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◆187◆僕がチュトラリー
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僕は街から出るもつけられている気配はない。つけられているかもしれないけど。
相手には、女性に見えているはずだ。
村にいる間に僕が作った外套で、女性見える効果がある。
だからマドラーユさんだと思っているはずだ。
そして、僕が着ていた外套にも細工を施してある。僕に見える様にフードの周りを縫った。フードを被っている限り、僕だと思うはずだ。
ルイユも抱っこしているし、ばれないと思う。
後は、作戦がうまく行けばルイユと落ち合える。
二人は、ルイユを森に放し、その足で住宅街に行ったはず。
だからルイユは、森で先に待っている。
『主様。ご無事でよかった』
少し森の奥に行った所で、ルイユに出会えた。
「上手くいったみたいだね」
『えぇ。追っ手もいないようです』
上手く騙せたって事だね。よかった。
僕は、ルイユを抱き上げる。
僕達は、森の中を凄い速さで駆け抜けて行く。勿論、ルイユの力で僕は浮いている。
万が一を考えて、森の奥で浮く事にした。まあ、この速さで移動する所を見られたら同じ事だとは思うけどね。
『浮上します』
そうルイユが言うと、スーッと上空へ上がっていく。
やっぱりマントの方がいいかも! た、高い……。
ルイユは、真っ直ぐとエルフの森へと飛んでいく。
そして、ジュダーノさんが居た場所ら辺に下りた。
「本当に来たのだな」
「お邪魔します」
僕が本当に来て、カゲイケセさんは驚いた様に言った。
その場の言い逃れの言葉かもと思っていたのかもしれない。
「協力してくれたのだし、やれる事はやってみます」
「我々は、イラーノを殺そうとしたのだぞ? 君にも危害を加えようとしたのにか?」
「そうですけど。僕は、争いたくないんです。エルフともモンスターとも」
「ありがとう。そのもう一つだけ、お願いがあるのだが。ジュダーノが候補者で、それを拒否し君がチュトラリーになったのを言わないでほしいのだ」
「どういう意味ですか?」
「最初から選ばれていたのが君だったって事にしてほしい。ばれれば我々は、同族に殺されるだろう」
僕は驚いた。
イラーノを殺してまで、ジュダーノさんをチュトラリーにしようとしたのは、もしかしたら殺されない為だったのかもしれない。
『減っては困るのではありませんか?』
「我々が死んだ所で困りはしないだろう。私達は、裏切者になるからな」
「本当に申し訳ない」
ジュダーノさんは、カゲイケセさん達に謝った。
「大丈夫です。僕にはそう言うのは関係ありませんから。僕が、チュトラリーになった。それ以外に伝える事はありません」
「ありがとう。助かる」
三人は、僕に頭を下げる。
「やめてください。それよりあまり時間がないので、エルフがいる場所を教えて欲しいんですけど」
「そうだったな。ここからずっと南に大きな湖がある森があって、その湖に浮かぶ島にいるはずだ。島は結界が張られている為に、人間達は島がある事自体気づいていないはずだ。我々は、そこの出身だ。まずは、そこを訪ねてみるといい」
「わかりました」
「ただ、もしかしたらオスダルス達は、君達より着くのが遅いかもしれない。身を隠しながら移動しているはずだからな」
「はい。大丈夫です。僕達も監視がついているみたいなので、暫くは普通に移動しようと思っています」
僕は、そう答えた。
オスダルスさんには、マドラーユさんに貰ったマジックアイテムを渡した。目立たなくなるペンダントだ。
ないよりはマシだろうと渡したが一個しかないので、結局は目立たない様に移動しているのだろう。
「クテュール。イラーノは元気だろうか?」
「はい。今度は一緒に来ます」
僕の言葉に三人は驚いた顔を見せた。
「ありがとう、楽しみにしているよ」
ジュダーノさんの言葉に僕は頷く。
「じゃ僕は戻ります」
僕達は、来た時と同様に宙に浮いて戻る。
そして、街の近くの所でルイユと別れマドラーユさんの家へと戻った。
20分程して、ルイユを連れて二人は戻って来た。
「ありがとうございます。助かりました」
「いいえ。ちゃんと会えた?」
「はい。おかげ様で。色々聞く事ができました」
「そう。それはよかったわ」
そう言いながら僕の外套を返してくれた。
でも、ジーッとイラーノを見ている。
「ねえ、イラーノくん。私があげたペンダントはどうしたの? 身に着けていないわよね?」
「え!?」
無理やりくれた物だったけど、別に害があるものでもない。首に下げるだけの物だ。しかもくれた本人の所に来るのだから普通はつけてくる。あればだけど……。
イラーノが、回答に困って黙り込む。
聞かれると思っていなかったから返す言葉が思いつかないんだと思う。
どうしよう。
相手には、女性に見えているはずだ。
村にいる間に僕が作った外套で、女性見える効果がある。
だからマドラーユさんだと思っているはずだ。
そして、僕が着ていた外套にも細工を施してある。僕に見える様にフードの周りを縫った。フードを被っている限り、僕だと思うはずだ。
ルイユも抱っこしているし、ばれないと思う。
後は、作戦がうまく行けばルイユと落ち合える。
二人は、ルイユを森に放し、その足で住宅街に行ったはず。
だからルイユは、森で先に待っている。
『主様。ご無事でよかった』
少し森の奥に行った所で、ルイユに出会えた。
「上手くいったみたいだね」
『えぇ。追っ手もいないようです』
上手く騙せたって事だね。よかった。
僕は、ルイユを抱き上げる。
僕達は、森の中を凄い速さで駆け抜けて行く。勿論、ルイユの力で僕は浮いている。
万が一を考えて、森の奥で浮く事にした。まあ、この速さで移動する所を見られたら同じ事だとは思うけどね。
『浮上します』
そうルイユが言うと、スーッと上空へ上がっていく。
やっぱりマントの方がいいかも! た、高い……。
ルイユは、真っ直ぐとエルフの森へと飛んでいく。
そして、ジュダーノさんが居た場所ら辺に下りた。
「本当に来たのだな」
「お邪魔します」
僕が本当に来て、カゲイケセさんは驚いた様に言った。
その場の言い逃れの言葉かもと思っていたのかもしれない。
「協力してくれたのだし、やれる事はやってみます」
「我々は、イラーノを殺そうとしたのだぞ? 君にも危害を加えようとしたのにか?」
「そうですけど。僕は、争いたくないんです。エルフともモンスターとも」
「ありがとう。そのもう一つだけ、お願いがあるのだが。ジュダーノが候補者で、それを拒否し君がチュトラリーになったのを言わないでほしいのだ」
「どういう意味ですか?」
「最初から選ばれていたのが君だったって事にしてほしい。ばれれば我々は、同族に殺されるだろう」
僕は驚いた。
イラーノを殺してまで、ジュダーノさんをチュトラリーにしようとしたのは、もしかしたら殺されない為だったのかもしれない。
『減っては困るのではありませんか?』
「我々が死んだ所で困りはしないだろう。私達は、裏切者になるからな」
「本当に申し訳ない」
ジュダーノさんは、カゲイケセさん達に謝った。
「大丈夫です。僕にはそう言うのは関係ありませんから。僕が、チュトラリーになった。それ以外に伝える事はありません」
「ありがとう。助かる」
三人は、僕に頭を下げる。
「やめてください。それよりあまり時間がないので、エルフがいる場所を教えて欲しいんですけど」
「そうだったな。ここからずっと南に大きな湖がある森があって、その湖に浮かぶ島にいるはずだ。島は結界が張られている為に、人間達は島がある事自体気づいていないはずだ。我々は、そこの出身だ。まずは、そこを訪ねてみるといい」
「わかりました」
「ただ、もしかしたらオスダルス達は、君達より着くのが遅いかもしれない。身を隠しながら移動しているはずだからな」
「はい。大丈夫です。僕達も監視がついているみたいなので、暫くは普通に移動しようと思っています」
僕は、そう答えた。
オスダルスさんには、マドラーユさんに貰ったマジックアイテムを渡した。目立たなくなるペンダントだ。
ないよりはマシだろうと渡したが一個しかないので、結局は目立たない様に移動しているのだろう。
「クテュール。イラーノは元気だろうか?」
「はい。今度は一緒に来ます」
僕の言葉に三人は驚いた顔を見せた。
「ありがとう、楽しみにしているよ」
ジュダーノさんの言葉に僕は頷く。
「じゃ僕は戻ります」
僕達は、来た時と同様に宙に浮いて戻る。
そして、街の近くの所でルイユと別れマドラーユさんの家へと戻った。
20分程して、ルイユを連れて二人は戻って来た。
「ありがとうございます。助かりました」
「いいえ。ちゃんと会えた?」
「はい。おかげ様で。色々聞く事ができました」
「そう。それはよかったわ」
そう言いながら僕の外套を返してくれた。
でも、ジーッとイラーノを見ている。
「ねえ、イラーノくん。私があげたペンダントはどうしたの? 身に着けていないわよね?」
「え!?」
無理やりくれた物だったけど、別に害があるものでもない。首に下げるだけの物だ。しかもくれた本人の所に来るのだから普通はつけてくる。あればだけど……。
イラーノが、回答に困って黙り込む。
聞かれると思っていなかったから返す言葉が思いつかないんだと思う。
どうしよう。
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