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第二章 ―虎―
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結局、雨はその後本格化し、大地に叩きつけるような豪雨となった。
視界もきかぬ、この状況で移動するのは自殺行為といえた。
このあたりの地理に詳しい農夫の道案内で、ふたりは街道をそれ、木々の中に眠る、雨のしのげそうな石造りの廃墟へと避難した。
火をおこし、暖をとり、つれづれなるままに会話をした。
農夫はノギトと名乗った。
ノギトは男にも名前を尋ねたところ、彼は無愛想に、
「名、そうだなあ―――虎とでも呼んでくれ」
と、その場で思いついたような、適当なことを言っている。
虎は背中の剣をおろし、手入れをはじめた。
風変わりな剣だった。聞くと、カタナというらしい。
従来の剣と比べると、刃の部分だけで出来ているように見える。
ずた袋から拭い布をとりだして刀身の汚れをふきとり、打ち粉を振っている。
焚き火の明かりを浴びて、刃先がぬらりと紅に燃えている。
刀の柄は外そうとはしない。こいつは特殊でね、と笑った。
確かに刀身も長いが、柄もすこし長いようだった。
奇妙なことに、柄頭には留め金がついている。
「おまえさんはどこから来たんだね」
ノギトは素朴な疑問を口にした。彼が住む村にも、たびたび冒険者は訪れる。
しかし、彼が眼にしてきた剣士たちと、この虎は何もかもが異質だった。
虎はノギトを見かえした。
炎の躍る鋭いまなざし―――しかし、その瞳に殺意はない。
ふっと柔和な笑みを浮かべると、
「そんな昔のことは忘れた」
「いやいや、そんな筈はあるまい」
ノギトは渋面をつくった。
虎は笑みを浮かべたまま、ふと、遠くを見るような目つきになった。
「長いこと帰ってないが―――はるか東のほうにある、海のむこうの島国さ」
「ほう。それにしては、流暢にこのあたりの言語を話すの」
「生きるためだからな。まあ覚えるしかない」
「で、そんな遠方からこんな鄙びた場所まで、はるばる何しにきなすった」
「まあ、ぶらぶらと」
「・・・本当に変わったお人だ」
虎の予言したとおり、烈しい風雨は続き、そこへ一泊して村へと帰ることになった。
翌日の昼になると、昨日までの天気がうそのように空が澄んでいる。
虎は歩く。ひたすら軽快に。
歩む速度はかなりのものだ。
しかも休息をほとんど必要としない。
空とはいえ、荷車を引くノギトはついていくのがやっとである。
それに気付いたか、途中から彼は歩調を落とすようになった。
そして――――。
街道の途中で、ふたりは大声をきいた。女性のものだ。
反射的に駆け出そうとしたノギトの肩を、虎が掴んだ。
かれは唇に人差し指をあてて、そっと言った。
「荷車を隠して、こっそりついてこい――」
「ちょっと、やめてよ! 迷惑だと言ってるじゃない」
「いいから来い女! 逃げられると思うな」
雨よけのマント、チュニックを着た女性が、五人の男どもに囲まれている。
五人の姿はきのう出現した、野盗たちの風体とかわらない。
おそらく、虎が斬った三人の仲間なのだろう。
じりじりと野盗どもは、包囲の輪を縮める。
少女は、両手で短弓をかまえていた。
「近寄らないで、撃つわよ!」
「まちがいない、あの声はわしの娘、セシリアだ」
ノギトがうめいた。セシリアはおそらく、彼を迎えに来てくれたのだ。
その途中、運わるく仲間を探しに来た野盗と、鉢合わせしてしまったのだろう。
野盗は相手が女と知れば見境がない。さらって犯すこと以外は頭にない連中だ。
特にセシリアはまずい。狙われているのも知っているはずなのに。
彼女のやさしさが裏目に出たのだ。農夫は舌打ちしたい気持ちでいっぱいだった。
セシリアは、せいいっぱいの抵抗を示すように、周囲の男たちの頭に短弓を向け威嚇している。
ぶんぶんと頭をふって、視界を遮るマントの頭のフード部分をはらりと落とす。
さらりと流れる、肩の辺りで切り揃えられた金髪。澄み渡った空のような碧眼。
歳は今年で十八になる。目鼻立ちの整った、美しい娘だった。
「おいおい、その武器は中距離で威力を発揮するやつだろ」
「ひそんでる俺たちに気付かなかった時点で、おまえの負けなんだよ」
「あっ」
野盗がひょいと矢のシャフトを掴んだ。これでは射ることもできない。
「ま、まずい・・・・」
農夫が樹木の隙間から駆け出そうとしたのを、虎が制止した。
彼の指示で、ふたりは街道をはずれ、木々の隙間から様子をうかがっていたのだ。
「やめておけ。おまえさんが行った処で、拾った命を無駄に捨てるだけだ」
「し、しかし」
「こんなときの用心棒だろう」
男は気乗りしなさそうな声で言った。敵の数は以前より多い。
「ひと働きしてくる。しかし、面倒くさいな」
虎はぶつくさと呟きながら辺りを物色し、ひょいひょいとふところに何かを収めた。
そして、まるで散歩にでも出かけるような足取りで、すたすたと野盗の集団に近寄っていく。
わざとらしく足音を立てたので、野盗のほうも虎に気づいた。
見るからに剣士である虎を、警戒するような顔つきで睨みつける。
「なんだ、この野郎は?」
「おまえらが探してる連中な、見つからないぞ」
「な、なんだと!?」
「そいつらは、そのあたりで腐ってるはずだ」
「なにい、ふざけるな!!」
野盗たちはばらばらと得物を抜いた。蛮刀を抜くもの、短剣を両手に構えるもの、手槍を持っているものもいる。
虎はふところに手を入れ、ひゅんと手首を閃かせた。
四人の野盗たちの影に隠れ、ひとりの男が呪文の詠唱に入っていた。
「アザ=シロド=メカラ=ラムロ・・・ぼっがあッ!!」
その男の口許に、めきりと尖った石がめり込んだ。
野盗たちの間隙をぬい、虎が先程ひろった石ころを、親指で撃ったのだ。
投石器かなにかを用いたような、尋常ではない速度だった。
「どの魔法使いも、詠唱中は無防備だな」
魔法使いとおぼしき野盗は、顔面から血を流してのた打ち回っている。
前歯が何本か折れたようだった。
虎は連投する。
次々と野盗どもの顔面に、飛礫が炸裂する。
「女、この隙に逃げろ」
虎はぼそっと告げた。
呆然となりゆきを見守っていた女性は、はっと我に返り逃げだした。
「ぶ、ぶっ殺してやる!!」
野盗のひとりが手槍をくりだした。
しかし、それは単なる棒だった。穂の部分がない。
先端は切断され、無音で大地に突き刺さっている。
「今のは見えたか、次は首が飛ぶぞ」
野盗は怖気づいたのか、よろよろと後退した。
得物を一瞬で切断された。それだけは理解できただろう。
だが虎の大刀は、背に収まったままである。
「なにをびびってやがる!!」
両手に短剣を持った小男が、まるで蚤のように虎にとびかかった。
ただ、一颯。
頭蓋を脳天からふたつに割かれた死体が、地に落ちた。
虎は抜刀したまま、見せつけるように長大な刀身を晒している。
それは血を吸い、妖しげなどぎつい紅い光彩を周囲に放っていた。
視界もきかぬ、この状況で移動するのは自殺行為といえた。
このあたりの地理に詳しい農夫の道案内で、ふたりは街道をそれ、木々の中に眠る、雨のしのげそうな石造りの廃墟へと避難した。
火をおこし、暖をとり、つれづれなるままに会話をした。
農夫はノギトと名乗った。
ノギトは男にも名前を尋ねたところ、彼は無愛想に、
「名、そうだなあ―――虎とでも呼んでくれ」
と、その場で思いついたような、適当なことを言っている。
虎は背中の剣をおろし、手入れをはじめた。
風変わりな剣だった。聞くと、カタナというらしい。
従来の剣と比べると、刃の部分だけで出来ているように見える。
ずた袋から拭い布をとりだして刀身の汚れをふきとり、打ち粉を振っている。
焚き火の明かりを浴びて、刃先がぬらりと紅に燃えている。
刀の柄は外そうとはしない。こいつは特殊でね、と笑った。
確かに刀身も長いが、柄もすこし長いようだった。
奇妙なことに、柄頭には留め金がついている。
「おまえさんはどこから来たんだね」
ノギトは素朴な疑問を口にした。彼が住む村にも、たびたび冒険者は訪れる。
しかし、彼が眼にしてきた剣士たちと、この虎は何もかもが異質だった。
虎はノギトを見かえした。
炎の躍る鋭いまなざし―――しかし、その瞳に殺意はない。
ふっと柔和な笑みを浮かべると、
「そんな昔のことは忘れた」
「いやいや、そんな筈はあるまい」
ノギトは渋面をつくった。
虎は笑みを浮かべたまま、ふと、遠くを見るような目つきになった。
「長いこと帰ってないが―――はるか東のほうにある、海のむこうの島国さ」
「ほう。それにしては、流暢にこのあたりの言語を話すの」
「生きるためだからな。まあ覚えるしかない」
「で、そんな遠方からこんな鄙びた場所まで、はるばる何しにきなすった」
「まあ、ぶらぶらと」
「・・・本当に変わったお人だ」
虎の予言したとおり、烈しい風雨は続き、そこへ一泊して村へと帰ることになった。
翌日の昼になると、昨日までの天気がうそのように空が澄んでいる。
虎は歩く。ひたすら軽快に。
歩む速度はかなりのものだ。
しかも休息をほとんど必要としない。
空とはいえ、荷車を引くノギトはついていくのがやっとである。
それに気付いたか、途中から彼は歩調を落とすようになった。
そして――――。
街道の途中で、ふたりは大声をきいた。女性のものだ。
反射的に駆け出そうとしたノギトの肩を、虎が掴んだ。
かれは唇に人差し指をあてて、そっと言った。
「荷車を隠して、こっそりついてこい――」
「ちょっと、やめてよ! 迷惑だと言ってるじゃない」
「いいから来い女! 逃げられると思うな」
雨よけのマント、チュニックを着た女性が、五人の男どもに囲まれている。
五人の姿はきのう出現した、野盗たちの風体とかわらない。
おそらく、虎が斬った三人の仲間なのだろう。
じりじりと野盗どもは、包囲の輪を縮める。
少女は、両手で短弓をかまえていた。
「近寄らないで、撃つわよ!」
「まちがいない、あの声はわしの娘、セシリアだ」
ノギトがうめいた。セシリアはおそらく、彼を迎えに来てくれたのだ。
その途中、運わるく仲間を探しに来た野盗と、鉢合わせしてしまったのだろう。
野盗は相手が女と知れば見境がない。さらって犯すこと以外は頭にない連中だ。
特にセシリアはまずい。狙われているのも知っているはずなのに。
彼女のやさしさが裏目に出たのだ。農夫は舌打ちしたい気持ちでいっぱいだった。
セシリアは、せいいっぱいの抵抗を示すように、周囲の男たちの頭に短弓を向け威嚇している。
ぶんぶんと頭をふって、視界を遮るマントの頭のフード部分をはらりと落とす。
さらりと流れる、肩の辺りで切り揃えられた金髪。澄み渡った空のような碧眼。
歳は今年で十八になる。目鼻立ちの整った、美しい娘だった。
「おいおい、その武器は中距離で威力を発揮するやつだろ」
「ひそんでる俺たちに気付かなかった時点で、おまえの負けなんだよ」
「あっ」
野盗がひょいと矢のシャフトを掴んだ。これでは射ることもできない。
「ま、まずい・・・・」
農夫が樹木の隙間から駆け出そうとしたのを、虎が制止した。
彼の指示で、ふたりは街道をはずれ、木々の隙間から様子をうかがっていたのだ。
「やめておけ。おまえさんが行った処で、拾った命を無駄に捨てるだけだ」
「し、しかし」
「こんなときの用心棒だろう」
男は気乗りしなさそうな声で言った。敵の数は以前より多い。
「ひと働きしてくる。しかし、面倒くさいな」
虎はぶつくさと呟きながら辺りを物色し、ひょいひょいとふところに何かを収めた。
そして、まるで散歩にでも出かけるような足取りで、すたすたと野盗の集団に近寄っていく。
わざとらしく足音を立てたので、野盗のほうも虎に気づいた。
見るからに剣士である虎を、警戒するような顔つきで睨みつける。
「なんだ、この野郎は?」
「おまえらが探してる連中な、見つからないぞ」
「な、なんだと!?」
「そいつらは、そのあたりで腐ってるはずだ」
「なにい、ふざけるな!!」
野盗たちはばらばらと得物を抜いた。蛮刀を抜くもの、短剣を両手に構えるもの、手槍を持っているものもいる。
虎はふところに手を入れ、ひゅんと手首を閃かせた。
四人の野盗たちの影に隠れ、ひとりの男が呪文の詠唱に入っていた。
「アザ=シロド=メカラ=ラムロ・・・ぼっがあッ!!」
その男の口許に、めきりと尖った石がめり込んだ。
野盗たちの間隙をぬい、虎が先程ひろった石ころを、親指で撃ったのだ。
投石器かなにかを用いたような、尋常ではない速度だった。
「どの魔法使いも、詠唱中は無防備だな」
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前歯が何本か折れたようだった。
虎は連投する。
次々と野盗どもの顔面に、飛礫が炸裂する。
「女、この隙に逃げろ」
虎はぼそっと告げた。
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しかし、それは単なる棒だった。穂の部分がない。
先端は切断され、無音で大地に突き刺さっている。
「今のは見えたか、次は首が飛ぶぞ」
野盗は怖気づいたのか、よろよろと後退した。
得物を一瞬で切断された。それだけは理解できただろう。
だが虎の大刀は、背に収まったままである。
「なにをびびってやがる!!」
両手に短剣を持った小男が、まるで蚤のように虎にとびかかった。
ただ、一颯。
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