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第40話
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「なっ、な、何してるの?マリア、離れなさい」
お母様は慌ててそう言うが、コンラート様が離さない以上私は動けない。
「こ、こんなこと、アントニーとは、したことないでしょ!」
アントニー・・・あの人は、人の前で私に触れたこともなかった。
人の前では話すこともなく、一歩後ろを歩くように言われた。
だからその場所に、ジューンが入ってきていたこと等、気付く筈もなく、いつも私の目の前で、ジューンが腕を絡めていた。
それを思い出した瞬間、胸が気持ち悪くなり、私が顔を伏せると
「クルーシュ伯爵夫人。あなたは無粋な方ですね」
と、コンラート様が私を優しく抱えながら、まっすぐお母様を見て話し出した。
「ぶ、無粋・・・ですか?」
「貴女は、自分の子より実家の甥、姪の方が好きなのですか?」
「わ、私は、自分の息子が一番よ」
「息子・・・」
「あっ!?」
お母様は何かに気が付いたが、時・・・既に遅し・・・
「父上」
「あぁ、クルーシュ伯爵。先ほどの申し出、我が家は歓迎ですぞ」
「ありがとうございます」
「父上?」
「コンラート、お前の望みは叶う。だが、お前が望んだからではないぞ」
「どう言うことですか?」
「クルーシュ伯爵との話で、お前とマリア嬢の様子を見てからと言う話しに
なったのだが、来てみれば、お前の方がメロメロではないか」
「こんなに素晴らしい女性は、手放しては行けないと思い・・・」
真横でそんなことを言われた私は、顔を真っ赤にして俯くしかない。
すると、そんな私に顔を近付けたコンラート様は
「もうあの母親に、近付かせないから」
と呟いた。
お母様は慌ててそう言うが、コンラート様が離さない以上私は動けない。
「こ、こんなこと、アントニーとは、したことないでしょ!」
アントニー・・・あの人は、人の前で私に触れたこともなかった。
人の前では話すこともなく、一歩後ろを歩くように言われた。
だからその場所に、ジューンが入ってきていたこと等、気付く筈もなく、いつも私の目の前で、ジューンが腕を絡めていた。
それを思い出した瞬間、胸が気持ち悪くなり、私が顔を伏せると
「クルーシュ伯爵夫人。あなたは無粋な方ですね」
と、コンラート様が私を優しく抱えながら、まっすぐお母様を見て話し出した。
「ぶ、無粋・・・ですか?」
「貴女は、自分の子より実家の甥、姪の方が好きなのですか?」
「わ、私は、自分の息子が一番よ」
「息子・・・」
「あっ!?」
お母様は何かに気が付いたが、時・・・既に遅し・・・
「父上」
「あぁ、クルーシュ伯爵。先ほどの申し出、我が家は歓迎ですぞ」
「ありがとうございます」
「父上?」
「コンラート、お前の望みは叶う。だが、お前が望んだからではないぞ」
「どう言うことですか?」
「クルーシュ伯爵との話で、お前とマリア嬢の様子を見てからと言う話しに
なったのだが、来てみれば、お前の方がメロメロではないか」
「こんなに素晴らしい女性は、手放しては行けないと思い・・・」
真横でそんなことを言われた私は、顔を真っ赤にして俯くしかない。
すると、そんな私に顔を近付けたコンラート様は
「もうあの母親に、近付かせないから」
と呟いた。
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