8 / 10
第八章 ―魔―
しおりを挟む
ブライに体勢を立て直すいとまを与えず、ふたたびルゴルスが突進した。
尻尾がうなった。
―――かと思えば、両刃斧のすさまじい連続攻撃。
突く、薙ぐ、振りまわす。
当れば一撃で、骨まで粉砕してしまいそうな重い打撃である。
だが、ブライはいずれも紙一重でかわしている。
「ブライ、おまえはすごい男だ。人間という種族を、俺はどうやら甘く見ていたようだ。おまえのお陰で認識があらたまった」
「お役に立てて何よりだ」
ブライの見切りには、秘密があった。
かれは最初から、この怪物が尾を攻撃に用いると想定していたのだ。
ここまで歩きつつ、その尾の長さを観察していたのである。
剣闘において最も厄介なのは、相手の得物の距離が測れないということだ。
見切りをひとつ誤まれば、切断された骸となる。
ブライはルゴルスの腕のリーチも存分に観察している。移動の最中に、すでに勝負は始まっていたのだ。
逆にブライは、背に大刀を差したままマントを羽織っている。ルゴルスにその全貌を見せてはいない。
「おまえはここまでの短い間に、頭脳を縦横にめぐらし、必勝の策を練っていたのだな」
「買いかぶりだよ」
「そうは思わん。だから、俺も奥の手を出すことにした」
ルゴルスは、斧の柄をぐりっと回した。
斧からカチッという異質な音が鳴った――その直後、それはわずかに振動し――ほのかな燐光をはなちはじめた。
「―――これで、どうだ?」
ルゴルスの動きが明確に変わった。
重厚な地響きを立てていた足音が、軽快なものに変わる。
竜の末裔はまるで重量を失ったかのように、大地を滑走している。
両刃斧に秘められた魔術が発動したのだ。
彼の手にした得物は魔剣ならぬ、魔斧だったのだ。
「まだまだ、純粋な闘いを楽しみたくはあったが、こちらも必死でな」
「ふむ、 速度加速の加護のついた斧だったか」
「こうなっては、もはや万が一にもおまえに勝ち目はない」
ルゴルスは咆哮とともに突進した。
今までとは、比較にならぬ速度だった。
高速の斬撃が、雷光のようにブライを襲った。
わずかに見切りそこない、刃先がキモノをかすめた。
ブライは抜いていない。
いや、抜くいとますら与えてもらえなかったと言っていい。
ブライの刀は抜刀のさい、その刀身の長大さから、一瞬、上へのびあがるようにして抜かねばならない。
その隙を与えれば、どうなるか。
尻尾で両足を砕かれるか、斧で頭を叩き割られるか。
いずれにせよ、心楽しい未来はなさそうだ。そうセシリアには思えた。
(無理よあんなの。人の身で、どう相手にすれば……)
彼女の目には、もはやブライの勝ちは消滅したように見える。
鞭のようにしなる尻尾は、さらなる加速を生んだ。猛烈な砂埃が舞った。
竜の末裔はすさまじい勢いで旋回し、颶風となってブライを呑みこもうとしていた。
――――それは、まさに竜巻であった。
「―――――っ!!?」
周囲で様子を見ていた野盗も、木陰のセシリアも、圧倒されて息を呑んだ。
「おまえら、もう少し距離をとれ。下手すると巻き込まれちまう!」
野盗のリーダー、ボランがあわてて叫んだ。
周囲で見守っていた盗賊団は、戦慄とともに逃げ惑う。
「さて、そろそろ終幕といこうか。ブライよ」
「おしゃべりな竜だ。お袋にそのでかい口を縫ってもらえ」
心なしか、ブライの軽口も余裕がない。それも当然かもしれない。
もはやそれは、人間の反射神経でかわせる代物ではなかった。
「―――奈落へ消えろ」
竜巻が、ブライを包みこんだ。
セシリアは息を呑んだ。あの竜巻が去った後、なますのように切り刻まれ、人か肉塊かわからぬものと化したブライの死体が大地にころがっている。
彼女には、その光景がまざまざと見えた。
いますぐ、絶叫とともに木陰から飛び出したい。
その誘惑が、ひたひたとセシリアの精神を満たしていく。
だが――その瞬間は、訪れない。
「どうした、敵に背を向けて」
意外な声に、竜巻はふりかえった。
額から血を流しているものの、五体満足で立っているブライがいる。
「ば、ばかな!?」
ルゴルスが浮かべた驚愕は、尋常なものではなかった。
顎を開き、思わず戦闘態勢を解いてしまうほどの。
「いかなる魔術を用いたのか、このようなことはありえぬ!」
そのとき、ルゴルスは気付いたようだった。
ブライの背から、光が漏れているのを。
いや、正確には、鞘の内にある刀身が輝いているのだ。
「もしや、もしや、貴様も―――」
「奥の手を持っているのが自分だけだと、ゆめ思わぬことだ」
牙をむく虎のように、ブライが獰猛な笑みを浮かべた。
ブライの刀もまた、魔を宿していたのだ。
ほぼ表情というものが読み取れない、竜人のルゴルスであったが、その周章狼狽は傍目からも明らかだった。
「……まさかな。このような辺境の森で、魔法武具をもった戦士がふたりも立っているとは……」
夢のただなかにいるような、おぼつかない口調でルゴルスはつぶやく。
魔法の付与された武器というのは、それだけで希少価値がたかい。
呪文の詠唱無しで、武器から魔法が発動するのだ。
およそ剣士と名のつくもので、欲しないものは皆無であろう。
その便利さ、威力もさることながら、現在その技法は失われている点も、希少性に輪をかけている。
現代の魔道師は、新たに魔法の武器を作成できない。
つまり魔道具は損耗し、減る事はあっても増えることはないのだ。
手に出来るのは一部の特権階級のもの。あるいはトップクラスの収入をたたき出す、一流の傭兵などしか所有することはできない。
ただの傭兵ではない、と思っていたが、ブライも自分と同じ、ランクSの傭兵なのだろう。
傭兵ランク最高位の戦士が、ともに魔武具を持って邂逅する。
これはどういう運命のいたずらなのか。ルゴルスはすこし考えた。
(――しかし、結論のでる問いでもないな)
むしろ戦士として、魔武具どうしの戦いを経験できるのは僥倖。
そう結論づけた。
「……おもしろい。これで戦力はふたたび拮抗したわけか」
「さあな、そうとも限らん」
そのとおりだ―――とルゴルスは思った。
彼自身の、速度加速はすでに知られているが、彼はブライの付与されている魔術が何なのか、まだ把握できていないのだ。
しかし、推測することはできる。
まず武器に付与された魔術で多いのは当然ながら、武器そのものが強化されるものだ。
武器に火の能力、氷の能力などが加味されたり、破壊力を倍増させるものもある。
ついで多いのは身体強化系。
得物のもちぬしに加護をもたらすものだ。
ルゴルスの魔斧はこれにあたる。
ルゴルスは、ブライの魔武具の能力もこれだ、と確信していた。
でなければ、あの必殺の竜巻を受けて無事でいられるはずもない。
―――おそらくは、同じブースト系。
同じ速度で動けるなら、かわすのも難しくはないだろう。
「厄介なことになった、が……」
古代龍語でつぶやく。
つまるところ、条件は対等にもどった。
こうなれば―――技量―――互いの技術のみが勝負の決め手になるはずであった。
「こうして睨みあっても、勝負はつくまい」
ブライが半身の姿勢でいう。指先は柄頭に。
「まあな、ここまでの勝負になるとは、想像もつかなかった」
自嘲をふくんだ声でルゴルスは応える。
「想像力の欠如だな、直すべきだ」
「そうさせてもらおう。おまえを斬ったあとでな―――!」
―――またも、ルゴルスから動いた。
ふたたび、速度加速から旋回し、竜巻が出現した。
ブライはまちがいなく、竜巻に呑まれる前に動くだろう。
それだけの速度を持っているはずだ。
そこで―――。
手前。
斧を、突いた。
握りをぎりぎりまで下に持ちかえ、距離を伸ばす。
「ぬうっ」
身を沈め、これをかわすブライ。
すぐさま身をよじり、尻尾を鞭のように飛ばすルゴルス。
これを、ブライが跳躍してかわした。
―――ここだ。
尻尾がうなった。
―――かと思えば、両刃斧のすさまじい連続攻撃。
突く、薙ぐ、振りまわす。
当れば一撃で、骨まで粉砕してしまいそうな重い打撃である。
だが、ブライはいずれも紙一重でかわしている。
「ブライ、おまえはすごい男だ。人間という種族を、俺はどうやら甘く見ていたようだ。おまえのお陰で認識があらたまった」
「お役に立てて何よりだ」
ブライの見切りには、秘密があった。
かれは最初から、この怪物が尾を攻撃に用いると想定していたのだ。
ここまで歩きつつ、その尾の長さを観察していたのである。
剣闘において最も厄介なのは、相手の得物の距離が測れないということだ。
見切りをひとつ誤まれば、切断された骸となる。
ブライはルゴルスの腕のリーチも存分に観察している。移動の最中に、すでに勝負は始まっていたのだ。
逆にブライは、背に大刀を差したままマントを羽織っている。ルゴルスにその全貌を見せてはいない。
「おまえはここまでの短い間に、頭脳を縦横にめぐらし、必勝の策を練っていたのだな」
「買いかぶりだよ」
「そうは思わん。だから、俺も奥の手を出すことにした」
ルゴルスは、斧の柄をぐりっと回した。
斧からカチッという異質な音が鳴った――その直後、それはわずかに振動し――ほのかな燐光をはなちはじめた。
「―――これで、どうだ?」
ルゴルスの動きが明確に変わった。
重厚な地響きを立てていた足音が、軽快なものに変わる。
竜の末裔はまるで重量を失ったかのように、大地を滑走している。
両刃斧に秘められた魔術が発動したのだ。
彼の手にした得物は魔剣ならぬ、魔斧だったのだ。
「まだまだ、純粋な闘いを楽しみたくはあったが、こちらも必死でな」
「ふむ、 速度加速の加護のついた斧だったか」
「こうなっては、もはや万が一にもおまえに勝ち目はない」
ルゴルスは咆哮とともに突進した。
今までとは、比較にならぬ速度だった。
高速の斬撃が、雷光のようにブライを襲った。
わずかに見切りそこない、刃先がキモノをかすめた。
ブライは抜いていない。
いや、抜くいとますら与えてもらえなかったと言っていい。
ブライの刀は抜刀のさい、その刀身の長大さから、一瞬、上へのびあがるようにして抜かねばならない。
その隙を与えれば、どうなるか。
尻尾で両足を砕かれるか、斧で頭を叩き割られるか。
いずれにせよ、心楽しい未来はなさそうだ。そうセシリアには思えた。
(無理よあんなの。人の身で、どう相手にすれば……)
彼女の目には、もはやブライの勝ちは消滅したように見える。
鞭のようにしなる尻尾は、さらなる加速を生んだ。猛烈な砂埃が舞った。
竜の末裔はすさまじい勢いで旋回し、颶風となってブライを呑みこもうとしていた。
――――それは、まさに竜巻であった。
「―――――っ!!?」
周囲で様子を見ていた野盗も、木陰のセシリアも、圧倒されて息を呑んだ。
「おまえら、もう少し距離をとれ。下手すると巻き込まれちまう!」
野盗のリーダー、ボランがあわてて叫んだ。
周囲で見守っていた盗賊団は、戦慄とともに逃げ惑う。
「さて、そろそろ終幕といこうか。ブライよ」
「おしゃべりな竜だ。お袋にそのでかい口を縫ってもらえ」
心なしか、ブライの軽口も余裕がない。それも当然かもしれない。
もはやそれは、人間の反射神経でかわせる代物ではなかった。
「―――奈落へ消えろ」
竜巻が、ブライを包みこんだ。
セシリアは息を呑んだ。あの竜巻が去った後、なますのように切り刻まれ、人か肉塊かわからぬものと化したブライの死体が大地にころがっている。
彼女には、その光景がまざまざと見えた。
いますぐ、絶叫とともに木陰から飛び出したい。
その誘惑が、ひたひたとセシリアの精神を満たしていく。
だが――その瞬間は、訪れない。
「どうした、敵に背を向けて」
意外な声に、竜巻はふりかえった。
額から血を流しているものの、五体満足で立っているブライがいる。
「ば、ばかな!?」
ルゴルスが浮かべた驚愕は、尋常なものではなかった。
顎を開き、思わず戦闘態勢を解いてしまうほどの。
「いかなる魔術を用いたのか、このようなことはありえぬ!」
そのとき、ルゴルスは気付いたようだった。
ブライの背から、光が漏れているのを。
いや、正確には、鞘の内にある刀身が輝いているのだ。
「もしや、もしや、貴様も―――」
「奥の手を持っているのが自分だけだと、ゆめ思わぬことだ」
牙をむく虎のように、ブライが獰猛な笑みを浮かべた。
ブライの刀もまた、魔を宿していたのだ。
ほぼ表情というものが読み取れない、竜人のルゴルスであったが、その周章狼狽は傍目からも明らかだった。
「……まさかな。このような辺境の森で、魔法武具をもった戦士がふたりも立っているとは……」
夢のただなかにいるような、おぼつかない口調でルゴルスはつぶやく。
魔法の付与された武器というのは、それだけで希少価値がたかい。
呪文の詠唱無しで、武器から魔法が発動するのだ。
およそ剣士と名のつくもので、欲しないものは皆無であろう。
その便利さ、威力もさることながら、現在その技法は失われている点も、希少性に輪をかけている。
現代の魔道師は、新たに魔法の武器を作成できない。
つまり魔道具は損耗し、減る事はあっても増えることはないのだ。
手に出来るのは一部の特権階級のもの。あるいはトップクラスの収入をたたき出す、一流の傭兵などしか所有することはできない。
ただの傭兵ではない、と思っていたが、ブライも自分と同じ、ランクSの傭兵なのだろう。
傭兵ランク最高位の戦士が、ともに魔武具を持って邂逅する。
これはどういう運命のいたずらなのか。ルゴルスはすこし考えた。
(――しかし、結論のでる問いでもないな)
むしろ戦士として、魔武具どうしの戦いを経験できるのは僥倖。
そう結論づけた。
「……おもしろい。これで戦力はふたたび拮抗したわけか」
「さあな、そうとも限らん」
そのとおりだ―――とルゴルスは思った。
彼自身の、速度加速はすでに知られているが、彼はブライの付与されている魔術が何なのか、まだ把握できていないのだ。
しかし、推測することはできる。
まず武器に付与された魔術で多いのは当然ながら、武器そのものが強化されるものだ。
武器に火の能力、氷の能力などが加味されたり、破壊力を倍増させるものもある。
ついで多いのは身体強化系。
得物のもちぬしに加護をもたらすものだ。
ルゴルスの魔斧はこれにあたる。
ルゴルスは、ブライの魔武具の能力もこれだ、と確信していた。
でなければ、あの必殺の竜巻を受けて無事でいられるはずもない。
―――おそらくは、同じブースト系。
同じ速度で動けるなら、かわすのも難しくはないだろう。
「厄介なことになった、が……」
古代龍語でつぶやく。
つまるところ、条件は対等にもどった。
こうなれば―――技量―――互いの技術のみが勝負の決め手になるはずであった。
「こうして睨みあっても、勝負はつくまい」
ブライが半身の姿勢でいう。指先は柄頭に。
「まあな、ここまでの勝負になるとは、想像もつかなかった」
自嘲をふくんだ声でルゴルスは応える。
「想像力の欠如だな、直すべきだ」
「そうさせてもらおう。おまえを斬ったあとでな―――!」
―――またも、ルゴルスから動いた。
ふたたび、速度加速から旋回し、竜巻が出現した。
ブライはまちがいなく、竜巻に呑まれる前に動くだろう。
それだけの速度を持っているはずだ。
そこで―――。
手前。
斧を、突いた。
握りをぎりぎりまで下に持ちかえ、距離を伸ばす。
「ぬうっ」
身を沈め、これをかわすブライ。
すぐさま身をよじり、尻尾を鞭のように飛ばすルゴルス。
これを、ブライが跳躍してかわした。
―――ここだ。
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
追放された俺のスキル【整理整頓】が覚醒!もふもふフェンリルと訳あり令嬢と辺境で最強ギルドはじめます
黒崎隼人
ファンタジー
「お前の【整理整頓】なんてゴミスキル、もういらない」――勇者パーティーの雑用係だったカイは、ダンジョンの最深部で無一文で追放された。死を覚悟したその時、彼のスキルは真の能力に覚醒する。鑑定、無限収納、状態異常回復、スキル強化……森羅万象を“整理”するその力は、まさに規格外の万能チートだった! 呪われたもふもふ聖獣と、没落寸前の騎士令嬢。心優しき仲間と出会ったカイは、辺境の街で小さなギルド『クローゼット』を立ち上げる。一方、カイという“本当の勇者”を失ったパーティーは崩壊寸前に。これは、地味なスキル一つで世界を“整理整頓”していく、一人の青年の爽快成り上がり英雄譚!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる