25 / 34
第二十七話 新たな力
しおりを挟む
スキルが一つ使えるようになった私は、急いで訓練場に向かった。
ギルドの受付を通り過ぎるとき、胸が痛んだ。
オリヴィアがいない受付カウンター。
もう彼女の優しい笑顔を見ることはできない。
でも、立ち止まってはいられない。
私は足を止めずに、訓練場へと向かった。
◆ ◆ ◆
訓練場に着くと、バランとサラがいた。
当然、ハルートの姿はない。
もう、彼がここに戻ってくることはないんだ。
「あ、セレナ」
サラが私に気づいて、心配そうに駆け寄ってくる。
「大丈夫? 一人で出歩いて……」
「はい、大丈夫です」
私の表情を見て、サラが少し驚いたような顔をした。
「なんだか、雰囲気が変わったわね」
「実は……」
私は今朝の出来事を話した。
アランとの会話のこと。
そして、スキルが使えるようになったこと。
「本当? スキルが使えるようになったの?」
サラの目が輝く。
一方、バランは私の顔をじっと見つめていた。
「ほう、コツを掴んだみたいだな」
「はい。でも、バランさんがもう少し分かりやすく教えてくれていたら、こんなに遠回りしなくて済んだのに」
私は少し皮肉を込めて言った。
バランがその分かりにくい指導のせいで、だいぶ苦労したのは事実だ。
「はっはっは! そんなもんだ。苦労した方が身につくからな」
バランが豪快に笑う。
相変わらず、自分の指導方法に問題があるとは思っていないようだ。
「とりあえず、試してみましょうか」
サラが提案してくれる。
「模擬戦闘をして、どれくらい使えるようになったか確認してみない?」
「はい、お願いします」
◆ ◆ ◆
サラと向かい合って、木剣を構える。
「それじゃあ、始めましょうか。お互い、身体強化スキルを使って」
「はい」
私は集中して、身体強化スキルを発動させる。
今朝覚えたばかりだけど、一度覚悟が決まったスキルは使いやすかった。
体に力が満ちていくのを感じる。
「来ますよ」
サラも同じスキルを発動させて、私に向かってくる。
今までなら、サラの方が圧倒的に有利だった。
でも――
私の剣が、サラの剣と互角に打ち合う。
スピードも、力も、反応速度も、以前とは全く違う。
「すごい! 本当にスキルが使えるようになってる!」
サラが嬉しそうに言いながら、攻撃を続ける。
私も負けじと応戦する。
接戦が続いて、最終的には私がサラの木剣を弾き飛ばすことに成功した。
「やったあ!」
「超えられちゃったね」
サラが少し寂しそうに、でも嬉しそうに笑う。
「今まで指導してきた甲斐があったわ」
私たちは息を切らしながら、お互いの健闘を称え合った。
◆ ◆ ◆
「今度は俺と戦ってみるか?」
一息ついていると、バランが申し出てきた。
「え? バランさんと?」
サラが慌てて止めに入る。
「バランさん、セレナはまだスキルを覚えたばかりよ。無茶よ」
「大丈夫だ。手加減してやる」
でも、私は気にしなかった。
むしろ、強い相手と戦ってみたかった。
「お願いします」
「セレナ……」
サラが心配そうに見ているけど、私は構わずバランと向かい合った。
「それじゃあ、お互い身体強化を使って戦うか」
「はい」
バランと私、両方がスキルを発動させる。
でも、一太刀受けるたびに、バランとの実力差を思い知らされた。
手加減をしていることは分かるけど、それでも一撃一撃の重さが全然違う。
手が痺れる。
まだまだ、経験値が足りない。
「攻防はこの辺にしておこう」
しばらく戦ったところで、バランが言った。
そして――
「今度は、これを避けてみろ」
バランが攻撃スキルを発動した。
光の刃が私に向かって飛んでくる。
その瞬間、私の頭にハルートとの戦いが蘇った。
あの恐怖が、再び襲ってくる。
でも――
今度は、目をそらさなかった。
恐怖を感じながらも、しっかりとその攻撃を見つめる。
そして、体が勝手に動いた。
横に飛んで、攻撃スキルを避けることができた。
「おお!」
バランが驚きの声を上げる。
「回避スキルが発動したな」
「回避スキル?」
「恐怖に立ち向かう覚悟ができたから、使えるようになったんだ」
バランが説明してくれる。
「回避スキルは、危険を回避したいという強い意志と、それに立ち向かう勇気が必要なスキルだ」
「そうなんですか」
確かに、ハルートとの戦いで感じた恐怖。
それを乗り越えたいという気持ちが、新しいスキルを使えるようにしてくれたのかもしれない。
「もっと早く教えてくださいよ」
私がまた文句を言うと、バランが得意げに笑った。
「この時に言うと、カッコいいからな」
「……」
相変わらず、バランの考えることは理解できなかった。
でも、おかげで二つのスキルを身につけることができた。
身体強化スキルと、回避スキル。
まだ他にも覚えなければならないスキルはあるけど、大きな進歩だ。
◆ ◆ ◆
訓練を終えて、私たちは訓練場の端で休憩していた。
「二つもスキルが使えるようになるなんて、すごいじゃない」
サラが感心したように言う。
「でも、まだまだ経験不足ですね。バランさんとの戦いで、よく分かりました」
「当たり前だ。俺は長年やってるからな」
バランが胸を張る。
「でも、センスはいいと思うぞ。このまま訓練を続ければ、きっと強くなれる」
バランの言葉に、少し自信が持てた。
「ありがとうございます」
「それで、これからどうするつもりだ?」
バランが聞く。
「ハルートを止めなければならないと思っています」
私の答えに、サラとバランの表情が複雑になった。
「危険よ、セレナ。ハルートは私たちよりもずっと経験を積んでいるし、上級スキルも使える」
「分かっています。でも、誰かがやらなければ」
私は拳を握る。
「オリヴィアの仇を討ちたいというわけではありません。ただ、これ以上被害者を出したくないんです」
「セレナ……」
「それに、ハルート自身のためでもあります。このまま罪を重ね続けるより、ちゃんと罪を償ってもらった方がいい」
私の決意を聞いて、サラが小さく頷いた。
「分かったわ。でも、一人では行かせない。私も一緒に行く」
「サラさん……」
「バランさんはどうします?」
「俺は遠慮しておく」
バランが手を振る。
「若い者同士で解決した方がいいだろう」
そう言って、バランは立ち上がった。
「頑張れよ、セレナ。お前なら、きっとやれる」
バランが訓練場を去っていく。
私とサラは、しばらく無言で座っていた。
これから待ち受ける戦いのことを、それぞれ考えながら。
ハルートとの再戦。
今度は、負けるわけにはいかない。
オリヴィアのためにも、ハルートのためにも、そして私自身のためにも。
必ず、決着をつけなければならない。
私は空を見上げて、深く息を吸った。
戦いの準備は、もう始まっていた。
(つづく)
ギルドの受付を通り過ぎるとき、胸が痛んだ。
オリヴィアがいない受付カウンター。
もう彼女の優しい笑顔を見ることはできない。
でも、立ち止まってはいられない。
私は足を止めずに、訓練場へと向かった。
◆ ◆ ◆
訓練場に着くと、バランとサラがいた。
当然、ハルートの姿はない。
もう、彼がここに戻ってくることはないんだ。
「あ、セレナ」
サラが私に気づいて、心配そうに駆け寄ってくる。
「大丈夫? 一人で出歩いて……」
「はい、大丈夫です」
私の表情を見て、サラが少し驚いたような顔をした。
「なんだか、雰囲気が変わったわね」
「実は……」
私は今朝の出来事を話した。
アランとの会話のこと。
そして、スキルが使えるようになったこと。
「本当? スキルが使えるようになったの?」
サラの目が輝く。
一方、バランは私の顔をじっと見つめていた。
「ほう、コツを掴んだみたいだな」
「はい。でも、バランさんがもう少し分かりやすく教えてくれていたら、こんなに遠回りしなくて済んだのに」
私は少し皮肉を込めて言った。
バランがその分かりにくい指導のせいで、だいぶ苦労したのは事実だ。
「はっはっは! そんなもんだ。苦労した方が身につくからな」
バランが豪快に笑う。
相変わらず、自分の指導方法に問題があるとは思っていないようだ。
「とりあえず、試してみましょうか」
サラが提案してくれる。
「模擬戦闘をして、どれくらい使えるようになったか確認してみない?」
「はい、お願いします」
◆ ◆ ◆
サラと向かい合って、木剣を構える。
「それじゃあ、始めましょうか。お互い、身体強化スキルを使って」
「はい」
私は集中して、身体強化スキルを発動させる。
今朝覚えたばかりだけど、一度覚悟が決まったスキルは使いやすかった。
体に力が満ちていくのを感じる。
「来ますよ」
サラも同じスキルを発動させて、私に向かってくる。
今までなら、サラの方が圧倒的に有利だった。
でも――
私の剣が、サラの剣と互角に打ち合う。
スピードも、力も、反応速度も、以前とは全く違う。
「すごい! 本当にスキルが使えるようになってる!」
サラが嬉しそうに言いながら、攻撃を続ける。
私も負けじと応戦する。
接戦が続いて、最終的には私がサラの木剣を弾き飛ばすことに成功した。
「やったあ!」
「超えられちゃったね」
サラが少し寂しそうに、でも嬉しそうに笑う。
「今まで指導してきた甲斐があったわ」
私たちは息を切らしながら、お互いの健闘を称え合った。
◆ ◆ ◆
「今度は俺と戦ってみるか?」
一息ついていると、バランが申し出てきた。
「え? バランさんと?」
サラが慌てて止めに入る。
「バランさん、セレナはまだスキルを覚えたばかりよ。無茶よ」
「大丈夫だ。手加減してやる」
でも、私は気にしなかった。
むしろ、強い相手と戦ってみたかった。
「お願いします」
「セレナ……」
サラが心配そうに見ているけど、私は構わずバランと向かい合った。
「それじゃあ、お互い身体強化を使って戦うか」
「はい」
バランと私、両方がスキルを発動させる。
でも、一太刀受けるたびに、バランとの実力差を思い知らされた。
手加減をしていることは分かるけど、それでも一撃一撃の重さが全然違う。
手が痺れる。
まだまだ、経験値が足りない。
「攻防はこの辺にしておこう」
しばらく戦ったところで、バランが言った。
そして――
「今度は、これを避けてみろ」
バランが攻撃スキルを発動した。
光の刃が私に向かって飛んでくる。
その瞬間、私の頭にハルートとの戦いが蘇った。
あの恐怖が、再び襲ってくる。
でも――
今度は、目をそらさなかった。
恐怖を感じながらも、しっかりとその攻撃を見つめる。
そして、体が勝手に動いた。
横に飛んで、攻撃スキルを避けることができた。
「おお!」
バランが驚きの声を上げる。
「回避スキルが発動したな」
「回避スキル?」
「恐怖に立ち向かう覚悟ができたから、使えるようになったんだ」
バランが説明してくれる。
「回避スキルは、危険を回避したいという強い意志と、それに立ち向かう勇気が必要なスキルだ」
「そうなんですか」
確かに、ハルートとの戦いで感じた恐怖。
それを乗り越えたいという気持ちが、新しいスキルを使えるようにしてくれたのかもしれない。
「もっと早く教えてくださいよ」
私がまた文句を言うと、バランが得意げに笑った。
「この時に言うと、カッコいいからな」
「……」
相変わらず、バランの考えることは理解できなかった。
でも、おかげで二つのスキルを身につけることができた。
身体強化スキルと、回避スキル。
まだ他にも覚えなければならないスキルはあるけど、大きな進歩だ。
◆ ◆ ◆
訓練を終えて、私たちは訓練場の端で休憩していた。
「二つもスキルが使えるようになるなんて、すごいじゃない」
サラが感心したように言う。
「でも、まだまだ経験不足ですね。バランさんとの戦いで、よく分かりました」
「当たり前だ。俺は長年やってるからな」
バランが胸を張る。
「でも、センスはいいと思うぞ。このまま訓練を続ければ、きっと強くなれる」
バランの言葉に、少し自信が持てた。
「ありがとうございます」
「それで、これからどうするつもりだ?」
バランが聞く。
「ハルートを止めなければならないと思っています」
私の答えに、サラとバランの表情が複雑になった。
「危険よ、セレナ。ハルートは私たちよりもずっと経験を積んでいるし、上級スキルも使える」
「分かっています。でも、誰かがやらなければ」
私は拳を握る。
「オリヴィアの仇を討ちたいというわけではありません。ただ、これ以上被害者を出したくないんです」
「セレナ……」
「それに、ハルート自身のためでもあります。このまま罪を重ね続けるより、ちゃんと罪を償ってもらった方がいい」
私の決意を聞いて、サラが小さく頷いた。
「分かったわ。でも、一人では行かせない。私も一緒に行く」
「サラさん……」
「バランさんはどうします?」
「俺は遠慮しておく」
バランが手を振る。
「若い者同士で解決した方がいいだろう」
そう言って、バランは立ち上がった。
「頑張れよ、セレナ。お前なら、きっとやれる」
バランが訓練場を去っていく。
私とサラは、しばらく無言で座っていた。
これから待ち受ける戦いのことを、それぞれ考えながら。
ハルートとの再戦。
今度は、負けるわけにはいかない。
オリヴィアのためにも、ハルートのためにも、そして私自身のためにも。
必ず、決着をつけなければならない。
私は空を見上げて、深く息を吸った。
戦いの準備は、もう始まっていた。
(つづく)
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
アリエッタ幼女、スラムからの華麗なる転身
にゃんすき
ファンタジー
冒頭からいきなり主人公のアリエッタが大きな男に攫われて、前世の記憶を思い出し、逃げる所から物語が始まります。
姉妹で力を合わせて幸せを掴み取るストーリーになる、予定です。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
無能勇者の黙示録~勝手に召喚されて勝手に追放されたので勝手に旅に出ます~
枯井戸
ファンタジー
力も強くない、足も速くない、魔法も使えないし、頭も大してよくない、どこにでもいるちょっとオタク趣味の主人公・東雲真緒が白雉国に勇者として転生する。
同期の勇者はそれぞれ力が強かったり、魔法が使えたり、回復ができたりと各々の才能を開花させ頭角を現していくのだが、真緒に与えられた才能は異世界転生モノでよく見る〝ステータスオープン〟のみだった。
仲間には使えないと蔑まれ、ギルドには落第勇者の烙印を押され、現地人には殺害されかけ、挙句の果てに大事な人を亡くし、見ず知らずの土地の最底辺で生きていくことになった真緒だったが、彼女はまだ〝ステータスオープン〟の可能性に気づいていないだけだった。
─────────────
※投稿時間は多少前後しますが毎日投稿は続けていくつもりです。
※タイトルは予告なしにガラリと変わる場合があるのでご了承ください。
※表紙は現在の主人公のイメージ図です。もしまた別の国へ行く場合、彼女の装いも変化するかもしれません。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる