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第1章 暗い闇と蒼い薔薇
悩み解消のツボ 2
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左手をつかまれたまま、レティシアは、じっとしている。
なんだかなぁ、という気分。
(よくわかんないよね。この王子様……王族としてのプライドってやつなのかなぁ。無理強いなんて自尊心が許さない、みたいな……?)
女性なら誰でも自分に靡く、とでも思っていたのだろうか。
王太子が相手なら、たぶん多くの女性が素直に体を委ねてきたのだろう。
そういう女性しか知らないので、なにかしら戸惑っているのかもしれない。
「私じゃ王子様の相手としては分不相応だと思うよ?」
「なぜだ?」
王子様は、ずっと上を見つめている。
同じように、レティシアも並んで天蓋を見つめた。
「だって女性経験が豊富なんでしょ? 私、一応、まだ16歳だよ?」
実年齢は27歳だが、ことこの手のことに関していえば大差ない。
男性経験豊富な女性とは違う。
王子様を満足させられるようなテクニックの持ち合わせなどないのだ。
どんなものがあるのかすら、うすぼんやりとした知識がある程度。
「16歳なら適齢だろ」
「てゆーか、あなた何歳なの?」
「22だ」
「あ~……」
ちろっと、視線だけで王子様がレティシアを見る。
口調に出てしまったのを察知されたらしい。
現代日本では大学を卒業し立ての若者であり、レティシアからすれば年下。
王太子と大学生とでは世間知らずの意味が違うとわかっていても、さもありなん、と思ってしまったのだ。
「お前、今、非常に無礼なことを考えたのではないか?」
「い、いや……わ、若いなーって思っただけだよ」
ふんっと鼻を鳴らし、王子様はまた天蓋に視線を戻す。
伝わってほしいことはまったく伝わらないのに、伝わらなくていいことは伝わるなんて不条理だ。
本当に、この王子様は面倒くさい。
「なぜ16が適齢かと言うとだな。16から18までに子を成すのが、最も母子ともに生存率が高いからだ。そこから子が死んだり、母親が命を落としたりする確率が上がっていく。30以上で、産後、母子ともに健やかであったという記録はない」
「……そうなんだ。でもさ、魔術でなんとかなるんじゃないの?」
「ならん。生まれたばかりの赤子に、たとえ治癒とはいえ魔術なんぞ使えば、魔力の影響で死ぬ。母親とて危うい状態になるだろう」
レティシアも、グレイやサリーに手伝ってもらいながら、この世界の書物を読み漁っている。
少しでも理解を深めようとしてきた。
が、婚姻だの出産だのといったことは自分には関係ないことだと、あまり勉強してこなかったのだ。
「5歳までの幼児には魔力に対する耐性がないのでな。助けようがない」
浅い知識の中ではあるが、知っていることもある。
この世界では魔術による治癒に頼っているからなのか、医療はあまり発達していない。
貴族のみならず、一般庶民も怪我や病気などの際には、町にある医療施設よりも、王宮直下の治癒院を訪れると聞く。
そういう環境下で、最も重要視されなければならない出産の対処に弊害が出ているようだ。
「それで16で婚姻する人が多いのかぁ……ん? でもさ、ウチのお母さまが私を産んだのって22歳なんだよね」
「25歳まではな。危険は伴うが、可能性がないわけではない」
「そっか……お母さま、本当に命がけで産んでくれたんだ……」
なんだか胸の熱くなる話だ。
魂的に言えば、産んでもらったわけではないのかもしれない。
が、この体でレティシアとして生きているので、どこか実感が伴う。
改めて、両親を大事にしようと思った。
しみじみしているレティシアの隣で、王太子がポソッと呟く。
「愛情表現として、か」
「なに?」
王太子は、とても真面目くさった顔をしていた。
とはいえ、あまり表情が変わらないので、印象でしかないけれど。
そして、こんな顔で突拍子もないことを言いだすので、真面目な話かどうかは、とても疑わしい。
「いや……25歳を過ぎると基本的に子作りはせぬのだ」
「命に関わるからでしょ?」
「そうだ。だから、不思議に思っていた。なぜ子作りのためでなく、女とベッドをともにするのか。予防措置を講じてまで女を抱く必要があるのか、とな」
王子様らしいと言えば王子様らしい発言だ。
彼は正妃選びの儀の頃からずっと「世継ぎ」に、こだわっている。
王族としては重要なことなのだろう。
頭では理解しているが、心が納得しているとは言い難い。
「それが愛情表現ってもんじゃない」
「面倒なことをしてでも、その女を抱きたい、ということか……まぁ、それも35までではあるが」
「なんで?」
「35を越えると、子ができぬ体になるからだ」
「えっ?! そんなに早くっ?!」
現代日本で考えれば、その変化はとても早いものに感じられた。
医療が発達しているからかもしれないが、35歳なんて感覚的に言えば、まだ高齢出産の域にも入らない気がする。
見た目と年齢のそぐわなさと言い、体質自体が違うのかもしれない。
「俺は……子が成せぬ女を抱くことに意味などないと思ってきた」
「うぐぅ~……ホント、子作りのために女性がいるって感じだね……」
王子様の感覚は歪に過ぎる。
徹底的に「愛情」を排除している、といったふうで。
「なにも女に限ったことではない。国王だ、王太子だと言っても、所詮は種馬同然だ。男女の交わりなど動物の交尾と変わらん」
「それは違うでしょ」
「何が違う。俺に望まれていることの中で、最も重大事なのだぞ」
「王族だからね。そーいうのはあると思う。でもさぁ、だからって愛がなくていいことにはならないじゃん」
まるで「世継ぎ」を残すためだけに存在していると言いたげな王子様が、少し気の毒になってくる。
卑怯で偉そうで身勝手で面倒くさい粘着王子ではあるが、悪人ではない。
押し倒された時も、身の危険というのは感じなかった。
貞操の危機は感じたものの、どこか「無理矢理」というのは逃れられそうな気配があったのだ。
だから「嫌い」とまでは、言い切れずにいる。
恋愛的な好意はいだいていないが、嫌いでもなかった。
そのため、呑気に、横並びで話していたりするのだ。
「夫婦に愛があったとて、子にまで愛情がそそげるとは限らんだろ」
「え~、そうかなぁ。そりゃ、全員が全員とは言わないけど、ないよりはあったほうが、子供に愛情が向くんじゃない?」
急に、王子様が黙り込む。
ちらっと横顔を見ると、何か考えんでいる様子で、じっと天蓋を見ていた。
もしかすると嫌なことを言ってしまったのかもしれない。
なんとなく、そう感じる。
誰だって、心の中にふれられたくない部分を持っているものだ。
いつも横柄で、打っても響かない上に、王子様は打たれ強かった。
粘着をやめず、こんなところまで自分を攫った張本人でもある。
なのに、レティシアは小さな罪悪感をいだいていた。
おそらく王子様は、今、家族のことを考えているのだろう。
家族のことというのは繊細な面を持っている。
土足で踏み込まれたくない、というやつだ。
(うう……気まずい……王子様、いっつも偉そうだったし、天然だったから、気にしたことなかったけど……ズケズケ言い過ぎたかも……)
沈黙が痛い。
自分から声をかけようかとも思ったが、傷口を広げかねないので黙っておくことにした。
言いたいことがあれば、言ってくるだろうし。
「俺の父、現国王だが……父と母は愛し合っているようだ」
「国王と王妃が仲良しなのは、いいことなんじゃないの?」
やっと口を開いた王子様に、なぜかホッとしている。
が、王子様の口調は、さっきよりも冷たくなっていた。
初めて会った頃と似ている。
やはり、この話題は、王子様の「地雷」に違いない。
とはいえ、すでに踏んでしまっているのだ。
レティシアから、この話題はやめよう、とは言い出せなかった。
「いいことではあるのかもしれん。だが、父は側室も娶っている。1人だけだがな。お前は、このような状況をどう説明する?」
「う、うーん……」
子供が必要だったから、ということではなさそうだ。
国王と王妃の間には、この王子様が生まれている。
ローエルハイド家も1人っ娘だが、父は側室を娶っていない。
それは父にとって愛する女性が母だけだったことを意味していた。
「説明できないよ。よくわかんないから。私にすれば不自然って感じ」
「それに父は俺よりも、側室の子である弟を愛しているらしい」
言葉に体が硬直する。
そして、思った。
地雷どころか地雷原だった。
なんだかなぁ、という気分。
(よくわかんないよね。この王子様……王族としてのプライドってやつなのかなぁ。無理強いなんて自尊心が許さない、みたいな……?)
女性なら誰でも自分に靡く、とでも思っていたのだろうか。
王太子が相手なら、たぶん多くの女性が素直に体を委ねてきたのだろう。
そういう女性しか知らないので、なにかしら戸惑っているのかもしれない。
「私じゃ王子様の相手としては分不相応だと思うよ?」
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同じように、レティシアも並んで天蓋を見つめた。
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実年齢は27歳だが、ことこの手のことに関していえば大差ない。
男性経験豊富な女性とは違う。
王子様を満足させられるようなテクニックの持ち合わせなどないのだ。
どんなものがあるのかすら、うすぼんやりとした知識がある程度。
「16歳なら適齢だろ」
「てゆーか、あなた何歳なの?」
「22だ」
「あ~……」
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王太子と大学生とでは世間知らずの意味が違うとわかっていても、さもありなん、と思ってしまったのだ。
「お前、今、非常に無礼なことを考えたのではないか?」
「い、いや……わ、若いなーって思っただけだよ」
ふんっと鼻を鳴らし、王子様はまた天蓋に視線を戻す。
伝わってほしいことはまったく伝わらないのに、伝わらなくていいことは伝わるなんて不条理だ。
本当に、この王子様は面倒くさい。
「なぜ16が適齢かと言うとだな。16から18までに子を成すのが、最も母子ともに生存率が高いからだ。そこから子が死んだり、母親が命を落としたりする確率が上がっていく。30以上で、産後、母子ともに健やかであったという記録はない」
「……そうなんだ。でもさ、魔術でなんとかなるんじゃないの?」
「ならん。生まれたばかりの赤子に、たとえ治癒とはいえ魔術なんぞ使えば、魔力の影響で死ぬ。母親とて危うい状態になるだろう」
レティシアも、グレイやサリーに手伝ってもらいながら、この世界の書物を読み漁っている。
少しでも理解を深めようとしてきた。
が、婚姻だの出産だのといったことは自分には関係ないことだと、あまり勉強してこなかったのだ。
「5歳までの幼児には魔力に対する耐性がないのでな。助けようがない」
浅い知識の中ではあるが、知っていることもある。
この世界では魔術による治癒に頼っているからなのか、医療はあまり発達していない。
貴族のみならず、一般庶民も怪我や病気などの際には、町にある医療施設よりも、王宮直下の治癒院を訪れると聞く。
そういう環境下で、最も重要視されなければならない出産の対処に弊害が出ているようだ。
「それで16で婚姻する人が多いのかぁ……ん? でもさ、ウチのお母さまが私を産んだのって22歳なんだよね」
「25歳まではな。危険は伴うが、可能性がないわけではない」
「そっか……お母さま、本当に命がけで産んでくれたんだ……」
なんだか胸の熱くなる話だ。
魂的に言えば、産んでもらったわけではないのかもしれない。
が、この体でレティシアとして生きているので、どこか実感が伴う。
改めて、両親を大事にしようと思った。
しみじみしているレティシアの隣で、王太子がポソッと呟く。
「愛情表現として、か」
「なに?」
王太子は、とても真面目くさった顔をしていた。
とはいえ、あまり表情が変わらないので、印象でしかないけれど。
そして、こんな顔で突拍子もないことを言いだすので、真面目な話かどうかは、とても疑わしい。
「いや……25歳を過ぎると基本的に子作りはせぬのだ」
「命に関わるからでしょ?」
「そうだ。だから、不思議に思っていた。なぜ子作りのためでなく、女とベッドをともにするのか。予防措置を講じてまで女を抱く必要があるのか、とな」
王子様らしいと言えば王子様らしい発言だ。
彼は正妃選びの儀の頃からずっと「世継ぎ」に、こだわっている。
王族としては重要なことなのだろう。
頭では理解しているが、心が納得しているとは言い難い。
「それが愛情表現ってもんじゃない」
「面倒なことをしてでも、その女を抱きたい、ということか……まぁ、それも35までではあるが」
「なんで?」
「35を越えると、子ができぬ体になるからだ」
「えっ?! そんなに早くっ?!」
現代日本で考えれば、その変化はとても早いものに感じられた。
医療が発達しているからかもしれないが、35歳なんて感覚的に言えば、まだ高齢出産の域にも入らない気がする。
見た目と年齢のそぐわなさと言い、体質自体が違うのかもしれない。
「俺は……子が成せぬ女を抱くことに意味などないと思ってきた」
「うぐぅ~……ホント、子作りのために女性がいるって感じだね……」
王子様の感覚は歪に過ぎる。
徹底的に「愛情」を排除している、といったふうで。
「なにも女に限ったことではない。国王だ、王太子だと言っても、所詮は種馬同然だ。男女の交わりなど動物の交尾と変わらん」
「それは違うでしょ」
「何が違う。俺に望まれていることの中で、最も重大事なのだぞ」
「王族だからね。そーいうのはあると思う。でもさぁ、だからって愛がなくていいことにはならないじゃん」
まるで「世継ぎ」を残すためだけに存在していると言いたげな王子様が、少し気の毒になってくる。
卑怯で偉そうで身勝手で面倒くさい粘着王子ではあるが、悪人ではない。
押し倒された時も、身の危険というのは感じなかった。
貞操の危機は感じたものの、どこか「無理矢理」というのは逃れられそうな気配があったのだ。
だから「嫌い」とまでは、言い切れずにいる。
恋愛的な好意はいだいていないが、嫌いでもなかった。
そのため、呑気に、横並びで話していたりするのだ。
「夫婦に愛があったとて、子にまで愛情がそそげるとは限らんだろ」
「え~、そうかなぁ。そりゃ、全員が全員とは言わないけど、ないよりはあったほうが、子供に愛情が向くんじゃない?」
急に、王子様が黙り込む。
ちらっと横顔を見ると、何か考えんでいる様子で、じっと天蓋を見ていた。
もしかすると嫌なことを言ってしまったのかもしれない。
なんとなく、そう感じる。
誰だって、心の中にふれられたくない部分を持っているものだ。
いつも横柄で、打っても響かない上に、王子様は打たれ強かった。
粘着をやめず、こんなところまで自分を攫った張本人でもある。
なのに、レティシアは小さな罪悪感をいだいていた。
おそらく王子様は、今、家族のことを考えているのだろう。
家族のことというのは繊細な面を持っている。
土足で踏み込まれたくない、というやつだ。
(うう……気まずい……王子様、いっつも偉そうだったし、天然だったから、気にしたことなかったけど……ズケズケ言い過ぎたかも……)
沈黙が痛い。
自分から声をかけようかとも思ったが、傷口を広げかねないので黙っておくことにした。
言いたいことがあれば、言ってくるだろうし。
「俺の父、現国王だが……父と母は愛し合っているようだ」
「国王と王妃が仲良しなのは、いいことなんじゃないの?」
やっと口を開いた王子様に、なぜかホッとしている。
が、王子様の口調は、さっきよりも冷たくなっていた。
初めて会った頃と似ている。
やはり、この話題は、王子様の「地雷」に違いない。
とはいえ、すでに踏んでしまっているのだ。
レティシアから、この話題はやめよう、とは言い出せなかった。
「いいことではあるのかもしれん。だが、父は側室も娶っている。1人だけだがな。お前は、このような状況をどう説明する?」
「う、うーん……」
子供が必要だったから、ということではなさそうだ。
国王と王妃の間には、この王子様が生まれている。
ローエルハイド家も1人っ娘だが、父は側室を娶っていない。
それは父にとって愛する女性が母だけだったことを意味していた。
「説明できないよ。よくわかんないから。私にすれば不自然って感じ」
「それに父は俺よりも、側室の子である弟を愛しているらしい」
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そして、思った。
地雷どころか地雷原だった。
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