156 / 245
◆153◆本当の性能
しおりを挟む
強くなるといっても剣術は、僕は才能ないようだし。
あ、そうだ。ルイユに聞いたら何かいい案が出るかもしれない。一応足したら凄い年月を生きているんだから、知識は豊富のはずだ。
「ねえ、ルイユ。僕自身も強くなりたいんだ。何かアドバイスない?」
「そうですね。イラーノがかぶっている帽子を作ったのは主様ですよね?」
「うん」
「でしたら装備品で補うと言うのはどうでしょうか」
「あぁ。そうしたいんだけど、僕達は鑑定持ってないからどんなのが付いているかわからないし、付けたいと思った能力がついているわけじゃないみたいなんだよね」
「おや、イラーノは性能を知らずにあの帽子をかぶっているのですか?」
「これ被ると、モンスターの言葉がわかるようになる帽子だったんだ。体験してわかったよ」
ルイユの質問に、イラーノが答えた。
「少し違いますね。それは、潜在能力を引き出す帽子です。イラーノは、エルフの血を継いでいるので、モンスターの言葉がわかるようになっただけでしょう」
「そうだったの!?」
イラーノは驚いて言うと、帽子を手に取りマジマジと見つめる。
「ルイユって、鑑定が出来るの?」
「主様が作った物は、わかるのです。後は、簡単なマジックアイテムなら鑑定できます」
簡単って……基準がわからないけどそれなら作って鑑定してもらう手もあるかも!
「優秀なお友達だね」
イラーノが、僕に振り向き言った。僕は頷く。
「ねえ。ルイユ達に作ったのって、どんな能力?」
「カモフラージュと能力低迷です。あれを付けていると、本来の力が発揮できません。戦闘能力が高い程、押えられる率が高くなる優れものです」
カモフラージュは、モンスターじゃなく動物に見えちゃうって事だろうけど、能力低迷は、優れものなの? マイナス効果だよね?
あ、だから外して戦ったのか。
「主様は、ちゃんと作られていると思われますが? 試しに付けたい効果を願いながら作成してみては如何でしょう? 能力範囲内なら付加されると思われます」
「え? そうなの? でもいざそう言われると、何がいいのかわからないな……」
「たぶんですが、魔法の類でも出来ると思われます」
魔法! それは、魅力的だ。
ファイヤーは、森の中だと使えないから違うのかな? 風系は、ルイユが使えるみたいだからそれ以外で何かか。
「うん。作ってみる」
「何作るの?」
イラーノに聞かれるもさて何を作ろうかな。
「うーん」
「別に私達に作ったような物でも宜しいのでは?」
「あ、そっか。じゃ、ミサンガ作ろうかな?」
「上手くいったら俺にもお願い!」
「うん」
イラーノのお願いに僕は頷いた。
ルイユ用に買った布が余っているので、それで作る事にする。
「さっそく始めちゃうんだね」
イラーノがぼそりと呟く。それに頷いて作り始めた。
作り方は、ルイユ達に作ったのと一緒。ただ色は一色にする。うまくいくようだったら、色んな効果が付いたのを作りたい。色でわかるようにすれば、外したり付けたりできる。
まずは茶色の布で作ってみた。
あっという間に出来る。
願ったのは、電撃みたいな魔法。さて、どうなったかな?
「ルイユ。これどんな効力あるの?」
「早いわね。そうね、サンダーバインド。これは、痺れさせて動けなくする魔法ね」
「おぉ。バインドってあれだよね。動けないするやつ」
イラーノに言われて、ナットスさんを思い出した。ナットスさんは、ウィンドバインドだったけど使い勝手が良さそうだ。
願った種類の魔法になったみたいだし、ルイユの言う通りかも。
「あ、そうだ。これってどうやって使うの?」
「装備した方の手を掛ける相手に向けて、サンダーバインドと言えばいいかと」
「なるほど。ありがとう」
「一つ伝えておきますが、相手に魔力があれば相手の魔力を吸収し、電撃を与え続ける事が出来る、最上ランクのサンダーバインドです」
「え!? そんなのもついているの?」
「はい。相手が魔法を使うならかなり有効な魔法です」
作る時に、オスダルスさんとボールウィンツさんに対抗できる魔法がいいなと思ったからかな?
でも間違った相手にかけちゃったら大変だよねこれ……。
「あ、あのさ。もし万が一掛ける相手を間違えちゃった場合は、キャンセル出来る?」
「普通はありません。そうですね。不安ならそういうのも作っておいたら宜しいのでは?」
「あ、なるほど」
そういうのも作れるもんなんだ。
「いやぁ。クテュールって本当に凄いなぁ。それもう錬金術だよね?」
「うん? そうだね!」
僕、錬金術師みたいなもんなんだ。調合じゃなくて裁縫でだけどね。
次は白色で作る事にした。
ルイユに出会ってよかった。自分の能力が生かせる。
僕は、ウキウキして裁縫を楽しんだ。
あ、そうだ。ルイユに聞いたら何かいい案が出るかもしれない。一応足したら凄い年月を生きているんだから、知識は豊富のはずだ。
「ねえ、ルイユ。僕自身も強くなりたいんだ。何かアドバイスない?」
「そうですね。イラーノがかぶっている帽子を作ったのは主様ですよね?」
「うん」
「でしたら装備品で補うと言うのはどうでしょうか」
「あぁ。そうしたいんだけど、僕達は鑑定持ってないからどんなのが付いているかわからないし、付けたいと思った能力がついているわけじゃないみたいなんだよね」
「おや、イラーノは性能を知らずにあの帽子をかぶっているのですか?」
「これ被ると、モンスターの言葉がわかるようになる帽子だったんだ。体験してわかったよ」
ルイユの質問に、イラーノが答えた。
「少し違いますね。それは、潜在能力を引き出す帽子です。イラーノは、エルフの血を継いでいるので、モンスターの言葉がわかるようになっただけでしょう」
「そうだったの!?」
イラーノは驚いて言うと、帽子を手に取りマジマジと見つめる。
「ルイユって、鑑定が出来るの?」
「主様が作った物は、わかるのです。後は、簡単なマジックアイテムなら鑑定できます」
簡単って……基準がわからないけどそれなら作って鑑定してもらう手もあるかも!
「優秀なお友達だね」
イラーノが、僕に振り向き言った。僕は頷く。
「ねえ。ルイユ達に作ったのって、どんな能力?」
「カモフラージュと能力低迷です。あれを付けていると、本来の力が発揮できません。戦闘能力が高い程、押えられる率が高くなる優れものです」
カモフラージュは、モンスターじゃなく動物に見えちゃうって事だろうけど、能力低迷は、優れものなの? マイナス効果だよね?
あ、だから外して戦ったのか。
「主様は、ちゃんと作られていると思われますが? 試しに付けたい効果を願いながら作成してみては如何でしょう? 能力範囲内なら付加されると思われます」
「え? そうなの? でもいざそう言われると、何がいいのかわからないな……」
「たぶんですが、魔法の類でも出来ると思われます」
魔法! それは、魅力的だ。
ファイヤーは、森の中だと使えないから違うのかな? 風系は、ルイユが使えるみたいだからそれ以外で何かか。
「うん。作ってみる」
「何作るの?」
イラーノに聞かれるもさて何を作ろうかな。
「うーん」
「別に私達に作ったような物でも宜しいのでは?」
「あ、そっか。じゃ、ミサンガ作ろうかな?」
「上手くいったら俺にもお願い!」
「うん」
イラーノのお願いに僕は頷いた。
ルイユ用に買った布が余っているので、それで作る事にする。
「さっそく始めちゃうんだね」
イラーノがぼそりと呟く。それに頷いて作り始めた。
作り方は、ルイユ達に作ったのと一緒。ただ色は一色にする。うまくいくようだったら、色んな効果が付いたのを作りたい。色でわかるようにすれば、外したり付けたりできる。
まずは茶色の布で作ってみた。
あっという間に出来る。
願ったのは、電撃みたいな魔法。さて、どうなったかな?
「ルイユ。これどんな効力あるの?」
「早いわね。そうね、サンダーバインド。これは、痺れさせて動けなくする魔法ね」
「おぉ。バインドってあれだよね。動けないするやつ」
イラーノに言われて、ナットスさんを思い出した。ナットスさんは、ウィンドバインドだったけど使い勝手が良さそうだ。
願った種類の魔法になったみたいだし、ルイユの言う通りかも。
「あ、そうだ。これってどうやって使うの?」
「装備した方の手を掛ける相手に向けて、サンダーバインドと言えばいいかと」
「なるほど。ありがとう」
「一つ伝えておきますが、相手に魔力があれば相手の魔力を吸収し、電撃を与え続ける事が出来る、最上ランクのサンダーバインドです」
「え!? そんなのもついているの?」
「はい。相手が魔法を使うならかなり有効な魔法です」
作る時に、オスダルスさんとボールウィンツさんに対抗できる魔法がいいなと思ったからかな?
でも間違った相手にかけちゃったら大変だよねこれ……。
「あ、あのさ。もし万が一掛ける相手を間違えちゃった場合は、キャンセル出来る?」
「普通はありません。そうですね。不安ならそういうのも作っておいたら宜しいのでは?」
「あ、なるほど」
そういうのも作れるもんなんだ。
「いやぁ。クテュールって本当に凄いなぁ。それもう錬金術だよね?」
「うん? そうだね!」
僕、錬金術師みたいなもんなんだ。調合じゃなくて裁縫でだけどね。
次は白色で作る事にした。
ルイユに出会ってよかった。自分の能力が生かせる。
僕は、ウキウキして裁縫を楽しんだ。
1
あなたにおすすめの小説
荷物持ちを追放したら、酷い目にあった件について。
しばたろう
ファンタジー
無能だと思い込み、荷物持ちのレンジャーを追放した戦士アレクス。
しかし――
彼が切り捨てた仲間こそが、
実はパーティを陰で支えていたレアスキル持ちだった。
事実に気づいた時にはもう遅い。
道に迷い、魔獣に襲われ、些細な任務すらまともにこなせない。
“荷物持ちがいなくなった瞬間”から、
アレクスの日常は静かに崩壊していく。
短絡的な判断で、かけがえのない存在を手放した戦士。
そんな彼と再び肩を並べることになったのは――
美しいのに中二が暴走する魔法使い
ノー天気で鈍感な僧侶
そして天性の才を秘めた愛くるしい弟子レンジャー
かつての仲間たちと共に、アレクスはもう一度歩き出す。
自らの愚かさと向き合い、後悔し、懺悔し、それでも進むために。
これは、
“間違いを犯した男が、仲間と共に再び立ち上がる”
再生の物語である。
《小説家になろうにも投稿しています》
帰って来た勇者、現代の世界を引っ掻きまわす
黄昏人
ファンタジー
ハヤトは15歳、中学3年生の時に異世界に召喚され、7年の苦労の後、22歳にて魔族と魔王を滅ぼして日本に帰還した。帰還の際には、莫大な財宝を持たされ、さらに身につけた魔法を始めとする能力も保持できたが、マナの濃度の低い地球における能力は限定的なものであった。しかし、それでも圧倒的な体力と戦闘能力、限定的とは言え魔法能力は現代日本を、いや世界を大きく動かすのであった。
4年前に書いたものをリライトして載せてみます。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
能力『ゴミ箱』と言われ追放された僕はゴミ捨て町から自由に暮らすことにしました
御峰。
ファンタジー
十歳の時、貰えるギフトで能力『ゴミ箱』を授かったので、名門ハイリンス家から追放された僕は、ゴミの集まる町、ヴァレンに捨てられる。
でも本当に良かった!毎日勉強ばっかだった家より、このヴァレン町で僕は自由に生きるんだ!
これは、ゴミ扱いされる能力を授かった僕が、ゴミ捨て町から幸せを掴む為、成り上がる物語だ――――。
レンタル従魔始めました!
よっしぃ
ファンタジー
「従魔のレンタルはじめました!」
僕の名前はロキュス・エルメリンス。10歳の時に教会で祝福を受け、【テイム】と言うスキルを得ました。
そのまま【テイマー】と言うジョブに。
最初の内はテイムできる魔物・魔獣は1体のみ。
それも比較的無害と言われる小さなスライム(大きなスライムは凶悪過ぎてSランク指定)ぐらいしかテイムできず、レベルの低いうちは、役立たずランキングで常に一桁の常連のジョブです。
そんな僕がどうやって従魔のレンタルを始めたか、ですか?
そのうち分かりますよ、そのうち・・・・
我が家に子犬がやって来た!
もも野はち助
ファンタジー
【あらすじ】ラテール伯爵家の令嬢フィリアナは、仕事で帰宅できない父の状況に不満を抱きながら、自身の6歳の誕生日を迎えていた。すると、遅くに帰宅した父が白黒でフワフワな毛をした足の太い子犬を連れ帰る。子犬の飼い主はある高貴な人物らしいが、訳あってラテール家で面倒を見る事になったそうだ。その子犬を自身の誕生日プレゼントだと勘違いしたフィリアナは、兄ロアルドと取り合いながら、可愛がり始める。子犬はすでに名前が決まっており『アルス』といった。
アルスは当初かなり周囲の人間を警戒していたのだが、フィリアナとロアルドが甲斐甲斐しく世話をする事で、すぐに二人と打ち解ける。
だがそんな子犬のアルスには、ある重大な秘密があって……。
この話は、子犬と戯れながら巻き込まれ成長をしていく兄妹の物語。
※全102話で完結済。
★『小説家になろう』でも読めます★
修学旅行に行くはずが異世界に着いた。〜三種のお買い物スキルで仲間と共に〜
長船凪
ファンタジー
修学旅行へ行く為に荷物を持って、バスの来る学校のグラウンドへ向かう途中、三人の高校生はコンビニに寄った。
コンビニから出た先は、見知らぬ場所、森の中だった。
ここから生き残る為、サバイバルと旅が始まる。
実際の所、そこは異世界だった。
勇者召喚の余波を受けて、異世界へ転移してしまった彼等は、お買い物スキルを得た。
奏が食品。コウタが金物。紗耶香が化粧品。という、三人種類の違うショップスキルを得た。
特殊なお買い物スキルを使い商品を仕入れ、料理を作り、現地の人達と交流し、商人や狩りなどをしながら、少しずつ、異世界に順応しつつ生きていく、三人の物語。
実は時間差クラス転移で、他のクラスメイトも勇者召喚により、異世界に転移していた。
主人公 高校2年 高遠 奏 呼び名 カナデっち。奏。
クラスメイトのギャル 水木 紗耶香 呼び名 サヤ。 紗耶香ちゃん。水木さん。
主人公の幼馴染 片桐 浩太 呼び名 コウタ コータ君
(なろうでも別名義で公開)
タイトル微妙に変更しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる