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第2章 黒い風と金のいと
目減りしない愛 3
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渡された封筒を手に、レティシアは階段を上がっていく。
1人で見ろと言われたからだ。
(やっぱり大事になってるんだ……王宮に呼ばれるなんて……お祖父さま、大丈夫かな……)
こちらに非はない。
とはいえ、アンバス侯爵のこともある。
冤罪を晴らすのは、いつの世でも難しいものだ。
ましてや、王宮にはサイラスがいる。
あちらの都合のいいように、事実を捻じ曲げられかねない。
実際、こちらには確証が何も用意できないのだ。
父が渋い顔をしていたのも、わかる。
サイラスは、巧妙で狡猾な人物だった。
(自分たちの偽物まで用意してさ……しかも、遺体って……)
死体を用意していたのか、それとも遺体に「した」のか。
グレイは、偽物の「王子様」を見ている。
会話はなかったようだが、動いてはいたようだ。
サイラスは魔術師なので、死体も動かせそうな気はする。
が、なんとなく嫌な感じがした。
祖父は、サイラスを「芸が細かい」と評している。
魔術で死人を動かしていたのだとしたら、グレイは気づいたのではなかろうか。
そして、グレイにあえて見せたということは、気づかれる心配がなかったからではないか、と思えた。
この国は平和だが、この世界は平和ではない。
警察という組織などないし、私戦という荒っぽい制度もある。
裁判も、たいして役に立ちそうになかった。
魔女裁判なんていう言葉が、頭に浮かぶ。
正しさは、同調圧力によって無視されるのだ。
(こっちは被害者だっての……でもさぁ、私の証言だけじゃ、証明できないんだよなぁ……物的証拠がないんだもん)
対して、サイラスは、そうしたものを、あらかじめ準備していた。
偽物に叛逆を匂わせる資料。
その上、王子様とサイラスは王宮にいた、という目撃者までいる。
父までもが、その目撃者の1人にされていた。
どうやったのかは知らないが、おそらく、なんらかの魔術を使ったのだろう。
確かに、これではサイラスの弁明を覆せない。
ひとつだけあった証拠も消されているはずだ。
(王子様の瘤……あれはサイラスは知らなかったわけだし、遺体につけとくってことは、できなかったはずなんだけど)
さりとて、すでに時間が経ち過ぎている。
自分のしたことだと思うと、いつまでも王子様の頭に瘤が残っていればいいとも思えない。
「……えーと……やっぱり、私戦のことだ……」
封筒の中には、書類が数枚と、小ぶりの封筒がひとつ。
先に書類に目を通す。
グレイは公爵家とは関係のない身になっているため、私戦と公爵家は無関係、というようなことが書いてあった。
少しだけ、ホッとする。
グレイを見捨てることになってしまったのは、とても心苦しい。
が、迷惑はかけられないと言って出て行ったグレイの気持ちを思うと、公爵家に害が及ばなかったのは、幸いと言える。
次に、私戦を挑んだ当事者であるラペル公爵の三男と、ラペル公爵自身の自死について書かれていた。
「ジョーに絡んだっていう騎士は、ラペル公爵の三男だったんだ」
近衛騎士として王宮に属していたらしい。
王族も貴族も、基本的に家督を継げるのは長男だ。
長男が病弱であったり、家督争いになったりすれば、その限りではないようだが、その辺りは日本の「武家」にあったという、お家事情と似ている。
「2人が死んだのは夜中。朝になって執事が遺体を見つけた、か」
レティシアは、彼らのことを知らない。
アンバス侯爵のことだって知らなかったが、彼はまったくの冤罪だった。
サイラスの計略に撒き込まれ、罪を被せられた被害者なのだ。
その原因となったのは、自分でもある。
だから、罪悪感もいだいたし、なんとかならないものかとも思った。
けれど、ラペル公爵と三男については、事情が違う。
レティシアにとっては、グレイのほうが大事だ。
知らない人という以上に、そもそも三男がジョーに絡んできたことに原因があるのだし。
(お祖父さまは……グレイが悪いって言ってたけど……)
どうしても、そんなふうに割り切れなかった。
レティシアは、グレイが騎士として振る舞ったのを、悪いとは思えずにいる。
市場に行った3人は、戦うすべを持たない。
そんな彼らを庇おうとするのは、当然ではなかろうか。
だいたい、グレイを市場に行かせたのは、自分なのだ。
そこにもレティシアは引っかかっている。
「あ! グレイは、お咎めなしなんだ!」
私戦の最中にグレイを見つけて殺しても、ラペル公爵家は罪に問われない。
さりとて、私戦は収束している。
もう姿を現しても、命を狙われる心配はないのだ。
ラペル公爵と三男が、なぜ自死したのかは、わからない。
気の毒だと思う気持ちもある。
彼らにも、彼らの死を悼む人がいるはずだから。
(でも、これで、グレイは助かったんだし……この人たちが死んでなかったら、グレイが死んでたかもしれないんたから……)
まるきり戦争の論理だった。
守りたい人や国があるから戦争で戦い、人を殺す。
が、その殺した相手にも、守りたいものがあったはずなのだ。
だからといって、同情で、大事な人の命を差し出すことはできない。
(最善は……話し合いで解決ってことだよね……ただ、この世界じゃ、そーいうのが、すごく難しいって、わかったよ)
いくら罪悪感をいだいても、グレイが助かったのを喜んでしまう。
前の世界の両親を思い出した。
人は守りたいものしか守れないのだ。
どんな理由を聞かされようが、レティシアは、両親を殺した運転手を、今も許せずにいる。
しかたがなかった、などとは、思えない。
レティシアは、お人好しだ。
けれど、大事な人を失うかもしれないという極限状態でお人好しをやっていられるほど、強くもなかった。
「この2人の自死について審議が行われる、審議対象人は、ジョシュア……ローエル……ハイド……」
文面に、レティシアは、困惑する。
ラペル公爵たちは、自死をしたのだ。
祖父は、何も関係ない。
むしろ、関係をなくすためにグレイを屋敷から出す、との判断をしたのは、祖父なのだ。
どんなにレティシアが頼んでも、その判断は覆せなかった。
レティシアは、残りの封筒に手を伸ばす。
中に入っていたのは十数枚の、写真。
そのどれもに祖父が映っていた。
次々に、めくっていく。
心臓が、キリキリした。
ラペル公爵、その三男とおぼしき2人と祖父が、一緒に映っている。
最後の数枚を見た瞬間、手から写真がこぼれ落ちた。
床に、バサッと広がる。
(あの人たち……自死じゃないんだ……)
見れば、わかった。
祖父が「何か」をしたに違いない。
床に、ぺたんと座り込み、散らばっている写真の1枚を手にした。
ソファで彼らは自らの首をナイフで刺している。
祖父は、向いに座っていた。
(こんな顔……見たことないよ……)
いつもレティシアに見せている表情は、どこにも見あたらない。
ひたすらに冷淡で、凍えるような瞳をしている。
心臓が、どくりどくりと嫌な音を立てていた。
ギャモンテルの奇跡の真実も、思い出す。
レティシアは、運転手を憎んだ時、同時に恐ろしさも感じた。
暗い感情の泉に手を浸したような感覚が、ひどく怖かった。
自分の中に「こんなもの」があるのか、と。
おそらく祖父は、それ以上のものを、内包している。
(……怖い顔、してるね……お祖父さま……すごく怖い顔、してる……)
これが、ジョシュア・ローエルハイドなのだ。
人が目の前で死んでも、顔色ひとつ変えない。
そして、これは祖父がやったこと、なのだろう。
この世界に来てからずっと、優しい祖父しか知らずにいた。
恐ろしい祖父の姿もあるのだと、レティシアは、初めて知った。
ぎゅうっと胸が締めつけられ、苦しくなる。
手から写真が滑り落ちた。
いろんなことが頭を巡っている。
「レティ、少し、いいかい?」
扉の向こうから、祖父の声がする。
体が小刻みに、震えていた。
扉に背を向けたまま、レティシアは短く「いいよ」と返事をする。
言いたいことはあるが、まだ正しく言葉にできずにいた。
扉が開き、祖父の入ってくる気配がする。
そして、レティシアは、ゆっくりと、振り向いた。
1人で見ろと言われたからだ。
(やっぱり大事になってるんだ……王宮に呼ばれるなんて……お祖父さま、大丈夫かな……)
こちらに非はない。
とはいえ、アンバス侯爵のこともある。
冤罪を晴らすのは、いつの世でも難しいものだ。
ましてや、王宮にはサイラスがいる。
あちらの都合のいいように、事実を捻じ曲げられかねない。
実際、こちらには確証が何も用意できないのだ。
父が渋い顔をしていたのも、わかる。
サイラスは、巧妙で狡猾な人物だった。
(自分たちの偽物まで用意してさ……しかも、遺体って……)
死体を用意していたのか、それとも遺体に「した」のか。
グレイは、偽物の「王子様」を見ている。
会話はなかったようだが、動いてはいたようだ。
サイラスは魔術師なので、死体も動かせそうな気はする。
が、なんとなく嫌な感じがした。
祖父は、サイラスを「芸が細かい」と評している。
魔術で死人を動かしていたのだとしたら、グレイは気づいたのではなかろうか。
そして、グレイにあえて見せたということは、気づかれる心配がなかったからではないか、と思えた。
この国は平和だが、この世界は平和ではない。
警察という組織などないし、私戦という荒っぽい制度もある。
裁判も、たいして役に立ちそうになかった。
魔女裁判なんていう言葉が、頭に浮かぶ。
正しさは、同調圧力によって無視されるのだ。
(こっちは被害者だっての……でもさぁ、私の証言だけじゃ、証明できないんだよなぁ……物的証拠がないんだもん)
対して、サイラスは、そうしたものを、あらかじめ準備していた。
偽物に叛逆を匂わせる資料。
その上、王子様とサイラスは王宮にいた、という目撃者までいる。
父までもが、その目撃者の1人にされていた。
どうやったのかは知らないが、おそらく、なんらかの魔術を使ったのだろう。
確かに、これではサイラスの弁明を覆せない。
ひとつだけあった証拠も消されているはずだ。
(王子様の瘤……あれはサイラスは知らなかったわけだし、遺体につけとくってことは、できなかったはずなんだけど)
さりとて、すでに時間が経ち過ぎている。
自分のしたことだと思うと、いつまでも王子様の頭に瘤が残っていればいいとも思えない。
「……えーと……やっぱり、私戦のことだ……」
封筒の中には、書類が数枚と、小ぶりの封筒がひとつ。
先に書類に目を通す。
グレイは公爵家とは関係のない身になっているため、私戦と公爵家は無関係、というようなことが書いてあった。
少しだけ、ホッとする。
グレイを見捨てることになってしまったのは、とても心苦しい。
が、迷惑はかけられないと言って出て行ったグレイの気持ちを思うと、公爵家に害が及ばなかったのは、幸いと言える。
次に、私戦を挑んだ当事者であるラペル公爵の三男と、ラペル公爵自身の自死について書かれていた。
「ジョーに絡んだっていう騎士は、ラペル公爵の三男だったんだ」
近衛騎士として王宮に属していたらしい。
王族も貴族も、基本的に家督を継げるのは長男だ。
長男が病弱であったり、家督争いになったりすれば、その限りではないようだが、その辺りは日本の「武家」にあったという、お家事情と似ている。
「2人が死んだのは夜中。朝になって執事が遺体を見つけた、か」
レティシアは、彼らのことを知らない。
アンバス侯爵のことだって知らなかったが、彼はまったくの冤罪だった。
サイラスの計略に撒き込まれ、罪を被せられた被害者なのだ。
その原因となったのは、自分でもある。
だから、罪悪感もいだいたし、なんとかならないものかとも思った。
けれど、ラペル公爵と三男については、事情が違う。
レティシアにとっては、グレイのほうが大事だ。
知らない人という以上に、そもそも三男がジョーに絡んできたことに原因があるのだし。
(お祖父さまは……グレイが悪いって言ってたけど……)
どうしても、そんなふうに割り切れなかった。
レティシアは、グレイが騎士として振る舞ったのを、悪いとは思えずにいる。
市場に行った3人は、戦うすべを持たない。
そんな彼らを庇おうとするのは、当然ではなかろうか。
だいたい、グレイを市場に行かせたのは、自分なのだ。
そこにもレティシアは引っかかっている。
「あ! グレイは、お咎めなしなんだ!」
私戦の最中にグレイを見つけて殺しても、ラペル公爵家は罪に問われない。
さりとて、私戦は収束している。
もう姿を現しても、命を狙われる心配はないのだ。
ラペル公爵と三男が、なぜ自死したのかは、わからない。
気の毒だと思う気持ちもある。
彼らにも、彼らの死を悼む人がいるはずだから。
(でも、これで、グレイは助かったんだし……この人たちが死んでなかったら、グレイが死んでたかもしれないんたから……)
まるきり戦争の論理だった。
守りたい人や国があるから戦争で戦い、人を殺す。
が、その殺した相手にも、守りたいものがあったはずなのだ。
だからといって、同情で、大事な人の命を差し出すことはできない。
(最善は……話し合いで解決ってことだよね……ただ、この世界じゃ、そーいうのが、すごく難しいって、わかったよ)
いくら罪悪感をいだいても、グレイが助かったのを喜んでしまう。
前の世界の両親を思い出した。
人は守りたいものしか守れないのだ。
どんな理由を聞かされようが、レティシアは、両親を殺した運転手を、今も許せずにいる。
しかたがなかった、などとは、思えない。
レティシアは、お人好しだ。
けれど、大事な人を失うかもしれないという極限状態でお人好しをやっていられるほど、強くもなかった。
「この2人の自死について審議が行われる、審議対象人は、ジョシュア……ローエル……ハイド……」
文面に、レティシアは、困惑する。
ラペル公爵たちは、自死をしたのだ。
祖父は、何も関係ない。
むしろ、関係をなくすためにグレイを屋敷から出す、との判断をしたのは、祖父なのだ。
どんなにレティシアが頼んでも、その判断は覆せなかった。
レティシアは、残りの封筒に手を伸ばす。
中に入っていたのは十数枚の、写真。
そのどれもに祖父が映っていた。
次々に、めくっていく。
心臓が、キリキリした。
ラペル公爵、その三男とおぼしき2人と祖父が、一緒に映っている。
最後の数枚を見た瞬間、手から写真がこぼれ落ちた。
床に、バサッと広がる。
(あの人たち……自死じゃないんだ……)
見れば、わかった。
祖父が「何か」をしたに違いない。
床に、ぺたんと座り込み、散らばっている写真の1枚を手にした。
ソファで彼らは自らの首をナイフで刺している。
祖父は、向いに座っていた。
(こんな顔……見たことないよ……)
いつもレティシアに見せている表情は、どこにも見あたらない。
ひたすらに冷淡で、凍えるような瞳をしている。
心臓が、どくりどくりと嫌な音を立てていた。
ギャモンテルの奇跡の真実も、思い出す。
レティシアは、運転手を憎んだ時、同時に恐ろしさも感じた。
暗い感情の泉に手を浸したような感覚が、ひどく怖かった。
自分の中に「こんなもの」があるのか、と。
おそらく祖父は、それ以上のものを、内包している。
(……怖い顔、してるね……お祖父さま……すごく怖い顔、してる……)
これが、ジョシュア・ローエルハイドなのだ。
人が目の前で死んでも、顔色ひとつ変えない。
そして、これは祖父がやったこと、なのだろう。
この世界に来てからずっと、優しい祖父しか知らずにいた。
恐ろしい祖父の姿もあるのだと、レティシアは、初めて知った。
ぎゅうっと胸が締めつけられ、苦しくなる。
手から写真が滑り落ちた。
いろんなことが頭を巡っている。
「レティ、少し、いいかい?」
扉の向こうから、祖父の声がする。
体が小刻みに、震えていた。
扉に背を向けたまま、レティシアは短く「いいよ」と返事をする。
言いたいことはあるが、まだ正しく言葉にできずにいた。
扉が開き、祖父の入ってくる気配がする。
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