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魔王との邂逅編
人を呪わば穴二つ
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上北高校は4階建て、しかも本棟の他に二棟、三棟があるというかなり規模の大きい学校だ。生徒から凄まじい金額を搾取してなければ、こんな高校を建てることなどできないが、そこはやはり私立進学校である。大金はたいてでもここに入れたい親御さんは腐るほどいて、この学校の規模はドンドン大きくなっている。怖いねー教育って。さてそんなアホみたいにデカい我が高校だが、生徒会室は本棟の3階に存在する。
「生徒会室に入ることってないからちょっと緊張しちゃうね。」
「そんなに凄いところじゃないけどな。どことも変わりないただの部屋だ。」
宏美と宏美の友達が生徒会室前でくっちゃべる。そしてそれを後ろから無言で眺める俺とイリナ。最高に気まずい。部屋に入るならさっさと入ってくれ………俺とイリナで会話が弾むわけないだろ。ほら後ろを振り返ってみろよ、死んでるだろうが雰囲気が。俺達に無難な話題を提供してくれ。
「すまん遅れた!用事があったんだ!」
30秒後、宏美が生徒会室に入り続けて俺達も教室に入る。
「2人して遅れるなんてデートでもして………転校生ですか?」
中で仕事をしていたメガネの男の子、翔石飛也君が驚いた顔でイリナを見ていた。驚いている驚いている。そりゃあそうだ、こんな美人な子がいきなり来たら目ん玉飛び出すわ。まぁ、俺の方がもっと驚いたけどね。ここにイリナが転入してくるって分かった時なんか、500回ぐらい「死んだわ………。」って独り言してたぐらいだし。
「ああ、イリナちゃんって言うんだ!学校を案内してたら遅れちゃってさー。許してくれ!」
「案内してたのなら仕方ないですね。こっちも今日はそこまで忙しくなかったですし。」
宏美はドンドン進んでいき、いつも自身が座っている席に座ると鞄を放り投げた。そしてイリナ達は応接用のソファに座り、俺は生徒会長用の席に座る。応接用のソファは出入り口に1番近く、反対に生徒会長の席は1番遠い。これでなんとかイリナから距離を置けたってわけだ、ようやく生きた心地がする。しかしホッとしたのも束の間、俺が自分の席で縮こまるように座っているのを見た翔石君が、眉をひそめた。
「…………珍しく会長がうるさくないですね。なんかやらかしたんですか?」
「…………人見知りが発動したダケダヨ。」
「うそくさっ。」
こればっかりは許してくれよぉ。俺と同じ状況になったら誰だって無言になるって。
翔石君は一年生で生徒会の書記をやっている。身長160cmぐらいの小柄で、黒色の髪、メガネ。外見だけで人を判断するのは良くないとわかってはいるのだが、勉強しかしてなそうな見た目である。実際彼は1年生で1番の学力をもち、勉強以外の知識も豊富であることから[上北高校の知識王]と呼ばれている。このトップクラスの進学校で、上級生を追い越してそう呼ばれるというのはとても凄いことだ。
「そういえば雪ちゃんと鈴音ちゃんはどうしたん?休み?」
「彼女達は用事があると、仕事が終わり次第さっさと帰って行きましたよ。」
「そ、それはすまん………」
「2人とも帰ったのさっきですし、全然気にしてないですよ。」
今名前が出てきた2人を合わせて生徒会は5人しかいない。本当はもうちょっといたんだけど、色々と訳があってね………俺は自分のPCの電源をつけるとデスクトップに保存してあるゲームで遊ぶ。2Dスクロールの探索型のアクションゲーム。なんかのゲーム実況で見て、面白そうだと思ってダウンロードしてから一回も遊んでない。…………絶対に起動することはないと思ってたのに、不思議なもんだなぁ。
「それにしても本当に喋らないですね。なんかあったんですか?」
「さぁ?………まさかイリナちゃんに恋でもしちゃったかぁ?」
「それはない。それだけは死んでも絶対にない。」
俺は言い切ると、また無言に戻った。
「…………本当に大丈夫ですか?」
「ダメだと思う。」
宏美と翔石君のコソコソ話が続く。うーむ、嫌な空気だ。俺がその空気を作り出しているとはいえ気まずいものだ。いっそ俺だけ帰るか?………そっちの方が後々まずいよなぁ。どうしたもんかなぁ。
「そ、そういえば生徒会って具体的にどんなことをしてるんですか?」
しかしナイスだ、この空気をどうにかしようとイリナが質問をする。
「ん?んーー………そこは生徒会長に言ってもらわないとなぁ。」
そして宏美の満面の笑み。ここで拒否したら殺されるな…………
「大雑把に言うと生徒会はこの学校の職務の遂行を目的としている。」
俺はPCの電源を落としイリナに向き直った。久しぶりにイリナと目があった気がする。
「学校内の職務の一部を遂行する権利を理事長と校長から得て色々とするわけだ。事務処理、学校行事の計画運営進行…………想像よりも多岐にわたるが、俺の考え的には、[生徒の学園生活を円滑にすること]が1番大切だと思っている。……………まとめると、[学校の何でも屋]だ。」
「ひゅーーっ。いつもと違って真面目に答えてるぅ。」
「いつもだって真面目だろ?俺はこう見えて仕事熱心なんだ。」
「僕達に仕事押し付けて、コーヒー牛乳飲みながら漫画を読んでる人間の発言じゃないですよそれ。」
俺は席から立ち上がると、宏美と翔石君の近くに行き肩を組み、小さな声でつぶやく。
「クラスメイトがいるのにそういう情報言うなよ。ただですらクラスでの俺の立場弱いのに、ここでマイナス情報を言ったらさらに悪くなるだろ。」
「安心しろよ、ここから下がることはない。」
「最低って意味!?今俺ってかなり最低なラインにいるの!?」
「イリナちゃんに対する扱いがクソだったから、お前の評価最悪だぞ。…………まさか無自覚だった?」
うわやっば………ここからどうにかして評価を上げないと。
「…………いや、あれよ?コーヒー牛乳飲んで漫画読んでようと、やる時はやる男なわけよ。わかる?生徒会長だからね俺。そりゃあカッコいい所がないとこんな大層な役職になれないよ。」
「あーーカッコいいところ見てみたいなぁ。今年に入ってからそんなの一回も見たことないなぁ。」
宏美は椅子に深く腰掛けながら回転する。
「会長が生徒会長になれたのも、宏美さんがその席を譲って推薦したからでしょ。自の力じゃあ生徒会の役員にすらなれてないですよ、おこがましいですね。」
「ここに俺の味方っていないの?」
やばいな、俺のメッキが凄まじい勢いで禿げていく。なんとかクラスメイトには弁解しなくては………
「いや、宏美ちゃんのおかげだってみんな知ってるから気にしなくていいよ。」
宏美の友達にそんなことを言われ、イリナの方を見ると頷いた。うむ、確かに俺の評価は最低ラインみたいだ。納得!
「今日だって学校の案内をやったのは私だしぃ?クラスでイリナちゃんに話振って友達作りやすくしたのも私だしぃ?お昼休みに一緒にご飯食べてあげたのも私ぃ。…………どう思うよ、狩虎、これ。」
「…………やっぱ凄いなぁ宏美は!きっと将来すごい大物になるんだろうなぁ!一生ついて行きます!」
「そういう話じゃねぇよ。お前の不甲斐なさを聞いてんだよ。」
やっべぇなぁ………久しぶりに宏美がガチギレしてる。いつぶりだろう。
「確かにお前は、基本的に他人には我関せずで生きてるよ。そこに関しては私は特に言わない。無関心も大切な人との接し方だからな。ただ人を不快にさせたり傷つけるのは話が違うだろ?お前そう言うの大っ嫌いじゃないか、自分がやってることが最低だってよく分かってるだろ。」
「…………すみませんでした。」
わかっちゃいる、わかっちゃあいるんだ。ただ今回ばかりは………俺が吹っ切れるわけにはいかないじゃないか。
「まぁまぁ宏美さん。会長だって反省してると思いますよ。一応頭いいんですから。」
そして入る翔石君のフォロー。こういう空気でもちゃんとフォローできるってんだから、良い人間だよなぁ翔石君。同調して人を責めるのではなく間をとりもつことができるってのは、理性が働いている証拠だ。
「………私ももう怒ってませんよ。」
イリナがようやく口を開いた。
「確かに彼が私にしたことは、私を不快にさせ傷つけるようなことでしたけれど………私にも責任があったのは間違いないです。その点に関してはすみませんでした、私も宏美さんの言葉を聞くまで気づけませんでした。」
「ど、どうしたイリナちゃん。イリナちゃんは悪くないよ、狩虎はこの学校を知り尽くしている言わば先輩格なわけだろ?そいつが不甲斐ないことしてたんだ、イリナちゃんが謝る必要は一切ない。」
「いえいえ、いいんです。先輩後輩関係なく、人として自身の非を認めたいんです。」
凛とした風格で話し続けるイリナ。そこには知性と品位が備わっていて、人として美しいなと思った。
「これからはちゃんと、学校では仲良くしていきましょう。………ね、ミフィー君。」
「………イリナ。」
俺とイリナは見つめ合う。
「学校では?」「ん?ミフィー君?」「イリナ?」
そして互いに墓穴を掘ったことを理解した俺は、生徒会室から逃げ出そうとしたところを宏美に拘束されて尋問された。
「生徒会室に入ることってないからちょっと緊張しちゃうね。」
「そんなに凄いところじゃないけどな。どことも変わりないただの部屋だ。」
宏美と宏美の友達が生徒会室前でくっちゃべる。そしてそれを後ろから無言で眺める俺とイリナ。最高に気まずい。部屋に入るならさっさと入ってくれ………俺とイリナで会話が弾むわけないだろ。ほら後ろを振り返ってみろよ、死んでるだろうが雰囲気が。俺達に無難な話題を提供してくれ。
「すまん遅れた!用事があったんだ!」
30秒後、宏美が生徒会室に入り続けて俺達も教室に入る。
「2人して遅れるなんてデートでもして………転校生ですか?」
中で仕事をしていたメガネの男の子、翔石飛也君が驚いた顔でイリナを見ていた。驚いている驚いている。そりゃあそうだ、こんな美人な子がいきなり来たら目ん玉飛び出すわ。まぁ、俺の方がもっと驚いたけどね。ここにイリナが転入してくるって分かった時なんか、500回ぐらい「死んだわ………。」って独り言してたぐらいだし。
「ああ、イリナちゃんって言うんだ!学校を案内してたら遅れちゃってさー。許してくれ!」
「案内してたのなら仕方ないですね。こっちも今日はそこまで忙しくなかったですし。」
宏美はドンドン進んでいき、いつも自身が座っている席に座ると鞄を放り投げた。そしてイリナ達は応接用のソファに座り、俺は生徒会長用の席に座る。応接用のソファは出入り口に1番近く、反対に生徒会長の席は1番遠い。これでなんとかイリナから距離を置けたってわけだ、ようやく生きた心地がする。しかしホッとしたのも束の間、俺が自分の席で縮こまるように座っているのを見た翔石君が、眉をひそめた。
「…………珍しく会長がうるさくないですね。なんかやらかしたんですか?」
「…………人見知りが発動したダケダヨ。」
「うそくさっ。」
こればっかりは許してくれよぉ。俺と同じ状況になったら誰だって無言になるって。
翔石君は一年生で生徒会の書記をやっている。身長160cmぐらいの小柄で、黒色の髪、メガネ。外見だけで人を判断するのは良くないとわかってはいるのだが、勉強しかしてなそうな見た目である。実際彼は1年生で1番の学力をもち、勉強以外の知識も豊富であることから[上北高校の知識王]と呼ばれている。このトップクラスの進学校で、上級生を追い越してそう呼ばれるというのはとても凄いことだ。
「そういえば雪ちゃんと鈴音ちゃんはどうしたん?休み?」
「彼女達は用事があると、仕事が終わり次第さっさと帰って行きましたよ。」
「そ、それはすまん………」
「2人とも帰ったのさっきですし、全然気にしてないですよ。」
今名前が出てきた2人を合わせて生徒会は5人しかいない。本当はもうちょっといたんだけど、色々と訳があってね………俺は自分のPCの電源をつけるとデスクトップに保存してあるゲームで遊ぶ。2Dスクロールの探索型のアクションゲーム。なんかのゲーム実況で見て、面白そうだと思ってダウンロードしてから一回も遊んでない。…………絶対に起動することはないと思ってたのに、不思議なもんだなぁ。
「それにしても本当に喋らないですね。なんかあったんですか?」
「さぁ?………まさかイリナちゃんに恋でもしちゃったかぁ?」
「それはない。それだけは死んでも絶対にない。」
俺は言い切ると、また無言に戻った。
「…………本当に大丈夫ですか?」
「ダメだと思う。」
宏美と翔石君のコソコソ話が続く。うーむ、嫌な空気だ。俺がその空気を作り出しているとはいえ気まずいものだ。いっそ俺だけ帰るか?………そっちの方が後々まずいよなぁ。どうしたもんかなぁ。
「そ、そういえば生徒会って具体的にどんなことをしてるんですか?」
しかしナイスだ、この空気をどうにかしようとイリナが質問をする。
「ん?んーー………そこは生徒会長に言ってもらわないとなぁ。」
そして宏美の満面の笑み。ここで拒否したら殺されるな…………
「大雑把に言うと生徒会はこの学校の職務の遂行を目的としている。」
俺はPCの電源を落としイリナに向き直った。久しぶりにイリナと目があった気がする。
「学校内の職務の一部を遂行する権利を理事長と校長から得て色々とするわけだ。事務処理、学校行事の計画運営進行…………想像よりも多岐にわたるが、俺の考え的には、[生徒の学園生活を円滑にすること]が1番大切だと思っている。……………まとめると、[学校の何でも屋]だ。」
「ひゅーーっ。いつもと違って真面目に答えてるぅ。」
「いつもだって真面目だろ?俺はこう見えて仕事熱心なんだ。」
「僕達に仕事押し付けて、コーヒー牛乳飲みながら漫画を読んでる人間の発言じゃないですよそれ。」
俺は席から立ち上がると、宏美と翔石君の近くに行き肩を組み、小さな声でつぶやく。
「クラスメイトがいるのにそういう情報言うなよ。ただですらクラスでの俺の立場弱いのに、ここでマイナス情報を言ったらさらに悪くなるだろ。」
「安心しろよ、ここから下がることはない。」
「最低って意味!?今俺ってかなり最低なラインにいるの!?」
「イリナちゃんに対する扱いがクソだったから、お前の評価最悪だぞ。…………まさか無自覚だった?」
うわやっば………ここからどうにかして評価を上げないと。
「…………いや、あれよ?コーヒー牛乳飲んで漫画読んでようと、やる時はやる男なわけよ。わかる?生徒会長だからね俺。そりゃあカッコいい所がないとこんな大層な役職になれないよ。」
「あーーカッコいいところ見てみたいなぁ。今年に入ってからそんなの一回も見たことないなぁ。」
宏美は椅子に深く腰掛けながら回転する。
「会長が生徒会長になれたのも、宏美さんがその席を譲って推薦したからでしょ。自の力じゃあ生徒会の役員にすらなれてないですよ、おこがましいですね。」
「ここに俺の味方っていないの?」
やばいな、俺のメッキが凄まじい勢いで禿げていく。なんとかクラスメイトには弁解しなくては………
「いや、宏美ちゃんのおかげだってみんな知ってるから気にしなくていいよ。」
宏美の友達にそんなことを言われ、イリナの方を見ると頷いた。うむ、確かに俺の評価は最低ラインみたいだ。納得!
「今日だって学校の案内をやったのは私だしぃ?クラスでイリナちゃんに話振って友達作りやすくしたのも私だしぃ?お昼休みに一緒にご飯食べてあげたのも私ぃ。…………どう思うよ、狩虎、これ。」
「…………やっぱ凄いなぁ宏美は!きっと将来すごい大物になるんだろうなぁ!一生ついて行きます!」
「そういう話じゃねぇよ。お前の不甲斐なさを聞いてんだよ。」
やっべぇなぁ………久しぶりに宏美がガチギレしてる。いつぶりだろう。
「確かにお前は、基本的に他人には我関せずで生きてるよ。そこに関しては私は特に言わない。無関心も大切な人との接し方だからな。ただ人を不快にさせたり傷つけるのは話が違うだろ?お前そう言うの大っ嫌いじゃないか、自分がやってることが最低だってよく分かってるだろ。」
「…………すみませんでした。」
わかっちゃいる、わかっちゃあいるんだ。ただ今回ばかりは………俺が吹っ切れるわけにはいかないじゃないか。
「まぁまぁ宏美さん。会長だって反省してると思いますよ。一応頭いいんですから。」
そして入る翔石君のフォロー。こういう空気でもちゃんとフォローできるってんだから、良い人間だよなぁ翔石君。同調して人を責めるのではなく間をとりもつことができるってのは、理性が働いている証拠だ。
「………私ももう怒ってませんよ。」
イリナがようやく口を開いた。
「確かに彼が私にしたことは、私を不快にさせ傷つけるようなことでしたけれど………私にも責任があったのは間違いないです。その点に関してはすみませんでした、私も宏美さんの言葉を聞くまで気づけませんでした。」
「ど、どうしたイリナちゃん。イリナちゃんは悪くないよ、狩虎はこの学校を知り尽くしている言わば先輩格なわけだろ?そいつが不甲斐ないことしてたんだ、イリナちゃんが謝る必要は一切ない。」
「いえいえ、いいんです。先輩後輩関係なく、人として自身の非を認めたいんです。」
凛とした風格で話し続けるイリナ。そこには知性と品位が備わっていて、人として美しいなと思った。
「これからはちゃんと、学校では仲良くしていきましょう。………ね、ミフィー君。」
「………イリナ。」
俺とイリナは見つめ合う。
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