【完結】モンスターに好かれるテイマーの僕は、チュトラリーになる!

すみ 小桜(sumitan)

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◇136◇興味を引いた仕事

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 「ごめん。クテュール」

 「え……」

 「俺、ここに来て自分じゃ何も出来なくて、それなのに君はちゃんと仕事していて、何かイライラしていたみたい。八つ当たりした。ごめん……」

 「あ、うん」

 そっか。今までは、心配しなくても仕事があった。だから焦ったんだ。
 僕もジーンがいなかったら森の奥に行けなかったから採取できるのは、自力で行ける範囲になる。そうしたら知識があったって、採取に行けてない。
 何となく、ずるしているみたいな気分。

 「クテュールの言う通り、明日は自分で出来そうな仕事探してみるよ」

 「うん。僕も一緒に探すよ」

 僕達は、明日の予定を決め寝る事にした。
 でも寝坊しないように気を張ると寝れないもんだ。
 うーん。今度は窓ありの部屋がいいかも。朝になれば明るくなるから寝坊はなくなる。



 ――きて。

 「クテュール、起きて!」

 うん? 何か揺さぶられていると思ったらイラーノが僕を起こしていた。

 「ふぁ。おはよう……」

 「ここで、パンを食べてから出よう」

 ボーっとしながらも、僕は頷く。
 昨日は、寝れなくてきっと朝方寝ちゃったんだ。眠い……。

 「リュック開けてパン出していい?」

 「うん……」

 そうだった。採取したのもそのままだ。

 「はい」

 「ありがとう」

 僕はパクッとパンにかぶりついて驚いた!
 新鮮なままだ。一日たったと思えないほど柔らかい。

 「保存袋って凄いね」

 イラーノも驚いた様で、もうパンが入っていない保存袋マジマジと見て、パクッとパンにかぶりついていた。
 朝食を済ませた僕達は、宿を出て冒険者ギルドに向かう。
 まずは、イラーノ仕事探しから。

 建物内に入り早速探す。
 ☆3だと、力仕事系が多い。要は雑用。簡単だけど体力が持つかな? って感じ。
 なので☆4も見てみる。
 特定の魔法持ち募集が多い。

 うん? 錬金術のお手伝い!?
 僕は、そのボードを手に取った。
 そう言えば、錬金術についても知りたいと思っていたんだった。
 裏の詳細を見てみると、『ヒール』が出来ればなおよいと書いてある!

 「イラーノこれ!」

 「何? いいのあった?」

 僕はイラーノに見せた。

 「え? 錬金術?」

 「ヒールがあるといいだって!」

 「あ、本当だ!」

 何故か歩合制って書いてあるけど、☆4だからお金もいいはず。

 「僕さ。錬金術に興味があったんだよね。もし行くならどんなのか教えてほしいかな。なんて」

 「だったら一緒に行かない?」

 そう言って、イラーノはボードを指差した。そこには、募集人数一人から二人となっていた。人数を書いてあるボードなんてあったんだ。
 僕は、行くと頷いた。

 「これ、お願いします」

 「あぁ。イラーノさん。今日はそれかい? ここかぁ。結構癖のある人だけど大丈夫かい?」

 「癖?」

 「まあ、何と言うか、変わった人? 実験大好きでね……。それに歩合制だから、役にたったと思われないと、最低賃金しか貰えないよ」

 「最低賃金って?」

 「マドラーユさんは、3,000Zだね。それでいいかい?」

 「はい。あの二人で受けたいんですけど」

 「あぁ。なるほどね。そっちの子は、薬草ソムリエになりたいんだっけ? まあ、錬金術も興味あるか」

 錬金術って薬草ソムリエと関係あるものなの?

 「錬金術って僕にも出来ますか?」

 「もしかして知らないのか。薬剤師になるのには、君が目指している薬草ソムリエを取得する事と、調合の試験をパスして調合のスキル取得すると、薬剤師のジョブが取得できる。錬金術師のジョブは、この調合のスキルが元から備わっている者にしかなれない」

 「「え!」」

 僕達は、驚きの声を上げた。
 調合のスキルって、元から持っている人もいたんだ。

 「同じ調合だけど、質が違うんだ。取得する調合のスキルは、薬草を使って調合し薬を作る事ができる事を示す物。最初から能力として持っているスキルは、道具さえあれば、何でも作れる。まあ調合と言うより創作に近いかな。薬草ソムリエを取得してジョブとして名乗れる様にする意味は、薬草の知識を持ち合わせないで作業すると、毒の物などもあって危険だからだ」

 なるほど。
 錬金術は、生まれ持った素質があってなれるジョブなんだ。鑑定師と一緒みたいなもんか。
 あの水をろ過出来るアイテムは、便利そうだったから錬金術を習いたいと思ったけど、僕には無理なのか……。

 「で、話は戻すが二人で仕事を受けるのだな?」

 「「はい」」

 「では、手を通して」

 言われた通り、手を通し登録を完了させる。

 「これが地図。街の東側は錬金術の棟だから」

 僕達は、渡された地図でマドラーユさんの所に向かった。
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