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最速最高
しおりを挟む樋口 徹
レベル54
体力 3.41/3.41
魔力 6.6/6.6
攻撃 3.21
防御 3.12
敏捷 5.35
反射 5.49
器用 8.82
ユニークスキル
早熟7
幸運2
天の塔転移権限
解析鑑定
選定妖精の加護
ダンジョン間転移
先導者
Pスキル
剣術8 体術8 武術8 回避8 命中8 剣速上昇8 身体操作8 多刀流8 換装7 模倣7 身体強化7 疾風7 縦横無尽6
生命感知8 聴覚強化8 魔力感知8 心眼8
風魔法8 神聖魔法8 影魔法8 雷魔法4 炎魔法4 氷魔法4 光魔法3
魔力循環8 魔力操作8 錬金術8 魔力譲渡7 魔力変質8 属性付与7 魔力容量7
隠形8 隠密8
能力接続8 魔闘6
Aスキル
Ⅴ超加速 アクセルダブルスラッシュ アクセルスラッシュ ドリフトスラッシュ ドライブスラッシュ
Ⅴトルネードファング
Ⅴ天狐
Ⅵ先読みの魔眼
Ⅴシャドウドライブ
Ⅳダブルドライブ アクセルドライブ
Ⅳ嵐の加護 風の加護
Ⅳ嵐の魔弾 風の魔弾
Ⅳ不可視の腕
Ⅴ魔力支配
Ⅳ魔力分解
Ⅳエリアヒール ハイヒール ヒール
Ⅳエリアキュア ハイキュア キュア
Ⅳ神聖の加護
Ⅴエンチャント・マジック
Ⅴダブルウェーブスラッシュ ウェーブスラッシュ
Ⅷブレイブソード
Ⅴメッタギリ
Ⅱアクロバット
Ⅲ影人形
Ⅲ影纏い
Ⅲ影移動
Ⅴ両断剣
Ⅱビーム ライト
これが今の俺のステータスだ。先導者というユニークスキルは天の塔20階層で選定妖精に貰った物で能力は分からない。
基本的にステータスの意味はその言葉に意識を向ける事で詳細が表示される。しかし先導者にはその詳細が無かった。だから効果は分からない。マイナス効果じゃないことを祈ってはいるが、もしもマイナス効果だったとしてもこの階層程度では足枷になり得ない。
俺は今いるのはアメリカに発生したダンジョン『コロセウム』の19階層。
コロセウムも天の塔同様10階層には一つの街がつくられていた。人はいるにはいるがどれも人形のような外見をしていて、プログラムを実行中の機械のような挙動しか行わない。
あいつらは俺たちとサービスの窓口としてしか機能していない。まるでロボットのような存在だった。
そして街には幾つもの機能が存在する。その中に装備を強化するという店がある。
闇夜の短剣+3
効果 敏捷+1
そしてドラゴンのレアドロップ。
炎帝の小太刀+2
効果 火炎耐性 攻撃力+1
ドラゴンからはスキルスクロールが出現した。ただ、そのスキルスクロールは選別として寧に渡したから俺は覚えていない。
「ま、そんなもん無くても余裕だがな」
目の前に現れるは頭を小脇に抱える首なし騎士。暗黒の鎧と漆黒の宝剣が俺を見据える。
19階層へ入って戦いが始まるまでに時間はかからなかった。
「アクセルダブルスラッシュ+ダブルドライブ」
能力接続スキルリンクの効果で同時にスキルを発動する場合、その個数が多ければ多い程、スキルの効果が高くなる。二つ同時に発動すれば1.1倍。
初速と歩幅の移動距離が上昇する。
一瞬でデュラハンの背後まで通り過ぎる。しかし、デュラハンは高速の一撃に反応し、適格に俺の攻撃を弾いていた。
「上等だ」
お前なら全力の一撃を防げるかもしれない。
能力接続のスキルレベルは8。それは9つのスキルまで同時発動する事で効果上昇させることができるという事だ。
魔闘起動。それは魔力を肉体や武器に込める事で強度や攻撃力を飛躍的に上昇させる。
剣術、体術、武術、身体操作、多刀流、魔力操作、魔力変質、模倣を接続し、極限まで器用さを向上させる。器用さは魔力の操作性にも影響を及ぼす。
俺の基本的な器用さは8.82。そして、剣術の効果で1.8倍。体術で1.4倍。武術で1.8倍。身体操作で1.4倍。多刀流で1.8倍。魔力操作で1.8倍。模倣で1.8倍。そしてスキルリンクの効果でさらに1.8倍される。
結論を言おう。今の俺の状態は器用さ500オーバー。
つまり、今の俺に再現できない動きや魔法は存在しない。
一度でも見ていれば全てのスキルを模倣できる。
黄金の光が俺の全身に纏わりつく。神道翔のそれを俺が見て、寧の魔力を相棒が解析した。データは十分。後は再現できるだけの器用さがあるかどうかだ。
魔闘の効果は魔力を身体や武器に鎧の如く付与する。その性質を利用し黄金の魔力を俺の身体に纏わりつかせた。そのスキルの名は。
「ブレイブオーラ」
今の俺ではこの状態は3分も持たない。それほどまでに魔力消費量は多い。
ただし、三分もあれば十分すぎる。
その剣は全ての敵を消滅させ、その拳は全ての敵を打ち砕く。
この魔力の本当の性質は、己の敵の存在を否定する事。この能力の前ではあらゆる存在が存在する事を許されない。平等なる消滅。
そしてこの状態は、俺のあらゆるステータスを約2倍にし、スキルのリキャストタイムを無効にする。
嵐の魔弾起動。数を100。そしてその魔弾に黄金の魔力をコーティングする。
「ストームバレット=エンチャントブレイブ」
魔弾でデュラハンを取り囲み、超加速+天狐起動。
縦横無尽の効果で三次元的な動きの移動速度を加速させる。
先読みの魔眼を発動すれば加速に視界が追い付かない事はなくなる。これがあればどんな速度も先読みして計算し、行動するよりも早く行動を決定実行できる。
浮遊させた魔弾を解放してデュラハンに放つ。
デュラハンは自分の首を上に放り投げる。俺の全方位攻撃を全て剣で弾いた。空中にある首が全ての方向を天空から見ていた。
しかし、超加速した俺の動きは捉えられない。リキャストタイム無効を利用し、超加速中にアクセルスラッシュを発動する
流石と言うべきか、デュラハンは空中の視界から俺の動きを読み切り、俺が突っ込む方向に剣先を向けた。
普通なら俺は急加速によって方向転換がきかず剣に貫かれてしまっていただろう。そう、デュラハンにあった誤算は俺は未来を見ていたことだ。
「シャドウドライブ」
俺の身体は物理的干渉を無効化する。剣をすり抜け、デュラハンの身体すらすり抜けて、背後を取る。
身体を捻り、足を前に向けて縮こまった体制になる。天狐の効果によって足場を空中に発生させる。それを蹴り上げ、移動方向を180度回転させる。
両断剣。その技は刃の長さに関係なく、相手を切り裂く。影属性の魔法で延長する刃を出現させる。
デュラハンの身体は真っ二つに分かれた。落ちてきた首に短剣を突き刺した。
結界は解除され、次の階層への階段が現れる。
「俺の勝ちだ」
俺はその日、コロセウムを40階層まで攻略した。
「全ダンジョンを含め最初の40階層到達者であると判定します。更に全ての冒険者の中で最高貢献度の獲得を確認。先導者を確認しました。汝、人類を導く者なり。選定妖精の加護の効果を発動。樋口徹様、貴方の40階層到達報酬はこちらになります」
そう言って妖精は一冊の本を取り出して渡してきた。
その表紙にはルールブックと書かれていた。
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