5 / 9
第一巻
第4話 女騎士さんと事後処理
しおりを挟む
女騎士さんは、魔王の居室でひとしきり暴れた後、自室と侍女をあてがわれた。
騎士の鎧と制服を脱いだ彼女は、すっぴんの「みささちゃん」であった。
着替えの場に魔王・晶がいたらまた騒動になっていただろう。
ボリュームのあるロングの金髪、澄んだ蒼い瞳。白い肌にほんのり赤い頬。
まるで人形のような形容詞が連続する異世界の美少女は、残念なことに、あまりにもがさつであった。
装備品は脱ぎ散らかすは、風呂場の床はビチャビチャにするは、侍女が顔をしかめるのに半日も要さなかった。
身支度後、侍女が夕食を提供するも、女騎士・ロインは出された料理に手をつけず、人の作った料理を出せとの一点張り。仕方なく城下にある大使館から夕食をデリバリーすることになった。
「いくら客人扱いだからといって、あまり手間を掛けさせないで頂けますか?」
と、侍女に文句を言われる始末だ。
「もぐもぐ……魔族の料理とか……もぐもぐ……食べても平気かわかんないし……」
「貴女もご覧になったでしょう。城下には人間も多く住み、互いの飲食店の利用も盛んですが」
ごっくん、と口の中身を飲み込む女騎士さん。
「……私のことがめんどくさくなって、毒殺でもされて、でも表向きは食中毒とか心臓発作とか適当な理由で発表されてうやむやになるんじゃないか……とかふつー考えるでしょ?」
「ご冗談を。そもそも魔王陛下の命でお連れしたことになってるのですよ。不慮の事故を装って抹殺するなどありえない。陛下の信用問題にかかわることです。……つまらない勘ぐりはやめて、普通にお世話されてください、お嬢様」
「お、お嬢様……。なんか、懐かしい響き……」
侍女は、はー、と大きなため息をつくと、食器を片付けはじめた。
☆
ロインは侍女が部屋から出て行くのを確認すると、ベランダから脱走を試みた。
ベランダから左右上下を見回すと、案外イケそうな気がしてきた。
彼女にあてがわれた部屋は、地上約4階ほど。最上階の魔王の居室に比べれば格段に地上に近い。
「こんだけゴチャゴチャと飾りがついてるなら、伝って降りられそうじゃないの。ふふふ」
ロインは手すりを乗り越え、壁から張り出した装飾部分に足を掛け、ゆっくりと降り始めた。
「ま、まあ、ちょっと手探り? いや足探りなカンジだけど……だいじょうぶ……だいじょ――?」
今まで彼女が外壁の装飾品だと思っていた彫刻が次々と身を起こし、彼女の足や腕を掴みはじめた。
「ぎゃ、ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああッ」
☆
「ったく、何してんだよ。危ないじゃないか。どのみち城の外に出たって、「隷属の魔法」のせいで城下からは出られないんだ。そんな、女の子が着の身着のまま外国で迷子になって……。犯罪に巻き込まれてからじゃ遅いんだぞ? わかってる?」
「……」
石像たちに捕まった女騎士さんは、衛兵に保護されたのち魔王にこっぴどく怒られた。
そしてモギナスにお説教係がバトンタッチする。
「いいですか、ロインさん。この城には多数のゴーレムや魔獣、そしてトラップや魔導兵器が配備された、最新最強の砦でもあるのですよ。私だって立ち入れない場所もございます。うかつに出歩かれては、お嬢さんの命にも関わるのです。これに懲りて二度と勝手な振る舞いをなさらないように。明日ちゃんと城内を御案内しますから。いいですね?」
「わかったわよ」
☆
お説教から解放されたロインは、自室に戻るとベランダから魔都の景色をぼんやり眺めていた。
「はあ……。なんでこんなことになっちゃったんだろ……。逃げ出すのもムリ、か……。それにしても、あんなヤバいものが壁一面に生えてるなんて……ううう、思い出しただけでも恐ろしい。絶対今晩夢に出て来る……うう」
ロインは女学校を卒業後、実家に居づらかったこともあり、たまたま「戦後の賑やかし要員に」と、女性を募集していた騎士団に入った。
戦乱の長かった自国では、貴族の子女は男女問わず武術を身に付けている。そのためロインは難なく入団試験をパス。
訓練過程を終えた彼女の初任務――安全な護衛任務に就いて……このザマである。
「はー……。私もしかして魔王のお后にされちゃうのかな。魔王が私のこと気に入ってるみたいだし……。いやいや、補償はするって言ってたから、じゃあもしかして魔王国の貴族になったりとか? うーんそれもないか……。
でもやっぱなんとしてでも逃げないと……」
曲がりなりにも貴族の生まれではあるが、政略結婚に利用されるほど身分が高いわけでもない。むしろ子供が全員男児でなかったために、実家は家督問題でモメている有様だ。これがまだ人間の国の国王なら、場合によっては喜んで結婚相手になってもよかったのだが……。
「でも、もしいい人なら魔族でも……いいかな、なんて……。いやいやそういう問題じゃ」
急にいろんな事がありすぎて、ロインの頭はグチャグチャになってきた。
このままではパンクしてしまいそうだ。
ロインは侍女の用意したお茶菓子をベランダに持ち込むと、景色を見ながらつまんで気分を落ち着けた。
「それにしても――。なんでこんなに文明違うのかしら……」
日の落ちたばかりの城下町には、家々にもれなく灯りが点り、通りはどこも明るく照らされていた。商業施設の多い区画では、良く言えばカラフルな、有り体に言えば色的に悪趣味な広告灯が輝いている。
何らかの魔法を使ってあるのだろうが、一番進んだ王都でも見られない、美しくも禍々しい光景である。
魔都も母国の王都も、いずれも戦火に巻き込まれてはおらず、戦前より原型を止めている。
しかし、元々魔力が高く長命な種族でもある魔族と、ただの人間を比較して、どちらの方がより文明を発展させることが出来るかと言えば、明白だった。
「こーんな進んだ国と戦争して、よくドローに持ち込めたものね。……ま、人間側は数カ国の連合だったけど。あの人の良さそうな魔王を見てると、去年まで戦争してたなんて、とても思えない……」
「あの戦争、さっさとやめてもよかったのです、お嬢様」
ロインの背後からストールを掛けながら、侍女が言った。いつのまにか部屋にいたらしい。
「お気づきでしょうが、我が国は人間の国の一つや二つ、いつでも滅ぼすことは容易でした」
「でしょう……ね」
「ケンカを売られた魔王様にとって、ただの暇つぶしだったのですが、売った方は相手の力量も分からず、止めどきも逸して数十年。昨年には言い出しっぺの王族も亡くなり、魔王様の暇つぶしに付き合うには国庫の負担もバカにならず、魔王様に黙って水面下で特使を送り、こちら主導で和平交渉に持ち込んだのです」
あの男を見る限り、面白半分に何十年も戦争を続けるようには思えなかったが。
「はあ……」
結局は、魔族の手のひらの上、だったってことか――。
今の自分も、魔族の手のひらの上……。
騎士の鎧と制服を脱いだ彼女は、すっぴんの「みささちゃん」であった。
着替えの場に魔王・晶がいたらまた騒動になっていただろう。
ボリュームのあるロングの金髪、澄んだ蒼い瞳。白い肌にほんのり赤い頬。
まるで人形のような形容詞が連続する異世界の美少女は、残念なことに、あまりにもがさつであった。
装備品は脱ぎ散らかすは、風呂場の床はビチャビチャにするは、侍女が顔をしかめるのに半日も要さなかった。
身支度後、侍女が夕食を提供するも、女騎士・ロインは出された料理に手をつけず、人の作った料理を出せとの一点張り。仕方なく城下にある大使館から夕食をデリバリーすることになった。
「いくら客人扱いだからといって、あまり手間を掛けさせないで頂けますか?」
と、侍女に文句を言われる始末だ。
「もぐもぐ……魔族の料理とか……もぐもぐ……食べても平気かわかんないし……」
「貴女もご覧になったでしょう。城下には人間も多く住み、互いの飲食店の利用も盛んですが」
ごっくん、と口の中身を飲み込む女騎士さん。
「……私のことがめんどくさくなって、毒殺でもされて、でも表向きは食中毒とか心臓発作とか適当な理由で発表されてうやむやになるんじゃないか……とかふつー考えるでしょ?」
「ご冗談を。そもそも魔王陛下の命でお連れしたことになってるのですよ。不慮の事故を装って抹殺するなどありえない。陛下の信用問題にかかわることです。……つまらない勘ぐりはやめて、普通にお世話されてください、お嬢様」
「お、お嬢様……。なんか、懐かしい響き……」
侍女は、はー、と大きなため息をつくと、食器を片付けはじめた。
☆
ロインは侍女が部屋から出て行くのを確認すると、ベランダから脱走を試みた。
ベランダから左右上下を見回すと、案外イケそうな気がしてきた。
彼女にあてがわれた部屋は、地上約4階ほど。最上階の魔王の居室に比べれば格段に地上に近い。
「こんだけゴチャゴチャと飾りがついてるなら、伝って降りられそうじゃないの。ふふふ」
ロインは手すりを乗り越え、壁から張り出した装飾部分に足を掛け、ゆっくりと降り始めた。
「ま、まあ、ちょっと手探り? いや足探りなカンジだけど……だいじょうぶ……だいじょ――?」
今まで彼女が外壁の装飾品だと思っていた彫刻が次々と身を起こし、彼女の足や腕を掴みはじめた。
「ぎゃ、ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああッ」
☆
「ったく、何してんだよ。危ないじゃないか。どのみち城の外に出たって、「隷属の魔法」のせいで城下からは出られないんだ。そんな、女の子が着の身着のまま外国で迷子になって……。犯罪に巻き込まれてからじゃ遅いんだぞ? わかってる?」
「……」
石像たちに捕まった女騎士さんは、衛兵に保護されたのち魔王にこっぴどく怒られた。
そしてモギナスにお説教係がバトンタッチする。
「いいですか、ロインさん。この城には多数のゴーレムや魔獣、そしてトラップや魔導兵器が配備された、最新最強の砦でもあるのですよ。私だって立ち入れない場所もございます。うかつに出歩かれては、お嬢さんの命にも関わるのです。これに懲りて二度と勝手な振る舞いをなさらないように。明日ちゃんと城内を御案内しますから。いいですね?」
「わかったわよ」
☆
お説教から解放されたロインは、自室に戻るとベランダから魔都の景色をぼんやり眺めていた。
「はあ……。なんでこんなことになっちゃったんだろ……。逃げ出すのもムリ、か……。それにしても、あんなヤバいものが壁一面に生えてるなんて……ううう、思い出しただけでも恐ろしい。絶対今晩夢に出て来る……うう」
ロインは女学校を卒業後、実家に居づらかったこともあり、たまたま「戦後の賑やかし要員に」と、女性を募集していた騎士団に入った。
戦乱の長かった自国では、貴族の子女は男女問わず武術を身に付けている。そのためロインは難なく入団試験をパス。
訓練過程を終えた彼女の初任務――安全な護衛任務に就いて……このザマである。
「はー……。私もしかして魔王のお后にされちゃうのかな。魔王が私のこと気に入ってるみたいだし……。いやいや、補償はするって言ってたから、じゃあもしかして魔王国の貴族になったりとか? うーんそれもないか……。
でもやっぱなんとしてでも逃げないと……」
曲がりなりにも貴族の生まれではあるが、政略結婚に利用されるほど身分が高いわけでもない。むしろ子供が全員男児でなかったために、実家は家督問題でモメている有様だ。これがまだ人間の国の国王なら、場合によっては喜んで結婚相手になってもよかったのだが……。
「でも、もしいい人なら魔族でも……いいかな、なんて……。いやいやそういう問題じゃ」
急にいろんな事がありすぎて、ロインの頭はグチャグチャになってきた。
このままではパンクしてしまいそうだ。
ロインは侍女の用意したお茶菓子をベランダに持ち込むと、景色を見ながらつまんで気分を落ち着けた。
「それにしても――。なんでこんなに文明違うのかしら……」
日の落ちたばかりの城下町には、家々にもれなく灯りが点り、通りはどこも明るく照らされていた。商業施設の多い区画では、良く言えばカラフルな、有り体に言えば色的に悪趣味な広告灯が輝いている。
何らかの魔法を使ってあるのだろうが、一番進んだ王都でも見られない、美しくも禍々しい光景である。
魔都も母国の王都も、いずれも戦火に巻き込まれてはおらず、戦前より原型を止めている。
しかし、元々魔力が高く長命な種族でもある魔族と、ただの人間を比較して、どちらの方がより文明を発展させることが出来るかと言えば、明白だった。
「こーんな進んだ国と戦争して、よくドローに持ち込めたものね。……ま、人間側は数カ国の連合だったけど。あの人の良さそうな魔王を見てると、去年まで戦争してたなんて、とても思えない……」
「あの戦争、さっさとやめてもよかったのです、お嬢様」
ロインの背後からストールを掛けながら、侍女が言った。いつのまにか部屋にいたらしい。
「お気づきでしょうが、我が国は人間の国の一つや二つ、いつでも滅ぼすことは容易でした」
「でしょう……ね」
「ケンカを売られた魔王様にとって、ただの暇つぶしだったのですが、売った方は相手の力量も分からず、止めどきも逸して数十年。昨年には言い出しっぺの王族も亡くなり、魔王様の暇つぶしに付き合うには国庫の負担もバカにならず、魔王様に黙って水面下で特使を送り、こちら主導で和平交渉に持ち込んだのです」
あの男を見る限り、面白半分に何十年も戦争を続けるようには思えなかったが。
「はあ……」
結局は、魔族の手のひらの上、だったってことか――。
今の自分も、魔族の手のひらの上……。
0
あなたにおすすめの小説
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
神様の手違いで、おまけの転生?!お詫びにチートと無口な騎士団長もらっちゃいました?!
カヨワイさつき
恋愛
最初は、日本人で受験の日に何かにぶつかり死亡。次は、何かの討伐中に、死亡。次に目覚めたら、見知らぬ聖女のそばに、ポツンとおまけの召喚?あまりにも、不細工な為にその場から追い出されてしまった。
前世の記憶はあるものの、どれをとっても短命、不幸な出来事ばかりだった。
全てはドジで少し変なナルシストの神様の手違いだっ。おまけの転生?お詫びにチートと無口で不器用な騎士団長もらっちゃいました。今度こそ、幸せになるかもしれません?!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
「婚約破棄された転生令嬢ですが、王城のメイド五百人に慕われるメイド長になりました。なお元婚約者は私のメイドに土下座中です」
まさき
恋愛
社畜OLとして過労死した私は、異世界の令嬢・アリア・ヴェルナーに転生した。
目が覚めたら、婚約破棄されていた。
理由は「地味で面白みがない」から。
泣く暇もなかった。翌朝、王城のメイド採用面接に向かった。
最初は鼻で笑われた。雑用係からのスタートだった。
でも——前世で叩き込まれた仕事術と、一人ひとりの話を聞く姿勢で、少しずつメイドたちが集まってきた。
厨房が変わった。リネンが変わった。王城全体が変わっていった。
そして就任スピーチで宣言した。
「500人全員の名前を、覚えます」
冷酷と噂される王太子は、静かに見ていた。
悪役令嬢は妨害を仕掛けてきた。
元婚約者は——後悔し始めていた。
婚約破棄された令嬢が、500人に慕われるメイド長になるまでの物語。
なお元婚約者は、私のメイドたちの前で土下座中です。
元社畜悪役令嬢、辺境のボロ城を全自動ボタニカル美容スパに大改造して引きこもる ~前世コスメで冷徹公爵を完治させたら溺愛されました~
季未
恋愛
「貴様のような悪逆非道な女は、極寒の辺境へ追放だ!」
建国記念の夜会で王太子から婚約破棄を突きつけられた公爵令嬢シャルロッテ。
しかし、彼女の中身は前世でブラック企業に殺された過労で過労死したマーケターだった!
(激務の王妃ルート回避!? しかも辺境は誰にも邪魔されないブルーオーシャン! 最高のフリーランス生活の始まりじゃない!)
理不尽な追放を究極のホワイト・スローライフへのパスポートだと歓喜した彼女は、あてがわれた辺境のボロ城を、前世の「DIY・スマートホーム知識」と「土・水魔法」を駆使して爆速で大改造!
隙間風の吹く部屋は、一瞬で「床暖房完備の全自動温水スパ」へ。
辺境に自生する雑草からは「極上ボタニカルコスメ」を開発し、自らも絶世の美女へと変貌していく。
さらに「お前には干渉しない」と白い結婚を突きつけてきたはずの、呪いで顔に火傷を負った氷の公爵に特製マッサージと美肌治療を施したところ……。
「お前が作ったこの空間と、お前自身が……俺のすべてだ」
冷徹だったはずの公爵様が、極上の癒やし空間と彼女の手技で完全に骨抜きにされ、異常なまでの過保護・溺愛モードに突入!?
現代マーケティングと美容チートで辺境を超高級スマート・リゾートへと再生させ、かつて自分を追放した王太子たちを大後悔させる!
爽快&極甘な、異世界リゾート経営×溺愛ファンタジー、堂々開幕!
転生貴族の領地経営〜現代知識で領地を豊かにして成り上がる
初
ファンタジー
ネーデル王国の北のリーディア辺境伯家には天才的な少年レイトがいた。しかしその少年の正体は現代日本から転生してきた転生者だった。
レイトが洗礼を受けた際、圧倒的な量の魔力やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のレイトを辺境伯領の北の異種族の住むハーデミア領を治める領主とした。しかしハーデミア領は貧困に喘いだ貧乏領地だった。
これはそんなレイトが異世界の領地を経営し、領地を豊かにして成り上がる物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる