83 / 304
第1章 暗い闇と蒼い薔薇
悩み解消のツボ 3
しおりを挟む
なぜ彼女にこんなことを話しているのだろう。
と、感じては、いる。
女々しい気もしたし、みっともないとも思っていた。
ただ、レティシアは「愛」について一家言もっている。
聞いていると、なるほどと納得してしまいそうになるのだ。
けれど、素直に納得しきれないこともある。
父のことについて、どうしても引っかかってしまう。
今さら父に、愛してくれと泣きつくつもりは、まったくない。
過ぎた時間は取り戻せないのだし。
さりとて、父を思うと、どうにもレティシアの言う「愛」を否定したくなる。
彼女を好きだと感じているユージーンとしても、認めたい気持ちはあるのだけれども。
「父は側室の寝室には通っていないそうだが、母の寝室には毎夜のごとく通っているらしい。つまり、母のことは愛しているのだろう。だが、子として父が愛しているのは弟のザカリーだ」
「やっぱり不自然だね。なんか矛盾してるよ」
「俺は1度、死にかけている。その時すでに死んだ子として見捨てられたのかもしれん」
ユージーンは、まだ彼女の腕を掴んでいる。
その腕を振りはらうことなく、彼女が体を起こした。
天蓋から視線を外し、顔をそちらに向ける。
レティシアは、少し怒ったような表情を浮かべていた。
「あなたのお父さん……お父さまって、よくわかんない人だね。子供が何人いたって、普通は分け隔てしないように頑張るもんだと思うよ? そりゃ、親だって人間なんだから、どっちかに気持ちが偏ることってあるだろうけどさ」
レティシアの顔を、じっと見つめる。
なにか、ほんのささやかではあるが、腑に落ちていた。
親も人間なのだから。
確かに、それはそうだ。
すべてを公平にできるほど、人は立派な生き物ではない。
ぜんまい仕掛けの時計ですら狂いは生じる。
不完全でないほうが、おかしいのだ。
彼女の手を左手でつかみ直しながら、ユージーンは体を横に向けた。
右手で頭を支え、体を起こしているレティシアを少し見上げる。
「俺に同情するか?」
「しない」
即答に、小さく笑った。
彼女はそう答えるだろう、と思っていたからだ。
「だって、あなたはあなたじゃん。父親がどうあれ、あなたが女性を道具みたいに思うのは、あなたの考えでしょ? 性格に問題アリだね」
「そうか」
「そうだよ」
彼女と話すのは楽しい。
言いたいことを言うレティシアと話していると、わからなかったことが明確になっていく。
正しいかどうかはともかく、「そうか」と思える。
それが、すぐさまユージーンの考えになるわけではなくても、ほんのわずか納得できさえすればよかったのだ。
それに、彼女だって言っていた。
『それは私の考えだから、粘着王子に合わせろとは言わないよ?』
お互いに、それでいいと思えるのが、なんだか心地いい。
ユージーンの言葉に、彼女が怒ることは多々あるのだろう。
それでもレティシアは、ユージーンを無視せず、会話を続ける。
怒ったり、怒ったり、怒ったり、ムっとしたり、しょんぼりしたりするのに。
時には泣きそうになってでさえ、言葉を封じようとはしないのだ。
「そういえば、さっき散々な悪態をついていたな? あれはどういう意味だ?」
「なんで、今っ?! すんごい唐突なんですケド……でもって、面倒くさいんですケド……」
呆れたように言われる。
面倒くさいと、また言われてもいた。
とはいえ、ユージーンにもユージーンなりの都合がある。
彼女の言葉は知らないことが多くて困るのだ。
たとえ悪態であろうと、できるだけ知っておきたかった。
でなければ、会話に支障をきたす。
「どすけべ、えろ、ひひ、はれんち、あくだいかん……確か、どすけべは、2回も言ったな」
「……よく覚えてるね……私のほうが忘れてたよ……」
「お前が言ったのだろ。忘れるとは無責任だぞ」
もう…と、小さくため息をついてから、レティシアが表情を変えた。
その顔に、ハッとする。
彼女は笑っていた。
自分に笑いかけることなどないだろうと思っていたので、驚いている。
同時に、胸が熱くなった。
やはり押し倒してしまおうか、と考えてしまうほどだ。
さりとて、泣かれては困るので、やめておく。
「何も面白いことは言っておらんのだがな」
「いや、もう、ここまで徹底してると面白くなってきたよ。面倒くさいのも、まぁ、個性だと思うことにする」
笑いながら言う彼女を見て、確信した。
自分はレティシアに嫌われてはいない。
好きではないのだろうが、それは「嫌い」と同義ではないのだ。
ならば、状況はずいぶんマシなのではなかろうか。
この先、彼女が自分を好きになる可能性もゼロではないと思える。
「さっきの悪態は、やらしいっていうのと、だいたい同じ意味だよ」
「服を脱がせたり、裸を……」
「復唱しなくていいから! ホント、困った人だね、王子様は」
彼女につられて、口元に笑みを浮かべていたユージーンだが、あることに思い至り、表情を曇らせる。
気づいたのだろう、レティシアが首をかしげた。
「困る……そうなのだ。俺も困っている」
「なんで?」
レティシアに無理強いはしたくない。
嫌われたくないからだ。
むしろ、好きにさせるにはどうすればいいのか、考えなければならないと思っている。
好きになってもらう、ではなく、好きにさせると考えてしまうのが、ユージーンの問題アリなところなのだが、それはともかく。
「お前は嫌っているようだが、俺にとってサイラスは命の恩人であり、育ての親だ。いつも苦労をかけている。今回も、俺のために手を尽くしてくれた」
「へえ……あの人、そんなふうに見えなかったけど、あなたには優しいんだね」
「そうだ。だから、困っている」
彼女が欲しいとサイラスに頼んだのは自分だ。
その願いを叶えようとサイラスは危険をおかして、この策を講じてくれた。
レティシアを攫うというのは、大公と敵対するということに等しい。
それが、どれだけ危ないことかを、ユージーンは身をもって知っている。
(俺が殺されたとしても、ザカリーが王位を継ぐだけのこと……俺とて死にたくはないが……)
ひとまずレティシアの笑顔を見ることはできた。
もちろん思い残しはたくさんある。
彼女と口づけをしていないこととか。
しかし、これだけのことをしでかしたのだ。
大公の怒りの直撃は免れ得ないだろう。
だとしても、自分のためにサイラスにまで命をかけさせるのは心苦しい。
サイラスの言う通りに動いた結果の失敗ならまだしも、ユージーンの勝手な行動で招いた失敗となれば、なおさらだった。
だから、困っている。
「既成事実を作るのはやめても良い……だが、それではサイラスを裏切ることになる」
「それで、困ってるんだ」
レティシアが、なぜだか、にっこりした。
自分の身の危険についての話だというのに、なぜ笑えるのかわからない。
困惑しているユージーンに、彼女はちょっぴり嬉しそうに言う。
「あなたにも、ちゃんと大事な人いるじゃん」
意識したことはないが、大事だと言えば大事なのだろう。
自分の役に立つから、という理由ではなく、サイラスを側に置いている。
ずっと自分と一緒にいてくれて、側にいるのがあたり前に感じていたからだ。
「でも、そっか……それは困ったね」
「他人事のように言うな。お前のことだろうが」
「だよね……既成事実っていうのは無理だし」
「……わかっている。いちいち言わずともよい」
ユージーンの気持ちをレティシアは知らない。
そのせいで、事あるごとにユージーンの心を抉ってくる。
が、伝えていないのだから、しかたがなかった。
「いいこと考えた。私が悩みを解消してあげるよ」
「どうするつもりだ?」
「いいから、目を閉じてくれる? 手も放して」
手を離した隙に逃げようというのか。
思いつつ、先に手を離した。
が、彼女は逃げようとしない。
逆に両手を伸ばし、ユージーンのほうへ体を寄せてくる。
心臓が鼓動を速めた。
ウサギの時もこんなふうに。
できれば、されるより、したいのだが、ここは譲ることにする。
言われた通り、ユージーンは目を閉じた。
彼女が悩みを解消すると言ったことなど、完全に忘れている。
だから、すっかりしっかり口づけ待ち顔。
が、しかし。
ガシャーン!!
耳元で大きな音がした。
と、思う間もなく、ユージーンは意識を失う。
と、感じては、いる。
女々しい気もしたし、みっともないとも思っていた。
ただ、レティシアは「愛」について一家言もっている。
聞いていると、なるほどと納得してしまいそうになるのだ。
けれど、素直に納得しきれないこともある。
父のことについて、どうしても引っかかってしまう。
今さら父に、愛してくれと泣きつくつもりは、まったくない。
過ぎた時間は取り戻せないのだし。
さりとて、父を思うと、どうにもレティシアの言う「愛」を否定したくなる。
彼女を好きだと感じているユージーンとしても、認めたい気持ちはあるのだけれども。
「父は側室の寝室には通っていないそうだが、母の寝室には毎夜のごとく通っているらしい。つまり、母のことは愛しているのだろう。だが、子として父が愛しているのは弟のザカリーだ」
「やっぱり不自然だね。なんか矛盾してるよ」
「俺は1度、死にかけている。その時すでに死んだ子として見捨てられたのかもしれん」
ユージーンは、まだ彼女の腕を掴んでいる。
その腕を振りはらうことなく、彼女が体を起こした。
天蓋から視線を外し、顔をそちらに向ける。
レティシアは、少し怒ったような表情を浮かべていた。
「あなたのお父さん……お父さまって、よくわかんない人だね。子供が何人いたって、普通は分け隔てしないように頑張るもんだと思うよ? そりゃ、親だって人間なんだから、どっちかに気持ちが偏ることってあるだろうけどさ」
レティシアの顔を、じっと見つめる。
なにか、ほんのささやかではあるが、腑に落ちていた。
親も人間なのだから。
確かに、それはそうだ。
すべてを公平にできるほど、人は立派な生き物ではない。
ぜんまい仕掛けの時計ですら狂いは生じる。
不完全でないほうが、おかしいのだ。
彼女の手を左手でつかみ直しながら、ユージーンは体を横に向けた。
右手で頭を支え、体を起こしているレティシアを少し見上げる。
「俺に同情するか?」
「しない」
即答に、小さく笑った。
彼女はそう答えるだろう、と思っていたからだ。
「だって、あなたはあなたじゃん。父親がどうあれ、あなたが女性を道具みたいに思うのは、あなたの考えでしょ? 性格に問題アリだね」
「そうか」
「そうだよ」
彼女と話すのは楽しい。
言いたいことを言うレティシアと話していると、わからなかったことが明確になっていく。
正しいかどうかはともかく、「そうか」と思える。
それが、すぐさまユージーンの考えになるわけではなくても、ほんのわずか納得できさえすればよかったのだ。
それに、彼女だって言っていた。
『それは私の考えだから、粘着王子に合わせろとは言わないよ?』
お互いに、それでいいと思えるのが、なんだか心地いい。
ユージーンの言葉に、彼女が怒ることは多々あるのだろう。
それでもレティシアは、ユージーンを無視せず、会話を続ける。
怒ったり、怒ったり、怒ったり、ムっとしたり、しょんぼりしたりするのに。
時には泣きそうになってでさえ、言葉を封じようとはしないのだ。
「そういえば、さっき散々な悪態をついていたな? あれはどういう意味だ?」
「なんで、今っ?! すんごい唐突なんですケド……でもって、面倒くさいんですケド……」
呆れたように言われる。
面倒くさいと、また言われてもいた。
とはいえ、ユージーンにもユージーンなりの都合がある。
彼女の言葉は知らないことが多くて困るのだ。
たとえ悪態であろうと、できるだけ知っておきたかった。
でなければ、会話に支障をきたす。
「どすけべ、えろ、ひひ、はれんち、あくだいかん……確か、どすけべは、2回も言ったな」
「……よく覚えてるね……私のほうが忘れてたよ……」
「お前が言ったのだろ。忘れるとは無責任だぞ」
もう…と、小さくため息をついてから、レティシアが表情を変えた。
その顔に、ハッとする。
彼女は笑っていた。
自分に笑いかけることなどないだろうと思っていたので、驚いている。
同時に、胸が熱くなった。
やはり押し倒してしまおうか、と考えてしまうほどだ。
さりとて、泣かれては困るので、やめておく。
「何も面白いことは言っておらんのだがな」
「いや、もう、ここまで徹底してると面白くなってきたよ。面倒くさいのも、まぁ、個性だと思うことにする」
笑いながら言う彼女を見て、確信した。
自分はレティシアに嫌われてはいない。
好きではないのだろうが、それは「嫌い」と同義ではないのだ。
ならば、状況はずいぶんマシなのではなかろうか。
この先、彼女が自分を好きになる可能性もゼロではないと思える。
「さっきの悪態は、やらしいっていうのと、だいたい同じ意味だよ」
「服を脱がせたり、裸を……」
「復唱しなくていいから! ホント、困った人だね、王子様は」
彼女につられて、口元に笑みを浮かべていたユージーンだが、あることに思い至り、表情を曇らせる。
気づいたのだろう、レティシアが首をかしげた。
「困る……そうなのだ。俺も困っている」
「なんで?」
レティシアに無理強いはしたくない。
嫌われたくないからだ。
むしろ、好きにさせるにはどうすればいいのか、考えなければならないと思っている。
好きになってもらう、ではなく、好きにさせると考えてしまうのが、ユージーンの問題アリなところなのだが、それはともかく。
「お前は嫌っているようだが、俺にとってサイラスは命の恩人であり、育ての親だ。いつも苦労をかけている。今回も、俺のために手を尽くしてくれた」
「へえ……あの人、そんなふうに見えなかったけど、あなたには優しいんだね」
「そうだ。だから、困っている」
彼女が欲しいとサイラスに頼んだのは自分だ。
その願いを叶えようとサイラスは危険をおかして、この策を講じてくれた。
レティシアを攫うというのは、大公と敵対するということに等しい。
それが、どれだけ危ないことかを、ユージーンは身をもって知っている。
(俺が殺されたとしても、ザカリーが王位を継ぐだけのこと……俺とて死にたくはないが……)
ひとまずレティシアの笑顔を見ることはできた。
もちろん思い残しはたくさんある。
彼女と口づけをしていないこととか。
しかし、これだけのことをしでかしたのだ。
大公の怒りの直撃は免れ得ないだろう。
だとしても、自分のためにサイラスにまで命をかけさせるのは心苦しい。
サイラスの言う通りに動いた結果の失敗ならまだしも、ユージーンの勝手な行動で招いた失敗となれば、なおさらだった。
だから、困っている。
「既成事実を作るのはやめても良い……だが、それではサイラスを裏切ることになる」
「それで、困ってるんだ」
レティシアが、なぜだか、にっこりした。
自分の身の危険についての話だというのに、なぜ笑えるのかわからない。
困惑しているユージーンに、彼女はちょっぴり嬉しそうに言う。
「あなたにも、ちゃんと大事な人いるじゃん」
意識したことはないが、大事だと言えば大事なのだろう。
自分の役に立つから、という理由ではなく、サイラスを側に置いている。
ずっと自分と一緒にいてくれて、側にいるのがあたり前に感じていたからだ。
「でも、そっか……それは困ったね」
「他人事のように言うな。お前のことだろうが」
「だよね……既成事実っていうのは無理だし」
「……わかっている。いちいち言わずともよい」
ユージーンの気持ちをレティシアは知らない。
そのせいで、事あるごとにユージーンの心を抉ってくる。
が、伝えていないのだから、しかたがなかった。
「いいこと考えた。私が悩みを解消してあげるよ」
「どうするつもりだ?」
「いいから、目を閉じてくれる? 手も放して」
手を離した隙に逃げようというのか。
思いつつ、先に手を離した。
が、彼女は逃げようとしない。
逆に両手を伸ばし、ユージーンのほうへ体を寄せてくる。
心臓が鼓動を速めた。
ウサギの時もこんなふうに。
できれば、されるより、したいのだが、ここは譲ることにする。
言われた通り、ユージーンは目を閉じた。
彼女が悩みを解消すると言ったことなど、完全に忘れている。
だから、すっかりしっかり口づけ待ち顔。
が、しかし。
ガシャーン!!
耳元で大きな音がした。
と、思う間もなく、ユージーンは意識を失う。
3
あなたにおすすめの小説
召喚先は、誰も居ない森でした
みん
恋愛
事故に巻き込まれて行方不明になった母を探す茉白。そんな茉白を側で支えてくれていた留学生のフィンもまた、居なくなってしまい、寂しいながらも毎日を過ごしていた。そんなある日、バイト帰りに名前を呼ばれたかと思った次の瞬間、眩しい程の光に包まれて──
次に目を開けた時、茉白は森の中に居た。そして、そこには誰も居らず──
その先で、茉白が見たモノは──
最初はシリアス展開が続きます。
❋他視点のお話もあります
❋独自設定有り
❋気を付けてはいますが、誤字脱字があると思います。気付いた時に訂正していきます。
赤貧令嬢の借金返済契約
夏菜しの
恋愛
大病を患った父の治療費がかさみ膨れ上がる借金。
いよいよ返す見込みが無くなった頃。父より爵位と領地を返還すれば借金は国が肩代わりしてくれると聞かされる。
クリスタは病床の父に代わり爵位を返還する為に一人で王都へ向かった。
王宮の中で会ったのは見た目は良いけど傍若無人な大貴族シリル。
彼は令嬢の過激なアプローチに困っていると言い、クリスタに婚約者のフリをしてくれるように依頼してきた。
それを条件に父の医療費に加えて、借金を肩代わりしてくれると言われてクリスタはその契約を承諾する。
赤貧令嬢クリスタと大貴族シリルのお話です。
【完】夫に売られて、売られた先の旦那様に溺愛されています。
112
恋愛
夫に売られた。他所に女を作り、売人から受け取った銀貨の入った小袋を懐に入れて、出ていった。呆気ない別れだった。
ローズ・クローは、元々公爵令嬢だった。夫、だった人物は男爵の三男。到底釣合うはずがなく、手に手を取って家を出た。いわゆる駆け落ち婚だった。
ローズは夫を信じ切っていた。金が尽き、宝石を差し出しても、夫は自分を愛していると信じて疑わなかった。
※完結しました。ありがとうございました。
虐げられていた次期公爵の四歳児の契約母になります!~幼子を幸せにしたいのに、未来の旦那様である王太子が私を溺愛してきます~
八重
恋愛
伯爵令嬢フローラは、公爵令息ディーターの婚約者。
しかし、そんな日々の裏で心を痛めていることが一つあった。
それはディーターの異母弟、四歳のルイトが兄に虐げられていること。
幼い彼を救いたいと思った彼女は、「ある計画」の準備を進めることにする。
それは、ルイトを救い出すための唯一の方法──。
そんな時、フローラはディーターから突然婚約破棄される。
婚約破棄宣言を受けた彼女は「今しかない」と計画を実行した。
彼女の計画、それは自らが代理母となること。
だが、この代理母には国との間で結ばれた「ある契約」が存在して……。
こうして始まったフローラの代理母としての生活。
しかし、ルイトの無邪気な笑顔と可愛さが、フローラの苦労を温かい喜びに変えていく。
さらに、見目麗しいながら策士として有名な第一王子ヴィルが、フローラに興味を持ち始めて……。
ほのぼの心温まる、子育て溺愛ストーリーです。
※ヒロインが序盤くじけがちな部分ありますが、それをバネに強くなります
※「小説家になろう」が先行公開です(第二章開始しました)
牢で死ぬはずだった公爵令嬢
鈴元 香奈
恋愛
婚約していた王子に裏切られ無実の罪で牢に入れられてしまった公爵令嬢リーゼは、牢番に助け出されて見知らぬ男に託された。
表紙女性イラストはしろ様(SKIMA)、背景はくらうど職人様(イラストAC)、馬上の人物はシルエットACさんよりお借りしています。
小説家になろうさんにも投稿しています。
転生したら地味ダサ令嬢でしたが王子様に助けられて何故か執着されました
古里@3巻電子書籍化『王子に婚約破棄され
恋愛
皆様の応援のおかげでHOT女性向けランキング第7位獲得しました。
前世病弱だったニーナは転生したら周りから地味でダサいとバカにされる令嬢(もっとも平民)になっていた。「王女様とか公爵令嬢に転生したかった」と祖母に愚痴ったら叱られた。そんなニーナが祖母が死んで冒険者崩れに襲われた時に助けてくれたのが、ウィルと呼ばれる貴公子だった。
恋に落ちたニーナだが、平民の自分が二度と会うことはないだろうと思ったのも、束の間。魔法が使えることがバレて、晴れて貴族がいっぱいいる王立学園に入ることに!
しかし、そこにはウィルはいなかったけれど、何故か生徒会長ら高位貴族に絡まれて学園生活を送ることに……
見た目は地味ダサ、でも、行動力はピカ一の地味ダサ令嬢の巻き起こす波乱万丈学園恋愛物語の始まりです!?
小説家になろうでも公開しています。
第9回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作品
このたび、あこがれ騎士さまの妻になりました。
若松だんご
恋愛
「リリー。アナタ、結婚なさい」
それは、ある日突然、おつかえする王妃さまからくだされた命令。
まるで、「そこの髪飾りと取って」とか、「窓を開けてちょうだい」みたいなノリで発せられた。
お相手は、王妃さまのかつての乳兄弟で護衛騎士、エディル・ロードリックさま。
わたしのあこがれの騎士さま。
だけど、ちょっと待って!! 結婚だなんて、いくらなんでもそれはイキナリすぎるっ!!
「アナタたちならお似合いだと思うんだけど?」
そう思うのは、王妃さまだけですよ、絶対。
「試しに、二人で暮らしなさい。これは命令です」
なーんて、王妃さまの命令で、エディルさまの妻(仮)になったわたし。
あこがれの騎士さまと一つ屋根の下だなんてっ!!
わたし、どうなっちゃうのっ!? 妻(仮)ライフ、ドキドキしすぎで心臓がもたないっ!!
異世界から来た娘が、たまらなく可愛いのだが(同感)〜こっちにきてから何故かイケメンに囲まれています〜
京
恋愛
普通の女子高生、朱璃はいつのまにか異世界に迷い込んでいた。
右も左もわからない状態で偶然出会った青年にしがみついた結果、なんとかお世話になることになる。一宿一飯の恩義を返そうと懸命に生きているうちに、国の一大事に巻き込まれたり巻き込んだり。気付くと個性豊かなイケメンたちに大切に大切にされていた。
そんな乙女ゲームのようなお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる