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第45話
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私がもう嫌だと思った時、
「グレイス。君は先に帰って、荷物をまとめなさい」
とお父様が言った。
「あなた?何故、荷物を?」
「それは、帰ってから伝える。どうせ、時間がかかるだろう」
「旅行でしたら・・・」
「旅行じゃない。どうしてそうなるんだ・・・
マクガニー侯爵家に、話してからにはなるが・・・」
そう言った瞬間、お母様は気が付いたように
「・・・嫌よ。私は、帰らないわ」
と言った。
「今のままでは、マドルにもクライスにも、良い影響は与えない。
だから、その選択になった」
「良い、影響・・・与えてるでしょ?
魔法が出来れば、誰でも認めてくれるわ」
「はぁ~・・・もういい。それは、帰ってから話そう。
とりあえず今は、帰ってくれ。話が進まない」
「マリアの縁談を、進める必要は
「お前はクルーシュ伯爵家を、潰したいのかっ!
マリアに指導したように、お前は俺に従うんだろが」
そう叱られたお母様は、しょぼしょぼと家路に付いた。
「妻が、失礼をいたしました」
お父様が、深々と頭を下げる。
私は、コンラート様に呼ばれ、元の席に戻った。
「いいや、気にしておらん」
「おそらく奥さまにも、失礼なことを言ったのではありませんか?」
お父様がデラクール公爵夫人を見ると、口許を扇で隠し、ほほほっと笑っていらっしゃった。
「それを見たコンラート様が
「母上は問題ないです。
怒るときは静かに怒るので、大抵の女性は気付きません。
多分、クルーシュ伯爵夫人も、
気が付いておられなかったのではないでしょうか」
と言われた。
「コンラート・・・」
「母上。先ほどは、少し怖かったですよ。
あのご婦人は、無神経なので気付いてはいませんが・・・
マリア嬢を怖がらせるのは、いかがなものかと」
そう隣から言われて、私は気付く。
自分の手が、カタカタと震えていることに・・・
「大丈夫ですか?」
そう言って、手を握ってくださるコンラート様に
「ありがとうございます」
と、顔を見て言うと、コンラート様はぽっと頬を赤くした後、スッと視線をはずした。
すると
「コンラート、マリア様をお部屋に」
とデラクール公爵夫人が言った。
「グレイス。君は先に帰って、荷物をまとめなさい」
とお父様が言った。
「あなた?何故、荷物を?」
「それは、帰ってから伝える。どうせ、時間がかかるだろう」
「旅行でしたら・・・」
「旅行じゃない。どうしてそうなるんだ・・・
マクガニー侯爵家に、話してからにはなるが・・・」
そう言った瞬間、お母様は気が付いたように
「・・・嫌よ。私は、帰らないわ」
と言った。
「今のままでは、マドルにもクライスにも、良い影響は与えない。
だから、その選択になった」
「良い、影響・・・与えてるでしょ?
魔法が出来れば、誰でも認めてくれるわ」
「はぁ~・・・もういい。それは、帰ってから話そう。
とりあえず今は、帰ってくれ。話が進まない」
「マリアの縁談を、進める必要は
「お前はクルーシュ伯爵家を、潰したいのかっ!
マリアに指導したように、お前は俺に従うんだろが」
そう叱られたお母様は、しょぼしょぼと家路に付いた。
「妻が、失礼をいたしました」
お父様が、深々と頭を下げる。
私は、コンラート様に呼ばれ、元の席に戻った。
「いいや、気にしておらん」
「おそらく奥さまにも、失礼なことを言ったのではありませんか?」
お父様がデラクール公爵夫人を見ると、口許を扇で隠し、ほほほっと笑っていらっしゃった。
「それを見たコンラート様が
「母上は問題ないです。
怒るときは静かに怒るので、大抵の女性は気付きません。
多分、クルーシュ伯爵夫人も、
気が付いておられなかったのではないでしょうか」
と言われた。
「コンラート・・・」
「母上。先ほどは、少し怖かったですよ。
あのご婦人は、無神経なので気付いてはいませんが・・・
マリア嬢を怖がらせるのは、いかがなものかと」
そう隣から言われて、私は気付く。
自分の手が、カタカタと震えていることに・・・
「大丈夫ですか?」
そう言って、手を握ってくださるコンラート様に
「ありがとうございます」
と、顔を見て言うと、コンラート様はぽっと頬を赤くした後、スッと視線をはずした。
すると
「コンラート、マリア様をお部屋に」
とデラクール公爵夫人が言った。
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