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第1章 彼女の言葉はわからない
労力かけても得はなし 4
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長い廊下と沈黙に、カサンドラは、うんざりしている。
特に「皇帝ご用達」のセウテルに連れられているのが憂鬱だった。
沈黙は気詰まりだが、話したくもない。
長時間そんな相手と連れ立って歩かなければならないのだから、憂鬱にもなる。
せっかくの機会を失ってしまったことも憂鬱さを助長していた。
彼女としては、あのまま「地下牢行き」で良かったのだ。
皇太子からの命令であれば、誰もなにも言わなかっただろうし。
少々、頭のイカレているフィッツを利用する気はない。
だとしても、どの道、フィッツは地下牢まで来ていただろう。
ならば、フィッツの手を借りるのは自然の流れと言える。
断れば「自死」をちらつかせられるに決まっているからだ。
(この有り様も、どこかで見てるんだろうなぁ)
フィッツが、カサンドラから目を離すことはない。
聞くところによると、フィッツの目には特殊な技術が施されているのだとか。
皇宮内はもとより、あのボロ小屋も隅々まで映像として捉えられるらしい。
1度、訊いてみたことがある。
『もしかしてトイレの中も見てる?』
『浴室やトイレは、寝室と同じくらい人が無防備になる場です』
当然とばかりの即答に、それ以上は訊かずにいた。
湯に浸かっている時も見られているのだろうが、諦めている。
フィッツは、少々、頭がイカレているのだからしかたがない。
入って来ないだけマシなのだ。
すべてを見られているということは、なにも見られていないのと同じ。
そう割り切ることにした。
彼女が気にかかったのは、ただひとつ。
フィッツは、いつ眠っているのか。
それだけだ。
カサンドラが眠るように言い、フィッツは「はい」と答える。
だが、自分が寝ている間に、フィッツが寝ているとは思えなかった。
人は睡眠なしには生きられない。
(だから、フィッツは頭がイカレてるのかもしれないけどね)
カサンドラの知る限り、フィッツは常に健康そうに見える。
睡眠不足で目の下に隈ができていたり、集中力が欠けていたりすることはない。
体格も悪くはないし、いつも俊敏に動き回っていた。
不調があるとすれば「頭」くらいのものだ。
「カサンドラ王女様」
不意に声をかけられ、彼女は眉をひそめる。
セウテルのほうから呼びかけてくるなんて、意外だった。
とはいえ、動揺はしない。
互いに了解済みのことを、わざわざセウテルが言葉にしてくるとは思わなかったというだけの話だ。
「なんですか?」
前を歩くセウテルが、ちらっと肩越しにカサンドラに視線を投げてくる。
いかにもリュドサイオ人という薄青色の瞳は、どこまでも冷たく見えた。
ディオンヌは、ひとにらみで縮み上がっていたが、彼女は怯まない。
視線を繋げたまま、目をそらさずにいる。
やがて、セウテルは、明るい茶色の髪をわずかにかきあげ、歩みを緩めた。
カサンドラの隣に並んで歩くためだ。
「陛下との謁見内容は口外しないよう、お願い申し上げます」
「皇太子殿下に問われたら?」
「陛下のご意向により口外できないと、お答えください」
「言い訳を与えるなんて、とても親切ですね」
きつい嫌味に、セウテルは少し驚いたらしい。
一瞬、目を見開く。
けれど、すぐに自制を取り戻しのたか、疑わしげな視線をカサンドラに向けた。
「リュドサイオ卿、私は私の意思で、沈黙を守りますよ。皇太子殿下から、なにか聞かれても、話したくないと言えばすみますから」
「それでは、皇太子殿下のご不興をかうでしょう」
「私が、殿下のご不興とやらを、かわなかったことがありますか?」
皇宮に来て以来ずっと、皇太子には嫌われている。
憎まれている。
そのことに気づいていないとでも思っているのか、と彼女は問うているのだ。
セウテルとの会話は、無駄話にしかならない。
あえて釘を刺してくるセウテルが、煩わしくもあった。
表面的には礼儀正しく振る舞っていても、セウテルとてカサンドラを良く思っていない内のひとりだ。
カサンドラの絶対的な味方は、頭のイカレたフィッツのみ。
彼女は、それを知っている。
皇宮内には腹の底を隠す「イカサマ」師ばかりなのだ。
比べれば、あからさまな敵意を向けてくるディオンヌが可愛らしく思える。
まだしも、分かり易いという点で。
「卿の心配していることは、なにも起きません」
「なぜ、そう言い切れるのですか?」
「なぜ、そう思えないのかが、わかりませんね」
セウテルの言葉を、彼女は冷たく切り捨てた。
本当に、うんざりだ。
フィッツほどではないにしても、セウテルだってカサンドラを見張らせている。
なのに、今の今まで動かずにいた。
カサンドラの暮らしぶりを知っていて放置していた。
「私が、誰かに、なにかを話すのなら、とっくに話していました。それが、わからないのであれば、卿は現在の職を退くべきですよ」
サッと、セウテルの頬に朱が走る。
怒りなのか、羞恥なのかは知らない。
この不毛な会話を打ち切れるのなら、どちらでも良かった。
セウテルの自分に対する好感度になど興味はないのだ。
セウテルには、自分の言わんとすることが通じたに違いない。
率直に言わなかったのは、単なる意地悪だ。
まっすぐに「恥知らず」となじられたほうが、セウテルにとっては気が楽だっただろうから。
「わかりました……王女様のお言葉を信じましょう」
その言葉に、返事はせずにおく。
うんざりする会話に終止符が打てたのだ。
こちらから引き伸ばす必要はない。
セウテルの言葉は、いもしない神様に頼るのと同じくらい意味がなかった。
困った時にだけ存在する神様に、どんな価値があるのか。
彼女にはわからない。
変に「信じる」なんて言わずに、約束を守れだとか、言葉に責任持てだとか言うほうが、よほど誠実ではなかろうか。
(いないってわかってて、それでも信心するから意味があるんじゃない。フィッツみたいにね。別人になったって言われても妄信してるもんなぁ、あいつは)
外見も人格もおかまいなし。
ひたすら「カサンドラ」という存在に忠実。
状況や、自らの都合によって「ブレ」たりはしない。
だからこそ、フィッツは味方だと思える。
利用するのも頼るのも嫌だが、少しは心の拠り所となっているのも確かだ。
(都合のいい時だけ信じるとか言われてもさ。私は神様じゃないんだし、迷惑な話だよ、ホント)
足早になったセウテルの背を見つめながら、やはり自分は性根が悪いと思う。
セウテルの朱に染まった顔を見ても、小気味良く感じたりはしなかった。
あえて自尊心を傷つけたのは、沈黙を得たかったからだ。
それ以外の理由はない。
相手の最も嫌なことを、最も嫌な言葉で言う。
得たいものを得るために、簡単で手っ取り早い方法を取った。
つまりは、単なる意地悪だ。
だから、性根が悪い、と思っている。
自覚はあっても、正す気はないのだけれど、それはともかく。
(いちいち面倒なんだよね。相手する義務もないし、これでも我慢したほうだよ)
一応、自分の性格について認識はしていた。
セウテルの短い髪は、首元も耳も隠していない。
騎士服の襟から覗くうなじが、まだほんのりと赤かった。
思ったよりも、きつい一撃を食らわせたようだ。
そのセウテルの足が止まる。
長い廊下と沈黙の終わりが来た。
セウテルが、扉の前に立っていた騎士たちに手を振ってみせる。
サッと退いたところを見ると、人ばらいをするのだろう。
「皇帝陛下に申し上げます。カサンドラ王女様がいらっしゃいました」
返事はなかったが、あらかじめ取り決めでもしてあったらしく、セウテルが扉を開いた。
真っ白な手袋をした手で中を示され、無言で室内に足を踏み入れる。
(手袋が汚れる暇もないくらい、帝国は平和なんだね)
口に出したら、セウテルは、どういう反応を示すだろう。
そんな考えが頭をよぎったが、面倒なことになりそうなので、やめておいた。
これから皇帝と、さらにうんざりした会話をすることになるのだ。
思う彼女の後ろで、扉が閉められる。
特に「皇帝ご用達」のセウテルに連れられているのが憂鬱だった。
沈黙は気詰まりだが、話したくもない。
長時間そんな相手と連れ立って歩かなければならないのだから、憂鬱にもなる。
せっかくの機会を失ってしまったことも憂鬱さを助長していた。
彼女としては、あのまま「地下牢行き」で良かったのだ。
皇太子からの命令であれば、誰もなにも言わなかっただろうし。
少々、頭のイカレているフィッツを利用する気はない。
だとしても、どの道、フィッツは地下牢まで来ていただろう。
ならば、フィッツの手を借りるのは自然の流れと言える。
断れば「自死」をちらつかせられるに決まっているからだ。
(この有り様も、どこかで見てるんだろうなぁ)
フィッツが、カサンドラから目を離すことはない。
聞くところによると、フィッツの目には特殊な技術が施されているのだとか。
皇宮内はもとより、あのボロ小屋も隅々まで映像として捉えられるらしい。
1度、訊いてみたことがある。
『もしかしてトイレの中も見てる?』
『浴室やトイレは、寝室と同じくらい人が無防備になる場です』
当然とばかりの即答に、それ以上は訊かずにいた。
湯に浸かっている時も見られているのだろうが、諦めている。
フィッツは、少々、頭がイカレているのだからしかたがない。
入って来ないだけマシなのだ。
すべてを見られているということは、なにも見られていないのと同じ。
そう割り切ることにした。
彼女が気にかかったのは、ただひとつ。
フィッツは、いつ眠っているのか。
それだけだ。
カサンドラが眠るように言い、フィッツは「はい」と答える。
だが、自分が寝ている間に、フィッツが寝ているとは思えなかった。
人は睡眠なしには生きられない。
(だから、フィッツは頭がイカレてるのかもしれないけどね)
カサンドラの知る限り、フィッツは常に健康そうに見える。
睡眠不足で目の下に隈ができていたり、集中力が欠けていたりすることはない。
体格も悪くはないし、いつも俊敏に動き回っていた。
不調があるとすれば「頭」くらいのものだ。
「カサンドラ王女様」
不意に声をかけられ、彼女は眉をひそめる。
セウテルのほうから呼びかけてくるなんて、意外だった。
とはいえ、動揺はしない。
互いに了解済みのことを、わざわざセウテルが言葉にしてくるとは思わなかったというだけの話だ。
「なんですか?」
前を歩くセウテルが、ちらっと肩越しにカサンドラに視線を投げてくる。
いかにもリュドサイオ人という薄青色の瞳は、どこまでも冷たく見えた。
ディオンヌは、ひとにらみで縮み上がっていたが、彼女は怯まない。
視線を繋げたまま、目をそらさずにいる。
やがて、セウテルは、明るい茶色の髪をわずかにかきあげ、歩みを緩めた。
カサンドラの隣に並んで歩くためだ。
「陛下との謁見内容は口外しないよう、お願い申し上げます」
「皇太子殿下に問われたら?」
「陛下のご意向により口外できないと、お答えください」
「言い訳を与えるなんて、とても親切ですね」
きつい嫌味に、セウテルは少し驚いたらしい。
一瞬、目を見開く。
けれど、すぐに自制を取り戻しのたか、疑わしげな視線をカサンドラに向けた。
「リュドサイオ卿、私は私の意思で、沈黙を守りますよ。皇太子殿下から、なにか聞かれても、話したくないと言えばすみますから」
「それでは、皇太子殿下のご不興をかうでしょう」
「私が、殿下のご不興とやらを、かわなかったことがありますか?」
皇宮に来て以来ずっと、皇太子には嫌われている。
憎まれている。
そのことに気づいていないとでも思っているのか、と彼女は問うているのだ。
セウテルとの会話は、無駄話にしかならない。
あえて釘を刺してくるセウテルが、煩わしくもあった。
表面的には礼儀正しく振る舞っていても、セウテルとてカサンドラを良く思っていない内のひとりだ。
カサンドラの絶対的な味方は、頭のイカレたフィッツのみ。
彼女は、それを知っている。
皇宮内には腹の底を隠す「イカサマ」師ばかりなのだ。
比べれば、あからさまな敵意を向けてくるディオンヌが可愛らしく思える。
まだしも、分かり易いという点で。
「卿の心配していることは、なにも起きません」
「なぜ、そう言い切れるのですか?」
「なぜ、そう思えないのかが、わかりませんね」
セウテルの言葉を、彼女は冷たく切り捨てた。
本当に、うんざりだ。
フィッツほどではないにしても、セウテルだってカサンドラを見張らせている。
なのに、今の今まで動かずにいた。
カサンドラの暮らしぶりを知っていて放置していた。
「私が、誰かに、なにかを話すのなら、とっくに話していました。それが、わからないのであれば、卿は現在の職を退くべきですよ」
サッと、セウテルの頬に朱が走る。
怒りなのか、羞恥なのかは知らない。
この不毛な会話を打ち切れるのなら、どちらでも良かった。
セウテルの自分に対する好感度になど興味はないのだ。
セウテルには、自分の言わんとすることが通じたに違いない。
率直に言わなかったのは、単なる意地悪だ。
まっすぐに「恥知らず」となじられたほうが、セウテルにとっては気が楽だっただろうから。
「わかりました……王女様のお言葉を信じましょう」
その言葉に、返事はせずにおく。
うんざりする会話に終止符が打てたのだ。
こちらから引き伸ばす必要はない。
セウテルの言葉は、いもしない神様に頼るのと同じくらい意味がなかった。
困った時にだけ存在する神様に、どんな価値があるのか。
彼女にはわからない。
変に「信じる」なんて言わずに、約束を守れだとか、言葉に責任持てだとか言うほうが、よほど誠実ではなかろうか。
(いないってわかってて、それでも信心するから意味があるんじゃない。フィッツみたいにね。別人になったって言われても妄信してるもんなぁ、あいつは)
外見も人格もおかまいなし。
ひたすら「カサンドラ」という存在に忠実。
状況や、自らの都合によって「ブレ」たりはしない。
だからこそ、フィッツは味方だと思える。
利用するのも頼るのも嫌だが、少しは心の拠り所となっているのも確かだ。
(都合のいい時だけ信じるとか言われてもさ。私は神様じゃないんだし、迷惑な話だよ、ホント)
足早になったセウテルの背を見つめながら、やはり自分は性根が悪いと思う。
セウテルの朱に染まった顔を見ても、小気味良く感じたりはしなかった。
あえて自尊心を傷つけたのは、沈黙を得たかったからだ。
それ以外の理由はない。
相手の最も嫌なことを、最も嫌な言葉で言う。
得たいものを得るために、簡単で手っ取り早い方法を取った。
つまりは、単なる意地悪だ。
だから、性根が悪い、と思っている。
自覚はあっても、正す気はないのだけれど、それはともかく。
(いちいち面倒なんだよね。相手する義務もないし、これでも我慢したほうだよ)
一応、自分の性格について認識はしていた。
セウテルの短い髪は、首元も耳も隠していない。
騎士服の襟から覗くうなじが、まだほんのりと赤かった。
思ったよりも、きつい一撃を食らわせたようだ。
そのセウテルの足が止まる。
長い廊下と沈黙の終わりが来た。
セウテルが、扉の前に立っていた騎士たちに手を振ってみせる。
サッと退いたところを見ると、人ばらいをするのだろう。
「皇帝陛下に申し上げます。カサンドラ王女様がいらっしゃいました」
返事はなかったが、あらかじめ取り決めでもしてあったらしく、セウテルが扉を開いた。
真っ白な手袋をした手で中を示され、無言で室内に足を踏み入れる。
(手袋が汚れる暇もないくらい、帝国は平和なんだね)
口に出したら、セウテルは、どういう反応を示すだろう。
そんな考えが頭をよぎったが、面倒なことになりそうなので、やめておいた。
これから皇帝と、さらにうんざりした会話をすることになるのだ。
思う彼女の後ろで、扉が閉められる。
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