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15 止められない夜
2 ※
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片方の胸を舌先を伸ばされ、もう反対側が手のひらに包まれる。どちらも同時に刺激されることで、呼吸が止まってしまいそうになる。
「あっ……そんな、同時に……っ、んんっ」
舌が尖らせた蕾を何度も撫で、時に吸われ、弄ばれるたびに腰が勝手に揺れてしまう。敏感な場所を全部、知り尽くされているみたい。やだ……苦しいのに、気持ちいい。
「さすが自慢の身体だな」
「……ん、ぁん」
「柔らかくて、止めないでって言ってるみだいだ」
「ちが……っ!」
ざらついた舌の感覚、生々しい音、甘くて、身体中が痺れて、全身の神経が集中するような感覚。
「ひゃっ……ん、っん!」
「声、抑えるな全部聞かせろ」
ぎゅうっと唇を閉じようとしても、無駄だった。そうしようと試みる度に、久世社長の唇がそれを許さない。荒々しいキスと共に唇を開かれ、甘い声が零れる。
こんな声、聞かれたくないのに――止められるわけがない。
「ん……っ、やだ、きかないで……ああっ」
「断る。その生意気な口が素直になるのは悪くない」
「――っ」
ずるい、そんなこと。
瞳を覗き込まれて、また低音が耳元に落ちて来る。それだけで下腹部にじんじんとした熱が集まっていく。
キスだけで濡れていたそこは、もう――言い逃れできないぐらい、快楽の証が溢れている。
とっくに脱がされたショーツがもうどこにあるのかもわからない。
「あっ……ん、やだ、こんなの……っ」
舌先で転がされていた胸の蕾が解放された。だけどそれもほんの一瞬。すぐに反対側へと移り変われば、同じ刺激を与えられる。
抑えられない自らの声と与えられる快楽。しつこいぐらい胸を責められると、腰が揺れ、太ももを擦り合わせてしまう。
それをこの人が見逃すわけがない。
「やっ……っ! まって……ッ!」
ゆっくりと久世社長の指が太腿に隙間に滑り込んで来る。開け、と指先ひとつで指示されてるように。
「これでよく、待って、なんてよく言えるな」
「んっ……ひゃっ……!」
濡れた場所を探り当てる指先。何度も触れられて、もう身体が全部覚えてしまってる。久世社長に触られるとどうなるかを。
最初は控えめに、どれだけ濡れているかを探るように動く指先に腰が浮く。けれど、すぐに少しだけ冷たい指先が、ゆっくりと入り口を撫でるように動いて――ぬるんとした感触のまま、指が入って来る。
「んっ……ぁ、あっ……!」
身体中に電流が流れる。久世社長の指が……、また……っ!
「っ……く、ぜ、社長……!」
「まるで待ってたみたいに、喜んでる」
「やだっ、いっちゃ……だめぇ……っあっ、ん!」
これを望んでいたみたいな、そんな言い方、ずるい――のに、否定できない自分が悔しい。
ゆっくりと動き始める指が奥に当たって擦られる度に、ぞくぞくと熱が走って、濡れた音もまた快感を生み出す材料になる。
どうしよう……気持ちよくて……!
「ほら、こっちも集中しろ」
「んん……ッ!」
指の動きに意識を持っていかれると、途端に胸の蕾を甘噛みされる。こっちも忘れないというアピールに背中を快感が駆け上がる。その間に2本目の指がぐっと入り込んできて、頭の奥がまたじんっと痺れていく。自由に動く2本の指と、しつこく蕾を吸い上げる舌が――どうしようもなく――気持ちよくて、変になっちゃいそう。
2本の指が重なって、濡れた奥に触れる。その瞬間――。
「あっ……! そこっ、だめ、やっ……!」
「ここがいいのか?」
奥を擦り、敏感な場所を重点的に擦られる。指の腹がじっくりと、私を焦らす。彼の指を濡らして、まだくちゅくちゅと生々しい音が限界の近さを教えてくれた。
だめ……っもうイっちゃう……!
「あっ……そんな、同時に……っ、んんっ」
舌が尖らせた蕾を何度も撫で、時に吸われ、弄ばれるたびに腰が勝手に揺れてしまう。敏感な場所を全部、知り尽くされているみたい。やだ……苦しいのに、気持ちいい。
「さすが自慢の身体だな」
「……ん、ぁん」
「柔らかくて、止めないでって言ってるみだいだ」
「ちが……っ!」
ざらついた舌の感覚、生々しい音、甘くて、身体中が痺れて、全身の神経が集中するような感覚。
「ひゃっ……ん、っん!」
「声、抑えるな全部聞かせろ」
ぎゅうっと唇を閉じようとしても、無駄だった。そうしようと試みる度に、久世社長の唇がそれを許さない。荒々しいキスと共に唇を開かれ、甘い声が零れる。
こんな声、聞かれたくないのに――止められるわけがない。
「ん……っ、やだ、きかないで……ああっ」
「断る。その生意気な口が素直になるのは悪くない」
「――っ」
ずるい、そんなこと。
瞳を覗き込まれて、また低音が耳元に落ちて来る。それだけで下腹部にじんじんとした熱が集まっていく。
キスだけで濡れていたそこは、もう――言い逃れできないぐらい、快楽の証が溢れている。
とっくに脱がされたショーツがもうどこにあるのかもわからない。
「あっ……ん、やだ、こんなの……っ」
舌先で転がされていた胸の蕾が解放された。だけどそれもほんの一瞬。すぐに反対側へと移り変われば、同じ刺激を与えられる。
抑えられない自らの声と与えられる快楽。しつこいぐらい胸を責められると、腰が揺れ、太ももを擦り合わせてしまう。
それをこの人が見逃すわけがない。
「やっ……っ! まって……ッ!」
ゆっくりと久世社長の指が太腿に隙間に滑り込んで来る。開け、と指先ひとつで指示されてるように。
「これでよく、待って、なんてよく言えるな」
「んっ……ひゃっ……!」
濡れた場所を探り当てる指先。何度も触れられて、もう身体が全部覚えてしまってる。久世社長に触られるとどうなるかを。
最初は控えめに、どれだけ濡れているかを探るように動く指先に腰が浮く。けれど、すぐに少しだけ冷たい指先が、ゆっくりと入り口を撫でるように動いて――ぬるんとした感触のまま、指が入って来る。
「んっ……ぁ、あっ……!」
身体中に電流が流れる。久世社長の指が……、また……っ!
「っ……く、ぜ、社長……!」
「まるで待ってたみたいに、喜んでる」
「やだっ、いっちゃ……だめぇ……っあっ、ん!」
これを望んでいたみたいな、そんな言い方、ずるい――のに、否定できない自分が悔しい。
ゆっくりと動き始める指が奥に当たって擦られる度に、ぞくぞくと熱が走って、濡れた音もまた快感を生み出す材料になる。
どうしよう……気持ちよくて……!
「ほら、こっちも集中しろ」
「んん……ッ!」
指の動きに意識を持っていかれると、途端に胸の蕾を甘噛みされる。こっちも忘れないというアピールに背中を快感が駆け上がる。その間に2本目の指がぐっと入り込んできて、頭の奥がまたじんっと痺れていく。自由に動く2本の指と、しつこく蕾を吸い上げる舌が――どうしようもなく――気持ちよくて、変になっちゃいそう。
2本の指が重なって、濡れた奥に触れる。その瞬間――。
「あっ……! そこっ、だめ、やっ……!」
「ここがいいのか?」
奥を擦り、敏感な場所を重点的に擦られる。指の腹がじっくりと、私を焦らす。彼の指を濡らして、まだくちゅくちゅと生々しい音が限界の近さを教えてくれた。
だめ……っもうイっちゃう……!
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