかねがねお母様から聞いててね。」
「は?」
ものすごく唐突な万物の言葉にそんな素っ頓狂な声を出す。母親がビクッとする。…この野郎、体裁を気にして思ってもないことを言ったな?

俺ははあ、とため息をつく
「ええ。まあ強いんじゃないんですか?」
「濁すねえ」
万物が苦笑する。
「…何が言いたいんですか」
こいつ何を考えているんだ。……この男、なんのために俺の強さの話を始めたのだ?
べつに挨拶だけならさっきの挨拶の後俺らが質問したりして終わりだろう。
強さの話をして何になるんだ?ただ知りたいだけなのか?
…万物士郎。この野郎、何がしたいんだ。
「…君が本当に果音の弟にふさわしいのか知りたくてね」
「は?」
俺はまた素っ頓狂な声を出す。もう意味わからねえよ
ふさわしい弟?そういうことだ?
姉貴を見ると困惑していた。おいおいどういうことだ?
考えうることは、この男が姉貴を本気で好いているがゆえに俺の力を試したいのか?
…意味がわからん。因果関係がわからない。いや、
「……あんた、俺と戦いたいだけか?」
俺は低い声でそう問うた。
万物は微笑んだ
「まあそういうことだね。俺は自分を相当強いと思っている。そして俺は実際ほとんど負けたことがない。…いや、ほどんどじゃない。全く負けたことがない。だから、名門の息子様の強さが気になってね。戦いたくなったんだ」
「なるほど。」
俺は顎を擦る。なるほどこいつ戦闘狂か。まあわかるぞその気持ち。俺もそういう理由で氷華に戦いを仕掛けたからな。
「いいでしょう。今すぐ戦えますが、その服でも?」
「ああ。大丈夫だよ。どこで戦うんだい?」
俺は窓の奥の庭をピッと指差す。
「あそこの庭で」
「OKOK。」
俺は庭に行こうと玄関に向かおうとする
「ちょ、士郎、疾雷、ほんとにやるの?」
姉貴の困惑した声。状況をあまり飲み込めてないようだ。
「べつにいいだろ。お前が心配になる必要もないだろ。お前と母親は四人で仲良く話してろ。あと庭が見える窓のカーテンを閉めるからな」
俺はカーテンをしめて玄関に向かった。万物は今姉貴と話しているようだ。ちょっとアップするか。
玄関でスニーカーに履き替え庭に出た。日差しは西からしか無く、少々寒い。腕時計を見る。今は―――5時半。まあこんなものか。そろそろ陽も沈むだろう。
俺は身体強化を波動で使わずに少しランニングをする。庭は200平方メートル程度ある。
縦横15×15弱だ。まあ走るには十分だ。
3分程度走っていると万物が来た。
「おまたせ。果音と話してたんだ、ごめんね」
爽やかな声でそういう万物。
「おお、アップをしているなんて本気だねえ」
そんな事を言いながら庭の大きい石に腰掛ける。
この庭は砂が表面に敷き詰められている。そして、一つだけ大きい石がある。大体半径30cm強の広さで平らな、円に近い形状の表面である。
俺は走る足を止め、
「…御託はいい。さっさと始めろ」
拳を構えるが、万物は話を止めない。
「いや、先に俺の能力を知りたいと思わないか?」
「お前舐めてんのか?」
自分の能力を晒すバカが居るか。それでも教えようというのはこいつの能力がアホみたいに強くて余裕があるからか?
「舐めてないよ。まあ、君が必要としていないならいいよ。」
万物は拳を構える。殺意を少々感じる。
4、5M離れるなか俺らはにらみ合う
ピリついた空気が流れる中、陽が沈む。そして庭を灯りが照らした。家の外壁についている灯りに光を発する。
俺は完全に周りが暗くなった瞬間身体強化を行って地を蹴った。
「早いッ」
1秒で距離を詰め、拳を振るった。万物は両手でその衝撃をやわらげるも、3M程度吹っ飛ぶ。万物は地に左手を着く。
砂を少し握っていた。俺は不思議に思った。砂に関する能力なのだろうか?
でもそれならマジで強いというのはおかしい。局所的な能力ならそこまで強くないからな。
万物が立ち上がる。
…なんかやばいッ!
俺は一気に後ろに跳ぶ。次の瞬間、先程俺が立っていた場所に何かが浮いていた。
黒くて、てっぺんにが伸びている。
そして――
「ッ―――?!?!?!」
その黒いものが爆発する。俺は少し吹っ飛んだ。
さすがに驚いた。
もしかして触れたものを爆弾に変える能力か?
流石にやばい能力だな。危なすぎる。
ただやつは砂から変えた爆弾を投げたのだろうか?だとしたらもう少し遠くまで行ってから爆発するだろう。つまり、この爆弾には射程距離がある。だいたい3M。
ならば3Mを保ちながら攻撃を繰り返せば勝てる。
「今、君、とか思ってるでしょ」
「ッ?!」
ニヤついた顔で言う万物。
「俺はべつに物質を爆弾に変える能力じゃあないからね……ふふふ」
万物は左手を広げた。そこには砂と、そこに混じって―――いや、その上にが乗っていた。
ナイフ!?……よく見ると、柄の部分は鉄でできていた。
なんだこの能力。理解が追いつかない。
そのナイフを万物は俺向かって投げてくる。
そしてそれは―――
「?!」
3Mを超えてこちらに近づいてくる。…これやべえわ
俺は右に跳躍した。
ナイフはまっすぐ飛んでいき、俺の体を追尾することはなかった。
別に物質を『操る』という能力ではないのだろう
操る能力なら俺を追尾させることは可能だろう。
なんとなく能力が絞れてきたな。
万物はさらに左手の上にナイフが乗っかっていた。
そして万物はそれを握った。
「…さあ、こいよ。」
右手をクイッとする。
「…得物を使って戦おうってのか」
それなら、と俺は右手を広げる。
「こちらも得物を使う権利はあるってわけだよなァ!」
俺はいつもの雷の剣を手に形成する。
そうだ。この剣に名前をつけよう。
俺の先祖、『神無月疾風』は旧国の名前を自分の愛用する剣につけたという。
俺の今いる地は旧国でいう武蔵。だから、俺は
「『武蔵』!」
この雷の波動の剣を武蔵と名付けた。
武蔵を握り俺は地を蹴った。
もちろんナイフよりも武蔵のほうがリーチが長い。俺は武蔵を振り下ろす。が
「?!」
それは防がれた。ガキィンという音とともに。
しかし問題はそこじゃあ無い。
止められていた。
ぎょっとした目でナイフを見る。
いや。それはもはやナイフじゃあ無かった。

「ほう、その剣が君のスキルというわけか。」
未だに万物はニヤついた顔を戻さない。
…これはナイフというより
鉄を思うがままに操れるのか?
しかし剣は柄が鉄じゃなく、みんなの知っているような素材でできている
さらに爆弾は鉄でできちゃあいない。
俺は思いっきり力を込めて万物をふっとばす。
万物は足で砂をザーッと後ろに下がる。
俺らの距離現在2m。
俺は最低5mを保つために後ろに跳躍する。
鉄を操る能力じゃあないな。
爆弾、ナイフ、剣。
関連性は薄い。
とすると、物質を生成する能力か。
…ちょっとまて。それならなぜこいつはんだ?
万物は左手の砂を数粒握りしめる。そして
「?!」
それは数発の弾丸に変わっていた。
わかった、こいつの能力が。
だ!」
万物は砂一粒を拳銃に変え、そこに先程砂粒から変えた銃弾を詰めた。
既知のもの。こいつ、会社が作った拳銃を分解するかなんかして中の構造を知ったなッ!
「能力がわかったからって」
万物は拳銃を俺に向ける。
「待って!士郎!」
どこからともなく姉貴の声が聞こえる。心配で飛び出てきたのだろう
俺は地を蹴った。
「どうってことはない!僕の勝ちはもう確定しているのだ!」
水谷に使った一種雷順は今の状況では使えない。相手の動きを割と制限できるものの、力を溜める間拳銃で打たれたら元も子もない。
「遅いッ!」
自分ができる限界まで身体強化を施して万物に接近し、拳を振るう。
が、拳が届く寸前。バンという銃声とともに
引き金が、引かれた―――
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