83 / 110
第83話
しおりを挟む
「あぁ・・・それでは、マドル達が来る前に一度我が家に来て、ある程度説明する
と言う事も、この夜会の予定に入っているのですか?」
コンラート様が、夜会の役割をもう1つ、教えてくれる。
「それも、うちで開く理由だ。
お見合いの日から、マリア嬢に会えていない兄弟達が、心配になっている
と言うのも聞いているし、突然、家で・・・と言ったら、
マリア嬢のように、身構えてしまうからな」
「そ、それは、仕方ないかと・・・」
私はここに来た時を思い出し、少し恥ずかしくなった。
しかし、
「あの時は、色々とごめんなさいね。
私達はこれが当たり前だから、気が付かなかったのよ」
「伯爵家と、公爵家の違いだな。すまぬことをした」
「いいえ。そんな・・・」
今では、何とか自然にしていられるが、ここに来た時は、使用人の人数と、侍女の皆さんの対応が、伯爵家の比ではなかった。
伯爵家では、自分でしていたことも、公爵家では侍女の手伝いが入る。
私の家では、朝起きて前日に用意していた水で顔を洗い、ドレスを選んで自分で着る。
しかしここでは、ベッドから身体を起こすと、侍女の方がお湯を用意してくださる。
そのお湯で、顔を洗っている間に、ドレスを2.3着準備してくれていて、ベッドから降りると、どれにするかを選ぶ。
そして、着替える時にも、脱いだ寝着を預かるもの、ドレスを差し出すもの、髪が挟まらないように持っているものと、3人がつき、ドレスを着てから形を整えチェックするものもいて、合計4人が関わっている。
私は最初、どうして良いのか分からず、わたわたするだけだった。
それを教えてくださったのは、レイヤ様だ。
一つ一つ、丁寧に教えてくださった上で、一言
「これを、恥ずかしいとか思っちゃ、ダメよ」
と言われた。
と言う事も、この夜会の予定に入っているのですか?」
コンラート様が、夜会の役割をもう1つ、教えてくれる。
「それも、うちで開く理由だ。
お見合いの日から、マリア嬢に会えていない兄弟達が、心配になっている
と言うのも聞いているし、突然、家で・・・と言ったら、
マリア嬢のように、身構えてしまうからな」
「そ、それは、仕方ないかと・・・」
私はここに来た時を思い出し、少し恥ずかしくなった。
しかし、
「あの時は、色々とごめんなさいね。
私達はこれが当たり前だから、気が付かなかったのよ」
「伯爵家と、公爵家の違いだな。すまぬことをした」
「いいえ。そんな・・・」
今では、何とか自然にしていられるが、ここに来た時は、使用人の人数と、侍女の皆さんの対応が、伯爵家の比ではなかった。
伯爵家では、自分でしていたことも、公爵家では侍女の手伝いが入る。
私の家では、朝起きて前日に用意していた水で顔を洗い、ドレスを選んで自分で着る。
しかしここでは、ベッドから身体を起こすと、侍女の方がお湯を用意してくださる。
そのお湯で、顔を洗っている間に、ドレスを2.3着準備してくれていて、ベッドから降りると、どれにするかを選ぶ。
そして、着替える時にも、脱いだ寝着を預かるもの、ドレスを差し出すもの、髪が挟まらないように持っているものと、3人がつき、ドレスを着てから形を整えチェックするものもいて、合計4人が関わっている。
私は最初、どうして良いのか分からず、わたわたするだけだった。
それを教えてくださったのは、レイヤ様だ。
一つ一つ、丁寧に教えてくださった上で、一言
「これを、恥ずかしいとか思っちゃ、ダメよ」
と言われた。
53
あなたにおすすめの小説
王子様への置き手紙
あおた卵
恋愛
フィオナは王太子ジェラルドの婚約者。王宮で暮らしながら王太子妃教育を受けていた。そんなある日、ジェラルドと侯爵家令嬢のマデリーンがキスをする所を目撃してしまう。ショックを受けたフィオナは自ら修道院に行くことを決意し、護衛騎士のエルマーとともに王宮を逃げ出した。置き手紙を読んだ皇太子が追いかけてくるとは思いもせずに⋯⋯
砕けた愛
篠月珪霞
恋愛
新婚初夜に男に襲われた公爵令嬢エヴリーヌは、不義密通の罪を被せられた。反逆罪に問われた彼女の一族は処刑されるが、気付くと時間が巻き戻っていた。
あなたへの愛? そんなものとうに、砕け散ってしまいました。
冬薔薇の謀りごと
ono
恋愛
シャルロッテは婚約者である王太子サイモンから謝罪を受ける。
サイモンは平民のパン職人の娘ミーテと恋に落ち、シャルロッテとの婚約破棄を望んだのだった。
そしてシャルロッテは彼の話を聞いて「誰も傷つかない完璧な婚約破棄」を実現するために協力を申し出る。
冷徹で有能なジェレミア公爵やミーテも巻き込み、それぞれが幸せを掴むまで。
ざまぁ・断罪はありません。すっきりハッピーエンドです。
王太子殿下との思い出は、泡雪のように消えていく
木風
恋愛
王太子殿下の生誕を祝う夜会。
侯爵令嬢にとって、それは一生に一度の夢。
震える手で差し出された御手を取り、ほんの数分だけ踊った奇跡。
二度目に誘われたとき、心は淡い期待に揺れる。
けれど、その瞳は一度も自分を映さなかった。
殿下の視線の先にいるのは誰よりも美しい、公爵令嬢。
「ご一緒いただき感謝します。この後も楽しんで」
優しくも残酷なその言葉に、胸の奥で夢が泡雪のように消えていくのを感じた。
※本作は「小説家になろう」「アルファポリス」「エブリスタ」にて同時掲載しております。
表紙イラストは、雪乃さんに描いていただきました。
※イラストは描き下ろし作品です。無断転載・無断使用・AI学習等は一切禁止しております。
©︎泡雪 / 木風 雪乃
おかしくなったのは、彼女が我が家にやってきてからでした。
ましゅぺちーの
恋愛
公爵家の令嬢であるリリスは家族と婚約者に愛されて幸せの中にいた。
そんな時、リリスの父の弟夫婦が不慮の事故で亡くなり、その娘を我が家で引き取ることになった。
娘の名前はシルビア。天使のように可愛らしく愛嬌のある彼女はすぐに一家に馴染んでいった。
それに対してリリスは次第に家で孤立していき、シルビアに嫌がらせをしているとの噂までたち始めた。
婚約者もシルビアに奪われ、父からは勘当を言い渡される。
リリスは平民として第二の人生を歩み始める。
全8話。完結まで執筆済みです。
この作品は小説家になろう様にも掲載しています。
わたしは夫のことを、愛していないのかもしれない
鈴宮(すずみや)
恋愛
孤児院出身のアルマは、一年前、幼馴染のヴェルナーと夫婦になった。明るくて優しいヴェルナーは、日々アルマに愛を囁き、彼女のことをとても大事にしている。
しかしアルマは、ある日を境に、ヴェルナーから甘ったるい香りが漂うことに気づく。
その香りは、彼女が勤める診療所の、とある患者と同じもので――――?
思い出さなければ良かったのに
田沢みん
恋愛
「お前の29歳の誕生日には絶対に帰って来るから」そう言い残して3年後、彼は私の誕生日に帰って来た。
大事なことを忘れたまま。
*本編完結済。不定期で番外編を更新中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる