わがまま秘書は冷徹社長の独占愛に溺れていく

椿綾あこ

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20 甘いお仕置きとご褒美

3 ※

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「お仕置きだ」
「え? ……っ、ちょっと、待って……っ!」

 状況を理解する間もなく、太ももを強引に開かれる。次に感じたのは指の感触じゃなかった。

「やだっ、そんな……あっ……ン!」

 ねっとりとした厚い舌の感覚が太ももを這う。少しくすぐるような吐息も触れて、ビクンッと身体全体が震える。
 
 舐められてる――。久世社長の舌が……熱を移すように太ももを這って、私に新な熱をもたらす。

「ひ……っ、やめ……っあ、あ」

 止めてと訴える声もジワリと湧き上がる熱に掻き消される。こんな風に舐められたのはこれが初めて、こんな風に厚い舌で――しつこく、じっくりとまるで砂糖を舐めるような動き。……簡単に下腹部に熱が集まってくる。

 ここはスタジオの控室。鍵はかけていても誰に聞かれるかわからない。

「椛乃社長が……待ってます……っ」
「秋月が相手しているだろう。問題ない」
「そういう訳じゃなくて……っ!」

 舌ひとつで簡単に感じてしまう。背徳感も相まって――下着の奥がますます熱くなる。舌で太ももと舐められているだけなのに……声を抑えられない。

「物足りなさそうだな」
「そんなこと……っぁ、……はぁ……」

 厚い舌に舐められながら、太い指がショートパンツの隙間に入り込む。このまま脱がして欲しい……なんて考えたくないのに。
 焦らされるような舌の感触に、呼吸がだんだん甘くなってく――。
 
「誰のものかちゃんとわからせる」
「……そんな……っ、私は……っ!」

 怖い。冷たい声に背筋が震えるのに、こんなに感じるなんて馬鹿みたい。無理矢理されて――身体が喜んでいるなんて……信じられない。

 ちょっと男性モデルと話してただけでこんな風に一方的にされるなんて……、大体――。

「久世社長だって……っ!」

 息が上がりそうになるなか、なんとか言葉を絞りだす。
 あの時の距離、話し方、髪に触れた仕草――思い出しただけで胸の奥がヒリヒリする。
 
「紗英さんずっと話してたくせに……!」
 
 こんなのおかしい。自分だって女性モデルと仲良くしてたのに、私だけが悪者なんて理不尽だ。

 込み上げる悔しさに脚を閉じようと力を籠める。すると――太ももを這っていた舌の動きがピタリと止まった。
 
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