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第1章 暗い闇と蒼い薔薇
お屋敷大改造 4
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ユージーンは少しだけ、そわそわしている。
なんだか、落ち着かない気分なのだ。
王太子として、いつも冷静さを保つよう教育されてきた。
幼い頃ならともかく、22歳になった今では動揺することなど、ほとんどなくなっている。
けれど、最近どうも勝手が違うと感じていた。
人生で3度も、頭が真っ白になる出来事があったからだ。
鏡の前で、自分の姿を確認する。
そんなことも、今までにはなかった。
けれど、気になるものは、気になる。
濃い茶色をした長い丈の上着に、細ストライプのコールパンツ。
白いウィングカラーシャツとグレーのベスト。
そして白のアスコットタイ。
堅苦し過ぎず、緩過ぎずといったようには、見えた。
が、ユージーンは服を自分で選んだことがない。
そのせいで、似合っているのかという判断すらできずにいる。
人が「似合っている」と言うから、そうなのだなと思うだけだったからだ。
自分の身なりや容姿を気にすること自体、初めてのことだった。
(よくわからん……これといっておかしなところはないと思うが……)
金色の髪も櫛で丹念に梳かされ、艶々のサラサラ。
首元にわずかにかかる程度で、見苦しくはない。
「殿下、どこかお気に召さないところがおありでしょうか?」
恐る恐るといったふうな口調が足元から聞こえてくる。
あまり鏡の前で、じっとしていると、変に思われるかもしれない。
気づいて、下を見もせずに言った。
「いや、これで良い」
足元にひざまずき、上着の裾を直していた侍従が、息をつく気配がする。
ちょっと嫌な気分になった。
(どうせ何を着ても“お似合いです”としか言わんのだろうが)
つくづくと、役に立たない者たちばかりだ。
あの娘のように、はっきりと物を言う者が、王宮にはいない。
対等な口の利き方をする者だって、当然、いなかった。
周囲にいる誰もがユージーンのことを肯定する。
否定されないということは、間違っていても気づけないということと等しい。
そして、本当はわかっていないことも、わかったような気にさせられるのだ。
『あなたは、自分を偉いって言うけど、ちっとも偉くなんかないの!』
ユージーンの言葉を、彼女は真っ向から否定した。
それはもう、清々しいまでに。
ユージーンは言いたいことを言ってきたが、言いたいことを言われたのは初めてだった。
レティシアとの会話を楽しんでいたという自覚はある。
もっと話していたかった。
彼女と話していると、わからなかったことが明確になる気がする。
自分の中の「うすうす気づいている」事実と向き合えるからだ。
目を逸らそうにも、彼女はそれを許さない。
「殿下、ご準備は整いましたか?」
サイラスの声がして我に返った。
どうかしている、と軽く頭を振る。
「問題ない」
彼女にどう見られようが、知ったことではないではないか。
そう自分に言い聞かせた。
大事なのは、ローエルハイドの血を手に入れることだ。
自分は王位を継ぐために生まれたのだから。
「それでは、まいりましょう」
サイラスとともに馬車へと向かう。
2人が乗り込むと、すぐに馬車が走り出した。
まず先に王墓近くの火事現場に行く。
建前ではあるが、おざなりにはできない。
周囲に「視察」を印象づける必要があった。
サイラスと近衛騎士を従え、その辺りを見回る。
王墓にも立ち寄り、管理をしている者から話も聞いた。
しかし、これが予定調和でしかないことをユージーンは知っている。
(火事は単なる小火。口実を作るためにサイラスが仕組んだのだろうな)
本来、放火は重罪だ。
とはいえ、自分のためにしたことだと思うとサイラスを責められない。
むしろ、そんな危険をおかしてまで、と恩義に思う。
(あまり……危ない橋を渡ってくれるなよ……)
サイラスはユージーンにとって、たった1人、信頼のおける人物だった。
幼い頃からずっと一緒にいてくれたのは彼だけだ。
なにもかもを彼に教わった。
父から愛情を与えられなくても耐えられたのはサイラスがいたからだ。
(俺が王位を継げば、サイラスを魔術師長にしてやれる。そのためにも、俺は早く即位しなければならん)
緩みかけていた気持ちを、ぐっと引き締める。
たかが女ごときに振り回されている場合ではない。
それに、これでは父と同じになる。
ユージーンの母親を正妃とする前、父には愛する女性がいたという。
平民出の女で、父はその女に夢中だったらしい。
ならば、愛妾にでもすればいいものを、正妃にと「駄々」をこねたのだ。
結局、その女は病かなにかで死んだと聞く。
が、その後も父は、その女を忘れられず、なかなか正妃を選ばなかった。
父が40歳を越えた頃、正妃に迎えられたのがユージーンの母、ナタリア。
当時、ナタリアは25歳。
とっくに適齢期を越えているとされ、正妃としてどうなのかという反対意見も多かったようだ。
ユージーンは、そういう父の決断の遅さに腹立ちを覚える。
平民出の女を諦めるのも遅ければ、母を娶るのも遅かった。
だから、ユージーンは時間を惜しむ。
「ところで、殿下、あの娘について面白いことがわかりました」
王墓を離れ、公爵家に向かう途中だ。
彼女のこと、という話題に、興味が引かれる。
「面白いこと?」
「ええ。あの娘、どうやら自分の血について、よくわかっていないようです」
「……わかっていない? どういうことだ」
ローエルハイドの血が、どれほど貴重か、貴族であれば誰でも知っていた。
彼女の姿を見れば、一目瞭然なのだから。
「自分がいかに特別かを知らずにいる、ということです」
そんなことがあるだろうか、と思う。
宰相は黒髪でも黒眼でもない。
ジョシュア・ローエルハイドの力を受け継いでいないのは明らかだ。
対して、彼女は祖父と同じ色の髪と目を持っている。
「魔力が顕現していないから、でしょうかね。ジョシュア・ローエルハイドが偉大だと知ってはいても実感がないのではないかと」
「では……それでは……俺がなぜ正妃にと望んでいるのかも……」
「わかっていないと思われます」
それで納得した。
好みだなんだとこだわっていた理由。
(己の血の責任を理解しておらんのか……国を左右するほどの重責だと……)
わかっていれば、違う結果になっていたかもしれない。
辞退したのも、結局のところ、それが起因なのだろう。
「は…………」
小さく笑いをもらした。
これほど簡単なことだったとは、思いもしなかったからだ。
「それで、あの娘の真意を正せと俺に言ったのか」
「そんなところです。何をもって辞退したかを、はっきりさせる必要があったのですよ、殿下」
「血の責任を知っているのと知らないのとでは大違いだからな」
「仰る通りです」
その事実を突きつけ、自覚させてやれば、聞きわけも良くなるだろう。
王太子と交わり、子を成すことの意味と重要性。
そのくらいは、彼女にもわかるはずだ。
黒髪、黒眼の子がいる限り、この国は平和でいられるのだと。
「それから……」
サイラスが付け足しのように、言葉を続けた。
内容にはさしたる意味もなさそうだったが、念のため、頭に入れておく。
が、ユージーンの心はすでに別のところにあった。
自然と心が高揚している。
癪に障っていたはずの公爵家に着くのも待ち遠しいくらいだ。
夜会の日のことを思い出す。
大公にエスコートされていた彼女の姿が、記憶から呼び戻されていた。
だが、この先、彼女をエスコートするのは大公ではない。
あの背に手を添えるのも、ダンスをするのも自分なのだ。
ベッドをともにすることを、もう憂鬱だとは思わなかった。
(もうすぐだ……もうすぐ、あの娘が手に入る。俺のものになる……俺だけのものに、できる……)
なんだか、落ち着かない気分なのだ。
王太子として、いつも冷静さを保つよう教育されてきた。
幼い頃ならともかく、22歳になった今では動揺することなど、ほとんどなくなっている。
けれど、最近どうも勝手が違うと感じていた。
人生で3度も、頭が真っ白になる出来事があったからだ。
鏡の前で、自分の姿を確認する。
そんなことも、今までにはなかった。
けれど、気になるものは、気になる。
濃い茶色をした長い丈の上着に、細ストライプのコールパンツ。
白いウィングカラーシャツとグレーのベスト。
そして白のアスコットタイ。
堅苦し過ぎず、緩過ぎずといったようには、見えた。
が、ユージーンは服を自分で選んだことがない。
そのせいで、似合っているのかという判断すらできずにいる。
人が「似合っている」と言うから、そうなのだなと思うだけだったからだ。
自分の身なりや容姿を気にすること自体、初めてのことだった。
(よくわからん……これといっておかしなところはないと思うが……)
金色の髪も櫛で丹念に梳かされ、艶々のサラサラ。
首元にわずかにかかる程度で、見苦しくはない。
「殿下、どこかお気に召さないところがおありでしょうか?」
恐る恐るといったふうな口調が足元から聞こえてくる。
あまり鏡の前で、じっとしていると、変に思われるかもしれない。
気づいて、下を見もせずに言った。
「いや、これで良い」
足元にひざまずき、上着の裾を直していた侍従が、息をつく気配がする。
ちょっと嫌な気分になった。
(どうせ何を着ても“お似合いです”としか言わんのだろうが)
つくづくと、役に立たない者たちばかりだ。
あの娘のように、はっきりと物を言う者が、王宮にはいない。
対等な口の利き方をする者だって、当然、いなかった。
周囲にいる誰もがユージーンのことを肯定する。
否定されないということは、間違っていても気づけないということと等しい。
そして、本当はわかっていないことも、わかったような気にさせられるのだ。
『あなたは、自分を偉いって言うけど、ちっとも偉くなんかないの!』
ユージーンの言葉を、彼女は真っ向から否定した。
それはもう、清々しいまでに。
ユージーンは言いたいことを言ってきたが、言いたいことを言われたのは初めてだった。
レティシアとの会話を楽しんでいたという自覚はある。
もっと話していたかった。
彼女と話していると、わからなかったことが明確になる気がする。
自分の中の「うすうす気づいている」事実と向き合えるからだ。
目を逸らそうにも、彼女はそれを許さない。
「殿下、ご準備は整いましたか?」
サイラスの声がして我に返った。
どうかしている、と軽く頭を振る。
「問題ない」
彼女にどう見られようが、知ったことではないではないか。
そう自分に言い聞かせた。
大事なのは、ローエルハイドの血を手に入れることだ。
自分は王位を継ぐために生まれたのだから。
「それでは、まいりましょう」
サイラスとともに馬車へと向かう。
2人が乗り込むと、すぐに馬車が走り出した。
まず先に王墓近くの火事現場に行く。
建前ではあるが、おざなりにはできない。
周囲に「視察」を印象づける必要があった。
サイラスと近衛騎士を従え、その辺りを見回る。
王墓にも立ち寄り、管理をしている者から話も聞いた。
しかし、これが予定調和でしかないことをユージーンは知っている。
(火事は単なる小火。口実を作るためにサイラスが仕組んだのだろうな)
本来、放火は重罪だ。
とはいえ、自分のためにしたことだと思うとサイラスを責められない。
むしろ、そんな危険をおかしてまで、と恩義に思う。
(あまり……危ない橋を渡ってくれるなよ……)
サイラスはユージーンにとって、たった1人、信頼のおける人物だった。
幼い頃からずっと一緒にいてくれたのは彼だけだ。
なにもかもを彼に教わった。
父から愛情を与えられなくても耐えられたのはサイラスがいたからだ。
(俺が王位を継げば、サイラスを魔術師長にしてやれる。そのためにも、俺は早く即位しなければならん)
緩みかけていた気持ちを、ぐっと引き締める。
たかが女ごときに振り回されている場合ではない。
それに、これでは父と同じになる。
ユージーンの母親を正妃とする前、父には愛する女性がいたという。
平民出の女で、父はその女に夢中だったらしい。
ならば、愛妾にでもすればいいものを、正妃にと「駄々」をこねたのだ。
結局、その女は病かなにかで死んだと聞く。
が、その後も父は、その女を忘れられず、なかなか正妃を選ばなかった。
父が40歳を越えた頃、正妃に迎えられたのがユージーンの母、ナタリア。
当時、ナタリアは25歳。
とっくに適齢期を越えているとされ、正妃としてどうなのかという反対意見も多かったようだ。
ユージーンは、そういう父の決断の遅さに腹立ちを覚える。
平民出の女を諦めるのも遅ければ、母を娶るのも遅かった。
だから、ユージーンは時間を惜しむ。
「ところで、殿下、あの娘について面白いことがわかりました」
王墓を離れ、公爵家に向かう途中だ。
彼女のこと、という話題に、興味が引かれる。
「面白いこと?」
「ええ。あの娘、どうやら自分の血について、よくわかっていないようです」
「……わかっていない? どういうことだ」
ローエルハイドの血が、どれほど貴重か、貴族であれば誰でも知っていた。
彼女の姿を見れば、一目瞭然なのだから。
「自分がいかに特別かを知らずにいる、ということです」
そんなことがあるだろうか、と思う。
宰相は黒髪でも黒眼でもない。
ジョシュア・ローエルハイドの力を受け継いでいないのは明らかだ。
対して、彼女は祖父と同じ色の髪と目を持っている。
「魔力が顕現していないから、でしょうかね。ジョシュア・ローエルハイドが偉大だと知ってはいても実感がないのではないかと」
「では……それでは……俺がなぜ正妃にと望んでいるのかも……」
「わかっていないと思われます」
それで納得した。
好みだなんだとこだわっていた理由。
(己の血の責任を理解しておらんのか……国を左右するほどの重責だと……)
わかっていれば、違う結果になっていたかもしれない。
辞退したのも、結局のところ、それが起因なのだろう。
「は…………」
小さく笑いをもらした。
これほど簡単なことだったとは、思いもしなかったからだ。
「それで、あの娘の真意を正せと俺に言ったのか」
「そんなところです。何をもって辞退したかを、はっきりさせる必要があったのですよ、殿下」
「血の責任を知っているのと知らないのとでは大違いだからな」
「仰る通りです」
その事実を突きつけ、自覚させてやれば、聞きわけも良くなるだろう。
王太子と交わり、子を成すことの意味と重要性。
そのくらいは、彼女にもわかるはずだ。
黒髪、黒眼の子がいる限り、この国は平和でいられるのだと。
「それから……」
サイラスが付け足しのように、言葉を続けた。
内容にはさしたる意味もなさそうだったが、念のため、頭に入れておく。
が、ユージーンの心はすでに別のところにあった。
自然と心が高揚している。
癪に障っていたはずの公爵家に着くのも待ち遠しいくらいだ。
夜会の日のことを思い出す。
大公にエスコートされていた彼女の姿が、記憶から呼び戻されていた。
だが、この先、彼女をエスコートするのは大公ではない。
あの背に手を添えるのも、ダンスをするのも自分なのだ。
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