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第63話
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その後、コンラート様のエスコートで部屋に戻った私は、お父様の言葉を思い出していた。
「お兄様とクライスも、魔法に特化したことだけ教えていたなんて・・・
お母様はどうしてあんなに、魔法と言うものに取り憑かれて
しまったのかしら?」
私一人であれば、そんなに影響はでないが、お兄様が正しい教育を受けていないということは、今まで習ってきたことをほぼ捨てて、一から後継者教育を受けることになる。
伯爵家には、魔法の有無は関係ない。
人を見る目を養い、領地を経営し、貴族社会に置いていかれないように、たくさんの事を学ぶ必要がある。
だから学園を卒業してすぐ、後継者教育が開始されていた筈・・・だった。
今までの後継者教育が、全くの無意味だったと知ったお兄様は、大丈夫かな?
そんなことを考えて、ベッドに横たわっていた筈・・・
だったのだが、いつのまにか眠ってしまっていた。
そして、次の日の朝・・・
「おはようございます。マリア様」
そう言って、カーテンを開けているリリスに
「お、はよう・・・ございます」
と言いながら、目を覚ました。
「本日のご予定は決まっておられますか?」
リリスにそう聞かれ、私はなんと答えようか悩んだ。
すると
「マリア様が朝、ご予定が決まっていないと言うのを見るのは、始めてですね」
と言われた。
そう言えば、そうだ。
今まで手伝っていたお母様の仕事も、ここではする必要はないし、昨日まで続けていた魔法の練習と、魔法学の勉強も、する必要がなくなった。
「ならば私は、ここで何を学んでいけば、公爵家やコンラート様のお役に立つことが
出来るのかしら・・・」
そう声に出したとき、リリスがにっこり笑ったのが分かった。
「お兄様とクライスも、魔法に特化したことだけ教えていたなんて・・・
お母様はどうしてあんなに、魔法と言うものに取り憑かれて
しまったのかしら?」
私一人であれば、そんなに影響はでないが、お兄様が正しい教育を受けていないということは、今まで習ってきたことをほぼ捨てて、一から後継者教育を受けることになる。
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人を見る目を養い、領地を経営し、貴族社会に置いていかれないように、たくさんの事を学ぶ必要がある。
だから学園を卒業してすぐ、後継者教育が開始されていた筈・・・だった。
今までの後継者教育が、全くの無意味だったと知ったお兄様は、大丈夫かな?
そんなことを考えて、ベッドに横たわっていた筈・・・
だったのだが、いつのまにか眠ってしまっていた。
そして、次の日の朝・・・
「おはようございます。マリア様」
そう言って、カーテンを開けているリリスに
「お、はよう・・・ございます」
と言いながら、目を覚ました。
「本日のご予定は決まっておられますか?」
リリスにそう聞かれ、私はなんと答えようか悩んだ。
すると
「マリア様が朝、ご予定が決まっていないと言うのを見るのは、始めてですね」
と言われた。
そう言えば、そうだ。
今まで手伝っていたお母様の仕事も、ここではする必要はないし、昨日まで続けていた魔法の練習と、魔法学の勉強も、する必要がなくなった。
「ならば私は、ここで何を学んでいけば、公爵家やコンラート様のお役に立つことが
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そう声に出したとき、リリスがにっこり笑ったのが分かった。
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