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第1章 暗い闇と蒼い薔薇
王子様ご降臨 1
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やはり祖父はすごい、と思う。
改装を提案した翌日は、朝から屋敷に顔を出してくれた。
しかも、結奈の考えていた以上に「バリアフリー」な設計図を持って。
最初のものに手を加えただけだから大したことはない、なんて言っていたが、結奈からすると「大したもの」だ。
設計図を手に、おおまかな指揮を執ってくれてもいる。
わかり易く、的確な指示にも結奈は感心していた。
(ああいう上司だったら仕事がやり易かっ……お祖父さまみたいな人だったら、逆に仕事にならなかったかも……)
祖父は、今日は足らなくなった木材の調達に行っていた。
夕食前には戻る予定だ。
指示を出しながら、自らもテキパキと動く姿を思い出す。
見惚れてしまい、結奈自身の動きが止まること、しばしばだった。
(なんでもできちゃうんだもんなー。やっぱり、お祖父さまみたいな人、ほかにはいないよ。カッコ良くて、優しくて、強くて、なんでもできてさー。なのに、ぜーんぜん偉そうぶらないし、押しつけがましくないし)
最後のあたりは、ある特定の人物と比較しての感想。
時々、なんとなく頭に浮かんでくるのだ。
そのたびに、口が「へ」の字になる。
不愉快になることを思い出すのはやめよう、と結奈は気持ちを切り替えた。
広い玄関ボールを見回してみる。
これも、祖父が手配してくれた職人さんたちが、せっせと働いていた。
屋敷のみんなも、それぞれに手伝ってくれている。
(私も、ボーっとしてらんないよね! さぁ、仕事仕事!)
素人なので、あまり手を出すと職人さんたちの邪魔になってしまう。
資材運びは、外仕事をしているトニーやヴィンスがしている。
大物の撤去作業は、ガドと、やはり外仕事担当のヒューバートこと
ヒューが行っていた。
ヒューは、初日に結奈をこの屋敷まで連れてきてくれた馬車の御者もしている。
朝当番、昼当番の時にそのことを知り、たまに馬小屋に行って馬を見せてもらったりしていた。
くすんだ灰色の髪に同色の瞳。
すらりとした体格で美形というより「ハンサム」という言葉が似合う。
サリーやパットより少し年上の22歳。
あの日は、だんまりを決め込んでいたが、本当はとてもお喋り好き。
職人さんたちともすぐに打ち解け、今日もかいがいしく資材運びをしていた。
ゆえに、結奈にできることは限られている。
主に、掃除の類だ。
三角巾と口を覆う布を身につけ、ホウキを手にした。
服はドレスではなく、青いシンプルなワンピース。
汚れてもいい服で、とサリーに頼んだのだ。
今回はやむなしと、サリーは女性用の仕事着を貸してくれている。
元々、みんなの仕事着は屋敷からの配給品とのこと。
よその屋敷より高級品なのだ、とサリーは言っていた。
なんでも、母が「着心地と使い易さ」を優先させるためオーダーメイドにしたからなのだとか。
宰相の妻としての役割を担っていても、母は贅沢を好むタイプの人ではない。
月に数回ほど顔を合わせるだけだったが、話していればわかる。
使うべきところに使う主義、といったふうだった。
(……なんか、前の私の部屋……贅沢三昧って感じだったよね……どう考えてもいらないものばっかだったしさ。あれを、お母さまが許すって……)
なにやら考えると、そら恐ろしい。
改装の時も、最初に異を唱えたのは母だ。
言われて当然だと結奈は思ったが、以前の彼女であったなら、どうであったか。
もちろん以前の彼女なら改装など言い出しはしなかっただろう。
さりとて、あの部屋は現実にあったのだから。
(どんだけ我儘してたんだよ! 無茶苦茶やってたんじゃないのか?!)
ホウキで床に散らばる木屑を集めながら、恥じ入るばかり。
これからのレティシア・ローエルハイドは、今までの生活態度を正していく必要があると、心から思う。
「レティシア様、ご休憩を取られてはいかがですか?」
「グレイさぁ、私、そんなに虚弱じゃないって言ってるじゃん? 何回、休憩とらせる気?」
グレイは、日に何度も「休憩」を提案してくるのだ。
改装を始めて十日ほど経つ。
そろそろ「過保護」をやめてもいいのではなかろうか。
父に「くれぐれも」と言われているのは知っていた。
それにしたって、と呆れてしまう。
(グレイは、私が働いたことないって思ってるからなぁ。でも、1時間も働かずに休憩、休憩ってのも……それ、働いてないから……)
おためごかし程度に手伝っても意味はない。
職人さんたちに対しても失礼だ。
それなら手を出さないほうがマシ。
「毎日、言うことじゃないと思うんだけどさ。休憩は、みんなと一緒にとるよ。みんなが働いてる時は、私も働く。どうしても疲れてしかたなくなったら、グレイにちゃんと言うから」
「そうでしょうか?」
「なに、それ?」
「レティシア様は、お疲れでも疲れたとは仰られない気がします」
確かに、そういうところはある。
フルタイムで働いていた頃も、風呂に入りながら寝そうになったり。
有能執事は勘も鋭い。
「とくに、今日は大公様がお戻りになられるまでは、私が代わりを務めるように申しつけられておりますので」
グレイのキリっとした顔を見て、ああ、と納得した。
グレイも結奈に負けない「お祖父さまファン」なのだ。
結奈にとっての「理想の男性」は、グレイにとっては「敬愛してやまない上司」に違いない。
なにせ祖父から頼まれ事をするたび、目をきらきらさせている。
尻尾をぶんぶん振っているのが見えるような気がするほどだ。
お祖父さま病の結奈には、グレイの気持ちがよくわかる。
(きっと、お祖父さまに頼られてるっていうのが嬉しいんだろうねえ)
張り切ってしまうのもしかたがない。
それはわかるが、みんなが働いている中、自分だけ優雅に休憩することはできなかった。
それよりも。
「てゆーか、私よりサリーのが働き過ぎじゃない?」
ちらっと、サリーのいるほうへ視線を向ける。
隣に立っていたグレイもサリーに視線を向けつつ、眼鏡を押し上げた。
「……それは、そうなのですが。言っても聞かないのです。どこかの姫さまと同じで」
「う……いやいや、私より働いてるって、絶対!」
サリーは、パットとマリエッタのことを隠していたのを、ことのほか悔やんでいるらしい。
サリーがマリエッタに厳しかったのは、厳しく叱責することでその場を離れさせることが目的だった。
影でマリエッタに詫びていたとも聞いている。
そこまでして、彼女を守ろうとしていたのだろう。
が、サリーの厳しさを結奈はおかしいと思い、マリエッタのことに気づいた。
つまり、結奈は「サリーがそんな人ではない」と思っていたということ。
対して自分はどうだったのかと、サリーは結奈を信じ切れていなかったことに強い罪悪感をいだいているのだ。
「そんなに気にしなくていいのになぁ。サリーって、いい人だよね」
隣でグレイが、こくりとうなずく。
その姿に、結奈はニヤリとした。
「歳の差婚て、私はアリだと思うよ?」
「は……? 歳の差……なんでしょうか?」
「べっつにぃ。グレイが、いーっつもサリーを見てるって話だよ」
ぎゅっとも、ぐぇっともつかない声をあげるグレイに、1本取り返したと、結奈は気分を良くする。
その時だった。
「ヤバいですッ!」
ヒューが転がるようにして飛び込んでくる。
ヤバい、ウザい、マジ、この3つの単語は使い勝手がいいのか、すっかり屋敷内で定着していた。
あまりいい言葉ではないのだが、結奈も口癖になっていて、気づけば使ってしまっている。
だから、全面禁止にはできないのだ。
「どうしたんだ、ヒュー?」
「お、王宮の紋章入り馬車がこっちに来てるんですよ!!」
言葉に目を丸くする。
一瞬、思考が止まった。
慌てた様子でサリーが駆け寄ってくる。
「は……? 王宮の紋章って……」
「王太子がこちらに向かっているということです!」
あの王子様が、ここに来るというのか。
思考がゆっくりと動き出した。
「マジでーッ?!」
結奈の言葉に、その場にいた屋敷の者全員が口をそろえて。
「マジです!!」
改装を提案した翌日は、朝から屋敷に顔を出してくれた。
しかも、結奈の考えていた以上に「バリアフリー」な設計図を持って。
最初のものに手を加えただけだから大したことはない、なんて言っていたが、結奈からすると「大したもの」だ。
設計図を手に、おおまかな指揮を執ってくれてもいる。
わかり易く、的確な指示にも結奈は感心していた。
(ああいう上司だったら仕事がやり易かっ……お祖父さまみたいな人だったら、逆に仕事にならなかったかも……)
祖父は、今日は足らなくなった木材の調達に行っていた。
夕食前には戻る予定だ。
指示を出しながら、自らもテキパキと動く姿を思い出す。
見惚れてしまい、結奈自身の動きが止まること、しばしばだった。
(なんでもできちゃうんだもんなー。やっぱり、お祖父さまみたいな人、ほかにはいないよ。カッコ良くて、優しくて、強くて、なんでもできてさー。なのに、ぜーんぜん偉そうぶらないし、押しつけがましくないし)
最後のあたりは、ある特定の人物と比較しての感想。
時々、なんとなく頭に浮かんでくるのだ。
そのたびに、口が「へ」の字になる。
不愉快になることを思い出すのはやめよう、と結奈は気持ちを切り替えた。
広い玄関ボールを見回してみる。
これも、祖父が手配してくれた職人さんたちが、せっせと働いていた。
屋敷のみんなも、それぞれに手伝ってくれている。
(私も、ボーっとしてらんないよね! さぁ、仕事仕事!)
素人なので、あまり手を出すと職人さんたちの邪魔になってしまう。
資材運びは、外仕事をしているトニーやヴィンスがしている。
大物の撤去作業は、ガドと、やはり外仕事担当のヒューバートこと
ヒューが行っていた。
ヒューは、初日に結奈をこの屋敷まで連れてきてくれた馬車の御者もしている。
朝当番、昼当番の時にそのことを知り、たまに馬小屋に行って馬を見せてもらったりしていた。
くすんだ灰色の髪に同色の瞳。
すらりとした体格で美形というより「ハンサム」という言葉が似合う。
サリーやパットより少し年上の22歳。
あの日は、だんまりを決め込んでいたが、本当はとてもお喋り好き。
職人さんたちともすぐに打ち解け、今日もかいがいしく資材運びをしていた。
ゆえに、結奈にできることは限られている。
主に、掃除の類だ。
三角巾と口を覆う布を身につけ、ホウキを手にした。
服はドレスではなく、青いシンプルなワンピース。
汚れてもいい服で、とサリーに頼んだのだ。
今回はやむなしと、サリーは女性用の仕事着を貸してくれている。
元々、みんなの仕事着は屋敷からの配給品とのこと。
よその屋敷より高級品なのだ、とサリーは言っていた。
なんでも、母が「着心地と使い易さ」を優先させるためオーダーメイドにしたからなのだとか。
宰相の妻としての役割を担っていても、母は贅沢を好むタイプの人ではない。
月に数回ほど顔を合わせるだけだったが、話していればわかる。
使うべきところに使う主義、といったふうだった。
(……なんか、前の私の部屋……贅沢三昧って感じだったよね……どう考えてもいらないものばっかだったしさ。あれを、お母さまが許すって……)
なにやら考えると、そら恐ろしい。
改装の時も、最初に異を唱えたのは母だ。
言われて当然だと結奈は思ったが、以前の彼女であったなら、どうであったか。
もちろん以前の彼女なら改装など言い出しはしなかっただろう。
さりとて、あの部屋は現実にあったのだから。
(どんだけ我儘してたんだよ! 無茶苦茶やってたんじゃないのか?!)
ホウキで床に散らばる木屑を集めながら、恥じ入るばかり。
これからのレティシア・ローエルハイドは、今までの生活態度を正していく必要があると、心から思う。
「レティシア様、ご休憩を取られてはいかがですか?」
「グレイさぁ、私、そんなに虚弱じゃないって言ってるじゃん? 何回、休憩とらせる気?」
グレイは、日に何度も「休憩」を提案してくるのだ。
改装を始めて十日ほど経つ。
そろそろ「過保護」をやめてもいいのではなかろうか。
父に「くれぐれも」と言われているのは知っていた。
それにしたって、と呆れてしまう。
(グレイは、私が働いたことないって思ってるからなぁ。でも、1時間も働かずに休憩、休憩ってのも……それ、働いてないから……)
おためごかし程度に手伝っても意味はない。
職人さんたちに対しても失礼だ。
それなら手を出さないほうがマシ。
「毎日、言うことじゃないと思うんだけどさ。休憩は、みんなと一緒にとるよ。みんなが働いてる時は、私も働く。どうしても疲れてしかたなくなったら、グレイにちゃんと言うから」
「そうでしょうか?」
「なに、それ?」
「レティシア様は、お疲れでも疲れたとは仰られない気がします」
確かに、そういうところはある。
フルタイムで働いていた頃も、風呂に入りながら寝そうになったり。
有能執事は勘も鋭い。
「とくに、今日は大公様がお戻りになられるまでは、私が代わりを務めるように申しつけられておりますので」
グレイのキリっとした顔を見て、ああ、と納得した。
グレイも結奈に負けない「お祖父さまファン」なのだ。
結奈にとっての「理想の男性」は、グレイにとっては「敬愛してやまない上司」に違いない。
なにせ祖父から頼まれ事をするたび、目をきらきらさせている。
尻尾をぶんぶん振っているのが見えるような気がするほどだ。
お祖父さま病の結奈には、グレイの気持ちがよくわかる。
(きっと、お祖父さまに頼られてるっていうのが嬉しいんだろうねえ)
張り切ってしまうのもしかたがない。
それはわかるが、みんなが働いている中、自分だけ優雅に休憩することはできなかった。
それよりも。
「てゆーか、私よりサリーのが働き過ぎじゃない?」
ちらっと、サリーのいるほうへ視線を向ける。
隣に立っていたグレイもサリーに視線を向けつつ、眼鏡を押し上げた。
「……それは、そうなのですが。言っても聞かないのです。どこかの姫さまと同じで」
「う……いやいや、私より働いてるって、絶対!」
サリーは、パットとマリエッタのことを隠していたのを、ことのほか悔やんでいるらしい。
サリーがマリエッタに厳しかったのは、厳しく叱責することでその場を離れさせることが目的だった。
影でマリエッタに詫びていたとも聞いている。
そこまでして、彼女を守ろうとしていたのだろう。
が、サリーの厳しさを結奈はおかしいと思い、マリエッタのことに気づいた。
つまり、結奈は「サリーがそんな人ではない」と思っていたということ。
対して自分はどうだったのかと、サリーは結奈を信じ切れていなかったことに強い罪悪感をいだいているのだ。
「そんなに気にしなくていいのになぁ。サリーって、いい人だよね」
隣でグレイが、こくりとうなずく。
その姿に、結奈はニヤリとした。
「歳の差婚て、私はアリだと思うよ?」
「は……? 歳の差……なんでしょうか?」
「べっつにぃ。グレイが、いーっつもサリーを見てるって話だよ」
ぎゅっとも、ぐぇっともつかない声をあげるグレイに、1本取り返したと、結奈は気分を良くする。
その時だった。
「ヤバいですッ!」
ヒューが転がるようにして飛び込んでくる。
ヤバい、ウザい、マジ、この3つの単語は使い勝手がいいのか、すっかり屋敷内で定着していた。
あまりいい言葉ではないのだが、結奈も口癖になっていて、気づけば使ってしまっている。
だから、全面禁止にはできないのだ。
「どうしたんだ、ヒュー?」
「お、王宮の紋章入り馬車がこっちに来てるんですよ!!」
言葉に目を丸くする。
一瞬、思考が止まった。
慌てた様子でサリーが駆け寄ってくる。
「は……? 王宮の紋章って……」
「王太子がこちらに向かっているということです!」
あの王子様が、ここに来るというのか。
思考がゆっくりと動き出した。
「マジでーッ?!」
結奈の言葉に、その場にいた屋敷の者全員が口をそろえて。
「マジです!!」
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