ランクアップ!~枕が誘(いざな)う夢の世界で……

すみ 小桜(sumitan)

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私の目標は

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 「なつめを村に連れて来たのは、知れ渡ってるみたいなんだ。まあまだ、神官なんてそうそういないからな。で、俺が防御が凄いのもチーム組んだ事ある奴らは知っているから、二人で行動していても怪しまれない」

 「確かにねぇ」


 ミチルの言葉に、シシリーは頷く。
 そっか。普通は歌もそんなに上がってないのが普通なのよね。どうやったのかって時に、シシリーの事がばれちゃうって事か。
 この際、もうばらしてもいいかなって思うけど。


 「ねえ、隠すよりオープンにしたらダメなものなの?」

 「なつめがいいなら俺は構わないけど? ただ基本的に、攻撃力はないわけだからソロじゃ戦闘できないだろう? コアの配分の仕方って、トドメを刺した奴が貰う事が支流なんだ。だからコアは、貰えない事が多いぞ。まあ、必要ないみたいだけどな」


 確かにミチルが言う様に、コアは必要ないけど。仕事するのには、必ずチームで挑まないと私には五つ葉集めぐらいしか出来ないって事よね?
 どうしたらいいんだろう?


 「そうね。ミチルが言う様に、一人では無理なのよね。サブも攻撃系は魔法使い以外ないし」

 「え? ないの?」

 「今は、まだないわね。最初に言ったでしょ。神官は、サポート役だって。冒険者向きでもないって。そういう事よ。でも、装備の中に魔法を反射するのとかあるし、それを装備すれば間接的に攻撃出来る事にはなるけどね」


 本当にサポートしか出来ないんだ!
 シシリーが言った装備だって、売っているわけじゃないからどこかで手に入れないといけないものでしょう? 簡単じゃないわよね?


 「ようは、なつめがどんな風にこのゲームを楽しみたいかだろう?」

 「楽しみ方?」

 「例えば、ランク戦上位を目指すのが目的のものもいれば、コレクター、つまり珍しい物をあつめたり、役に立たないけど珍しいサブを取得するのを目的にしたり」

 「そうね。シークレットサブもあるからね。サブって色んな条件で、獲得出来たりするし、この世界のメインでもあるからね! 見た目を変えられるようになるわよ。サブコーデ実装!」

 「おぉ!! そうなのか!」

 「そりゃそうよ。これだけサブを獲得するのだからあってもいいでしょう?」

 「………」


 なんか、話がそれていってる気がするんだけど?
 でもそっか。ただ戦闘するだけじゃないもんね。
 初めは、戦闘をしたくないから生活系選んじゃったけど、強い人と組めばそこまで苦でもないかな。
 うーん。私の目的かぁ。


 「ねえ、ミチルの目的って何?」

 「俺? ずっと先になるけど、エルフ王に認められると自分の村を持てるようになるんだ。勿論、一から造るんだけどな」

 「え? そんなのもあるんだ!」

 「あったわね。そういうのも。まあミチルが村を造ったらそこで働かせてもらったら? って、ずっと先でしょうけど」

 「あ、うん……」


 村をカスタマイズかぁ。
 そうえいば、そういうゲームもあるのよね? 村じゃなくて国とか造るゲーム。そういう要素もあるんだ。

 あ、そうだ!
 前にシシリーが言っていた地図作りするっていうのもありかな?
 ミチルと一緒なら出来そうな気がする。


 「ねえ! 地図作りするっていうのは? 言われた時は無理だと思ったけど、ミチルとなら世界周れそう?」

 「あら、大きく出たわね。そうね。地図として起こすのは製作者のサブが必要だけど、マップ自体は、歩き回っていれば完成されるからね。OKよ。やりましょう! 世界めぐり!」

 「村から連れ出した時からは、想像出来ない発言だな! よし! じゃ、世界巡りして名を高めるとするか!」


 なんか、大きく出すぎたかな?
 でも何か出来そうな気がする。
 もうミチルにばれるからって、ランク上げをこそこそしなくていいみたいだし。


 《後五分で離脱します》


 「あ! 後、五分だって!」

 「じゃ村に戻るか」

 「うん」


 私達は、走って村に戻った。


 「もし、先にINしても村から出るなよ」

 「うん」


 《離脱まで後60秒……》


 「あ、後一分。また、明日ね。シシリー、ミチル」

 「おう!」

 「待ってるわよ」


 《離脱まで後30秒……》


 「うん」


 こうして私は、二人に見送られてこの世界から離脱した――。
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