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第8話 アイスと花火
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自分の部屋で一人になったヒカリは、軽く部屋の掃除と生活用品の整理をした。その後、食堂で夜ご飯を食べてお風呂に入る。
部屋に戻ってきたヒカリは、少し布団の上に寝転がった後、夕方見た外の景色をもう一度見たくなり、ペットボトルの炭酸ジュースを持ってベランダに出た。
何度見ても綺麗な景色だった。夕方とはまた違う夜の雰囲気。月の光に照らされた穏やかな海と砂浜。涼しくてほのかに香る潮風が、目をつぶっていても近くに海があることを感じさせてくれる。こんなにも住む場所が変わるだけで、充実感が違うのか。シホがいい寮と言っていた理由がわかる。そんなことを感じたり考えたりしながら、ベランダの柵の前でゆったりと過ごす。
隣の部屋に灯りがついたのがわかった。どうやらエドが帰ってきたみたいだ。時計を見ると、もうすぐ二十時なので、きっと残業して疲れていることだろう。そんなことを考えながらエドの部屋を見ていると、カーテンが開いてエドの姿が見えた。エドは窓を開けて、二つに割れるタイプのアイスを手に持ちベランダに出てきた。どうやら、ヒカリの存在には気づいていないようだ。
「おかえり」
ヒカリは落ち着いた口調でエドに話しかけた。
「うわっ!」
エドはすごく驚いた表情をしていた。
「驚かすなよ」
エドは声の正体がヒカリだとわかり安心した様子だった。
「ごめんごめん」
ヒカリは少し笑いながら言った。
「隣の部屋なんだな」
エドはそう言ってアイスの袋を開けようとしていたが、なかなか開かないようだ。
「よろしくね。……あ、今日は遅くまで、お仕事お疲れさま」
ヒカリはエドが仕事で疲れていると思ったので、優しい笑顔でそう言った。エドは一瞬動きが固まり、少し経つとまたアイスの袋を開けようとし始めた。
「俺がだらしねえから、遅くなっただけだ。…………じゃなくて……ありがとう」
エドは頭をかく仕草をしながらそう言った。その後、アイスの袋をどうにか開けられたようだ。
「ほら!」
エドはアイスの袋からアイスを取り出して二つに割り、一つをヒカリに渡してきた。
「くれるの? ありがとう」
ヒカリは笑顔でそのアイスを受け取った。
「簡単すぎるかもしれねぇけど、一応ヒカリの入社祝いだ」
エドは目をそらしながら言った。ヒカリはエドの優しさを感じ、嬉しい気持ちがわき上がってきた。
「すっごく嬉しい! ありがとう! エドはもっと怖い人なのかと思ってた!」
ヒカリが笑顔でそう言うとエドは驚いていた。
「怖い人? そんなわけねぇだろ!」
エドは少しツンツンしていた。
「ごめん! エドは優しい人なんだね」
ヒカリは笑顔で言った。
「そうそう! 俺は優しいんだよ!」
エドは腕を組んでうなずきながら言った。ヒカリはそんなエドを見て微笑んでいた。
「……魔女になるためには、想像以上に苦労することになる。……だけど、俺が必ずヒカリを魔女にしてやるから! 安心しとけ!」
エドが満面の笑みを浮かべながらそう言った。とても力強く頼りになる表情だったので、有力な根拠もない今だけど、エドを信じようと思えた。
「うん! エドについてく!」
ヒカリはニッコリ笑って答えた。
「エドって、かっこいいね」
ヒカリは芯がありそうで気持ちの強そうなエドを見て、素直にかっこいいと思った。
「……ば、ばか! アイスが溶けるだろう!」
エドはなぜか急に慌ててしまったようだ。
「アイスは少し溶けた方が美味しいよ!」
ヒカリはエドがアイスの心配をしていたので、それを安心できるように言った。
「まぁな!」
エドはものすごく単純な言葉で答えた。するとその時、庭の方から声が聞こえてきた。
「おーい! ヒカリちゃーん!」
ヒカリとエドは食堂の隣の庭の方をベランダから覗き込んだ。
「なんだ! 結局やるのかよ!」
エドは楽しそうにそう言った。
「え? 何か始まるの?」
ヒカリには何が何だかわからなかった。すると、エドがヒカリ側のベランダの柵に飛び乗り、手を差し伸べてきた。
「さぁ、行くぞ!」
エドが楽しそうに言うが、ヒカリはまだよくわかっていない。
「だから、何のこと?」
ヒカリは戸惑いながらエドに問いかけた。
「決まってんだろ? ヒカリの入社式だよ!」
エドはヒカリの手を掴み、そのまま二人は一本のほうきに乗って、ベランダから外に飛び出した。その瞬間、今までの人生で見たことがないくらい綺麗な花火がたくさん打ちあがり、庭に目を向けるとROSEの社員がみんな集まっていた。庭には、ライトアップされた鮮やかな飾り付けと、美味しそうな料理。バーベキューセットやお酒も用意されている。そんな美しい風景や温かい状況に全く言葉が出ない。皆が集まっている場所に到着すると、手書きで『ヒカリの入社式』と書かれた大きな横断幕があった。
「まったく! マリーさん! 新入社員がくることを今日思い出してしまっては、入社式の準備が大変なんですよ!」
ベルがマリーにプンプンと怒っていた。
「ははは! 完全に忘れていたけど、どうにか間に合ったようだからセーフということで!」
マリーはどうもヒカリが来ることを、今日の今日まで忘れていたようだ。
ヒカリの胸の中はROSEの皆の優しさでいっぱいになった。今までこんなにも嬉しい出来事があっただろうか。楽しい出来事があっただろうか。只々、嬉しくて仕方がなかった。気づいたら、自分の目から大量の涙が出て歯を食いしばっている状態だった。そんな自分に対して、ROSEの皆は優しい眼差しで見ていた。
「私、家族もいなくて、こんなにも自分を大事に思ってもらえるようなこと、ずっとなかったの……」
ヒカリはエドに向かって涙を流しながら、少しだけ悲しそうに言った。
「ヒカリ! これからは、俺らが仲間! 俺らが友達! そして、俺らが家族だ!」
エドはヒカリの手を握りしめながら力強く言った後、優しく手を放した。ヒカリはまだ泣き続けていた。
「皆さん、いろいろありまして遅い時間になってしまいましたが、ヒカリさんの入社式を始めたいと思います。……それでは、マリーさんからひと言お願いします」
マツダがマイクを使って司会を始めた。マリーがマツダからマイクを受け取る。
「今日から新入社員のヒカリがきました! いやいや、完全に忘れてたんだけどね! ははは!」
マリーがそう言うと社員からブーイングが飛んだ。
「とにかく、彼女も魔女見習いとして、魔女試験に挑戦することとなった! わざわざ言うことでもないが、みんな協力してあげてほしい! 先輩のシホも負けないように頑張ってね。……以上! たくさん食べて、たくさん飲んで、楽しもう!」
マリーからのひと言が終わり、マツダがマイクを握った。
「それでは、私、マツダが僭越ながらご指名により、乾杯の挨拶をさせていただきます。……ヒカリさん、困難な道ですが頑張ってください。あなたは、一人じゃありませんので」
マツダはヒカリを見ながら言い、ヒカリはうなずいた。
「では……カンパーイ!」
マツダは乾杯の掛け声とともに空に飛び上がり、魔法で綺麗な花火を打ち出した。他の全員も乾杯と言った後、歓声を上げる。そして、ヒカリの入社式は夜遅くまで賑やかに続いた。
部屋に戻ってきたヒカリは、少し布団の上に寝転がった後、夕方見た外の景色をもう一度見たくなり、ペットボトルの炭酸ジュースを持ってベランダに出た。
何度見ても綺麗な景色だった。夕方とはまた違う夜の雰囲気。月の光に照らされた穏やかな海と砂浜。涼しくてほのかに香る潮風が、目をつぶっていても近くに海があることを感じさせてくれる。こんなにも住む場所が変わるだけで、充実感が違うのか。シホがいい寮と言っていた理由がわかる。そんなことを感じたり考えたりしながら、ベランダの柵の前でゆったりと過ごす。
隣の部屋に灯りがついたのがわかった。どうやらエドが帰ってきたみたいだ。時計を見ると、もうすぐ二十時なので、きっと残業して疲れていることだろう。そんなことを考えながらエドの部屋を見ていると、カーテンが開いてエドの姿が見えた。エドは窓を開けて、二つに割れるタイプのアイスを手に持ちベランダに出てきた。どうやら、ヒカリの存在には気づいていないようだ。
「おかえり」
ヒカリは落ち着いた口調でエドに話しかけた。
「うわっ!」
エドはすごく驚いた表情をしていた。
「驚かすなよ」
エドは声の正体がヒカリだとわかり安心した様子だった。
「ごめんごめん」
ヒカリは少し笑いながら言った。
「隣の部屋なんだな」
エドはそう言ってアイスの袋を開けようとしていたが、なかなか開かないようだ。
「よろしくね。……あ、今日は遅くまで、お仕事お疲れさま」
ヒカリはエドが仕事で疲れていると思ったので、優しい笑顔でそう言った。エドは一瞬動きが固まり、少し経つとまたアイスの袋を開けようとし始めた。
「俺がだらしねえから、遅くなっただけだ。…………じゃなくて……ありがとう」
エドは頭をかく仕草をしながらそう言った。その後、アイスの袋をどうにか開けられたようだ。
「ほら!」
エドはアイスの袋からアイスを取り出して二つに割り、一つをヒカリに渡してきた。
「くれるの? ありがとう」
ヒカリは笑顔でそのアイスを受け取った。
「簡単すぎるかもしれねぇけど、一応ヒカリの入社祝いだ」
エドは目をそらしながら言った。ヒカリはエドの優しさを感じ、嬉しい気持ちがわき上がってきた。
「すっごく嬉しい! ありがとう! エドはもっと怖い人なのかと思ってた!」
ヒカリが笑顔でそう言うとエドは驚いていた。
「怖い人? そんなわけねぇだろ!」
エドは少しツンツンしていた。
「ごめん! エドは優しい人なんだね」
ヒカリは笑顔で言った。
「そうそう! 俺は優しいんだよ!」
エドは腕を組んでうなずきながら言った。ヒカリはそんなエドを見て微笑んでいた。
「……魔女になるためには、想像以上に苦労することになる。……だけど、俺が必ずヒカリを魔女にしてやるから! 安心しとけ!」
エドが満面の笑みを浮かべながらそう言った。とても力強く頼りになる表情だったので、有力な根拠もない今だけど、エドを信じようと思えた。
「うん! エドについてく!」
ヒカリはニッコリ笑って答えた。
「エドって、かっこいいね」
ヒカリは芯がありそうで気持ちの強そうなエドを見て、素直にかっこいいと思った。
「……ば、ばか! アイスが溶けるだろう!」
エドはなぜか急に慌ててしまったようだ。
「アイスは少し溶けた方が美味しいよ!」
ヒカリはエドがアイスの心配をしていたので、それを安心できるように言った。
「まぁな!」
エドはものすごく単純な言葉で答えた。するとその時、庭の方から声が聞こえてきた。
「おーい! ヒカリちゃーん!」
ヒカリとエドは食堂の隣の庭の方をベランダから覗き込んだ。
「なんだ! 結局やるのかよ!」
エドは楽しそうにそう言った。
「え? 何か始まるの?」
ヒカリには何が何だかわからなかった。すると、エドがヒカリ側のベランダの柵に飛び乗り、手を差し伸べてきた。
「さぁ、行くぞ!」
エドが楽しそうに言うが、ヒカリはまだよくわかっていない。
「だから、何のこと?」
ヒカリは戸惑いながらエドに問いかけた。
「決まってんだろ? ヒカリの入社式だよ!」
エドはヒカリの手を掴み、そのまま二人は一本のほうきに乗って、ベランダから外に飛び出した。その瞬間、今までの人生で見たことがないくらい綺麗な花火がたくさん打ちあがり、庭に目を向けるとROSEの社員がみんな集まっていた。庭には、ライトアップされた鮮やかな飾り付けと、美味しそうな料理。バーベキューセットやお酒も用意されている。そんな美しい風景や温かい状況に全く言葉が出ない。皆が集まっている場所に到着すると、手書きで『ヒカリの入社式』と書かれた大きな横断幕があった。
「まったく! マリーさん! 新入社員がくることを今日思い出してしまっては、入社式の準備が大変なんですよ!」
ベルがマリーにプンプンと怒っていた。
「ははは! 完全に忘れていたけど、どうにか間に合ったようだからセーフということで!」
マリーはどうもヒカリが来ることを、今日の今日まで忘れていたようだ。
ヒカリの胸の中はROSEの皆の優しさでいっぱいになった。今までこんなにも嬉しい出来事があっただろうか。楽しい出来事があっただろうか。只々、嬉しくて仕方がなかった。気づいたら、自分の目から大量の涙が出て歯を食いしばっている状態だった。そんな自分に対して、ROSEの皆は優しい眼差しで見ていた。
「私、家族もいなくて、こんなにも自分を大事に思ってもらえるようなこと、ずっとなかったの……」
ヒカリはエドに向かって涙を流しながら、少しだけ悲しそうに言った。
「ヒカリ! これからは、俺らが仲間! 俺らが友達! そして、俺らが家族だ!」
エドはヒカリの手を握りしめながら力強く言った後、優しく手を放した。ヒカリはまだ泣き続けていた。
「皆さん、いろいろありまして遅い時間になってしまいましたが、ヒカリさんの入社式を始めたいと思います。……それでは、マリーさんからひと言お願いします」
マツダがマイクを使って司会を始めた。マリーがマツダからマイクを受け取る。
「今日から新入社員のヒカリがきました! いやいや、完全に忘れてたんだけどね! ははは!」
マリーがそう言うと社員からブーイングが飛んだ。
「とにかく、彼女も魔女見習いとして、魔女試験に挑戦することとなった! わざわざ言うことでもないが、みんな協力してあげてほしい! 先輩のシホも負けないように頑張ってね。……以上! たくさん食べて、たくさん飲んで、楽しもう!」
マリーからのひと言が終わり、マツダがマイクを握った。
「それでは、私、マツダが僭越ながらご指名により、乾杯の挨拶をさせていただきます。……ヒカリさん、困難な道ですが頑張ってください。あなたは、一人じゃありませんので」
マツダはヒカリを見ながら言い、ヒカリはうなずいた。
「では……カンパーイ!」
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