231 / 304
最終章 黒い羽と青のそら
咎に鎮め 3
しおりを挟む
ジークは、時々、軽く、女魔術師の足元に、雷を落とす。
雷と言っても、小さな火花が散り、当たれば火傷をするくらいのものだ。
女魔術師が引き連れていた魔術師は、合計で8人。
上空からの魔力感知で、魔力の大きさの違いには、気づいていた。
彼が、魔力痕を紛らわせるため、息子の裏庭などで、大きさの違う魔力を散らしているのと、たいして理由は、違わない。
ただ、彼とは違い、実際の「人間」を、目くらましに使っている。
ジークは、その8人を各個撃破。
いかにも複数の魔術師がいるかのように、いくつもの攻撃魔法を取り交ぜて「始末」していった。
彼には、属性というものがない。
その彼の力を宿したジークにも、属性はない。
得手不得手がなく、どれも等しく扱える。
(あの人のこと、そんだけ怖がってんなら、逃げりゃよかったのにサ)
女魔術師は、それなりに腕が立つ。
攻撃系統の魔術の同時発動は、防御や補助系統より難しいからだ。
それでも、たった2つ。
(あいつは、3つだったな。けど、攻撃するだけなら、もっとやれたてたはずだ)
サイラスは、彼に3つの攻撃を同時に加えた。
さりとて、その前には魔力を奪う魔術を使っていたし、その後は星を落としさえしたのだ。
魂と体を分離させた状態で。
相手が、彼でさえなければ、あんなことにはならなかっただろう、と思える。
(欲をかくと、碌なことにはなんねーんだよ)
女魔術師も、似たようなものだ。
逃げればすんだのに、逃げなかった。
それどころか、最悪なことに、彼の孫娘だけを的にしている。
背後にウィリュアートンがいるので、ユージーンは狙えなかったのだろう。
(この辺りで、いっか)
ジークは、上空から一気に降下を始める。
変転して烏姿であっても、魔術の発動はできた。
女魔術師に向けて、えいやっと両手を合わせるように両羽を前面に持ってくる。
鳥が地面に降り立つ時の動きに似ていた。
それにより、降下が急減速した。
実際、ジークは、今は「鳥」なので。
(どうせ動けやしねえんだ。ゆっくり降りてくかな)
ひゅるんと速度を落とし、地面に倒れている女魔術師のほうへと降りて行く。
近づくにつれ、どうなっているかが目視できた。
仰向けに倒れた体は、地面から伸びた蔓で縛られている。
両手、両足首と腰を中心に、細い蔦が、ぐるぐると巻き付いているのだ。
植物の性質を用いて相手を捕らえる「植束」という魔術を使った。
動きを封じるだけなら十分だし、レスターに使った「刹檻」だと、相手の声が聞こえないので、都合が悪い。
「ジーク」
「あいよ」
ひゅるりをやめ、すぐに転移して、女魔術師を見下ろす彼の横に立つ。
姿を消しておく必要は、もうなかった。
「きみは、私の言づてを、正しく伝えなかったようだ」
女魔術師は、わずかにも体を動かせずにいる。
ジークの使った蔦は、刃物でも切るのが困難なくらい強度があった。
しかも、細くて、何重にも絡まり合っている。
魔術で焼き切ろうとしているようだったが、それは効かないのだ。
(お前は、氷系統が使えねーんだろ? 炎じゃ切れねーんだなぁ)
植物には、水がたっぷりと含まれている。
おまけに魔術で強化されているため、炎は効かない。
氷で内部の水分を凍らせれば、割と簡単に切れるのだけれど。
彼の孫娘への攻撃からすると、女魔術師は、炎と土系統が得手なのだ。
対極の、氷や雷系統が不得手だとわかっている。
「わ、私は……レ、レイモンドに、伝えました……」
「ならば、彼が騎士まで寄越したのは、どうしてだろうね」
「そ、それは……レイモンドが……私は、レイモンドの指示に……従っただけですわ……た、大公様……」
女魔術師は、孫娘の横にいたのが、彼だと気づいていなかったらしい。
その事実に気づいて、すっかり怯え切っている。
彼は、魔力を隠すのが上手過ぎるのだ。
(あらら。あんなのに引っ掛かるなんてサ。油断し過ぎじゃねーの?)
それなりに魔術の腕はあるくせにと、ジークは呆れる。
彼は魔力を完璧に隠せるが、同じくらい魔力の調整もできた。
適度な大きさの魔力を身にまとい、女魔術師に誤認させたのだろう。
そのせいで「彼ではない」と思ってしまったに違いない。
だとしても、孫娘を無防備で街に出すなんておかしい、くらいは、思ってもよさそうなものだ。
「いいや、きみ自身が選んだのだよ」
彼に容赦はない。
もとより、そうだった。
けれど、最近は少し変わってきている。
彼の孫娘を守るためとはいえ、彼女はお人好しだ。
彼が誰かに手をかけるたび、心を痛めているらしい。
だから、彼は、先を見通しているにもかかわらず、より良い結果を出そうと試みている。
サイラスの時も、今も。
「彼にお金を借りていて……脅されていたのですわ……」
「逃げることはできた」
女魔術師の目が、見開かれた。
彼の言わんとする「選択」の意味が、わかったのだろう。
「……レ、レイモンドから逃げるというのは……く、国を……」
「いずれ王宮魔術師としての立場は、剥奪されただろうがね」
転移ができるうちに、国境に最も近い場所まで移動し、そこから国外に逃げれば良かったのだ。
彼は、そういう「選択」もできたはずだ、と示唆している。
(でも、そっちじゃなくて、この人の孫娘を殺すほうを選んじまったんだ)
国を捨てれば王宮魔術師としての地位も失い、魔力もいずれ尽きてしまう。
女魔術師は、そこに、こだわった。
欲をかくと碌なことにはならない、の見本。
「できたかい?」
「すっかりね。500メートルってトコ」
「おや? 案外、浅いね」
「飽きたんだよ」
いつものごとく、何気のない会話だ。
2人には、工程の確認に過ぎない。
「な、なにを……」
「私は孫娘に弱くてね。あの娘に、きみを遠くにやると言ってしまったのさ」
彼が、指を、ぱちん、と鳴らす。
蔦が、するりとほどけた。
「きみの名を覚える必要はなさそうだ」
「あ……………」
間の抜けた声だ。
女魔術師は、何が起こったのか気づかなかったのだろう。
少ししてから悲鳴が聞こえてくる。
さっきまで女魔術師がいた場所には、ぽっかりと穴が空いていた。
彼が、足先を、とんっとすると、すぐに穴が塞がる。
「専用部屋だ。居心地がいいと良いね」
「空気穴まで作ってやったんだぜ? 居心地が悪いってことは……」
言葉を途中で止める。
穴のあった辺りが内側に向かって、崩れ始めていたからだ。
「あーあ」
「ほら。居心地が悪かったのじゃないかね?」
500メートルほど地下に、女魔術師が体を伸ばして入れる空間を、ジークは、作っていた。
面倒だったが、地上まで続く空気穴まで、つけてやってもいたのだ。
呼吸可能な棺桶といったところ。
「あんなにすぐ、ぶっ壊すことねーじゃねーか」
女魔術師は、馬鹿だ、と思う。
魔力のある間に、空気穴をつたい、少しずつ地上を目指していれば、出られなくはなかったのだ。
ぎりぎり命が尽きるかどうか、という賭けではあったにしても。
いきなり大きな魔術で穴から出ようとしたせいで、むしろ生き埋めになった。
「せっかく手をかけたのに、残念だったね」
「試す価値なんてあんのかよ? いつだって結果は同じになるんじゃねーの?」
彼は、ジークに肩をすくめてみせる。
試す価値はなくても、試す必要はあるのだろう。
彼の孫娘のために。
「まぁね。わかってんだけどね」
とはいえ、これも女魔術師の選択だ。
いくつかある道の中で選んだ結果でしかない。
あえて助ける理由はなかった。
彼には、同情も憐憫もない。
「あれ……っ? アンタの孫娘……」
ジークが気づく前だったのだろう。
すでに彼は姿を消している。
彼の孫娘の泣き声が、遠くから聞こえていた。
ジークも、すぐに烏姿になり、そこに向かって飛び立つ。
雷と言っても、小さな火花が散り、当たれば火傷をするくらいのものだ。
女魔術師が引き連れていた魔術師は、合計で8人。
上空からの魔力感知で、魔力の大きさの違いには、気づいていた。
彼が、魔力痕を紛らわせるため、息子の裏庭などで、大きさの違う魔力を散らしているのと、たいして理由は、違わない。
ただ、彼とは違い、実際の「人間」を、目くらましに使っている。
ジークは、その8人を各個撃破。
いかにも複数の魔術師がいるかのように、いくつもの攻撃魔法を取り交ぜて「始末」していった。
彼には、属性というものがない。
その彼の力を宿したジークにも、属性はない。
得手不得手がなく、どれも等しく扱える。
(あの人のこと、そんだけ怖がってんなら、逃げりゃよかったのにサ)
女魔術師は、それなりに腕が立つ。
攻撃系統の魔術の同時発動は、防御や補助系統より難しいからだ。
それでも、たった2つ。
(あいつは、3つだったな。けど、攻撃するだけなら、もっとやれたてたはずだ)
サイラスは、彼に3つの攻撃を同時に加えた。
さりとて、その前には魔力を奪う魔術を使っていたし、その後は星を落としさえしたのだ。
魂と体を分離させた状態で。
相手が、彼でさえなければ、あんなことにはならなかっただろう、と思える。
(欲をかくと、碌なことにはなんねーんだよ)
女魔術師も、似たようなものだ。
逃げればすんだのに、逃げなかった。
それどころか、最悪なことに、彼の孫娘だけを的にしている。
背後にウィリュアートンがいるので、ユージーンは狙えなかったのだろう。
(この辺りで、いっか)
ジークは、上空から一気に降下を始める。
変転して烏姿であっても、魔術の発動はできた。
女魔術師に向けて、えいやっと両手を合わせるように両羽を前面に持ってくる。
鳥が地面に降り立つ時の動きに似ていた。
それにより、降下が急減速した。
実際、ジークは、今は「鳥」なので。
(どうせ動けやしねえんだ。ゆっくり降りてくかな)
ひゅるんと速度を落とし、地面に倒れている女魔術師のほうへと降りて行く。
近づくにつれ、どうなっているかが目視できた。
仰向けに倒れた体は、地面から伸びた蔓で縛られている。
両手、両足首と腰を中心に、細い蔦が、ぐるぐると巻き付いているのだ。
植物の性質を用いて相手を捕らえる「植束」という魔術を使った。
動きを封じるだけなら十分だし、レスターに使った「刹檻」だと、相手の声が聞こえないので、都合が悪い。
「ジーク」
「あいよ」
ひゅるりをやめ、すぐに転移して、女魔術師を見下ろす彼の横に立つ。
姿を消しておく必要は、もうなかった。
「きみは、私の言づてを、正しく伝えなかったようだ」
女魔術師は、わずかにも体を動かせずにいる。
ジークの使った蔦は、刃物でも切るのが困難なくらい強度があった。
しかも、細くて、何重にも絡まり合っている。
魔術で焼き切ろうとしているようだったが、それは効かないのだ。
(お前は、氷系統が使えねーんだろ? 炎じゃ切れねーんだなぁ)
植物には、水がたっぷりと含まれている。
おまけに魔術で強化されているため、炎は効かない。
氷で内部の水分を凍らせれば、割と簡単に切れるのだけれど。
彼の孫娘への攻撃からすると、女魔術師は、炎と土系統が得手なのだ。
対極の、氷や雷系統が不得手だとわかっている。
「わ、私は……レ、レイモンドに、伝えました……」
「ならば、彼が騎士まで寄越したのは、どうしてだろうね」
「そ、それは……レイモンドが……私は、レイモンドの指示に……従っただけですわ……た、大公様……」
女魔術師は、孫娘の横にいたのが、彼だと気づいていなかったらしい。
その事実に気づいて、すっかり怯え切っている。
彼は、魔力を隠すのが上手過ぎるのだ。
(あらら。あんなのに引っ掛かるなんてサ。油断し過ぎじゃねーの?)
それなりに魔術の腕はあるくせにと、ジークは呆れる。
彼は魔力を完璧に隠せるが、同じくらい魔力の調整もできた。
適度な大きさの魔力を身にまとい、女魔術師に誤認させたのだろう。
そのせいで「彼ではない」と思ってしまったに違いない。
だとしても、孫娘を無防備で街に出すなんておかしい、くらいは、思ってもよさそうなものだ。
「いいや、きみ自身が選んだのだよ」
彼に容赦はない。
もとより、そうだった。
けれど、最近は少し変わってきている。
彼の孫娘を守るためとはいえ、彼女はお人好しだ。
彼が誰かに手をかけるたび、心を痛めているらしい。
だから、彼は、先を見通しているにもかかわらず、より良い結果を出そうと試みている。
サイラスの時も、今も。
「彼にお金を借りていて……脅されていたのですわ……」
「逃げることはできた」
女魔術師の目が、見開かれた。
彼の言わんとする「選択」の意味が、わかったのだろう。
「……レ、レイモンドから逃げるというのは……く、国を……」
「いずれ王宮魔術師としての立場は、剥奪されただろうがね」
転移ができるうちに、国境に最も近い場所まで移動し、そこから国外に逃げれば良かったのだ。
彼は、そういう「選択」もできたはずだ、と示唆している。
(でも、そっちじゃなくて、この人の孫娘を殺すほうを選んじまったんだ)
国を捨てれば王宮魔術師としての地位も失い、魔力もいずれ尽きてしまう。
女魔術師は、そこに、こだわった。
欲をかくと碌なことにはならない、の見本。
「できたかい?」
「すっかりね。500メートルってトコ」
「おや? 案外、浅いね」
「飽きたんだよ」
いつものごとく、何気のない会話だ。
2人には、工程の確認に過ぎない。
「な、なにを……」
「私は孫娘に弱くてね。あの娘に、きみを遠くにやると言ってしまったのさ」
彼が、指を、ぱちん、と鳴らす。
蔦が、するりとほどけた。
「きみの名を覚える必要はなさそうだ」
「あ……………」
間の抜けた声だ。
女魔術師は、何が起こったのか気づかなかったのだろう。
少ししてから悲鳴が聞こえてくる。
さっきまで女魔術師がいた場所には、ぽっかりと穴が空いていた。
彼が、足先を、とんっとすると、すぐに穴が塞がる。
「専用部屋だ。居心地がいいと良いね」
「空気穴まで作ってやったんだぜ? 居心地が悪いってことは……」
言葉を途中で止める。
穴のあった辺りが内側に向かって、崩れ始めていたからだ。
「あーあ」
「ほら。居心地が悪かったのじゃないかね?」
500メートルほど地下に、女魔術師が体を伸ばして入れる空間を、ジークは、作っていた。
面倒だったが、地上まで続く空気穴まで、つけてやってもいたのだ。
呼吸可能な棺桶といったところ。
「あんなにすぐ、ぶっ壊すことねーじゃねーか」
女魔術師は、馬鹿だ、と思う。
魔力のある間に、空気穴をつたい、少しずつ地上を目指していれば、出られなくはなかったのだ。
ぎりぎり命が尽きるかどうか、という賭けではあったにしても。
いきなり大きな魔術で穴から出ようとしたせいで、むしろ生き埋めになった。
「せっかく手をかけたのに、残念だったね」
「試す価値なんてあんのかよ? いつだって結果は同じになるんじゃねーの?」
彼は、ジークに肩をすくめてみせる。
試す価値はなくても、試す必要はあるのだろう。
彼の孫娘のために。
「まぁね。わかってんだけどね」
とはいえ、これも女魔術師の選択だ。
いくつかある道の中で選んだ結果でしかない。
あえて助ける理由はなかった。
彼には、同情も憐憫もない。
「あれ……っ? アンタの孫娘……」
ジークが気づく前だったのだろう。
すでに彼は姿を消している。
彼の孫娘の泣き声が、遠くから聞こえていた。
ジークも、すぐに烏姿になり、そこに向かって飛び立つ。
11
あなたにおすすめの小説
召喚先は、誰も居ない森でした
みん
恋愛
事故に巻き込まれて行方不明になった母を探す茉白。そんな茉白を側で支えてくれていた留学生のフィンもまた、居なくなってしまい、寂しいながらも毎日を過ごしていた。そんなある日、バイト帰りに名前を呼ばれたかと思った次の瞬間、眩しい程の光に包まれて──
次に目を開けた時、茉白は森の中に居た。そして、そこには誰も居らず──
その先で、茉白が見たモノは──
最初はシリアス展開が続きます。
❋他視点のお話もあります
❋独自設定有り
❋気を付けてはいますが、誤字脱字があると思います。気付いた時に訂正していきます。
赤貧令嬢の借金返済契約
夏菜しの
恋愛
大病を患った父の治療費がかさみ膨れ上がる借金。
いよいよ返す見込みが無くなった頃。父より爵位と領地を返還すれば借金は国が肩代わりしてくれると聞かされる。
クリスタは病床の父に代わり爵位を返還する為に一人で王都へ向かった。
王宮の中で会ったのは見た目は良いけど傍若無人な大貴族シリル。
彼は令嬢の過激なアプローチに困っていると言い、クリスタに婚約者のフリをしてくれるように依頼してきた。
それを条件に父の医療費に加えて、借金を肩代わりしてくれると言われてクリスタはその契約を承諾する。
赤貧令嬢クリスタと大貴族シリルのお話です。
【完】夫に売られて、売られた先の旦那様に溺愛されています。
112
恋愛
夫に売られた。他所に女を作り、売人から受け取った銀貨の入った小袋を懐に入れて、出ていった。呆気ない別れだった。
ローズ・クローは、元々公爵令嬢だった。夫、だった人物は男爵の三男。到底釣合うはずがなく、手に手を取って家を出た。いわゆる駆け落ち婚だった。
ローズは夫を信じ切っていた。金が尽き、宝石を差し出しても、夫は自分を愛していると信じて疑わなかった。
※完結しました。ありがとうございました。
虐げられていた次期公爵の四歳児の契約母になります!~幼子を幸せにしたいのに、未来の旦那様である王太子が私を溺愛してきます~
八重
恋愛
伯爵令嬢フローラは、公爵令息ディーターの婚約者。
しかし、そんな日々の裏で心を痛めていることが一つあった。
それはディーターの異母弟、四歳のルイトが兄に虐げられていること。
幼い彼を救いたいと思った彼女は、「ある計画」の準備を進めることにする。
それは、ルイトを救い出すための唯一の方法──。
そんな時、フローラはディーターから突然婚約破棄される。
婚約破棄宣言を受けた彼女は「今しかない」と計画を実行した。
彼女の計画、それは自らが代理母となること。
だが、この代理母には国との間で結ばれた「ある契約」が存在して……。
こうして始まったフローラの代理母としての生活。
しかし、ルイトの無邪気な笑顔と可愛さが、フローラの苦労を温かい喜びに変えていく。
さらに、見目麗しいながら策士として有名な第一王子ヴィルが、フローラに興味を持ち始めて……。
ほのぼの心温まる、子育て溺愛ストーリーです。
※ヒロインが序盤くじけがちな部分ありますが、それをバネに強くなります
※「小説家になろう」が先行公開です(第二章開始しました)
牢で死ぬはずだった公爵令嬢
鈴元 香奈
恋愛
婚約していた王子に裏切られ無実の罪で牢に入れられてしまった公爵令嬢リーゼは、牢番に助け出されて見知らぬ男に託された。
表紙女性イラストはしろ様(SKIMA)、背景はくらうど職人様(イラストAC)、馬上の人物はシルエットACさんよりお借りしています。
小説家になろうさんにも投稿しています。
転生したら地味ダサ令嬢でしたが王子様に助けられて何故か執着されました
古里@3巻電子書籍化『王子に婚約破棄され
恋愛
皆様の応援のおかげでHOT女性向けランキング第7位獲得しました。
前世病弱だったニーナは転生したら周りから地味でダサいとバカにされる令嬢(もっとも平民)になっていた。「王女様とか公爵令嬢に転生したかった」と祖母に愚痴ったら叱られた。そんなニーナが祖母が死んで冒険者崩れに襲われた時に助けてくれたのが、ウィルと呼ばれる貴公子だった。
恋に落ちたニーナだが、平民の自分が二度と会うことはないだろうと思ったのも、束の間。魔法が使えることがバレて、晴れて貴族がいっぱいいる王立学園に入ることに!
しかし、そこにはウィルはいなかったけれど、何故か生徒会長ら高位貴族に絡まれて学園生活を送ることに……
見た目は地味ダサ、でも、行動力はピカ一の地味ダサ令嬢の巻き起こす波乱万丈学園恋愛物語の始まりです!?
小説家になろうでも公開しています。
第9回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作品
このたび、あこがれ騎士さまの妻になりました。
若松だんご
恋愛
「リリー。アナタ、結婚なさい」
それは、ある日突然、おつかえする王妃さまからくだされた命令。
まるで、「そこの髪飾りと取って」とか、「窓を開けてちょうだい」みたいなノリで発せられた。
お相手は、王妃さまのかつての乳兄弟で護衛騎士、エディル・ロードリックさま。
わたしのあこがれの騎士さま。
だけど、ちょっと待って!! 結婚だなんて、いくらなんでもそれはイキナリすぎるっ!!
「アナタたちならお似合いだと思うんだけど?」
そう思うのは、王妃さまだけですよ、絶対。
「試しに、二人で暮らしなさい。これは命令です」
なーんて、王妃さまの命令で、エディルさまの妻(仮)になったわたし。
あこがれの騎士さまと一つ屋根の下だなんてっ!!
わたし、どうなっちゃうのっ!? 妻(仮)ライフ、ドキドキしすぎで心臓がもたないっ!!
異世界から来た娘が、たまらなく可愛いのだが(同感)〜こっちにきてから何故かイケメンに囲まれています〜
京
恋愛
普通の女子高生、朱璃はいつのまにか異世界に迷い込んでいた。
右も左もわからない状態で偶然出会った青年にしがみついた結果、なんとかお世話になることになる。一宿一飯の恩義を返そうと懸命に生きているうちに、国の一大事に巻き込まれたり巻き込んだり。気付くと個性豊かなイケメンたちに大切に大切にされていた。
そんな乙女ゲームのようなお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる