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第一章 外界編
七話 堕天使ルシファー
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「……ルシファー?」
眉をひそめる。ルシファーだと?
ルシファーは背中の羽を広げた
ホルスが説明し始める
「…こいつは、天使よ」
そして説明し始めた。
天使のことを。
「天使とかについて話すわ。あいつが完全に目覚める前に」
この世界には、天界というものがある
それはここから遥か遠くの海の上の空にあるゲートから行くことができる、別世界のような―――いや。この世界に存在するもう一つの世界というか…まあ簡単に言うと生きている人間がまず関与できないところね。彼らがこの世界を守り、制御し、支配しているわ。
そして、その天界には私みたいな神や、天使、アンデッド―――死人などが住んでいる。
悪魔は別のところにいるんだ。魔界っていうところにね。
ルシファーは天界に住んでいるはずの天使よ。
本来は羽も、上の輪っかも、服も純白よ。綺麗な白だわ。うっとりするくらいいの。
…でも、今は、こういうふうに黒い服、黒い輪っか、黒い羽。
そして―――邪悪なオーラを放っている。
なんなら、天界から天使が舞い降りてくること自体異常事態なのよ。
なぜなら天使や神は天界から離れられないから。離れて外界、この世界に来てしまったら秩序や力のバランスが崩れかねないからね
でも、私はここにいるわ。
私は死んで、人間から神に昇華したのよ。だからここ、外界に存在できるのよ。
でも、生まれながらの神や天使は、基本天界から離れられないわ。神の指示がなければね。特に天使は。
そして、神の指示とかがなく、神の手で意図的に外界に落とされる天使も居る
そのように、天界から天使が追放、という形で外界に来た場合、それは天使として外界には降りてこない。
代わりに―――
そして一瞬ホルスは言葉を止めた。
唐突に黒い光線が俺に向かって撃たれてくる
俺はそれを左に移動して避ける。
光線が消えると、ホルスは続きを喋った
「……堕天使。悪魔に堕ちた天使となる」
堕天使ルシファーか。
…やつが、堕天使。
俺は紫電を体にまとう。身体強化の波動をできるだけ体に付与し、最大までアップする。
「…ホルス。氷華と神楽を守れ」
俺はホルスに小声で命令する。
俺はこいつと戦い、ホルスはあいつらを守る。役割分担は大事である。
ホルスは一度頷いた後姿を消した。
俺も雷の羽を背中に生やす。もちろん波動で作った
「ルシファー。貴様が本当に堕天使ならば、外界に居る一人の人間に勝つことなど容易だろう」
俺は手のひらを広げる。
空気の波動を手のひらに集める。
「だがそれは、ただの人間が相手の場合だ。」
「…」
ルシファーは空中に暗黒の光を発生させ、そこから剣を抜く。
「お前は一つ知らないことがある。それは」
手のひらから空気の波動を発射する
ルシファーはそれを上に飛んで避ける
「俺という、神に勝った、地上最強―――外界最強の人間を相手にしているということだ!」
俺も雷の波動で愛剣、武蔵を生成する
俺も紫電の波動で羽を作り、羽ばたいてルシファーと同じ高さに飛ぶ
「…ほざけ」
ルシファーは剣を一薙ぎする。俺はそれに対して武蔵で受け止めてそれを流した。
その次の瞬間突きを放つ。ルシファーは後ろに飛んだためリーチが足りず、武蔵は空を突いただけだった。ルシファーはさらに空中に上昇する。
俺は勢いをつけて上昇し、ルシファーを数センチ飛び越える
見下ろす姿勢で上から下に武蔵を思いっきり振り下ろす
「…ふざけるな」
ルシファーはそれを剣で防御し、上に捲りあげる。剣が上に持ち上げられ、俺の腹が無防備になる。
がルシファーは浮上することを優先とし、俺になんか目もくれずに上昇した。…俺は今無防備なのに。なぜこいつは俺に止めを刺さないのだ?
下を見ると屋上が小さく見える。足はしっかりと空を捉えている
何よりも上昇することを優先するか。まるで常に俺より上に立ちたいかのようにな。
物理的にも、精神的にも
…だが
「その下界ごときの人間に負けるはずがないという高慢から来る思想が、くだらん!」
俺はルシファーの居る位置に一点狙いして雷を落とす。
「クッ」
ルシファーは後ろに飛んで避けるもカスッたらしく、胴体が縦に一直線に焦げていた。
ドン、という音がはるか下から聞こえる。屋上に落ちてないことを祈る。
「…よくも、この人間風情が……」
ルシファーは腕を一瞥した後、俺を睨んで顔に怒りをあらわにする。
人間風情が、か。本当にバカバカしい。
ここは実力社会なのだ。下界は。俺のような強いやつが評価される。天界は知らん。やつらは身分主義なのかもしれない
ただこいつを見れば天界に関して一つ言えることがある
天界のやつらは俺ら人間をものすごく下に見ているということだ。そしてアホみたいにプライドが高く、自信がある。
ならばそのプライドをズタボロにしてしまえば勝利は簡単だ。
羽を羽ばたかせて前に滑空し、追い打ちをかけにいく。
「終わりだ―――!?」
ルシファーめがけて剣を横に薙ぐ。ルシファーの体を武蔵が横に斬る―――が、ルシファーの体が像のように消えていった。
「……!?」
周りをキョロキョロと見渡すも誰も居ない。
「光を操る―――光の情報を操る能力は、その一部だ」
数秒後、後ろから声が聞こえた。振り返る前に背中を剣で斬りつけられる
「うッ!」
とっさに前のめりになっていたおかげで傷は浅くすんだ。前に移動し、ルシファーに向かって振り返る
「……目に見えるもの。つまり目に入ってくる光の情報が、必ずしも真実だとは限らない。特に私の前ではな」
痛みが背中に走る。血が少しづつ流れる感覚を感じる。ツーと背中を流れる血。汗もかいてるらしく、傷にしみる。
……こいつの能力。結構めんどくさい
というか神楽麗子と同じ能力だったのか。どれが本物かわからない
ただ今俺の目に見えているルシファーは本物だ。さっき聞こえてきた声と方向が一致しているからだ。
俺はルシファーの居る位置にジャストで雷を落とした。
やはりこのルシファーは本物らしく、剣の腹で雷を流す
「ふん」
ルシファーは唐突に黒い霧を体にまとう。だいたいやつを中心に半径10m程度だろう。そこから光線がバンバン撃たれてくる。
しかしこれでやつの位置の特定が困難になった。俺は避けながら一度上に上昇する。一度避難するのだ。
俺は光の波動は使えないし、霧といっても光で作ったものだろう。俺はそれを取っ払う手段がない。
「く!」
光線の一つをもろに喰らいかける。
しかし、策ならある
あいつは確実に10mの中に居る。俺が上昇したのにやつは上昇してきてない。やつにとって上昇することが最優先なのに。つまり、これ以上霧を広げたり、霧を動かすのはできないと見た。
ならば、
「半径10m全域を攻撃すればいいだけだ!」
俺は水谷にも撃った一種雷順を放とうと剣に力を集める。仕方ない。最終手段、被弾覚悟だ。空気の上で踏ん張る。
しかし、黒い霧から黒い光線が俺に向かって走ってきたため、俺は力を集めるのを止めてそれを避ける。
先程までの光線は普通の色だったが、今回は黒く、さらにさっきまでのとは違いとても太かったため、警戒して展開を止めた。多分もうこの技を使える機会はない。
じゃあどうするか。
……俺の最終手段を使うしか無い。絶望的だからこそ。
俺に向かって飛んできた光線の一つを武蔵でたたっ斬る。
俺は最終手段を使うことにした。
このままだとこちらがジリ貧である。いつ俺がバッテリー切れになるか恐ろしくてたまらない。
ここで、一度この戦いに幕を引く
そして俺は技名を叫んだ。最終奥義を
「最終奥義―――エスケープ!!!!!!!!!!」
俺は武蔵をしまい、前を見ながら後方に向かって飛んでいく。
決まったな。よし。最終奥義は成功した。
一度体力を回復しよう。飛ぶのもだいぶ疲れてきた。木の上にでも着地して―――
「…」
「…休むのは無理そうだな」
霧を払って姿を表し、俺を追跡してくるルシファー。しかも俺よりあいつのほうが断然速い。体力ももう限界だ。波動とアドレナリンでなんとか誤魔化す。
この状況。どうするか
高さは地上からゆうに50mはある。下手に飛ぶのを止めたら落っこちて即死だ。
学校の屋上が遠くなる。
どんどんと距離を詰めてくるルシファー
「……どうした。あの勢いはどこに行った?なあにが最終奥義だ、逃げてもこうやって追いつかれるのに。」
口元を歪めて尋ねてくるルシファー。俺はそれを無視した。
実は俺には策がある。
急上昇して、ルシファーも上昇しようと飛行を一瞬止めて方向を変えるそのとき、そのコンマ数秒で仕留めきる。
俺が急上昇した後羽を解除すれば急降下できる。そのタイミングで叩くのだ。
俺は後ろを向き、数秒飛んだ後にすぐさま体の向きを変え、10mほど急上昇する。
下を見ると、ルシファーが体の向きを変えようとしているのがわかった。
俺はその瞬間羽を消し、急降下する。
「なッ…?!」
ルシファーは流石に予想外だったらしく、動きが数分の1秒程度止まった
「しかしもう遅い!」
俺は急降下するときの勢いを拳に乗せる
「野郎…ッ!」
「覚悟しろ!我が全力を受け止めるがいい!」
思いっきりぶん殴った。ボゴッと鈍い音と何かを殴った衝撃が走る。めっちゃ痛いが、我慢した。ルシファーは殴られた衝撃で地面に叩き落された。
俺はそれを確認し、再度羽をつける。ふわっと空中で静止した。
「…勝ったな」
俺は勝ちを確信する。地に落ちたルシファーを見る。
すると
「?」
ルシファーの体は歪んでいた。歪に、でも何かに変身するように。
そしてだんだん姿が変わっていき、最終的には―――
「…棒?」
少し太めの木の棒だった。そして木の棒に変わった直後、それは粉々に砕けた。
「…まさか!」
俺は振り返ろうと試みるも、その前に腹に激痛が走った
疾雷が屋上から離れ、それをルシファーが追っていく。
「…うぅ……」
唸り続ける麗子。私水谷氷華は未だに麗子を看病していた。
しかし麗子はもう彼女の意識を失っている。
それに、すごい熱が出ている。
おでこを合わせて見るとビックリするほど熱かった
氷をスキルで作って、それで冷やしても、頭を撫でても、横にしても。彼女は意識を取り戻さない。
『……水谷氷華。いえ。氷華ちゃん』
「!?」
急に虚空から声が聞こえて、私は仰天して辺りをキョロキョロする。しかしいくら見ても誰もどこにも居ない
すると、
「え?」
先程まで膝枕させていた麗子の重さが急にフッと消えた。さらに驚いて視線をもとに戻すと、麗子が浮いていた。抱えられているかのような姿勢で。
「…驚かせちゃったわね。」
そしてだんだんと人が姿を現す。
目元に仮面がついていて、身長は平均程度。声質は女声。…誰、この人。どうやってここに―――
でも敵ではなさそうだ。敵なら姿を隠して奇襲できるから。
であれば
「…貴方、本当に何者?」
「ふふふ!よくぞ聞いてくれた!」
ハイテンションで答える謎の人。
「我が名はホルス!この世界の神さ!」
「厨二病の方ですか。すみません、私の麗子を―――」
「ぶっ飛ばすぞ」
真面目に答えるとホルスと名乗った人は声を鉄のように変えてそういった。その程度の脅しには乗らないと思って戦おうと構える
が。彼女の後ろにとんでもない数の魔法陣のようなものが浮か分のを見て私は構えるのを止めた
「…何者なの?」
「神だって言ってるじゃない」
「…ホラを吹かないで―――」
「疾雷のこと全部暴露してあげましょうか?性癖とか色々」
いきなり爆弾発言をするホルス…?。
「…遠慮するわ。でも、貴方の名前、本当にホルスなの?」
「ええ。神だもの。」
「…」
私は迷った。この女?の言うことを信じるか、信じないか。傍からみたらただの厨二病なのだが。
迷いに迷って出した結論は
「…信じるわ」
信じることにした
姿を隠す力と、あそこまでの魔法陣のようなものを展開する力。しかもあの魔法陣は波動だろう。
今まで、疾雷との戦いでさえ波動の力をあまり感じなかったのに、私は波動の力を、体が悲鳴を上げるくらい感じた。あのときは強がっていたが、今にも倒れそうだった。しかもあれは展開しただけで、撃ってはないのだ
…神業。そう思うしかなかった。
「うんよろしい。私は疾雷に頼まれてあなた達を今守ってるわ。だから―――ッ!?」
急に驚いた顔になるホルス。
「ん?どうし―――」
ホルスはルシファーと疾雷が飛んでいった方向を見て、
「…負け、た?」
唖然とした表情で呟いた
「かはッ…」
血を吐く。それも大量に。激痛が腹だけじゃなく全身に走る。腹を見ると剣が俺の胴体を貫いていた
「……結局。私の勝ちだな。あそこまで勢いをつけて、私を下に見て―――挙句の果てにくだらんと言った相手に。体に風穴開けられて敗北して死ぬのは、どんな気持ちだ?」
勝ち誇っているような声。事実こいつは勝った。
……俺は。せっかくできた友達と2日でお別れなんて。そんなんごめんだな
はっきり言って神楽麗子など興味ない。あいつは俺に災厄を降らす。俺はあいつのせいで死ぬ。なんで俺がこんな目にあわなければいけないのだろう。
奴は…神楽麗子は………俺を殺すのだ。
でも、わかっている。あいつは悪くない。勝手にルシファーが追放され下界に降りてきて、神楽麗子が倒れた。そしてこいつが勝手に俺に攻撃してきた。ただそれだけ…それだけなのだ。
でも。納得行かねえ。
こんなにあっさり死ぬなんて
神に勝ったのに堕天使程度に負けるなんて
水谷氷華と関わって2日くらいしか経ってないのに
未来にあるだろう姉貴の結婚式も見てない。
…中2のときに死んだ親友。俺は新しく親友になるであろう女だった水谷とすぐに別れ、何年も会ってないあいつのところに行くのだ。
でもあいつは天国に居るだろう。いい子だったから。
でも俺はクズ人間だ。自覚している。
だから地獄に行くだろう。
あいつとは会えないのだ。
…ああ、死にたくねえなあ
でも思っただけでは意味がない
実行するのだ。死なないために
「う…あ……」
俺は武蔵を作ろうとする―――が、作れなかった。力が、全身から力が抜けていく。羽も俺の背中から消えた
体に纏っていた紫電がぱっと四散した
「ッ…ああ……」
情けない声が溢れでる
「なっさけない。大口叩いたやつも、結局この程度だったな。下界はやはりクズしか居ない。…この我が手で変えなきゃな。それじゃあな。死ね。」
ルシファーは俺の腹から剣を抜く。俺は重力に抵抗できず、落ちてゆく。落ちる間、地面に落ちている木の棒が俺の視界に焼き付かれた。
水谷、姉貴、ホルス、万物。…さらばだ。
俺の形見は、万物にプレゼントした、ロレックスだな―――
俺はそんな馬鹿なことを思いながら落ちていき、いつしか地面に到達する前に俺の視界は真っ白になり、目と体に激痛が走り、意識がフェードアウトしていった
眉をひそめる。ルシファーだと?
ルシファーは背中の羽を広げた
ホルスが説明し始める
「…こいつは、天使よ」
そして説明し始めた。
天使のことを。
「天使とかについて話すわ。あいつが完全に目覚める前に」
この世界には、天界というものがある
それはここから遥か遠くの海の上の空にあるゲートから行くことができる、別世界のような―――いや。この世界に存在するもう一つの世界というか…まあ簡単に言うと生きている人間がまず関与できないところね。彼らがこの世界を守り、制御し、支配しているわ。
そして、その天界には私みたいな神や、天使、アンデッド―――死人などが住んでいる。
悪魔は別のところにいるんだ。魔界っていうところにね。
ルシファーは天界に住んでいるはずの天使よ。
本来は羽も、上の輪っかも、服も純白よ。綺麗な白だわ。うっとりするくらいいの。
…でも、今は、こういうふうに黒い服、黒い輪っか、黒い羽。
そして―――邪悪なオーラを放っている。
なんなら、天界から天使が舞い降りてくること自体異常事態なのよ。
なぜなら天使や神は天界から離れられないから。離れて外界、この世界に来てしまったら秩序や力のバランスが崩れかねないからね
でも、私はここにいるわ。
私は死んで、人間から神に昇華したのよ。だからここ、外界に存在できるのよ。
でも、生まれながらの神や天使は、基本天界から離れられないわ。神の指示がなければね。特に天使は。
そして、神の指示とかがなく、神の手で意図的に外界に落とされる天使も居る
そのように、天界から天使が追放、という形で外界に来た場合、それは天使として外界には降りてこない。
代わりに―――
そして一瞬ホルスは言葉を止めた。
唐突に黒い光線が俺に向かって撃たれてくる
俺はそれを左に移動して避ける。
光線が消えると、ホルスは続きを喋った
「……堕天使。悪魔に堕ちた天使となる」
堕天使ルシファーか。
…やつが、堕天使。
俺は紫電を体にまとう。身体強化の波動をできるだけ体に付与し、最大までアップする。
「…ホルス。氷華と神楽を守れ」
俺はホルスに小声で命令する。
俺はこいつと戦い、ホルスはあいつらを守る。役割分担は大事である。
ホルスは一度頷いた後姿を消した。
俺も雷の羽を背中に生やす。もちろん波動で作った
「ルシファー。貴様が本当に堕天使ならば、外界に居る一人の人間に勝つことなど容易だろう」
俺は手のひらを広げる。
空気の波動を手のひらに集める。
「だがそれは、ただの人間が相手の場合だ。」
「…」
ルシファーは空中に暗黒の光を発生させ、そこから剣を抜く。
「お前は一つ知らないことがある。それは」
手のひらから空気の波動を発射する
ルシファーはそれを上に飛んで避ける
「俺という、神に勝った、地上最強―――外界最強の人間を相手にしているということだ!」
俺も雷の波動で愛剣、武蔵を生成する
俺も紫電の波動で羽を作り、羽ばたいてルシファーと同じ高さに飛ぶ
「…ほざけ」
ルシファーは剣を一薙ぎする。俺はそれに対して武蔵で受け止めてそれを流した。
その次の瞬間突きを放つ。ルシファーは後ろに飛んだためリーチが足りず、武蔵は空を突いただけだった。ルシファーはさらに空中に上昇する。
俺は勢いをつけて上昇し、ルシファーを数センチ飛び越える
見下ろす姿勢で上から下に武蔵を思いっきり振り下ろす
「…ふざけるな」
ルシファーはそれを剣で防御し、上に捲りあげる。剣が上に持ち上げられ、俺の腹が無防備になる。
がルシファーは浮上することを優先とし、俺になんか目もくれずに上昇した。…俺は今無防備なのに。なぜこいつは俺に止めを刺さないのだ?
下を見ると屋上が小さく見える。足はしっかりと空を捉えている
何よりも上昇することを優先するか。まるで常に俺より上に立ちたいかのようにな。
物理的にも、精神的にも
…だが
「その下界ごときの人間に負けるはずがないという高慢から来る思想が、くだらん!」
俺はルシファーの居る位置に一点狙いして雷を落とす。
「クッ」
ルシファーは後ろに飛んで避けるもカスッたらしく、胴体が縦に一直線に焦げていた。
ドン、という音がはるか下から聞こえる。屋上に落ちてないことを祈る。
「…よくも、この人間風情が……」
ルシファーは腕を一瞥した後、俺を睨んで顔に怒りをあらわにする。
人間風情が、か。本当にバカバカしい。
ここは実力社会なのだ。下界は。俺のような強いやつが評価される。天界は知らん。やつらは身分主義なのかもしれない
ただこいつを見れば天界に関して一つ言えることがある
天界のやつらは俺ら人間をものすごく下に見ているということだ。そしてアホみたいにプライドが高く、自信がある。
ならばそのプライドをズタボロにしてしまえば勝利は簡単だ。
羽を羽ばたかせて前に滑空し、追い打ちをかけにいく。
「終わりだ―――!?」
ルシファーめがけて剣を横に薙ぐ。ルシファーの体を武蔵が横に斬る―――が、ルシファーの体が像のように消えていった。
「……!?」
周りをキョロキョロと見渡すも誰も居ない。
「光を操る―――光の情報を操る能力は、その一部だ」
数秒後、後ろから声が聞こえた。振り返る前に背中を剣で斬りつけられる
「うッ!」
とっさに前のめりになっていたおかげで傷は浅くすんだ。前に移動し、ルシファーに向かって振り返る
「……目に見えるもの。つまり目に入ってくる光の情報が、必ずしも真実だとは限らない。特に私の前ではな」
痛みが背中に走る。血が少しづつ流れる感覚を感じる。ツーと背中を流れる血。汗もかいてるらしく、傷にしみる。
……こいつの能力。結構めんどくさい
というか神楽麗子と同じ能力だったのか。どれが本物かわからない
ただ今俺の目に見えているルシファーは本物だ。さっき聞こえてきた声と方向が一致しているからだ。
俺はルシファーの居る位置にジャストで雷を落とした。
やはりこのルシファーは本物らしく、剣の腹で雷を流す
「ふん」
ルシファーは唐突に黒い霧を体にまとう。だいたいやつを中心に半径10m程度だろう。そこから光線がバンバン撃たれてくる。
しかしこれでやつの位置の特定が困難になった。俺は避けながら一度上に上昇する。一度避難するのだ。
俺は光の波動は使えないし、霧といっても光で作ったものだろう。俺はそれを取っ払う手段がない。
「く!」
光線の一つをもろに喰らいかける。
しかし、策ならある
あいつは確実に10mの中に居る。俺が上昇したのにやつは上昇してきてない。やつにとって上昇することが最優先なのに。つまり、これ以上霧を広げたり、霧を動かすのはできないと見た。
ならば、
「半径10m全域を攻撃すればいいだけだ!」
俺は水谷にも撃った一種雷順を放とうと剣に力を集める。仕方ない。最終手段、被弾覚悟だ。空気の上で踏ん張る。
しかし、黒い霧から黒い光線が俺に向かって走ってきたため、俺は力を集めるのを止めてそれを避ける。
先程までの光線は普通の色だったが、今回は黒く、さらにさっきまでのとは違いとても太かったため、警戒して展開を止めた。多分もうこの技を使える機会はない。
じゃあどうするか。
……俺の最終手段を使うしか無い。絶望的だからこそ。
俺に向かって飛んできた光線の一つを武蔵でたたっ斬る。
俺は最終手段を使うことにした。
このままだとこちらがジリ貧である。いつ俺がバッテリー切れになるか恐ろしくてたまらない。
ここで、一度この戦いに幕を引く
そして俺は技名を叫んだ。最終奥義を
「最終奥義―――エスケープ!!!!!!!!!!」
俺は武蔵をしまい、前を見ながら後方に向かって飛んでいく。
決まったな。よし。最終奥義は成功した。
一度体力を回復しよう。飛ぶのもだいぶ疲れてきた。木の上にでも着地して―――
「…」
「…休むのは無理そうだな」
霧を払って姿を表し、俺を追跡してくるルシファー。しかも俺よりあいつのほうが断然速い。体力ももう限界だ。波動とアドレナリンでなんとか誤魔化す。
この状況。どうするか
高さは地上からゆうに50mはある。下手に飛ぶのを止めたら落っこちて即死だ。
学校の屋上が遠くなる。
どんどんと距離を詰めてくるルシファー
「……どうした。あの勢いはどこに行った?なあにが最終奥義だ、逃げてもこうやって追いつかれるのに。」
口元を歪めて尋ねてくるルシファー。俺はそれを無視した。
実は俺には策がある。
急上昇して、ルシファーも上昇しようと飛行を一瞬止めて方向を変えるそのとき、そのコンマ数秒で仕留めきる。
俺が急上昇した後羽を解除すれば急降下できる。そのタイミングで叩くのだ。
俺は後ろを向き、数秒飛んだ後にすぐさま体の向きを変え、10mほど急上昇する。
下を見ると、ルシファーが体の向きを変えようとしているのがわかった。
俺はその瞬間羽を消し、急降下する。
「なッ…?!」
ルシファーは流石に予想外だったらしく、動きが数分の1秒程度止まった
「しかしもう遅い!」
俺は急降下するときの勢いを拳に乗せる
「野郎…ッ!」
「覚悟しろ!我が全力を受け止めるがいい!」
思いっきりぶん殴った。ボゴッと鈍い音と何かを殴った衝撃が走る。めっちゃ痛いが、我慢した。ルシファーは殴られた衝撃で地面に叩き落された。
俺はそれを確認し、再度羽をつける。ふわっと空中で静止した。
「…勝ったな」
俺は勝ちを確信する。地に落ちたルシファーを見る。
すると
「?」
ルシファーの体は歪んでいた。歪に、でも何かに変身するように。
そしてだんだん姿が変わっていき、最終的には―――
「…棒?」
少し太めの木の棒だった。そして木の棒に変わった直後、それは粉々に砕けた。
「…まさか!」
俺は振り返ろうと試みるも、その前に腹に激痛が走った
疾雷が屋上から離れ、それをルシファーが追っていく。
「…うぅ……」
唸り続ける麗子。私水谷氷華は未だに麗子を看病していた。
しかし麗子はもう彼女の意識を失っている。
それに、すごい熱が出ている。
おでこを合わせて見るとビックリするほど熱かった
氷をスキルで作って、それで冷やしても、頭を撫でても、横にしても。彼女は意識を取り戻さない。
『……水谷氷華。いえ。氷華ちゃん』
「!?」
急に虚空から声が聞こえて、私は仰天して辺りをキョロキョロする。しかしいくら見ても誰もどこにも居ない
すると、
「え?」
先程まで膝枕させていた麗子の重さが急にフッと消えた。さらに驚いて視線をもとに戻すと、麗子が浮いていた。抱えられているかのような姿勢で。
「…驚かせちゃったわね。」
そしてだんだんと人が姿を現す。
目元に仮面がついていて、身長は平均程度。声質は女声。…誰、この人。どうやってここに―――
でも敵ではなさそうだ。敵なら姿を隠して奇襲できるから。
であれば
「…貴方、本当に何者?」
「ふふふ!よくぞ聞いてくれた!」
ハイテンションで答える謎の人。
「我が名はホルス!この世界の神さ!」
「厨二病の方ですか。すみません、私の麗子を―――」
「ぶっ飛ばすぞ」
真面目に答えるとホルスと名乗った人は声を鉄のように変えてそういった。その程度の脅しには乗らないと思って戦おうと構える
が。彼女の後ろにとんでもない数の魔法陣のようなものが浮か分のを見て私は構えるのを止めた
「…何者なの?」
「神だって言ってるじゃない」
「…ホラを吹かないで―――」
「疾雷のこと全部暴露してあげましょうか?性癖とか色々」
いきなり爆弾発言をするホルス…?。
「…遠慮するわ。でも、貴方の名前、本当にホルスなの?」
「ええ。神だもの。」
「…」
私は迷った。この女?の言うことを信じるか、信じないか。傍からみたらただの厨二病なのだが。
迷いに迷って出した結論は
「…信じるわ」
信じることにした
姿を隠す力と、あそこまでの魔法陣のようなものを展開する力。しかもあの魔法陣は波動だろう。
今まで、疾雷との戦いでさえ波動の力をあまり感じなかったのに、私は波動の力を、体が悲鳴を上げるくらい感じた。あのときは強がっていたが、今にも倒れそうだった。しかもあれは展開しただけで、撃ってはないのだ
…神業。そう思うしかなかった。
「うんよろしい。私は疾雷に頼まれてあなた達を今守ってるわ。だから―――ッ!?」
急に驚いた顔になるホルス。
「ん?どうし―――」
ホルスはルシファーと疾雷が飛んでいった方向を見て、
「…負け、た?」
唖然とした表情で呟いた
「かはッ…」
血を吐く。それも大量に。激痛が腹だけじゃなく全身に走る。腹を見ると剣が俺の胴体を貫いていた
「……結局。私の勝ちだな。あそこまで勢いをつけて、私を下に見て―――挙句の果てにくだらんと言った相手に。体に風穴開けられて敗北して死ぬのは、どんな気持ちだ?」
勝ち誇っているような声。事実こいつは勝った。
……俺は。せっかくできた友達と2日でお別れなんて。そんなんごめんだな
はっきり言って神楽麗子など興味ない。あいつは俺に災厄を降らす。俺はあいつのせいで死ぬ。なんで俺がこんな目にあわなければいけないのだろう。
奴は…神楽麗子は………俺を殺すのだ。
でも、わかっている。あいつは悪くない。勝手にルシファーが追放され下界に降りてきて、神楽麗子が倒れた。そしてこいつが勝手に俺に攻撃してきた。ただそれだけ…それだけなのだ。
でも。納得行かねえ。
こんなにあっさり死ぬなんて
神に勝ったのに堕天使程度に負けるなんて
水谷氷華と関わって2日くらいしか経ってないのに
未来にあるだろう姉貴の結婚式も見てない。
…中2のときに死んだ親友。俺は新しく親友になるであろう女だった水谷とすぐに別れ、何年も会ってないあいつのところに行くのだ。
でもあいつは天国に居るだろう。いい子だったから。
でも俺はクズ人間だ。自覚している。
だから地獄に行くだろう。
あいつとは会えないのだ。
…ああ、死にたくねえなあ
でも思っただけでは意味がない
実行するのだ。死なないために
「う…あ……」
俺は武蔵を作ろうとする―――が、作れなかった。力が、全身から力が抜けていく。羽も俺の背中から消えた
体に纏っていた紫電がぱっと四散した
「ッ…ああ……」
情けない声が溢れでる
「なっさけない。大口叩いたやつも、結局この程度だったな。下界はやはりクズしか居ない。…この我が手で変えなきゃな。それじゃあな。死ね。」
ルシファーは俺の腹から剣を抜く。俺は重力に抵抗できず、落ちてゆく。落ちる間、地面に落ちている木の棒が俺の視界に焼き付かれた。
水谷、姉貴、ホルス、万物。…さらばだ。
俺の形見は、万物にプレゼントした、ロレックスだな―――
俺はそんな馬鹿なことを思いながら落ちていき、いつしか地面に到達する前に俺の視界は真っ白になり、目と体に激痛が走り、意識がフェードアウトしていった
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