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それはランクアップ出来ません。罰が当たりますよ!
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「あとは、珍しい職業を獲得してそれを活用するとかですかね。神官もランクを3まで上げると、村などで神官として働けます」
「え? そうなの?」
「はい。歩合制でお金と経験値を稼げます。戦闘が苦手な方にお勧めです」
「それを目指すわ!」
「でも一つ問題が……」
「問題って?」
「まだ村などが少ないので働ける場所が少ないんです。村にならないと募集しないので。あとジョブや信仰ランクによって優遇があって……」
なんですかそのリアルな仕様は……。うん? 信仰ランク?
「信仰ランクって?」
「要は、寄付の総額によってランクが上がっていくんです。あ、この寄付は、ランクアップ時の寄付なども含まれますので、神官を活用すると勝手にランクは上がっていく仕組みです」
いやそれ、私上がらないから。ランクアップ自分でしちゃってるし。
あ、でもそれもランクならスキルで上がるのかな?
「ねえ。その信仰ランクにもランクアップスキル使えるかな?」
「バチが当たりますよ! それにランクはリングで確認はできますが、触れられる物ではないので無理だと思います。ですからランクアップなどで寄付しないと、上げづらいですね。他で上げる方法となると、奉仕でしょうか。つまり仕事をこなす事でも上げられます」
結局そうなるのね。このランクアップスキルって確か一点物だったはず。基本皆、そうやって上がって行くのだから仕方がないよね。
信仰ランクを上げるのはあきらめよう。
「信仰ランクを上げるのは無理っぽいからあきらめるわ。取りあえず靴を上げて、魔法をあげて、最後に服を上げるわ」
「そうですね。今はそれがいいと思います」
シシリーの賛成も得て、私はそうする事にした。
早速木の陰に移動し、靴に触れながらスキルを唱える。
「ランクアップ!」
《神官の靴がランク2になりました》
無事に靴をランクアップできた。
しかし、いちいち神殿に戻るのが面倒だな……。モンスターも出ないみたいだしここで寝ようかな……。
「ねえ、ここで寝てもいいんだよね?」
「まあ、ここならモンスターも出ないと思いますが……。初めの内ですよ。こんな所で寝れるのは」
「はーい。うんじゃ、おやすみ」
私は寝袋を腰から外し、その中に入った。
SPが全回復すると寝袋はそのままに立ち上がり、手を胸に当て……
「あ、そうでした!」
唱えようとしていた私はビックと肩を震わせて、シシリーを見た。
「驚かさないでよ。どうしたの?」
「スキルなどの時は、何々をと付けて下さいね」
「そうなんだ。OK」
私は一度深呼吸してから唱えた。
「ファイヤーをランクアップ!」
《ファイヤーがランク2になりました》
私は寝袋の中に入り、回復を待つ。
いちいち戻らなくていいから楽だわ。
と、まったりしていると……
「おい、あんた……」
突然声が掛かった!
目の前に足が見え顔を上げるとそこには――剣士が立っていた!
「え? そうなの?」
「はい。歩合制でお金と経験値を稼げます。戦闘が苦手な方にお勧めです」
「それを目指すわ!」
「でも一つ問題が……」
「問題って?」
「まだ村などが少ないので働ける場所が少ないんです。村にならないと募集しないので。あとジョブや信仰ランクによって優遇があって……」
なんですかそのリアルな仕様は……。うん? 信仰ランク?
「信仰ランクって?」
「要は、寄付の総額によってランクが上がっていくんです。あ、この寄付は、ランクアップ時の寄付なども含まれますので、神官を活用すると勝手にランクは上がっていく仕組みです」
いやそれ、私上がらないから。ランクアップ自分でしちゃってるし。
あ、でもそれもランクならスキルで上がるのかな?
「ねえ。その信仰ランクにもランクアップスキル使えるかな?」
「バチが当たりますよ! それにランクはリングで確認はできますが、触れられる物ではないので無理だと思います。ですからランクアップなどで寄付しないと、上げづらいですね。他で上げる方法となると、奉仕でしょうか。つまり仕事をこなす事でも上げられます」
結局そうなるのね。このランクアップスキルって確か一点物だったはず。基本皆、そうやって上がって行くのだから仕方がないよね。
信仰ランクを上げるのはあきらめよう。
「信仰ランクを上げるのは無理っぽいからあきらめるわ。取りあえず靴を上げて、魔法をあげて、最後に服を上げるわ」
「そうですね。今はそれがいいと思います」
シシリーの賛成も得て、私はそうする事にした。
早速木の陰に移動し、靴に触れながらスキルを唱える。
「ランクアップ!」
《神官の靴がランク2になりました》
無事に靴をランクアップできた。
しかし、いちいち神殿に戻るのが面倒だな……。モンスターも出ないみたいだしここで寝ようかな……。
「ねえ、ここで寝てもいいんだよね?」
「まあ、ここならモンスターも出ないと思いますが……。初めの内ですよ。こんな所で寝れるのは」
「はーい。うんじゃ、おやすみ」
私は寝袋を腰から外し、その中に入った。
SPが全回復すると寝袋はそのままに立ち上がり、手を胸に当て……
「あ、そうでした!」
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「驚かさないでよ。どうしたの?」
「スキルなどの時は、何々をと付けて下さいね」
「そうなんだ。OK」
私は一度深呼吸してから唱えた。
「ファイヤーをランクアップ!」
《ファイヤーがランク2になりました》
私は寝袋の中に入り、回復を待つ。
いちいち戻らなくていいから楽だわ。
と、まったりしていると……
「おい、あんた……」
突然声が掛かった!
目の前に足が見え顔を上げるとそこには――剣士が立っていた!
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