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誕生日
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その後は特に何事もなく修学旅行は終わろうとしていた。
そして、今は、帰りのバスの中である。
「ふぅぁ~、ねむっ」
僕が思わずそう呟くと、となりの彼方がニヤッとしながら
「膝貸そうか?」
と言ってきた。
それに対し僕は、
「また今度な~」
と適当に返しておく。
彼方にからかわれることが日常茶飯事となっているので表面上では冷静を装おうことができるようになった。
まぁ、内面、めっちゃ恥ずかしいのは変わんないけど。
そんなやりとりを今日も僕らはしている。
平和だなぁ。
そう思う僕であった。
--------------
修学旅行が終わってから、1ヶ月半ほどが過ぎ、季節は夏へと変わった。
そして、今日は、7月29日。
7月29日………そう僕の誕生日である。
画面の前のそこの君、いや、知るかよ。って思ったよね?
そりぁ、言ってないからね(煽)
・・・・・・
煽ってすいません。
まぁ、とりあえず、今日、7月29日は僕の誕生日ということで、楽しみなんですよ。
誰が、誕生日祝ってくれるのかなぁ。
そう思い、ワクワクしながら僕はその日も学校へ向かった。
--------------
結果から言おう。
誰一人と祝ってくれなかった。
原因、友達が少な過ぎた。
つらっ。
すげぇ、悲しくなってくるんだけど。
そんな気持ちで家までの道を辿る。
家に着き、扉に手をかけ、扉を開ける。
すると、玄関には、彼方が満開の笑顔を咲かせながら立っていた。
そして、彼方はこう言った。
「ハッピーバースデー、惺」
その時僕は気づいた。
彼方がそばにいることの大切さに。
すごく嬉しかった。
涙が溢れそうになるが、それをこらえ、僕は彼方にこう言った。
「ありがとう」
と…
その後彼方は僕に誕生日プレゼントをくれた。
プレゼントは修学旅行先で買ったらしい。
だから、おみあげを買いに行く時、一緒に来ないで。って言ってたのか。
嫌われてないと知って、心の底から安堵する。
それにしても、僕はいつの間にか彼方のことが、本気で……………
どうなんだろうな。
自分自身の気持ちをまだ理解できない僕であった。
--------------
その日の夜、僕に電話がかかってきた。
誰だろう?と思いつつ、電話に出ると、
「惺、誕生日おめでと!」
と電話越しですら、うるさいと感じるような音量で誕生日を祝われた僕であった。
「そういえば、葵、この前、親父に僕の彼女の話しただろ」
「涼にも言っといたよ」
「おい、勝手に広めんな」
ちなみに、涼とは葵と同じ学校へ通う、後輩だ。
涼とはメールのやり取りをするほどの仲だったりする。
そういえば、最近連絡とってないな。あいつ元気かなぁ。
まぁ、今度連絡してやるか。気が向いたら。
その後、葵と30分くらい駄弁った後、僕は睡魔に襲われ、
眠りにつくのだった。
そして、今は、帰りのバスの中である。
「ふぅぁ~、ねむっ」
僕が思わずそう呟くと、となりの彼方がニヤッとしながら
「膝貸そうか?」
と言ってきた。
それに対し僕は、
「また今度な~」
と適当に返しておく。
彼方にからかわれることが日常茶飯事となっているので表面上では冷静を装おうことができるようになった。
まぁ、内面、めっちゃ恥ずかしいのは変わんないけど。
そんなやりとりを今日も僕らはしている。
平和だなぁ。
そう思う僕であった。
--------------
修学旅行が終わってから、1ヶ月半ほどが過ぎ、季節は夏へと変わった。
そして、今日は、7月29日。
7月29日………そう僕の誕生日である。
画面の前のそこの君、いや、知るかよ。って思ったよね?
そりぁ、言ってないからね(煽)
・・・・・・
煽ってすいません。
まぁ、とりあえず、今日、7月29日は僕の誕生日ということで、楽しみなんですよ。
誰が、誕生日祝ってくれるのかなぁ。
そう思い、ワクワクしながら僕はその日も学校へ向かった。
--------------
結果から言おう。
誰一人と祝ってくれなかった。
原因、友達が少な過ぎた。
つらっ。
すげぇ、悲しくなってくるんだけど。
そんな気持ちで家までの道を辿る。
家に着き、扉に手をかけ、扉を開ける。
すると、玄関には、彼方が満開の笑顔を咲かせながら立っていた。
そして、彼方はこう言った。
「ハッピーバースデー、惺」
その時僕は気づいた。
彼方がそばにいることの大切さに。
すごく嬉しかった。
涙が溢れそうになるが、それをこらえ、僕は彼方にこう言った。
「ありがとう」
と…
その後彼方は僕に誕生日プレゼントをくれた。
プレゼントは修学旅行先で買ったらしい。
だから、おみあげを買いに行く時、一緒に来ないで。って言ってたのか。
嫌われてないと知って、心の底から安堵する。
それにしても、僕はいつの間にか彼方のことが、本気で……………
どうなんだろうな。
自分自身の気持ちをまだ理解できない僕であった。
--------------
その日の夜、僕に電話がかかってきた。
誰だろう?と思いつつ、電話に出ると、
「惺、誕生日おめでと!」
と電話越しですら、うるさいと感じるような音量で誕生日を祝われた僕であった。
「そういえば、葵、この前、親父に僕の彼女の話しただろ」
「涼にも言っといたよ」
「おい、勝手に広めんな」
ちなみに、涼とは葵と同じ学校へ通う、後輩だ。
涼とはメールのやり取りをするほどの仲だったりする。
そういえば、最近連絡とってないな。あいつ元気かなぁ。
まぁ、今度連絡してやるか。気が向いたら。
その後、葵と30分くらい駄弁った後、僕は睡魔に襲われ、
眠りにつくのだった。
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