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第四章 立場逆転!?眷属に弟子入り!
第三一話
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連続で蹴りを入れてきたり、パンチも繰り出してくる。ナックルは外しているようだ。俺はさっきから地面に手をついてばかりだ。つまり食らいまくり!
回復するのが大変なぐらいだ。こんなに必死なのは、あの魔法茶イベント以来かも。
「もう、そこまでにしませんか?」
その声にダイガルは、ピタッと止まった。
「ピピか? ……そうか。これはあなたの提案か。では、休憩にしよう」
ピピって普通にも話せたんだ。従えたら話せなくなったのかと思っていた。
「ありがとうございました!」
俺がダイガルに頭を下げると、彼はうむっと頷いた。
『MP切れです』
『ありがとう、ピピ。必死過ぎてMPまで気が回らなかった』
流石に疲れた感があるな。凝視していたからか目も疲れた。
俺はダイガルを送還して少し休む事にした。
「ダイガル師匠、街に戻る事にしたので、一度送還します」
「わかった」
ダイガルは頷いた。
「ありがとうございました。では! ダイガルを送還!」
ダイガルは、スッと消えて行った。送還にはHPもMPも必要ない。
「さて、街に戻って食堂だな」
見れば、満腹度が半分を切っている。
俺はワープ分MPが戻るとそれでタード街に戻り、その足で食堂に向かいパスタを食べた。
考えてみると、ダイガルもチートだよな!
って、召喚した魔族の方が俺より強いよな。確かに凄い役に立つけど、立場的に恥ずかしいし虚しい。
よし! 頑張ってせめて、攻撃をかわせるようにならないとな!
まずはどれくらいになったか、確認してみよう!
『これ食べ終わったら、MP回復がてらオオカミンのクエスト受けて、実践してみる事にする』
『承知しました』
一〇分後、冒険者ギルドでオオカミン一二体、報酬一,二九六Tのクエストを受け、双子の丘に向かった。
エンカウントすると俺は、オオカミンに向かって行った。刀は右手だけに装備している。
向かって来るオオカミンを切り付け、攻撃をかわし切り付ける。
今までただ動かず攻撃していたが、今は攻撃をかわしつつ攻撃を入れる事が出来ている。敵の数が多いので、全てをかわす事は出来てはいながいが、ダイガルに教えて貰う前と後では、雲泥の差だ!
こんなに効果が出るなんて! ピピの言う通りダイガルに指導してもらってよかった! 二人に感謝だな!
今までの半分ほどの時間でオオカミンを倒す事が出来た。
俺、凄い成長したよな!
これなら防御チートを誤魔化せる。勇者だと思わせる程のチートはやばいからな。
それにやっぱり、回避して食わらずに戦闘する方が、嬉しいというかストレスがないよな。カッコいいし……。
俺はオオカミン全て倒し、ルンルンでタード街に戻って報酬を受け取った。
そして、まだHPもMPも回復しきっていなかったので、回復魔法をかけた後、座ってMPを回復させる為、一五分ほど休憩する事にした。
休憩後、ワープでリリタの森に向かう。周りに人気がないのを確認して召喚する。
「ダイガルを召喚!」
目の前にダイガルが召喚された。
「もう休憩はいいのか?」
「はい! またお願いします」
俺は、右手に刀を装備する。
「その武器以外持っているか? ナイフぐらいの長さがいいんだが」
「あ、はい。イベントで手に入れた最初のやつなら」
俺は冒険者になる時に手に入れたナイフを左手に出した。
「ではそのままそれは左手に装備し、その刀は私に貸して頂こう」
そう言うと、ダイガルは右手を出した。
俺がナイフでダイガルが刀でやり合うのか?
取りあえず言われた通り、刀をダイガルに渡す。
「これからこの刀で攻撃をするから、そのナイフで受け止めろ」
「左手で?」
「そうだ」
ダイガルは頷く。
マジか。こんな短いので受け止めるのかよ!
「行くぞ!」
「え! あ、はい!」
最初に振り下ろした攻撃は受け止められたものの、次の攻撃はもろに食らった!
HPはなんと、四〇%近く削られている!
刀の補正があったとしても一五だ! おかしいだろう!
「なんでこんなに増えるんだ!」
『ダイガルには、剣と刀を装備した時に補正が入ります。その為攻撃力が上がります! 気を抜かない様に!』
それはちょっとズル過ぎはしませんか! 俺は心の中で叫んだ!
「回復魔法!」
HPは全回復する。
これ連続で受けたらやばいだろう。
俺は必死に受け止めるも体がダイガルのスピードについて行かない為、次の攻撃を受けてしまう。
攻撃を受け、回復を繰り返す。もう攻撃を受けたら無意識のうちに回復と口にしているぐらいだ。
「これぐらいか」
ダイガルはそう言って、攻撃をやめた。
「MPが回復したらまた修行だ」
「はい……。ありがとうございました」
俺は頭を下げた。
いつの間にかMP切れになっていた。回復と言っても回復していなかったようだ。
俺はダイガルを送還して、タード街に戻った。そして、噴水の前に座って回復を待つ。
『だいぶ防げるようになっておりますよ。最初の頃からみたら別人です!』
『ありがとう、ピピ。二人のお蔭だよ。レベルがただ上がるより嬉しい』
それが俺の素直な気持ちだ。レベルが上がっていけば、普通の戦闘では、攻撃を受けてもダメは入らないだろう。きっとそれぐらい、魔王補正で強くなっていく。
けど俺は、かわす方を選ぶ。その方が楽しいさ! って本当の理由は、カッコいいからさ。そうだ、もっと上達してみんなを驚かそう。今まで下手過ぎたから凄く驚くだろうな。
こんな事で胸を躍らせるなんて、始めた事からは想像もつかなかった。戦闘で瀕死にならないように、チート過ぎてバレるんじゃないか。戦闘する度に不安だったのに……。
早く回復しないかな。
戦闘するのが、待ち遠しくなるなんてな! 本当に修行前には考えられなかった――。
回復するのが大変なぐらいだ。こんなに必死なのは、あの魔法茶イベント以来かも。
「もう、そこまでにしませんか?」
その声にダイガルは、ピタッと止まった。
「ピピか? ……そうか。これはあなたの提案か。では、休憩にしよう」
ピピって普通にも話せたんだ。従えたら話せなくなったのかと思っていた。
「ありがとうございました!」
俺がダイガルに頭を下げると、彼はうむっと頷いた。
『MP切れです』
『ありがとう、ピピ。必死過ぎてMPまで気が回らなかった』
流石に疲れた感があるな。凝視していたからか目も疲れた。
俺はダイガルを送還して少し休む事にした。
「ダイガル師匠、街に戻る事にしたので、一度送還します」
「わかった」
ダイガルは頷いた。
「ありがとうございました。では! ダイガルを送還!」
ダイガルは、スッと消えて行った。送還にはHPもMPも必要ない。
「さて、街に戻って食堂だな」
見れば、満腹度が半分を切っている。
俺はワープ分MPが戻るとそれでタード街に戻り、その足で食堂に向かいパスタを食べた。
考えてみると、ダイガルもチートだよな!
って、召喚した魔族の方が俺より強いよな。確かに凄い役に立つけど、立場的に恥ずかしいし虚しい。
よし! 頑張ってせめて、攻撃をかわせるようにならないとな!
まずはどれくらいになったか、確認してみよう!
『これ食べ終わったら、MP回復がてらオオカミンのクエスト受けて、実践してみる事にする』
『承知しました』
一〇分後、冒険者ギルドでオオカミン一二体、報酬一,二九六Tのクエストを受け、双子の丘に向かった。
エンカウントすると俺は、オオカミンに向かって行った。刀は右手だけに装備している。
向かって来るオオカミンを切り付け、攻撃をかわし切り付ける。
今までただ動かず攻撃していたが、今は攻撃をかわしつつ攻撃を入れる事が出来ている。敵の数が多いので、全てをかわす事は出来てはいながいが、ダイガルに教えて貰う前と後では、雲泥の差だ!
こんなに効果が出るなんて! ピピの言う通りダイガルに指導してもらってよかった! 二人に感謝だな!
今までの半分ほどの時間でオオカミンを倒す事が出来た。
俺、凄い成長したよな!
これなら防御チートを誤魔化せる。勇者だと思わせる程のチートはやばいからな。
それにやっぱり、回避して食わらずに戦闘する方が、嬉しいというかストレスがないよな。カッコいいし……。
俺はオオカミン全て倒し、ルンルンでタード街に戻って報酬を受け取った。
そして、まだHPもMPも回復しきっていなかったので、回復魔法をかけた後、座ってMPを回復させる為、一五分ほど休憩する事にした。
休憩後、ワープでリリタの森に向かう。周りに人気がないのを確認して召喚する。
「ダイガルを召喚!」
目の前にダイガルが召喚された。
「もう休憩はいいのか?」
「はい! またお願いします」
俺は、右手に刀を装備する。
「その武器以外持っているか? ナイフぐらいの長さがいいんだが」
「あ、はい。イベントで手に入れた最初のやつなら」
俺は冒険者になる時に手に入れたナイフを左手に出した。
「ではそのままそれは左手に装備し、その刀は私に貸して頂こう」
そう言うと、ダイガルは右手を出した。
俺がナイフでダイガルが刀でやり合うのか?
取りあえず言われた通り、刀をダイガルに渡す。
「これからこの刀で攻撃をするから、そのナイフで受け止めろ」
「左手で?」
「そうだ」
ダイガルは頷く。
マジか。こんな短いので受け止めるのかよ!
「行くぞ!」
「え! あ、はい!」
最初に振り下ろした攻撃は受け止められたものの、次の攻撃はもろに食らった!
HPはなんと、四〇%近く削られている!
刀の補正があったとしても一五だ! おかしいだろう!
「なんでこんなに増えるんだ!」
『ダイガルには、剣と刀を装備した時に補正が入ります。その為攻撃力が上がります! 気を抜かない様に!』
それはちょっとズル過ぎはしませんか! 俺は心の中で叫んだ!
「回復魔法!」
HPは全回復する。
これ連続で受けたらやばいだろう。
俺は必死に受け止めるも体がダイガルのスピードについて行かない為、次の攻撃を受けてしまう。
攻撃を受け、回復を繰り返す。もう攻撃を受けたら無意識のうちに回復と口にしているぐらいだ。
「これぐらいか」
ダイガルはそう言って、攻撃をやめた。
「MPが回復したらまた修行だ」
「はい……。ありがとうございました」
俺は頭を下げた。
いつの間にかMP切れになっていた。回復と言っても回復していなかったようだ。
俺はダイガルを送還して、タード街に戻った。そして、噴水の前に座って回復を待つ。
『だいぶ防げるようになっておりますよ。最初の頃からみたら別人です!』
『ありがとう、ピピ。二人のお蔭だよ。レベルがただ上がるより嬉しい』
それが俺の素直な気持ちだ。レベルが上がっていけば、普通の戦闘では、攻撃を受けてもダメは入らないだろう。きっとそれぐらい、魔王補正で強くなっていく。
けど俺は、かわす方を選ぶ。その方が楽しいさ! って本当の理由は、カッコいいからさ。そうだ、もっと上達してみんなを驚かそう。今まで下手過ぎたから凄く驚くだろうな。
こんな事で胸を躍らせるなんて、始めた事からは想像もつかなかった。戦闘で瀕死にならないように、チート過ぎてバレるんじゃないか。戦闘する度に不安だったのに……。
早く回復しないかな。
戦闘するのが、待ち遠しくなるなんてな! 本当に修行前には考えられなかった――。
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