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夜空を数多流れていく星の中、ひと際強い輝きを放つ一条の光が真っ直ぐに泉に飛び込んできました。
その光は水面にぶつかる間際に弾けるように飛び散ると、空から星座を切り取って浮かべたように、全体が薄く光っている泉の水面に不規則に並んで輝きはじめました。
あっという間の出来事に、全員が瞬きも忘れて見入っていたのではないでしょうか。
強い光を放っていても、星の輝きは目を灼くほどの苛烈さはなく、暗い夜を照らすあたたかな灯火のままです。
この星の輝きのうち、手にするべきはどれか────
「巫女、どれが私たちが集めるべき星か、わかるかな?」
殿下が傍らのセーラ様にすかさず確認をいたしました。
『十二の月のない夜、一番星の煌めきを集めよ』
これがエリサ様の日記に残されていた手がかりです。
まさかたくさんの星から選ぶことになるとは思ってもおりませんでしたが、実際にエリサ様がはじめの星を手に入れた時には複数の星を探ったような記載はありませんでしたから、たったひとつを持ち帰ったはずなのです。
星の神様より、十二の星を集めるために遣わされたのが巫女様ですから、このたくさん浮かんでいる光の中から、必要な一つを見つけ出せるのは巫女様しかいらっしゃらないとは思うのですけれど。
「うーん、たぶん?」
星の神様のお導きのような、何か感じるものはおありのようですが、セーラ様はいまひとつ自信が無さそうです。
「なんとなくなの、本当に。
みんなしゃべってる子の中から、この声の子、ていうのを見つけるみたいな感じで」
セーラ様には、星のさざめくような音がそれぞれの声のように聞こえているようですが、映写機越しのせいなのか、わたくしにはざわめきも少し遠いものです。
「これ、全部すくってみたりはダメなのかなぁ?」
「あまり良い手だとは思えないかな」
「やっぱりそうだよね~」
泉のほとりを端から端をまで行っては戻り、一生懸命に星の声を聞こうとしているようですが、巫女様も間違えてはいけないと思っているのか焦りが見えます。
「巫女、落ち着いて、ゆっくりでいい」
殿下やお兄さまたちも、セーラ様に任せるしかない状況に励ますことしかできず、時間だけが過ぎようとしております。
わたくしも思いつくようなことは何もなく、固唾を飲んで手鏡を強く握りしめるばかりです。
(なんだか光も弱くなっていっているような……)
時間が経つにつれ、泉の輝きが陰っていっているような気がして、セーラ様の焦りをまるで煽るかのよう。
「殿下」
そこへ、泉の観察をしていらっしゃったクラリーチェ様が声をかけました。
「お許しいただけるのであれば、私が泉に入ってみても?」
「クラリーチェ嬢には、何か考えが?」
「……いえ。その、我がサジッタリオ家の始祖、カルロ・サジッタリオ様に倣ってみれば、何かわかるかも、と」
歯切れ悪く、差し出がましいこととは思うのですがとセーラ様や殿下のお顔を窺うクラリーチェ様ですけれど、それもひとつの手段ではあると、わたくしも試してみる価値はあると思いました。
「それはクラリーチェじゃなくちゃダメ?」
フェリックス様が心配そうに自らも挙手をしましたが、おそらくですけれど、クラリーチェ様でなくてはいけないような気がいたします。
(シルヴィオ様の名前を騙り、誰かがクラリーチェ様をここへ呼び寄せた理由があるはずですもの。
魔物討伐だけが理由ではないはずですわ)
「……サジッタリオ家の血が必要なら私でもいいはずだが、直系に勝るものはない、ということか」
クラリーチェ様がここにいらっしゃる経緯のことを、シルヴィオ様も考えているのでしょう。
「クラリーチェ嬢が、適任だ」
ラガロ様も珍しく主張をなさいました。
彼の直感は無視できない強さがありますから、お兄さまも頷いて、フェリックス様も反論を飲み込まざるを得ません。
誰かが、クラリーチェ様をこの地へ導いた。
それは、誰?
(星の民が、どこかにいる?)
何かを知っていて、そんなことができるのは、星の神の声を直接聞くことができる星の民である可能性しか今のところ考えられません。
どこにいるのか、すでに絶えてしまっているのか、その消息もつかめていないはずですけれど、わたくしたちの前に姿を現さずとも手助けしてくれようとしている誰かがいるのは確かなのです。
「よし、クラリーチェ嬢、やってみてもらえるかな」
「クラリーチェさん、私からもお願いします!」
「お聞き届けいただき、ありがとうございます」
セーラ様と殿下に礼を取り、クラリーチェ様はすぐにでも泉に入ろうとなさいました。
「待って待って、せめて靴を脱いだら?」
フェリックス様はやはりクラリーチェ様を案じているようで、靴を脱ぐために肩を貸しながら、何事か囁いて言葉を交わしていらっしゃいます。
「泉に入るだけです。
星神様の加護を受けこそすれ、何か起きるとは思えませんわ」
クラリーチェ様がフェリックス様の心配を吹き飛ばすように鮮やかに笑い、足元を踝の上まで捲ると、白く細い足首が露わになりました。
あまり貴族令嬢としては人様に見せたくない姿のはずですのに、クラリーチェ様に躊躇いはありません。
「すまない、クラリーチェ嬢」
思わずと言った風に、殿下も犬耳が垂れたような風情で謝罪を口にしてしまいました。
「私でお役に立てるのであれば、光栄なことだけですのよ。
ハルモニア様にも、殿下のお力になるとお約束してきたのですもの」
迷いのないクラリーチェ様の、なんて素敵なことでしょう!
思えば学園を卒業されてから、一人だけ先に大人になってしまわれたような距離ができたとは感じておりましたのよ。
貴族令嬢としてより武門のサジッタリオ家として王家の近衛兵となる道へ進み、わたくしたちと共に過ごす時間が減ったからと思っておりましたけれど、マリレーナ様への配慮が見られることが多くなり、お二人の丁々発止のやり取りも、最近目にすることがすっかりなくなりました。
近衛の騎士服姿も相まって、わたくしクラリーチェ様のファンクラブに参加したい気持ちも湧いてきましたわ。
すでにハルモニア王女殿下を会長として、クラリーチェ様のファンクラブができていることは聞き及んでおります。
(お気をつけて!)
口を挟んで場を乱したくはありませんから、心の中だけでうちわを振って応援することにいたします。
裸足のまま真っ直ぐに立ったクラリーチェ様が、いよいよ泉へ足を浸しました。
あまり深くないといいのですけれど、爪先からゆっくり、足首まで浸かり、捲った騎士服も細波の飛沫にすぐに濡れてしまいました。
「……巫女様!」
そこで立ち止まると、クラリーチェ様が大きな声でセーラ様を呼びました。
「はい!」
「私にも、声のようなものが聞こえましたわ!」
「ほんとですか?!」
「……おなじ、ちから……もつ、こ……」
「そっち!そっちの子の声!大きくなった!」
興奮したようにクラリーチェ様とセーラ様で声の元を探るように動き出し、セーラ様が指差す光と、クラリーチェ様が目の前に立った星の輝きが一致しました。
「「これです!!」」
お二人が声をそろえて断言すると、わたくしは思わず手鏡を手放して拍手喝采しそうになりました。
(あっ、いけません、精密機器でしたわ!)
すんでで動きを止めることに成功して手鏡を見直すと、フェリックス様を中心にお兄さま、シルヴィオ様、ラガロ様が肩を叩き合って喜んでおりました。
殿下もぐっと拳を握って、王太子としての威厳を保ちつつも喜んでいらっしゃいます。
国王陛下や宰相様、お父さまもご覧になっておりますから、身を謹んでいらっしゃるのでしょう。
それでも全員が大興奮の最中、クラリーチェ様が身を屈めました。
「それでは、お持ちしてもよろしいですか?」
緊張したクラリーチェ様の声に、殿下も気を引き締めるように表情を改め、頷きました。
「頼む」
星を手にした時、何が起こるのか。
今度は固唾を飲んで、全員が泉に手を浸すクラリーチェ様を見守りました。
その光は水面にぶつかる間際に弾けるように飛び散ると、空から星座を切り取って浮かべたように、全体が薄く光っている泉の水面に不規則に並んで輝きはじめました。
あっという間の出来事に、全員が瞬きも忘れて見入っていたのではないでしょうか。
強い光を放っていても、星の輝きは目を灼くほどの苛烈さはなく、暗い夜を照らすあたたかな灯火のままです。
この星の輝きのうち、手にするべきはどれか────
「巫女、どれが私たちが集めるべき星か、わかるかな?」
殿下が傍らのセーラ様にすかさず確認をいたしました。
『十二の月のない夜、一番星の煌めきを集めよ』
これがエリサ様の日記に残されていた手がかりです。
まさかたくさんの星から選ぶことになるとは思ってもおりませんでしたが、実際にエリサ様がはじめの星を手に入れた時には複数の星を探ったような記載はありませんでしたから、たったひとつを持ち帰ったはずなのです。
星の神様より、十二の星を集めるために遣わされたのが巫女様ですから、このたくさん浮かんでいる光の中から、必要な一つを見つけ出せるのは巫女様しかいらっしゃらないとは思うのですけれど。
「うーん、たぶん?」
星の神様のお導きのような、何か感じるものはおありのようですが、セーラ様はいまひとつ自信が無さそうです。
「なんとなくなの、本当に。
みんなしゃべってる子の中から、この声の子、ていうのを見つけるみたいな感じで」
セーラ様には、星のさざめくような音がそれぞれの声のように聞こえているようですが、映写機越しのせいなのか、わたくしにはざわめきも少し遠いものです。
「これ、全部すくってみたりはダメなのかなぁ?」
「あまり良い手だとは思えないかな」
「やっぱりそうだよね~」
泉のほとりを端から端をまで行っては戻り、一生懸命に星の声を聞こうとしているようですが、巫女様も間違えてはいけないと思っているのか焦りが見えます。
「巫女、落ち着いて、ゆっくりでいい」
殿下やお兄さまたちも、セーラ様に任せるしかない状況に励ますことしかできず、時間だけが過ぎようとしております。
わたくしも思いつくようなことは何もなく、固唾を飲んで手鏡を強く握りしめるばかりです。
(なんだか光も弱くなっていっているような……)
時間が経つにつれ、泉の輝きが陰っていっているような気がして、セーラ様の焦りをまるで煽るかのよう。
「殿下」
そこへ、泉の観察をしていらっしゃったクラリーチェ様が声をかけました。
「お許しいただけるのであれば、私が泉に入ってみても?」
「クラリーチェ嬢には、何か考えが?」
「……いえ。その、我がサジッタリオ家の始祖、カルロ・サジッタリオ様に倣ってみれば、何かわかるかも、と」
歯切れ悪く、差し出がましいこととは思うのですがとセーラ様や殿下のお顔を窺うクラリーチェ様ですけれど、それもひとつの手段ではあると、わたくしも試してみる価値はあると思いました。
「それはクラリーチェじゃなくちゃダメ?」
フェリックス様が心配そうに自らも挙手をしましたが、おそらくですけれど、クラリーチェ様でなくてはいけないような気がいたします。
(シルヴィオ様の名前を騙り、誰かがクラリーチェ様をここへ呼び寄せた理由があるはずですもの。
魔物討伐だけが理由ではないはずですわ)
「……サジッタリオ家の血が必要なら私でもいいはずだが、直系に勝るものはない、ということか」
クラリーチェ様がここにいらっしゃる経緯のことを、シルヴィオ様も考えているのでしょう。
「クラリーチェ嬢が、適任だ」
ラガロ様も珍しく主張をなさいました。
彼の直感は無視できない強さがありますから、お兄さまも頷いて、フェリックス様も反論を飲み込まざるを得ません。
誰かが、クラリーチェ様をこの地へ導いた。
それは、誰?
(星の民が、どこかにいる?)
何かを知っていて、そんなことができるのは、星の神の声を直接聞くことができる星の民である可能性しか今のところ考えられません。
どこにいるのか、すでに絶えてしまっているのか、その消息もつかめていないはずですけれど、わたくしたちの前に姿を現さずとも手助けしてくれようとしている誰かがいるのは確かなのです。
「よし、クラリーチェ嬢、やってみてもらえるかな」
「クラリーチェさん、私からもお願いします!」
「お聞き届けいただき、ありがとうございます」
セーラ様と殿下に礼を取り、クラリーチェ様はすぐにでも泉に入ろうとなさいました。
「待って待って、せめて靴を脱いだら?」
フェリックス様はやはりクラリーチェ様を案じているようで、靴を脱ぐために肩を貸しながら、何事か囁いて言葉を交わしていらっしゃいます。
「泉に入るだけです。
星神様の加護を受けこそすれ、何か起きるとは思えませんわ」
クラリーチェ様がフェリックス様の心配を吹き飛ばすように鮮やかに笑い、足元を踝の上まで捲ると、白く細い足首が露わになりました。
あまり貴族令嬢としては人様に見せたくない姿のはずですのに、クラリーチェ様に躊躇いはありません。
「すまない、クラリーチェ嬢」
思わずと言った風に、殿下も犬耳が垂れたような風情で謝罪を口にしてしまいました。
「私でお役に立てるのであれば、光栄なことだけですのよ。
ハルモニア様にも、殿下のお力になるとお約束してきたのですもの」
迷いのないクラリーチェ様の、なんて素敵なことでしょう!
思えば学園を卒業されてから、一人だけ先に大人になってしまわれたような距離ができたとは感じておりましたのよ。
貴族令嬢としてより武門のサジッタリオ家として王家の近衛兵となる道へ進み、わたくしたちと共に過ごす時間が減ったからと思っておりましたけれど、マリレーナ様への配慮が見られることが多くなり、お二人の丁々発止のやり取りも、最近目にすることがすっかりなくなりました。
近衛の騎士服姿も相まって、わたくしクラリーチェ様のファンクラブに参加したい気持ちも湧いてきましたわ。
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口を挟んで場を乱したくはありませんから、心の中だけでうちわを振って応援することにいたします。
裸足のまま真っ直ぐに立ったクラリーチェ様が、いよいよ泉へ足を浸しました。
あまり深くないといいのですけれど、爪先からゆっくり、足首まで浸かり、捲った騎士服も細波の飛沫にすぐに濡れてしまいました。
「……巫女様!」
そこで立ち止まると、クラリーチェ様が大きな声でセーラ様を呼びました。
「はい!」
「私にも、声のようなものが聞こえましたわ!」
「ほんとですか?!」
「……おなじ、ちから……もつ、こ……」
「そっち!そっちの子の声!大きくなった!」
興奮したようにクラリーチェ様とセーラ様で声の元を探るように動き出し、セーラ様が指差す光と、クラリーチェ様が目の前に立った星の輝きが一致しました。
「「これです!!」」
お二人が声をそろえて断言すると、わたくしは思わず手鏡を手放して拍手喝采しそうになりました。
(あっ、いけません、精密機器でしたわ!)
すんでで動きを止めることに成功して手鏡を見直すと、フェリックス様を中心にお兄さま、シルヴィオ様、ラガロ様が肩を叩き合って喜んでおりました。
殿下もぐっと拳を握って、王太子としての威厳を保ちつつも喜んでいらっしゃいます。
国王陛下や宰相様、お父さまもご覧になっておりますから、身を謹んでいらっしゃるのでしょう。
それでも全員が大興奮の最中、クラリーチェ様が身を屈めました。
「それでは、お持ちしてもよろしいですか?」
緊張したクラリーチェ様の声に、殿下も気を引き締めるように表情を改め、頷きました。
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今度は固唾を飲んで、全員が泉に手を浸すクラリーチェ様を見守りました。
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